おきなわ新喜劇の新作をお披露目!「沖縄空手」をテーマにドタバタを繰り広げる
7月15日(日)、沖縄・よしもと沖縄花月にて「土日祝特別公演」が開催され、芸人4組のネタのほか、おきなわ新喜劇の新作がお披露目されました。
前半のネタコーナーに登場したのは、初恋クロマニヨン、デニス、天竺鼠、藤崎マーケットの面々。初恋クロマニヨンは、3人のしゃべりが入り組む言葉あそびのような漫才を見せました。
2番手のデニスは、沖縄花月の劇場がある建物・とまりんについてのトークで客席を温めた後、高校生の植野が野球部にスカウトされる、というネタを披露しました。
続いては天竺鼠のふたり。天竺鼠のことを知らないという客席の男の子に、川原が「僕ら見て分かるとおり、双子の姉妹なんです」と堂々と自己紹介。「前髪切りすぎちゃって」「前髪切りすぎた、っていうのは女子のあるあるだよ」とたたみかけ、客席の笑いをつかみました。
ネタコーナーの最後の登場は藤崎マーケットです。軽快なラララライ体操で拍手が起こった後、トキが大好きだというテレビ番組「はじめてのおつかい」をテーマにしたネタで会場を沸かせました。
公演の後半は、沖縄独特の文化・歴史を笑いながら学べる、おきなわ新喜劇の新作が披露されました。今回は「琉球空手」をテーマに、笑いあり、波乱あり、人情味ありのストーリーを展開。会場を温かい空気で包みました。
先祖代々空手を受け継ぎ、道場を経営する空手家のメリアン(田仲メリアンさん)ですが、最近ではアメリカ人の生徒(ありんくりん・クリス)以外門下生が集まらず、道場は存続の危機に。そんななか、多くの弟子を抱えるライバルの空手家(譜久原明さん)、その弟子(ありんくりん・りゅうた)が、自分たちの門下に入るようメリアンに迫ります。窮地に立たされるメリアンですが、道場の存続をかけて、空手で勝負を挑みます。
そこに、真剣勝負をカメラに収めようとするリポーターのゴリセクシー(ガレッジセール・ゴリ)、テレビ番組ディレクター(空馬良樹)、カメラマン(仲地智子さん)がからみ、事態はさらににぎやかな展開へ。空手道場の向かいで沖縄そば屋を営む親子(福田加奈子さん、ガレッジセール・川田)が見守るなか、いよいよ勝負の日を迎える・・・という内容です。
演目の後は拍手に迎えられ、キャスト全員がステージに勢ぞろい。ゴリは客席の皆さんへ「あ、今セリフをかんだ、とか間違えた、とか思ったでしょ?あれね、全部台本通りなんです」と茶目っ気たっぷりに話し、会場も大笑い。初回上演でキャスト全員プレッシャーがあったと明かしつつ、さまざまな裏話をまじえ「ぜひまた見に来てください」と呼びかけ、この日の公演を締めくくりました。
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