「お笑いバイアスロン2018」優勝のありんくりんが登場!空馬良樹&リップサービスと白熱トークを展開
11月4日(日)、よしもと沖縄花月で「空馬良樹×リップサービス『三枚おろし四枚目』」が開催されました。
よしもと沖縄のピン芸人・空馬良樹と、オリジン・コーポレーションの人気コンビ・リップサービスのコラボライブも今回が4回目。ライブの冒頭、常連のお客さまから「四枚!」という声援が上がると、すかさず空馬が「あの...、『中村屋!』みたいに言うのやめてもらっていいですか(笑)」と応酬し、リラックスしたムードでオープニングを迎えます。
今回は、これまでの60分公演では短いという空馬らの声を受け、たっぷり90分の開催となりました。しかし、リップサービス・榎森耕助さんが「このライブ作ってくれてるスタッフさんから『すみません、今回間違いで90分公演になってしまって...』って言われた」と裏話を暴露。相方の金城晋也さんも「『いけると思ったんで!』とかうまく言ってくれればいいのに。素直だな」と続け、会場から笑いが起こります。
序盤からトークが弾むなか、空馬が自分の手の甲のほくろをアリと勘違いし、指で弾いたら甲の腱が切れてしまったエピソードなど、さまざまな話題で会場を盛り上げた3人。客席を和ませたところで、さっそく2組のネタ披露へ移ります。
まずはリップサービスの漫才からスタート。"かわいい"と思われたい金城さんが、あの手この手を使って相方の榎森さんの気を引こうとします。途中、オープニングトークでの金城さんの様子を盛り込んだアドリブが飛び出す場面も。リップサービスらしいテンポの良さが光る漫才で会場を盛り上げました。
続いては空馬が、ハロウィンをテーマにネタを繰り広げました。話が進むにつれ、男性がドキッとするようなちょっぴり大人の展開でしたが、意外にも会場のお子さんに大ウケ。ブラック度数高めのストーリー性あるネタで、大人のお客さまからも笑いが漏れていました。
さらに、このライブならではといえる空馬とリップサービスの合同コントも披露されました。芸人の榎森さんにからむふたりのおばちゃんという設定で、空馬と金城さんが登場。動画サイトで人気を集める榎森さんのもうひとつの顔「せやろがいおじさん」をいじったり、オリジン・コーポレーションのほかの芸人さんの名前が飛び出したりと、ここでしか楽しめないネタで会場を沸かせました。
後半はゲストを迎え、普段聞けないことをお互いに質問し合い、本音で話そうというお楽しみ企画です。今回登場するのはありんくりんの2人。毎年夏に開催される沖縄お笑い界のビッグタイトル「お笑いバイアスロン」で、4連覇中のリップサービスから今年王者を奪ったのがありんくりんとあって、両者がそろうトークは大きな盛り上がりを見せました。
まずはありんくりんから空馬・リップサービスへ「僕たちのことを褒めてください」とリクエストが。榎森さんは、ずっと言ってきたことだと前置きしたうえで「絶対沖縄で天下取るふたりやな、と思っていた。純ウチナーンチュとアメリカ、こんな分かりやすい組み合わせってない。沖縄を離れて全国的に見てもパッと見でキャラとして面白い」と断言。金城さんも「キャラが立っているけど、そこに頼らずちゃんとネタを作っているし、普段ストイックに練習している」と同業者ならではの視点でありんくりんの良さを語りました。
次に、空馬・リップサービスからありんくりんへの質問は「『お笑いバイアスロン』優勝後の周りの反応はどう?」。ここでは、ありんくりんが家族や事務所スタッフの変わりぶりを暴露して会場の笑いを誘いました。また、リップサービスとありんくりんが、決戦当日の会場の空気感、客席の反応といった「お笑いバイアスロン」出場芸人だからこそ分かる後日談を明かすひと幕も。リップサービスが"負け"を感じた瞬間など、優勝争いを繰り広げた2組による熱戦を振り返るトークに客席の皆さんもじっくりと耳を傾けていました。
続いては、ありんくりん・ひがから空馬・リップサービスへ「もし女性だったら、ありんくりんのどちらと付き合いたいですか?」という質問です。なんと、榎森さん、金城さん、空馬の3人とも「(ひが)りゅうたがいい」と即答。好きな女性に一途だというひがに対し、クリスについては「私よりいい女ができたらすーぐそっちいきそう」(榎森さん)、「クリスは...いやだなぁ」(金城さん)、「クリスと付き合ったら気が気じゃない」(空馬)とさんざんな言われよう。
ここで、「なんで!?」と納得いかないクリスが自分の長所を猛アピール。「俺は(女性を)結構いろんな所へ連れていくんですよ。モーニングだったりランチだったり。夜連れ回す男じゃなくて、モーニングやランチに行く人に安心して身を任せて!」と熱弁し、必死の懇願に会場の女性からも爆笑が沸き起こっていました。
最後は、出演者全員でクリスが考案した「ジャングルゲーム」にトライ。リズムに乗って指定された動物の鳴き声を披露するのですが、チャレンジ失敗の金城さんが幼少時代の写真をさらされるというシュールな結末に。ありんくりんらしいハチャメチャな展開でにぎやかな公演を締めくくりました。
【空馬良樹】【ありんくりん】