クリスワールド全開!独特の世界観を繰り広げたクリスライブ「スーパーコメディアンクリス」
9月22日(土)、よしもと沖縄花月で、クリスライブ「スーパーコメディアンクリス」が開催されました。今回で4度目の開催となるクリスライブ。幕が上がると、軽快な音楽と共にクリスが登場し「お疲れ様です!」とリズミカルに挨拶。いきなりのクリスワールド全開に、場内は笑いに包まれました。続けて「オープニングVTRを見てもらいます。これが今日の笑いのピークかもしれません」とクリスが話すと、場内からは爆笑が起こりました。
そしてVTR後には、一緒にライブを盛り上げるメンバーとして、初恋クロマニヨン新本や、ピーチキャッスル真栄城、魁バーバリアン砂川、ツウシイム金城、カシスオレンジあらた、猫ノカケラ、内川サンライズ、マルキヨビルしょうへい、ぐりんのーとA16といった面々が揃って登場しました。
ピーチキャッスル真栄城が「お客さんは、これからの展開にびっくりすると思いますので、自分で心臓叩いて準備をしてください」と語り、それに続いてクリスも「ほんとにこのライブは合う人と合わない人が、きれいに分かれると思います」と話すと、場内はまたも笑いに包まれました。
メンバーが揃ったところでまずは3チームに分かれ、同じ答えを出さないようにするクイズ「かぶったらダメよ」のコーナーを展開。クリスが進行役となり「動物園に行ったら一番見たい動物」というお題が出され、各チームが答えを考え出します。そんな中、クリスは「シンキングタイムスタート!」という雄叫びと共に歌い出しました。
そして、すでに全チームが回答を書き終わっているのも無視し、クリスは熱唱。仕舞いにはステージを飛び出し、お客様へ握手をしながら歩き回るというサービスを繰り広げました。テンションマックスで歌いまくるクリスに、お客様は大爆笑。「長い!」「もう答え書いてる!」と叫ぶ芸人達をスルーして、強烈なクリスワールドが続きます。
コーナーを無視した展開に、会場は笑いの連続です。そんな中、「こんなライブぶち壊してやる!」というセリフと共に突然、前説を務めていたマッハが乱入してきました。ますますコーナーを無視した展開に、芸人達も呆気に取られている様子です。お客様も、収集のつかなくなってきた展開を、笑顔で見守る状況が続きます。
前説だけの担当で、ライブ本編に登場できなかったというマッハの怒りの主張に、クリスも応戦。「ありんくりんも、ピーチッキャッスルも、ウリズン桜も前説から頑張ってきた」と、真剣な口調でマッハを諭し始めます。突然の芝居仕立ての場面展開に、またも場内からは大きな笑いが起こっていました。
こうしてコーナーの趣旨を完全無視したハチャメチャな演出を繰り広げ、場内を沸かせます。そして答えを聞かないまま、まさかの第1部終了。独特の世界観に、お客様も終始笑いの絶えないステージとなりました。
その後は、中説のイーシャンテンのショートコントを挟み、第二部の"ニュー喜劇"が幕を開けました。クリスが監督、演出すべてを務めたということで、ここでも波乱の予感です。冒頭でクリスによる生ナレーションが始まると、それだけで会場は笑いに包まれていました。舞台は少林寺拳法の道場。ピーチキャッスル真栄城扮する師範と、その弟子達による珍問答が繰り広げられます。
次々に道場荒らしとして、珍客も襲来してきて、またもや独特の笑いを展開します。なぜかなぞなぞで対決することになる場面では、会場のお客様を巻き込んでみんなで答えを考える参加型の展開も繰り広げ、場内全員で盛り上がっていました。
まさにクリス本人が冒頭で言っていたように"好きな人は好き、好きじゃない人は好きじゃない"を体現するかのような何とも言えない独特な世界観で笑いを届けた今回のステージ。最後は全員でダンスを披露し、華やかな雰囲気の中、演者もお客様も満面の笑顔とともに、幕を下ろしました。
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