みのるチャチャチャ♪、御茶ノ水男子・おもしろ佐藤らがゲームマスターとして参加! YCC授業「コミュニケーション講義"人狼ゲーム"」
6月13日(水)、東京・神保町花月にてYCC(よしもとクリエイティブカレッジ)の授業「コミュニケーション講義"人狼ゲーム"」が行われ、ゲームマスターとしてみのるチャチャチャ♪、御茶ノ水男子・おもしろ佐藤、かたつむり・岡部秀範、佐々木ゆうた、モリス・山崎勇太が参加しました。
YCCとは、2008年によしもとが開校した、スタッフ養成を目的とした学校のこと。総合コースと構成作家コースに分かれ、約1年間さまざまな「モノづくり」にチャレンジできるカリキュラムで学ぶことで、実際の「モノづくり」の楽しさや難しさ、現場での持久力を養います。
4月に入学したばかりのYCCの生徒たちの親睦を深める意味合いと、この先どんな仕事をすることになったとしても必要となってくる「自己プレゼン能力」を養うため、今回のコミュニケーション講座が行われることとなりました。
"人狼ゲーム"の場を盛り上げるため、まずはスタッフが狼の遠吠えらしきものを発したり、それらしい音楽を流したりして、ムードを演出します。
続いて、この日のゲームマスターとなる5人の芸人が自己紹介をしたあと、簡単に"人狼ゲーム"がどんなゲームかを説明。
市民の中に紛れ込んでいる人狼を見つけ出し、追放するゲームであることや、市民の中には、ただの市民以外に「霊能者」や「占い師」等、人狼を見つけ出すヒントを出せる人物がいるので、そのヒントなどを頼りに全員が話し合って「誰が人狼なのか」を見つけ出すゲームであることを説明するゲームマスター代表・みのるチャチャチャ♪。
また、それぞれが自分の役職のカードを引き、自分以外は誰が何なのかがわからず、疑心暗鬼になりがちなこのゲームについて、「でも、どちらかというと、"人を疑うゲーム"ではなく、"自分を信用してもらうゲーム"だと思ってください」と話します。
どんなゲームかを全員がだいたい理解したところで、約50人いる生徒が5つのチームに分かれることに。まずは「人狼ゲームの経験者」と「未経験者」に分かれ、その後はゲームにちょうどいい人数(できるだけ11人or13人のチーム)になるようにチーム分けが行われました。
それぞれのチームに1人、ゲームマスターとなる芸人がつき、いよいよゲームがスタート。ゲームマスターというのは、簡単にいうとゲームの司会進行のような役目を担っており、特に初心者チームのゲームマスターは、ゲームがスムーズに進行するよう、随時補足説明を入れることも。
みのるチャチャチャ♪が担当したのは初心者チーム(9人)。まずはカードを裏返しに配り、それぞれの役職を確認します。人狼ゲームには昼のターンと夜のターンがあり、昼に話し合いをして、夜に追放が行われるのですが、まずは昼のターンからスタート。
「話し合ってください!」といきなり言われても、どうすればいいかわからず戸惑う生徒たちでしたが、まず1人が「私は市民です」と名乗ると、「私も」「僕も」とほぼ全員が市民を名乗ったため、一気に場が和やかな雰囲気に。
1チームに人狼は2人いるのですが、その2人は夜に相談して1人を殺すことができるため、霊能者や占い師は人狼に狙われないよう身分を明かさない方がいのですが、人狼に間違われてもいけないため、どうアピールすればいいのかわからない様子。
最初の話し合いでは、市民が追放され、さらに人狼に霊能者が殺されてしまいます。一気に7人に減ってしまったチームですが、追放されたり殺された人は自分の机ごと1歩下がり、ゲームの様子を見守ります。
続いての話し合いでは、一度目の話し合いからみんなをリードしてきた人狼役の女子が話し合いを引っ張りますが、逆に怪しいとされ、人狼だとバレてしまい、まんまと追放されるハメに。しかし、もう1人の人狼は狡猾に市民の中に紛れ込み、みんなと一緒になって「人狼はあいつだ!」と言うなど、保身に精を出したため怪しまれず、逆に大事な占い師が殺されてしまいます。
その後、すでに力のある人がいなくなった市民が疑心暗鬼になり、市民同士を追放したため、人狼チームの勝利となりました。
ゲームのあとは、ゲームを振り返って反省点やよかった点などを話し合う初心者チーム。まずは初心者だったため、複雑なそれぞれの役回りについてルールを把握していなかったこともあり、ゲームマスターがルールについて補足説明をしたり、役割を果たしきれていなかった人について、こうすればよかったんじゃない?とかこうするべきだったんだよ、などとアドバイスをしていました。
続けて2回、3回とゲームを重ねていく各チーム。初心者チームもだんだん慣れていき、2回目では騎士(誰か1人を指名して守ることができる)が2度も続けて市民を守り、人狼、狂人(市民に紛れ、人狼側から市民を混乱に追い込む役割)、人狼と追放&殺された結果、市民がストレートに勝利するという結果に。
また、3回目のゲームでは「人狼だ!」とみんなから言われた人狼役の女子が「この村はもう終わりだ! ボロボロだ!」などと捨てゼリフを吐いて笑いが起こるなど、チームのムードもどんどん和やかになっていきます。一方で、あまりにしゃべりすぎても、また逆にしゃべらなすぎても疑われるというゲームの難しさに直面したり、深く考えすぎて何も話せなくなったりする生徒の姿も見られました。
4回目のタイミングで、経験者チームと半数の人数を交代してゲームを始めることで、また雰囲気がガラッと変わる初心者チーム。ここでは、夜のターンで殺される人が決まるのに時間がかかっているから、人狼はまだ2人いる(相談して決めている)等の鋭い洞察力を見せる生徒も出てくるなど、ゲームに深みが出てきました。
気づけば2時間半近くがすぎており、時間となったため、いったん中断して総括を始める芸人たち。みのるチャチャチャ♪は、「最初に話した通り、このゲームは"人を疑うゲーム"ではなく、"自分を信用してもらうゲーム"。どうやったら自分を信じてもらえるか、みなさんいろいろと考えたことと思います。これから社会に出て、どんな仕事をすることになっても、人から信用を得ることは大事だから、そういったことをこのゲームから学んでもらえればいいなと思います」と話したあと、「では、まだ続きがやりたいという人は残ってやりましょう!」と促します。
続けて4~5回も同じゲームをしている生徒たちですが、やればやるほどコツがわかってきて面白くなるのか、帰ろうとする人は誰もおらず、ゲームは再開されていました。
芸人ともコミュニケーションをとりつつ、生徒同士も仲良くなれた今回のコミュニケーション講義。これからの生徒たちの勉強にもプラスに働くこと間違いなしの講義となったようでした。
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