野爆・くっきーが初のアンバサダーに就任! おさげを描いたアート作品に高評価も!!『国際芸術コンペティション アートオリンピア2019』開催発表会見
11月16日(金)、都内にて『国際芸術コンペティション アートオリンピア2019』の開催発表会見が開催され、野性爆弾・くっきー、佐久間一行、レイザーラモン・RG、キシモトマイが出席しました。
世界の才能あるアーティストを発掘して、その活動を支援することを目的としたアートの国際公募展『アートオリンピア』。昨年は応募国数82ヵ国、応募者数2641名、応募作数3834点が出展。優勝賞金は1320万円と、まさに世界最大級といってもいいアートコンペティションが、今年で3回目を迎えることになりました。この世界的な企画に、よしもとアートエンタテインメントが協力することになり、よしもときってのアート芸人として知られるくっきーと麒麟・川島明がアンバサダーに就任することになりました。
一般社団法人アートオリンピア・山口伸廣理事長は「大きな国際公募展を応援してくださいとお願いに行くんですけど、ずっと断られてきた。そんな中、吉本興業さんが協力してくださることになりました。映画や野球選手のマネジメントなどもしている日本を代表するアートエンタテインメントを手がける会社ですし、若手を育てるという我々と同じ共通点がしっかりあるので、心強く思っています」と挨拶します。
また、豊島区の高野之夫区長は「世界規模の公募美術展の会場が今回も提供できるというのは、嬉しいこと。区民が芸術文化を身近に感じて豊かになり、未来へ向けての文化を育てていく街づくりをしていきたいと思います」とコメント。審査員代表の東京藝術大学・保科豊巳副学長は「審査員は世界でも今までにないくらいのトップランク、いわゆる世界的な展覧会を企画したり、プロデュースしたりしている人を招聘しております。また、透明感のある審査を行って、先導役としてアート界を引っ張っていけるようなアーティストを選出していきたいと思います」と話しました。
第1回アートオリンピア入賞者・田中正さんの挨拶、アートオリンピア実行委員会事務局・水戸邦雅さんより概要説明が行われたのち、アンバサダーに就任したくっきーが登場します。
「人生初のアンバサダー、すごく気合が入っております」と挨拶しながら、「きゃない、きゃない、やるっきゃない!」とガッツポーズ。反応のない報道陣に「ゴリっとスベりましたねぇ」と笑いながら、MCのショーン・マクアードル川上さんから意気込みを促されると、「意気込みは恥ずかしいんで......きゃない、きゃない、やるっきゃない!」と繰り返して笑いを誘いつつ、「僕なりに一種懸命やらせてもらいます」と話します。
その後、麒麟・川島による「全力で当たって砕けたカケラ自身が、芸術作品として昇華するような素晴らしい大会。みなさんの才能をぶつけてください」というコメントが紹介されると、「あいつか来たらよかったのに。(同じ川島でも)いかんほうの川島が来てまいましたわ」と苦笑。「川島が光で、僕は影としてがんばります」と続けると、ショーンさんは「光と光でお願いします!」とフォローしました。
続いて、アート芸人として佐久間、HG、キシモトが登壇。「よしもと芸人はいっぱいいるのに、まさかアート芸人に選んでもらえるなんて嬉しいです」(佐久間)「規模がデカすぎてビビってます。こんな大きな大会に参加させていただけてありがたい」(HG)「世界規模の大会に出させていただくので、緊張しておりまっすぅ~」(キシモト)と、それぞれ挨拶しました。
『アートオリンピア2019』に参加も決定している4人。この日、それぞれ持参した絵が保科副学長と画家・遠藤彰子さんによる講評があると聞くと、大慌て。「マジで? マジもんのやつや!」(くっきー)「ドキドキしますねぇ」(HG)とあたふたします。
まず、キシモトが描いた絵が出されると、報道陣から「おぉ~!」という驚きの声が。指ですべて描いたという絵のタイトルは「さぁ、吠えなさい」。「口輪をつけられていても、伸び伸びと吠えなさいっていう犬の絵です」と説明すると、遠藤さんは「これはプードル? 迫力とインパクトがあるのが、まずいいですね。いろんな色を使いながら、実によくまとまっています。指で描いた柔らかい感じが出ているのも面白いですね」とコメント。が、突然「人の意見なんて聞かないでしょ?」と鋭く尋ねると、くっきーは「え? カウンセリングに入るんですか?」とびっくり。「絵にはその人なりの考え方が出てくるもの。そういう意味で、彼女の絵には人となりが出ています」と説明しつつ、才能あるんじゃない? 将来が楽しみです」と期待を寄せると、キシモトは驚きながら「うわぁ、ありがとうございます!」とお辞儀しました。
HGが発表したのは「自画像」。近づいてじっくりと観察する保科副学長は「うーん......」と唸りつつ、「遠藤さんは優しく言うけど、私は結構厳しい」と発言。ショーンさんから「好きですか? 嫌いですか?」と聞かれて「嫌いです」と断言しつつ、「細かいところを真剣にやっているので、努力しているのはわかります。真ん中だけで自分を主張としてますけれど、バックグランドはもう少しあると好きになりそう。(今後成長する)可能性も高いと思います」とフォロー。HGは「僕が涙目になったら、急にフォローにまわりましたね!」とツッコみます。
佐久間は、おなじみの可愛らしいタッチで描かれたイラスト「入ってきたらあったかいので咲いちゃった」を披露。窓に当たって、どんどん中に入ってきた枝が室内の温かさで梅の花を咲かせるというストーリー性のある作品です。遠藤さんは「素敵な絵です。ちょっとごちゃごちゃ描きすぎてるかなっていう気もしますね。大きい、小さい、中くらいっていうふうに描き分けてもいい」と評価。「ザリガニがいたりと、ほんわかした中に怖いものがあるのも魅力的」という言葉に、「内側の狂気が出てる! 内側は漆黒」とくっきー。「そんなつもりで書いたわけじゃないです!」と否定する佐久間ですが、遠藤さんは「内面が出てるんじゃないですかね」と付け加えました。
最後にくっきーが披露した絵のタイトルは「おさげ1本」。「地べたに落ちてて狂気するものって、おさげじゃないですか。だから落としてみました」と説明すると、「ラーメンマンじゃないの?」と質問する遠藤さん。くっきーが「どちらかと言うと、リー・リンチェイ時代のジェット・リーです」と答えると、「髪の毛には意味深いものがある。シュールレアリズムとまではいかないけれど、日本のシュールっていう感じ」と評しながら、「夕焼けに船が浮かんでいるのかなと思った」と発言。すると、くっきーは「そういうことかな? 何に思ってくれるのかっていうこともコンセプトです」と意見を合わせます。
保科副学長の辛口批評にびくびくしていたくっきーですが、「ちゃんと描いてるんだね。けなそうと思ったけど、なかなかいいです」と言われた途端、安堵の表情に。「髪の毛っていうのは普遍的で、いろんなイメージに転換できるんです。たまたまこうなったのかもしれないけど、真ん中にぽんと置いて自由に発想させていく作品はなかなかいいです」と褒めます。さらに、「びっくりした。みんな、それぞれまともに書いてるから」と驚くと、HGは「どんな目で僕らを観てたんですか?」と再び鋭くツッコみました。
保科副学長と遠藤さんが選んだ優秀作に、山口理事長から人間国宝・藤原啓さんが作られた備前焼の花瓶のプレゼントが。審査の結果、くっきーとキシモトに花瓶がプレゼントされたのですが、山口理事長のご好意によって佐久間とHGにも花瓶が贈呈されることになりました。
その後、山口理事長から「いい絵があったから買いたい。自分の絵に値段をつけるならいくらですか?」との問いかけが。HGが「買っていただけるなら......25万円」と答えると、「こいつ、マジでリアルやん。恥っず!」と言い出すくっきー。自身の絵については、「絵の具代もそないかかってないですし、キャンバスのサイズもでかくない。脳みそだけ描いたんですけど......気持ち高めに80万円」と告げます。
佐久間はわからないと言いながら「5万円」を返答。「300万円で!」と言い切ったキシモトですが、くっきーに「お前の絵を買う可能性が高い。リアルに言え!」と言われて「じゃあ、30万円で」と訂正。その様子を静かに見守っていた山口理事長は「あとでマネージャーさんに伝えます」と微笑みました。
『国際芸術コンペティション アートオリンピア2019』は、全応募者部門と学生部門にて作品を募集します。国内の応募期間は、2019年2月1日(金)から3月20日(水)まで。詳しくは、公式サイト(https://artolympia.jp)をご覧ください!
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