山本の「イヤ、ムリー!!」がこだまする! ロバート20周年爆笑コントLIVE「怒涛の無理フェス!」
12月27日(木)、東京・有楽町朝日ホールにて、ロバート20周年爆笑コントLIVE「怒涛の無理フェス!」が開催され、ロバートが出演しました。
2018年11月29日からスタートした、ロバートの結成20周年を記念して開催された全国ツアーの最終日であるこの日。満員のお客さんの熱気に包まれる中、まずは歴史ドキュメンタリー風のVTRが流れます。
"日本初の3人組"として紹介され、しかもこの日のライブは230年前にすでに予言されていたという内容のVTRでお客さんを沸かせたあとは、3人がステージに登場。
秋山が「年末のこんな時期に来ていただいてありがとうございまず」とお礼を述べたあと、「ロバートを結成して20年になるんですけど、20年コントをやってきて、だいたいほとんど最後、博の『ムリー!!』で終わるんです」と、今回の単独ツアーのタイトル「怒涛の無理フェス!」の由来について説明します。
DVD発売の予定もなく、ここでしかみられないコントであることを説明した上で、「はっきり言って、今日はほとんどそれです」と、コントをやる前からオチのセリフを明かすという暴挙(?)に出る秋山。
続いて、「開幕無理宣言」なるものを無理矢理やらされる博。「やりたくねぇよ」とイヤそうな顔をする博ですが、秋山に「このマイクは"ムリー!!"しか拾わないんで」と言われ、イヤイヤながら宣言し、「怒涛の無理フェス!」がスタートします。
最初のコントは「赤ちゃんすこやかベビースクール」。チラシを見て育児体験をしようとベビースクールにやってきた新米パパ予備軍の博。保母さん(馬場)に迎えられ、スクールの校長(秋山)も登場しますが、登場するなり校長は保母さんに「コードをかじるな!」とシュールな注意をし始め......。校長が赤ちゃん役をリアルに務め、泣いたり笑ったりしたかと思うと、急におっさんに戻って「ミルクだよ!」と怒ったりと、さっそく博にとって「ムリー!!」な展開が待ち受けていました。
「雰囲気ステラおばさん」という、「ステラおばさんのクッキー」みたいな雰囲気の言葉を順番にノリで言っていくという実験的な企画のブリッジVTRの後は、「文字のライフセーバー」。
本来は「山本鮮魚店」「和菓子の田中」と書かれているはずのお店の看板に、それぞれ「山元戦魚点」「我が師の田中」と書かれたことに腹を立てた博は、「これはもう、文字のライフセーバーに頼むしかない!」と、文字のライフセーバーなる人物(秋山)に修正を依頼しますが......。まるで本当のライフセーバーのような格好で現れ、「時間ないならクオリティのことは言うな」と言い放ち、強引な修正を始めるライフセーバーにお客さんは爆笑!
ナイロンのジャケットでDJをしているという「ナイロンDJ」ネタのブリッジVTRのあとは、3本目のコント「癖(へき)」。
久しぶりの再会となった2人の男(秋山・博)。カラオケボックスで歌を歌うのですが、最初に秋山がウルフルズの『ガッツだぜ!』を、なぜか演奏部分を口で歌い出し......。驚いた博が「説明して」と詰め寄ると、「オレ......そっちなんだ」と深刻な様子で話す秋山。博が「どっち?」と聞くと「メロディを言いたいんだ」と告白します。まるでゲイがカミングアウトするかのような言い方で告白する秋山の前に、秋山を凌ぐすべてが逆のマスター(馬場)まで登場し、カラオケボックスはカオス状態に......。
次のブリッジVTRでは"思春期モノマネ"と題し、20年前のアー写に今の自分たちを近づけようと奮闘するさまを描きます。秋山が「今と30kg違うからね」と衝撃の告白をしたり、「色、白いな~!」と言われた博が強引に白塗りされたりと、当時に近づけるのは絶対に無理だろうと思われたのですが、出来上がった写真を比較してみると意外にも20年前にかなり近づけていて、そのクオリティにお客さんからも感嘆の声が上がっていました。
続いてのコントは「ミリタリー」。「HIROSHI BOY TOKYO」という、まるで「MICHIKO LONDON」みたいな名前のブランドのデザイナー・博が、次のコレクションのショーモデルを専属モデルであるハクエイ(秋山)に依頼しますが、ハクエイは、コレクションのテーマが「ミリタリー」だと聞いて、辞退したいと言い出します。聞けば「軍モノがマジになっちゃうんで......」とのことですが、博は「大丈夫!」と気にしません。
しかし実際にショーが始まると、カッコよく着こなす新人モデル(馬場)のあとに登場したハクエイは、どう見てもガチの軍人にしか見えず、観客は爆笑! その後もあれやこれやと工夫を凝らす博でしたが、黒を着れば北の国の視察をする人のように見えてしまったりと、ただただ衣装を着て登場するだけで爆笑をとってしまうハクエイなのでした。
コント「HIROSHI Rocks★Show2018」では、ちょっと古めのロックスターに扮した博がヒロシコールを受けながら『ジョニー・B・グッド』を熱唱しますが、そこに"馬場ちゃんと竜ちゃん"という2人組のラップユニットが乱入し、『性交渉』という謎の歌でショーを盛り上げます。
続いてのコント「マイケル」では、事故に遭って意識不明のアメリカからの留学生・マイケルの元に日本の友人が駆けつけるのですが、日本語で話しかけてもわかってもらえないと思った3人は、スマホの翻訳アプリを使って自分たちの言葉をマイケルに届けようとし......。わざわざ「スマホの翻訳アプリを使ってコントをしています」というテロップが流れるなど、細部にニヤリとする仕掛けが施され、さらに翻訳アプリ自体のポンコツぶりにも笑いが起こったりと、いろんな角度からの笑いが楽しめるコントとなりました。
「他にもあった!マジのやつ」と題し、秋山が着るとマジになってしまう衣装を次々と披露し、「又吉が着てるみたいなゆる系のファッション」が「マジでヤバいヤツ」に変換されたり、どんなジャケットを着ても(サッカーの)北澤豪になってしまったりと、爆笑に次ぐ爆笑のコスプレコント(?)VTRのあとは、コント「ボクサーの妻のためのサポート講座」。
自らもボクサー・ファイティング平川の妻であるキリコ夫人(秋山)が、ボクサーの妻だけのために開いているニッチな講座という設定で、「ボクサーの妻にとっていちばん大事なことは、食事の管理でもボディケアでもなく、リングサイドで見せる表情です!」と力説し、客席に降りていってその表情を実演します。
コントにちなみ、元プロボクサーでもある博が、なぜかアキラ100%のような姿でさまざまなミッションに挑戦するブリッジVTR「元プロボクサー・博の挑戦」のあとは、コント「小学生版画クラブ」。
小学6年生の博が、「思い出を版画に彫りたい」と版画クラブにやってきますが、クラブの秋山先生は「悪いな、ウチは彫らねぇんだ」と謎の言葉を。なんとそのクラブは「小学生が版画で彫りそうな絵を表現するクラブ」だったのです。隣のクラスの転校生・馬場さんと一緒に、さまざまな「小学生が彫りそうな版画」を表現していく秋山先生に観客は爆笑! ラストには梅宮辰夫ネタも登場し、盛りだくさんのコントとなりました。
そして、いよいよラストのコントは「出版記念パーティー」。『はあちゃんが教えてくれた2000のこと』という本の出版記念パーティーにやってきた1組のカップル(馬場・博)ですが、お客さんはまばら。そんな中、主役である著者の荒本先生(秋山)は順番に愛想よくお客さんに声をかけていきますが、人数が少ないため、2人は何度も話しかけられてしまいます。
まるで格言のような、ためになることを言っているように聞こえるのですが、よく聞くと何を言っているのかまったくわからない荒本先生の言葉に「まったく響かない」と困惑気味の博。しかし彼女(馬場)は感激しまくりで......。秋山の"デタラメなのに重みがあるように聞こえるトーク"が冴えまくりのコントとなりました。
エンディングでは、「最後のコントが長い!」と自らツッコむ博。実は最後のコントだけ、ほぼアドリブで、その日によって内容も時間も全然違ったんだそうで、秋山は「楽しくてしょうがないんですよね」とニッコリ。さらに、「元ボクサーで、いつもボクサーはスタミナが大事とか言ってるくせに、博がいちばん疲れてる」というダメ出しまでする秋山。
ラストは博の「閉幕無理宣言」で幕を閉じた本ライブ。開幕時同様、「イヤ、ムリ~!!」という博の絶叫が会場に響き渡っていました。
【ロバート】