麒麟・田村、ジャンポケ・おたけ&太田も参戦!新宿区×よしもと ワクワク!スポーツ体験プロジェクト「バスケットボール教室」~元日本代表選手が教える極意~
8月25日(土)、東京・新宿コズミックセンターにて「新宿区×よしもと ワクワク!スポーツ体験プロジェクト『バスケットボール教室』~元日本代表選手が教える極意~」が開催され、講師に元バスケットボール日本代表で、現在は東京八王子ビートレインズのヘッドコーチを務める石橋貴俊さんを迎え、麒麟・田村裕、ジャングルポケット・おたけ、ジャングルポケット・太田博久が参加しました。
「新宿区×よしもと ワクワク!スポーツ体験プロジェクト」は、楽しいスポーツ体験を通じて、新宿区民のみなさんに、より元気で健康になってもらおうというスポーツ体験イベント。この日は小学校1~6年生を対象に、バスケットボール教室が行われました。
この日のMCは麒麟・田村。まずはイベントを一緒に盛り上げてくれるおたけと太田を紹介します。小学生の頃、ミニバスケをやっていたというおたけは、バスケはやっていたもののビブスの付け方は習わなかったようで、ビブスを後前逆に付けていることをみんなからツッコまれ、子どもたちの笑いを誘います。
と、ここで、石橋さんと東京八王子ビートレインズの選手である亀崎光博選手と池田祐介選手の3人が登場! ここから、まずはトークショーがスタートするのですが、芸人たちより完全に頭1つ分以上も大きい石橋さんの登場に子どもたちも少し驚いた様子を見せます。すると田村が、「まずはみんなで石橋さんの身長を当てよう!」と提案。
さっそく元気よく手をあげた子どもが「170cm!」と言うと、おたけが「170cmは僕くらいですね」とヒントを出します。すると次に手を上げた子どもが少し考えて「......175cm?」と答えたため、芸人たちは「刻むね~(笑)!」とツッコみ、会場が一気になごやかな雰囲気に。結局、石橋さんの身長は2m10cmだということが明かされると、改めて子どもたちも「すご~い!」と驚いていました。
ここからまずはトークショーへ。現在、同じチームのコーチと選手という関係の石橋さんと亀崎選手&池田選手の2人ですが、そんな2人から見た石橋さんはどんなコーチですか?という質問に、亀崎選手は「普通、コーチにはなかなか言いにくいこともあるけど、石橋コーチはなんでも言いやすい」と、信頼関係で結ばれていることを明かします。
亀崎選手も池田選手もバスケの選手にしてはそこまで身長が高くないことに触れ、「バスケは高さのミスマッチなどを活かしてプレーすることができるので、身長が低いことはそんなにハンデではないし、低い人には低い人の戦い方がある」と話す石橋さん。とはいえ、石橋さん自身は「小6で165cm、中3で198cmあった」そうで、そこまで背が伸びた理由について、「ご飯を食べるとき、お茶代わりに牛乳を飲んでました」と告白します。
するとおたけが、「学生時代、バスケをやってる人って、"カッコいい"とか"モテる"っていうイメージがあったんですけど、正直モテましたか?」と質問。すると池田選手は「僕らの頃はサッカー選手の方がモテましたね~」と振り返りますが、亀崎選手はまんざらでもなさそうに「まぁ、そこそこ......」とニヤリ。石橋さんは「え、オレですか!? モテるわけないじゃないですか!」と言い、会場の子どもたちを笑わせていました。
また、小学生のうちからやっておいた方がいいトレーニングはあるかと聞かれると、石橋さんは「コーディネーショントレーニングはぜひやってもらいたいですね」と即答。コーディネーショントレーニングとは、自分の体を思ったように動かすトレーニングのことで、簡単なようでやってみると意外と難しいんだそう。ただ、このトレーニングをすることで技術をいち早く習得できるので、バスケによらず、どんなスポーツにもいいトレーニングだと話します。
最後に、プロになりたい子どもたちへのアドバイスを求められた石橋さんは、「『ムリ~』って言わないこと。先生やコーチにやるように言われたことに、すぐ『ムリ~』という子がいるが、先生もコーチも無理なことは言っていないはず。できるできないではなく、まずはチャレンジしてみることが大事なんです。だからみなさんも、先生やコーチから言われたことに『ムリ~』って言わないで、チャレンジしていきましょう!」と温かいアドバイスを送り、トークショーは終了。
10分間の休憩をはさみ、続いてはいよいよバスケットボール教室です!
とはいえ、10分間の休憩時間中、おたけはなぜか控え室に戻らず、子どもたちを引き連れて体育館内をグルグルと走りながらウォーミングアップを担当。「新宿~、ファイト!オー!ファイト!オー!」と、かけ声もサマになっています。休憩が終わり、アスリートや芸人たちが体育館に戻ってくると、「あ、あっためときましたんで」と、どこか得意げなおたけでした。
ここからは石橋コーチがみんなを指導。まずは2人1組になって、足ジャンケンをします。ジャンケンで勝った方は気をつけの姿勢を取り、負けた人は勝った人の周りを走ります。一瞬で自分がどっちの行動を取るべきなのかを考え、瞬時に行動するという反射神経の訓練にもなる足ジャンケン。
続いて、同じく足ジャンケンをするのですが、勝った人はそのままのポーズ、負けた人は、自分が出したジャンケンのポーズのまま、同じく勝った人の周りを一周します。
足ジャンケンのあとは、いよいよボールを持っての練習がスタート。ところが、コーチが話そうとしているときにドリブルをしている子どもが......。それを見て「コーチがしゃべってるときはドリブルしない!」とピシャリと言い放つ石橋コーチにみんな一瞬シーンとしてしまいます。すると次の瞬間、「ドリブルしたらコーチが食べちゃいますよ?」とおちゃめなことを言うコーチ。するとおたけも「ホントに食べられちゃうよ~!」「気をつけて~!」と、コーチの言葉に乗っかって子どもたちに呼びかけ、笑いを誘っていました。
ボールを上に投げて、落ちてくる間に3回手を叩いてから受け取るなど、落ちてくる間の動作のバリエーションをいくつか練習したり、座って手を開いたまま人差し指だけで低くドリブルしたりとさまざまな練習をしたあとは、2人1組となってパスの練習へ。でも、ただパスするだけではなく、間にコーチや芸人が入るため、高くボールを上げてパスしないと通りません。
そして、いよいよシュート練習へ。よいシュートというのは、スウィッシュといって、ボールがネットにだけ触れるシュートだと説明し、実際に2人の選手がお手本を見せ、成功させます。続いておたけもチャレンジしますが、「タケッシュ!」と言いながらシュートしたものの、あえなく失敗。さらに石橋コーチもやってみせようとしますが、こちらも残念ながら失敗に終わってしまいました。
続いて「スリーポイントシュート」のお手本を見せようとする選手たちですが、通常のボールと違い、小学生用に小さめのボールを使っていることもあって、なかなかシュートが決まりません。それでも数回目のチャレンジで選手たちが続けて成功してみせると、子どもたちからは大きな拍手が。そこからは、亀崎選手、池田選手、田村(または石橋コーチ)対小学生5人の3対5でのゲーム形式のシュート練習がスタート。「やりたい人~!」の声にほとんどの子どもたちが元気よく「はい!」と手を挙げます。
シュート練習がスタートすると、子どものシュートを大きな体で阻止しまくるコーチを見て、口々に「大人げな~い!」とブーイングするなど大盛り上がりの子どもたち。選手たちも、ボールをものすごく高く上げてみたり、足に挟んでみたり、背中にボールを隠してみたりと、トリッキーなプレーで子どもたちを楽しませます。
子どもたち全員がシュート練習に参加できるよう配慮しながら3対5を続けていき、ほぼ全員が参加できたところでちょうど時間となりました。
最後に石橋コーチが「最後に2つ大事なことを言わせてください。まずは、楽しむことがとっても大切。先生も今日はみんなから『大人げない!』と言われるくらい楽しかったです」とニッコリ。さらに「あとひとつは、チャレンジすること。この経験が人を成長させます」と子どもたちにメッセージを送り、この日のバスケットボール教室は終了。
元日本代表の選手や現役選手、そして芸人たちと楽しくバスケをした経験が、バスケットボールに限らず、子どもたちがこれからいろんなことにチャレンジしようと思うきっかけになれるような、この日のバスケットボール教室でした。
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