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2018年11月 3日 (土)

大覚寺で『ウォータースクリーンプロジェクション』&『鉄拳、大覚寺を描く』原画展開催!

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11月30日(金)まで、1200年の節目となる『嵯峨天皇宸翰勅封般若心経1200年戊戌開封法会』が行われている大覚寺。この歴史ある名刹で、11月2日(金)からナイトイベント『ウォータースクリーンプロジェクション』が開催されます。さらに翌11月3日(土・祝)から『鉄拳、大覚寺を描く』原画展もスタート。ナイトイベント初日となる11月2日(金)には、五大堂観月台で開催発表会見が行われました。


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会見はまずMCの宇都宮まきが登場。現在、大覚寺で嵯峨天皇のご写経が60年に一度特別公開される『勅封般若心経1200年戊戌開封法会』が開催されていることを伝え、今回はその記念事業として2つのイベントが行われることを発表します。『ウォータースクリーンプロジェクション』は、今年3月に行われたものより、さらに進化していることをアピール。さらに明日から開催される『鉄拳、大覚寺を描く』原画展について、10月中は複製だったイラストの原画が新たに展示されることを明かしました。


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ここでスペシャルゲストとして鉄拳が登場。まず、「こんにちは、鉄拳です」と挨拶し、今年9月に大覚寺を訪れていたと説明。そのときは台風直後の時期だったため、倒木などで大変な様子だったことを振り返り、「素晴らしく復興していて感激しました」と話しました。


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まきから絵の制作期間を尋ねられると、「ここでも2枚くらい描きました」と話し、あとは写真を見ながら1週間くらいかけて完成させたとのこと。通常パラパラ漫画だと1日30枚ほど仕上げるそうですが、この作品は1週間で5枚という「パラパラ漫画とは全然違う丁寧さです!」とアピールしました。


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そして早速、原画のお披露目へ。2人で10秒前からカウントダウンし、作品にかかっていた布を取り去ります。今回展示されるのは『大沢池に映る月』『不動明王に睨まれる心』『村雨(稲妻)の廊下』『桜の植樹、復興の願い』『心経宝塔』『勅封心経殿への想い』『心経前殿での華道祭』の7作品。「めっちゃ丁寧なんですよ、パラパラ漫画だとここまで丁寧に描かない」と鉄拳は改めてアピール。作品1つずつについて解説を行います。


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『大沢池に映る月』は「まさしくここで描きました!」と鉄拳。大沢池に月が映るのが美しいと聞いたそうで、それを思って描いたとのこと。「想像力を働かせてがんばりました」と自画自賛です。

『不動明王に睨まれる心』は、鉄拳自身が大覚寺を訪れた際、不動明王に睨まれていると思ったそうで、こういう表現になったとのこと。『村雨(稲妻)の廊下』は、さっき歩いてきた廊下と鉄拳が話すと、まきも「わかります!」とレスポンス。「(廊下が)角度によっては雷になっていて、柱が雨になってる」と説明し、昔の人もアートのセンスがあることを感じて描きたくなったと話しました。


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『桜の植樹、復興の願い』は、桜の花を想像で描いたとのこと。『心経宝塔』は実際に足を運んで描いたそうで、台風後の風景と説明。空白がきらいなので、空飛ぶ鳥を描いたという裏話も明かしました。『勅封心経殿への想い』は、今年が60年に1度しか開かない貴重なタイミングであることに触れ、「神様に導かれてきたみたいで、うれしいです」と笑顔。『心経前殿での華道祭』についても、きっとこういう感じなんだろうな、と想像で描いたと話し、どの絵も描くことが楽しくて、ワクワクしたと振り返りました。まきから道具について聞かれると、コンビニで売っているサインペンと筆ペンと返答。パラパラ漫画だと下書きなしで適当に描くものの、今回は失敗したくないので下描きをしたという裏話も明かしました。まきも「どの絵も心が温まる鉄拳さんらしい絵だと思う」と絶賛。鉄拳も改めて「近くでぜひ見てもらいたいです」と、明日からの展示をアピールしていました。


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続いて、『ウォータースクリーンプロジェクション』の上映です。大沢池の水面から吹き上げられる水によって作られたスクリーンに、様々な映像が映し出されます。始まった途端、「すごい!」と思わず声を上げる鉄拳。文字や炎などが暗闇に包まれた大沢池に浮かび上がる様子は圧巻。周囲は幻想的な雰囲気に包まれました。約10分の上映が終わると、まきは「(3月に比べて)パワーアップしてました」と改めてその素晴らしさに感心した様子。鉄拳は「見とれてしまいました、すごかったです」と話したあと、「僕のパラパラ漫画も映してもらいたい、この原画も映してくれたら!」と期待を込めました。


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質疑応答で、一番気に入っている作品は?と聞かれた鉄拳は、全部気に入っていると話した上で、一番最後に描いた『心経前殿での華道祭』について、瓦の一枚一枚まですごく細かく描いたことを告白。「僕の中ではベストな作品です」と言ったすぐあとに「これもいいなぁ」と『勅封心経殿への想い』を指します。「家族の思いが伝わっているイメージで描いた」とのことで、このイメージが(見る人にも)伝わってくれればと話しました。まきは『村雨(稲妻)の廊下』が好きとのこと。まきは、3月にウォータースクリーンプロジェクションが行われた際、誰と見たいですか?という質問にMr.オクレと答えていましたが、今回は誰と?と質問が飛ぶと、「私は幻想的なものが大好きなんです」と切り出し、「それで宇宙も大好きって言ってたら、まるむし商店・東村さんが小さなプラネタリウムをプレゼントしてくれて。なのでオクレさんと東村さんと3人で」と答えていました。


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ウォータースクリーンプロジェクションは11月4日(日)まで、毎日17時30分から20時30分の間に開催されます(上映時間10分、開催時間内ループ再生、大人500円、子ども300円)。『鉄拳、大覚寺を描く』原画展は、大覚寺参拝期間中に観覧可能(9時から17時、受付は16時30分まで。ウォータースクリーンプロジェクションの時間中は観覧不可)。ぜひ足をお運びください!


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