初単独のルミネで"チャラ漫才"満載!EXITライブレポート
11月11日(日)、東京・ルミネtheよしもとで、EXITのルミネ初単独ライブ「『eleven』~MAJI 卍 NIGHT~」が行われました。
結成11ヶ月でのルミネ単独ライブ開催は、よしもと史上最速のこと。会場は満席で、立ち見席もギッシリ。"ネオ渋谷系チャラ漫才師"EXITの勢いを感じさせます。
オープニングVTRは、EXITの記者会見、そして会見を放棄したやんちゃな2人がルミネ行きのエレベーターに乗りこむところから始まります。
1月の結成、様々なテレビ番組やライブへの出演......。
今年の軌跡をたどりつつ、会場に到着するエレベーター。そして、映像から繋がるように、客席の後ろから兼近大樹、りんたろー。が「D・N・K」を歌いながら姿を現す! その粋な登場に、客席は大いに盛り上がります。ステージに上がりひとしきり歌った後は「NIGHT OF FIRE」でパラパラを踊り、「EXIT ファーストワンマンフェス、ヒァウィゴー!」とのコールとともにいよいよネタのスタートです。
まず、冒頭で相方の解散ネタをいじる兼近に、「おまえだけはずっとそばにいろよ」と返すりんたろー。
兼近は顔を覆って恥ずかしがる......かと思いきや、「顔がやだ(笑)」と言い放ち客席も爆笑です。そんなふたりの、今時の流行りものが盛り込まれたテンポのいい漫才に場内はのっけから大盛り上がり。
つなぎのVTRでは、あやまんJAPAN、鬼越トマホークらとティッシュを口渡しで回していく「ラブティッシュゲーム」を繰り広げ、こちらも飽きさせません。
漫才のみならずコントでも、彼らならではのチャラいキャラクターが自由な言動で笑わせます。途中で兼近が言い間違いをしてしまったものの、ふたりが自然なやりとりで笑いに持っていっているのがさすがでした。
また、「チャラ喜劇」では、新喜劇風の人情ストーリーにも挑戦。ピースの又吉直樹もサプライズ登場し、マイペースな親分役でふたりを盛り上げます。休憩タイムにはデッカちゃんが舞台上でクラブ風DJをするなど細かいところまでEXIT流で、普通のお笑いライブとは一風違う雰囲気を感じます。
VTRで「絶対スーツを着て漫才はしない」「スーツを着たら負けたと思われる」とマジメに語る壮大な前振りをしたあとに、スーツで登場しての漫才も。どこかしゃちほこばった掛け合いや「お後がヒァウィゴー」ではなく「お後がよろしいようで」というレアな締めには客席も拍手喝采です。
一転、いつものカジュアル衣装に着替えて再登場したふたりは「これだなやっぱりー!」「息苦しかったー!」と開放感たっぷり。生き生きといつも通りのチャラ漫才を繰り広げました。
また、後半のVTRでは「USAゲーム」で田畑藤本ら様々な芸人と対決。りんたろー。が勤める老人ホームで、おばあさんたちに「USAゲーム」をムチャブリする場面では、ふたりの優しさもかいま見られました。
こうして、漫才、喜劇、コント、歌とさまざまな表現で2時間超、たっぷり観客を楽しませたEXIT。最後にはニューシングル「ネオチャラ」の発売も発表され、思わぬサプライズに観客も大喜びとなりました。
「ネオチャラ」を生で披露したあとはいよいよエンディング。コントにギャル男キャラで登場した平成ノブシコブシ徳井健太は、最後の挨拶で「EXITって全編コントみたいなもんじゃん。そのコントにこれだけのお客さんが集まるなんて、マジで時代が動く音がした」と絶賛。
「この先テレビとかラジオとかいっぱい呼ばれると思うけど、媚びないでがんばって。おまえらが一生懸命やってきたことを認めてくれる人と一緒にやったほうがいい」とエールを送ります。りんたろー。は、占い師から「あなたたちが売れるきっかけを作ってくれるのは平成ノブシコブシの徳井さん」と言われたことがあるそうで、その占いはかなり当たっているのかも......?
最後に、兼近は「もうちょっと笑いの量とか上げていって、今後に生かせるような単独ライブにしたかったなっていうのは心の底から思ってます」とマジメに語り、りんたろー。は「ストイック(笑)!」とツッコミ。しかしそんなりんたろー。も「蓋を開けるまで誰が来てくれるかわからなかったじゃん? ちょこちょこ露出したぐらいで発表したので、(チケットが)完売するのも意味わからなくて」と感慨深げ。「でもいろんなことありましたけど、諦めずに続けていればこうやってルミネでやれて、人が集まってくれる。それがめちゃくちゃ嬉しいです」と真摯に語り、笑顔を見せました。
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