矢野兵動・パイセン矢野プロデュース『劇団PUNK』第5弾公演を朝日劇場で開催!
12月21日(金)、朝日劇場で行われたのが、パイセンプロデュース『劇団PUNK第5弾 冷たい炎~非の無いところに煙は立たず~』。旗揚げ公演から丸2年、昨年12月に1周年の記念公演『きのうのホンマはきょうのウソ』を、7月には第4弾公演『アナザーマネー〜一瞬を閉じ込めて、永遠に閉じ込めて〜』を行ったのと同じ朝日劇場で、矢野演じる探偵・伊丹寅次郎が活躍します。まずは前説から。芝居にも登場する山根リチャードと大西ユースケが、軽妙なトークで会場を温めます。
オープニング、探偵の伊丹(矢野)に依頼の電話がかかってきます。どうやらSNSの炎上を収めてほしいという依頼のよう。最初は断るものの、若い女性が依頼者だと聞き、手のひらを返します。女性芸能人のSNSで起こった、ストーカーによる炎上騒動。これを発端とした事件の解決を依頼された伊丹は...というのが今回のストーリー。
芝居の途中に思わぬものが披露されたり、役者が客席へ降り、観客を巻き込むなど、様々な方法でストーリーが展開。途中には、ステージ上が華やかなダンスや歌で彩られるなど、その内容はバラエティに富んだもの。矢野は芝居なのか地なのがわからないシーンなどもありつつ、おなじみの"パイセン"トークで会場を盛り上げていきます。
ストーリーも笑いを含んだ場面が多いのはもちろんですが、シリアスなシーンもしっかりと用意されていて、次がどんな展開になるのか、目が離せません。登場人物たちもキャラが立っていて、それぞれのやりとりや、ちょっとしたセリフに思わずクスリとさせられます。
どんでん返しのストーリーに加え、終盤にはたっぷりとした矢野の見せ場もあり、約2時間の舞台はあっという間。まさにワクワクできる総合エンタテインメントで、劇団PUNKの世界を楽しませてくれました。果たして矢野演じる伊丹は見事に事件を解決することができるのでしょうか...。
芝居の後、矢野は「誠にありがとうございます。無事、初日を迎えることができて、みなさんのおかげです!」と挨拶。ステージ上に出演者全員が登場し、矢野といっしょに歌を披露しました。カーテンコールでも矢野は「みなさま本当にどうもありがとうございました。うれしいわ、パイセンやで」と話したあと、年末で忙しいなか見に来てくれた、と観客に改めて礼を言いました。
そして今回Wキャストの児島真理奈を紹介。児島が「二役、気づいてくれましたか?」と問いかけると、会場からは拍手が。児島は今回から劇団PUNKの一員となることも発表。「PUNKに貢献できたらなと思っているので、これからもよろしくお願いします!」と挨拶しました。
矢野は「ボケも変わってますので、もしよかったら明日もぜひ来てください!」と最後にもう一度挨拶。ラストは全員で「ありがとうございました!」と声を合わせ、初日の舞台は無事幕を下ろしました。
『劇団PUNK第5弾 冷たい炎~非の無いところに煙は立たず~』は、12月22日(土)も同じく、朝日劇場で行われます。普段とはひと味もふた味も違うパイセンの姿を見に、ぜひ足を運んでみてください!
【矢野・兵動 矢野勝也】【大西ユースケ】【山根リチャード】