NODA・MAP 第22回公演『贋作 桜の森の満開の下』制作発表記者会見
9月1日(土)~9月12日(水)まで東京芸術劇場プライハウスで行われているNODA・MAP第22回公演『贋作 桜の森の満開の下』に、藤井隆が赤名人役で出演しています。
本作は野田秀樹が坂口安吾の小説「夜長姫と耳男」「桜の森の満開の下」を下敷きに書き下ろした作品。1989年に初演されると瞬く間に演劇ファンの心を奪い、再演を重ねている人気作です。
藤井隆は弟子の耳男(妻夫木聡)に殺されてしまい鬼になってしまう赤名人を演じています。
ヒダ王(野田秀樹)の元、夜長姫(深津絵里)と早寝姫(門脇麦)を守る仏像を彫ることを命じられる耳男とマナコ(古田新太)、素性を語らない名人のオオアマ(天海祐希)。
物語は、オオアマの素性がカギを握り、それぞれの思いが交錯し、予想もつかない展開に。
人間に見えない存在の鬼たちも耳男らの行動に振り回されていきます。
鬼になってからは、エンマ(池田成志)とハンニャ(秋山菜津子)、マナコに殺害された青名人(大倉孝二)とともに、人間には見えない存在として人を狂わせようとします。
藤井は得意のキレのある動きで舞台を所狭しと駆け回ります。コミカルでダイナミックな演技で観客を笑いに包むことも。
エンマ、ハンニャ、青名人との言葉遊びやコンビネーション抜群の動きで観客を惹きつけます。
セットの豪華さやロープやモールを使った小道具を巧みに操るのも本作ならでは。
「みなさんに食らいついて、ご迷惑をおかけしないようにがんばろうと思っています」と制作発表会見で語っていた藤井は、小道具を操りながら鬼の世界を時に恐ろしく、そしてなによりも楽しく表現していました。
本作は、9月28日(金)~10月3日(水)にフランスでパリ公演が行われ、10月13日(土)から大阪・九州を回って、11月3日(土・祝)から再び東京で公演されます。全公演当日券があるので、NODA・MAPの世界を味わってください。
撮影:篠山紀信
【藤井隆】
NODA・MAP 第22回公演『贋作 桜の森の満開の下』
【東京公演】2018年9月1日(土)~9月12日(水) 東京芸術劇場プレイハウス
【大阪公演】2018年10月13日(土)~10月21日(日) 新歌舞伎座
【北九州公演】2018年10月25日(木)~10月29日(月) 北九州芸術劇場 大ホール
【東京公演】2018年11月3日(土・祝)~11月25日(日) 東京芸術劇場プレイハウス
【フランス・パリ公演】2018年9月28日(金)~10月3日(水) 国立シャイヨー劇場
作・演出:野田秀樹
出演:妻夫木聡、深津絵里、天海祐希、古田新太、秋山菜津子、大倉孝二、藤井隆、村岡希美、門脇麦、池田成志、銀粉蝶、野田秀樹
公式サイト:http://www.nodamap.com