花澤香菜さん、念願の"ジョイウーマン"に! 『アニメ「はたらく細胞」presents よしもと健康お笑いライブ~花澤香菜×芸人~』レポート
8月25日(土)、千葉県・よしもと幕張イオンモール劇場にて、『アニメ「はたらく細胞」presents よしもと健康お笑いライブ~花澤香菜×芸人~』が開催されました。
タイトル通り、擬人化された体内細胞たちの物語を描く放送中のTVアニメ『はたらく細胞』と、よしもととのコラボが実現した本イベント。
笑うことで体内細胞が活性化されるなどの研究に着目し、「笑って健康になろう」というコンセプトのもと、『はたらく細胞』で主役の赤血球役を演じる人気声優・花澤香菜さんとよしもと芸人がトークやゲーム企画を行い、客席を埋め尽くした観客を魅了しました。
開演時刻を迎えると、まずは、『はたらく細胞』OPテーマ『ミッション! 健・康・第・イチ』をBGMにMCの天津・向清太朗が登場。
アニメに造詣が深い向ですが、ツイッターで「なんであんな大きい、埼玉のイベントとかぶせるんだ」といったつぶやきを見つけたそうで、「これだけ来ていただけたらありがたいです」と来場者に感謝を述べます。
そして、大きな拍手と歓声に迎えられながら、本日の主役でもある花澤香菜さんがステージに。
「赤血球役の花澤香菜です」と挨拶もそこそこに「ここよしもとですよ! やったー!」とハイテンションの花澤さんは、吉本新喜劇のテレビ中継を「録画して見るくらい好き」なほどお笑い好きだと明かし、「今日の日をとっても楽しみにしてきました!」と声を上げます。
ここから今日が初対面となる向が質問する形でトークを展開。
赤血球役と自身の共通点について訊かれた花澤さんは、「ワチャワチャしているところですかね」「これでもしっかりしてきた方だと思います」と述べ、幼い頃、麦茶をこぼしてしまうも、何もせずに見つめていて、母親から叱られたとのエピソードで笑いを誘います。
声の仕事をし始めたときの話しになり、アフレコで「アメを舐める芝居」をする際、先輩の川澄綾子さんから「舌をちょっと噛んでしゃべるとそういうふうに聞こえるよ」とのアドバイスをもらい、フォローしていただいた話しなど。
また、アフレコの際、主人公の声優が使用する通称"主役マイク"の存在を知らずに使ってしまい、中田譲治さんから「主役マイクっていうのがあってね...」と教えてもらったものの、あまりにもいい声だったため「すごい怒られてるって、私初めて現場で泣いちゃって(笑)」「譲治さんにホントに悪いことしたなっ、親切に教えてくださったのに...」とかつてを振り返ります
『はたらく細胞』のアフレコはすべて終えて、今は「寂しい」と胸中を漏らす花澤さん。
アフレコ現場では、マクロファージ役の井上喜久子さんが「井上喜久子、17歳です」と挨拶をし、全員で「おいおい」とツッコむのが恒例となっていた...といった和やかムードが伝わる貴重なエピソードも披露しました。
花澤さんのトークで盛り上げた次は、向セレクトによる芸人のネタコーナー。
ネタを披露したのは、チョコレートプラネット、イシバシハザマ、ガーリィレコード、こりゃめでてーな伊藤&セブンbyセブン玉城という実力派4組で、向と花澤さんはステージ上手の位置から、観客と一緒にネタを見ます。
花澤さんは、何度も大笑いのリアクションをしながらも、『賭博黙示録カイジ』に扮した伊藤からのフリに、「ざゎ...ざゎざゎ」と『中間管理職トネガワ』で自身が務める生「ざゎ」ボイスで返すというアドリブで沸かせる場面も。
そして、4組のネタを見終えた花澤さんは「しあわせ! みんなが笑っていて、芸人さんたちが面白くて、ここ天国かなって(笑)」と笑顔で歓喜します。
チョコプラに関しては、「九城伸明、キター!」とネタにも精通していることを打ち明け、『ちびまる子ちゃん』の藤木くんと永沢くんに扮したガーリィレコードには「そっくり」「楽屋とは全然違ってビックリ(笑)」とその変貌に驚いた様子。
さらに『はたらく細胞』も盛り込んだ新ネタを用意してきたこりゃめでてーな伊藤&セブンbyセブン玉城に深く感心した花澤さんは、「今日、花沢さんが来てるの?」という伊藤からのフリに「なーに、磯野くん!」と、瞬時に『サザエさん』の花沢さんになりきって返しました。
続いて、「私も何かやりたいなー」と吐露した花澤さんが、芸人とのコラボに挑戦。
その相手となる芸人は、ジョイマンで、高木のラップ、池谷の「なんだこいつー!」のセリフの直後、高木同様の動きをしながら「白血球 赤血球 ハチの次キュー!」「ナナナナ ナナナナ 花澤香菜 魚!」と韻を踏み続け、「ジョイマンと」(高木)、「ジョイウーマンです!」(花澤)との名乗りで拍手喝采となります。
見事、ジョイウーマンとしてネタをやりきった花澤さんは、「うれしい、ジョイウーマンになれるなんて!」「ジョイマン、ずっと大好きだったんですよ」と興奮気味に語り、花澤さんからのリクエストでジョイマンとの今回のコラボが実現したことも判明。
あまりの盛り上がりに、高木は「僕もいっぱい韻を踏んだんですけど、みんな花澤さんの箇所しか聞いてない」とボヤキますが、「飲み込みが早い早い。ずっと前からジョイウーマンだったかのよう」と稽古での花澤さんの様子を讃えました。
イベント後半では、ゲーム企画の定番『箱の中身は何でしょう?』に挑戦。
イシバシハザマ・ハザマ、チョコレートプラネットの2人は、恐る恐る箱に手を入れ、過敏な反応を示しますが、花澤さんは対象物をずっと触り続けてしまい、「バラエティー、見たことあります?」と向から的確なツッコミが入るシーンもありました(正解はコンニャク)。
ラストとなるゲーム企画は、モノボケ合戦『花澤さんを笑わせろバトルロワイヤル』。
これまでの芸人は全員参加で、ガーリィレコードは、高井が「キラーT細胞」、フェニックスが「『インフルエンザ』編で一コマだけ出たメモリーT細胞」、そして伊藤は田原俊彦さん、玉城はすしざんまいの社長にそれぞれキャラ変して挑みます。
いざモノボケがスタートすると、ガーリィレコードと伊藤は『はたらく細胞』やアニメ作品に絡めたボケを連発し、アニメファンのハートを鷲掴みにすると、一方で「漢方薬局店で瓶詰めになっている朝鮮人参」(石橋)、「(『明石家サンタ』での)元ピッチャーの木田」(玉城)といったボケも繰り出され、花澤さんも客席も爆笑の連続。
全モノボケが終え、一番印象に残った芸人を訊かれた花澤さんは、韻を踏み続け、「なぜ高木だけ本芸?」と向から疑問の声も上がった高木を選出します。
選ばれた高木は、「時計、処刑!」とウイニングモノボケで締めくくりました。
エンディングを迎えると、「みんなと一緒に笑って、なんだったんでしょう、このイベントは(笑)。すごい幸せな気持ちになりました」と感想を語った花澤さん。
そして、同イベントの第二弾を希望しつつ、「いっぱい笑ったと思うので、目元のシワを伸ばして、ゆっくり休んでいただけたらと思います。ホントにありがとうございました!」と来場者に感謝を述べ、イベントは拍手に包まれながら終演を迎えました。
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