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インタビュー

【5up真夏のキラキラ単独祭り】ゆりやんレトリィバァ インタビュー

5upよしもとのおもしろイベントのひとつ、「真夏のキラキラ単独祭り」。煌~kirameki~メンバー18組による単独ライブもいよいよ佳境です。今回は、8月28日(木)に「ジェラシー」を開催するゆりやんレトリィバァにインタビュー。どんなゆりやんワールドが炸裂するのか? たっぷりと語っていただきました。

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――煌~kirameki~メンバーになって、ゆりやんさんをとりまく環境はどう変化しましたか?

 

私は先輩がたが卒業されてからメンバーになることができたのですが、今も芸歴は一番下なので、その部分は変わらないですね。でも、以前より楽屋に入りやすくなったかもしれません。卒業された先輩がたもすごく優しくしてくださったんですが、やはり大勢の先輩がたが楽屋を使いはるのでなかなか入りにくいところもあって。でも今は「楽屋に入っておいで。どんどんしゃべりに来てな」と言ってくださるんです。「楽屋でのやりとりが舞台の何かにつながるかもしれないし」と。本当に優しくしてくださいます。

 

――先輩の存在が、以前よりは近くなった感じ?

 

そうですね。そんな環境を作ってくださるのがありがたいです。でも、馴れ合いになってしまうようなことはありません。

 

――メリハリがあるんですね。よく声をかけてくれる先輩は?

 

やはり女芸人の皆さんですね。尼神インターさんやカーニバルさん、シンクロック・吉田さん、東京ロマンポルノさん。本当にいろいろと気にかけてくださいます。

 

――女性芸人さんも増えましたよね。

 

30期さんに女芸人さんが多いので心強いです。毎月、5upで「女芸人大祭り」を開催していて、回りの皆さんも「団結力やチームワークができてきたね」と言ってくださいますね。

 

――優しい先輩がたに囲まれて切磋琢磨しているゆりやんさんですが、今回の単独ライブのタイトルは、なかなか意味深ですね。

 

前回の単独ライブのタイトルが、「あほあほレトリィバァ」だったので、今回もレトリィバァを付けようかなとか、聞くだけでハッピーになるようなタイトルとか、いろいろ考えていたんです。ある日の夜中、舞台袖でマネージャーさんとタイトルを一緒に考えていたんですがピンと来なくて。「ちょっと休憩を挟もうか」と話している時に、私の好きな人が合コンに行くという話を聞きまして…。「クソッ!」と悔しくて、その話を回りの方々に打ち明けたら、誰かが「ジェラシーやな」という話をしてくださって。そのとき、「あ、タイトルは『ジェラシー』やな」と。そんな経緯で決まりました。

 

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――そんなエピソードから生まれたとは。悔しさを糧に笑いを。

 

そうなればいいんですけどね(笑)。ジェラシーって誰しも抱いたことがある感情だと思うし、共感してもらえたらうれしいです。一緒にジェラシーを燃えたぎらせて、その思いをぶつけて、スッとしていただきたいですね。ライブ当日は、私のジェラシーが爆発してどんなことになるか、予測不能です。

 

――ゆりやんさんの念が渦巻くイベントになりそうです。

 

前回の単独ライブは、ふんわり、ほっこりとしたライブだったんですが、今回をイメージカラーで表すと「赤」。そんな気がします。私は、好きな人に影響されてネタができたりするんですけど、NSCを卒業するとき、優勝したライブでやったネタが、「好きな人の家に侵入する」というストーカーのコントやったんです(笑)。だから、今思っていることとか、「私はこうしたいのに」というこの悔しさがあればできるんじゃないかなと思っています。

 

――なるほど。タイトルには大人びた雰囲気も漂っていますね。

 

真っ赤なルージュで鏡になんか書いたりとかですね(笑)。私も大人の階段を上がっているのかな。

 

――構成はもうまとまりましたか?

 

ライブによっては、皆さんネタとコーナーをされるかたもいると思うんですが、私は単独ライブではネタをたくさん見ていただきたいなと思っているので、ネタ中心で考えています。全部新ネタにして、私のことを知っているかたも知らないかたも楽しんでいただけるような内容に、と思っています。あ、もちろん、ジェラシー関係以外のネタもやると思うので、そちらも楽しみにしていただけたら。

 

――ネタがたくさん楽しめるライブになりそうですね。

 

せっかくの単独なので、4分ネタもあったり、1分以内で終わるネタもあったり、できたら10分15分ぐらいの長いネタにもチャレンジしてみたいですね。

 

――ゆりやんさんのネタは、いつもどのように湧き出してくるのですか?

 

私は本当にまだまだなんですけど、例えば、ふと思いついたダジャレとか、誰かとしゃべっているときに思いついたセリフやキャラなど、気に入ったものがあったら「どうやってネタに使えるかな」と。それを使いたいがためにいろいろ肉付けして、みたいな感じが多いです。

 

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――いろんなキャラが登場するのも楽しみですね。

 

女芸人だからできるネタもありますし、自分の見た目と同じで、男か女か分からない、性別を超えたようなネタもありますので、男性にも女性にも楽しんでいただけるようなネタ作りをしていきたいです。

 

――では、単独ライブに向けて、読者の皆さんにメッセージをどうぞ!

 

5upよしもとは、若い女性のお客さんが多いので、お父さん世代のかたや男性は行きづらいと思っているかたもいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはまったくありません! いろんな世代のかたに、どんどん「真夏のキラキラ単独祭り」でいろんな芸人さんの舞台を見ていただきたいです。

私の単独は「ジェラシー」ということで、今、好きな人がいる女の子とか、彼氏、彼女で「腹立つ!」と思うことがあるかたにもぜひ見てもらいたいですね。ご夫婦で来られるお客さんも、「昔、こんなことあったなぁ」と懐かしんで見ていただだけたら。反対に「こんなことあるわけないやん!」と思うところもあるかもしれませんが、一緒にジェラシーをぶつけていただけたらなと思います。

 

――ちなみに「ジェラシー」は、女性目線のジェラシーですか?

 

そうですね。でも私は誰ともお付き合いをしたことがないので、自分なりのジェラシーのぶつけ方になると思います。だから「そんなわけあるかい!」と共感していただけないところもあるかもしれませんが…。でも、小さいお子さんが見ても害にならないものなので、安心してください(笑)。ストレス発散に、ぜひ来てください!

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真夏のキラキラ単独祭り

ゆりやんレトリィバァ単独ライブ 『ジェラシー』

 

会場:5upよしもと

日時:8月28日(木) 開場18:45/開演19:00

出演:ゆりやんレトリィバァ

料金:前売り1,300円、当日1,500円

問い合わせ:0570-550-100(10:00~19:00/チケットよしもと予約問い合わせダイヤル)

 

 

「今年の夏はNGKでやっちゃいます!!TOPも、Memberも、Jrも大集合!!

5upよしもとキラキラALL NIGHT SUPER LIVE!!!!」

 

日時:8月29日(金) 開演23:00

会場:なんばグランド花月

出演 吉田たち、プリマ旦那、男性ブランコ、見取り図、アイロンヘッド、シチガツ、ヒガシ逢ウサカ、デルマパンゲ、バンビーノ、セルライトスパ、コマンダンテ、霜降り明星、ロシアン生まれ、コロコロチキチキペッパーズ、てんしとあくま、尼神インター、カバと爆ノ介/ゆりやんレトリィバァ

料金:前売り2,000円、当日2,500円

※オールナイトイベントの為、18歳未満入場不可

 

【ゆりやんレトリィバァ】

2014年8月13日 (水)

【彩~irodori~Summer Festival】いぬ インタビュー!!

現在、東京・ヨシモト∞ホールでは『彩~irodori~Summer Festival』が開催中。彩~irodori~Eastメンバーによる単独が続々と行なわれています。
今回は、8月19日(火)に初めての単独ライブ『いぬ単独ライブ「ゐぬ」~ぬぬにみえる』を控えている、いぬにインタビューを敢行! ミニマムで柔らかな雰囲気をまとった2人ですが、つくりだすコントの数々にはピリリとしたスパイクの効いた構成と独特の世界観が……! 中学時代の同級生コンビであり、実は『Mー1甲子園』のファイナリストでもある彼らが満を持してお届けする単独ライブについて、また2人の関係について、いろいろと聞きました! ちなみに、下記写真での2人のポーズは、尊敬する中川家がよくやっていたものだそうです。

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有馬徹(向かって左:1987年12月25日生まれ/宮崎県出身/東京NSC15期生)
太田隆司(向かって右:1897年8月8日生まれ/宮崎県出身/東京NSC15期生)


――芸歴5年目にして初めての単独ライブ。タイミングとしてはいかがですか?

太田 ちょうどいい気はしています。2~3年目の頃だったら自信がなかったと思いますし、今年は5年目っていう節目の年でもありますし。5年目にやりたいなと思っていたので、夢が叶いました。
有馬 そうですね。今だったら(やれる)という気持ちはあります。

――現在は準備の真っ最中だと思いますが、打ち合わせは順調に進んでいますか?

有馬 初単独なのでこだわっちゃって、なかなか進まない感じですね。自分たちにしかできないことをやりたいなと思っているんですけど……なかなか難しくて。
太田 8月後半だと、皆の単独も終わってる訳じゃないですか。他の人と絶対かぶりたくないっていう思いもあって、見せ方にこだわっていきたいなと思ってるんです。
有馬 一発目のサンシャインの単独を見学させてもらったんですけど、ものすごく面白くて。テンションが上がったというか、もっとがんばらないといけないなと、いい刺激をもらいましたね。

――ライブの構成からネタまで全て、お2人で話し合って決めてるんですか。

有馬 そうですね。ネタはふざけ合ってる時にできるものもあります。ミニコントから生まれるというか。
太田 そういうところは、僕らが中学の同級生だからかなって思います。

――2人並んでいると、顔の造形は全く違うのにすごく雰囲気が似てますよね(笑)。

有馬 ははは。やっぱり、いつも一緒にいると似てきちゃうんですかね?
太田 僕ら、地元が宮崎なんでゆったりしてるというか、穏やかな空気を共有してるんだと思います。

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――また、今回のライブタイトルが変わっているというか。いぬさんの独特なネタの世界観が現れている、素敵なタイトルだなと思いました。

有馬 ありがとうございます(笑)。ネットで検索しても、“いぬ”じゃ僕らコンビのことが出て来ないんですよ。“いぬ お笑い”って入れても面白い犬の画像が出てくるんで、コンビ名を“ゐぬ”に変えようかなって悩んだことがあったんです。こっちだと検索もしやすいし……ってずーーっと悩んでいたんで、今回、単独のタイトルに使いました。で、“ゐぬ”って観にくいし、“ぬぬ”に見えるなっていう思いも、そのままタイトルにしたんです。

――そもそも、なぜ「いぬ」っていうコンビ名に?

有馬 高校生のときに文化祭で漫才をやろうということになって、コンビ名を考えたんですよ。案はいろいろ出たんです。リトルバイリトルにしよう、とか。
太田 ブラザーフットにしようとか。横文字のカッコいいコンビ名に憧れていて(笑)。
有馬 だけど、ピンと来なくて、ファミレスで5~6時間悩んで……。そのファミレスに犬の置物が並べてあったんで、「じゃあ、“いぬ”でとりあえずやろうか」っていうことになったんです。そこから、いつの間にか愛着が湧いちゃって、そのままなんです。

――お2人、『ハイスクールマンザイ』のファイナリストなんですよね?

太田 そうです。当時は『Mー1甲子園』っていう名前だったんですけど。
有馬 その時も、“いぬ”で出ました。
太田 宮崎県予選で優勝して、九州・沖縄地区代表ということで、決勝だった大阪まで行って。だから、僕らの初舞台ってNGKなんですよね。

――お笑いの殿堂が初舞台なんて、かなり贅沢ですね。

有馬 でも、決勝は最初からネタが飛んじゃって(笑)。
太田 最初は緊張してなかったんですけど、舞台に立った途端、照明の明るさで頭が真っ白になっちゃって、「どうも、いぬです」が言えなくて。
有馬 「どうも~~~……あ……あ、あれ、あの……いぬです」みたいな感じだったよね。
太田 うん。その後の流れも全部飛ばして。
有馬 ぐっだぐだでした。(ネタが終わってから)オール巨人師匠に、厳しいダメ出しをいただいて……。高校生にもちゃんと真剣に向き合ってくださったというか。

――なるほど。いち漫才師として対等に接してくださったんですね。

太田 かなり細かいところまで観ていただきました。
有馬 テンポが悪い、とか。
太田 3つ目のボケが弱い、とか。
有馬 すごく親身になって言ってくださって……って、まぁ、当時言われたときは泣きそうだったんですけどね(笑)。今考えると、すごく熱く話してくださったなって。
太田 はい、嬉しかったです。
有馬 でもやっぱり悔しくて、リベンジしてやろうかなっていう思いもあって、芸人になったところはあります。

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――当時は漫才で決勝まで行かれたということですけど、今はコントが主体ですよね。そうなったのは、何かきっかけがあったんですか?

有馬 大学生になってからも、『Mー1グランプリ』に出るときだけ集まってたんです。当時、2人とも中川家さんに憧れてたこともあって、バチバチの漫才をやってたんですよ。けど、僕ら2人とも身長が低くて、「どうも~」って出て行くと高めにマイクがセットされてることでまず変な笑いが起きて、ネタを聞いてもらえない。だから、漫才が合ってないんじゃないかと感じて、NSCに入って初めてコントをやったらすごくウケて、そこからやるようになりました。

――コントを続けてみて、感じている手応えは?

有馬 自分たちはこういうスタイルなのかなっていうのが、ようやく掴めてはきましたかね。普通にボケツッコミのコントもやりましたし、いろんなことを試しましたから。今は変な空気感でボケツッコミなくやるコントが多いんですけど、そっちのほうが合ってるのかなって思ってます。
太田 僕らのネタって、ツッコミがないっていうか。
有馬 2人ともツッコミができないんで、観ているお客さんにツッコんでもらえるような感じはしてるんですね。
太田 漫才をやってたときは、僕がツッコんでたんです。当時は向いてないっていうことにも気付かずに、頭叩いたりして「何してんだよ!」とかスタイリッシュにツッコんだりしていて。
有馬 ネクタイを整えながらね。
太田 (笑)中川家さんに憧れていたっていうのもあって、そういうツッコミをやってたんですけど、あるとき、自分がツッコミをやるような見た目じゃないなっていうことに気付いたんですよ。
有馬 チビでヒゲが生えてて?
太田 うん(笑)。全然説得力がないんだなってことに気付いてから、漫才がうまくいかなくなったというか。両ボケの漫才もやってはみたんですけど、それもしっくり来なかったですね。
有馬 アマチュアでさっき言ったような賞レースに出ていたときのネタで、僕が「合コンに行ったことがない」っていうのがあって。で、相方が「こうやるんだよ!」って必死にツッコむんですけど、こいつが合コンのことを知ってる訳がないっていうか(笑)。
太田 はははは! リアリティが全くなかったんです。
有馬 でも、コントはキャラに入ってしまえば、その点は気にならなくなりますし。

――そうですよね。女装をしていれば、女の人の設定なんだなと理解してもらえますし。

太田 はい。それで、コントが多くなっていきましたね。

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――今回の単独ライブも、コント中心ですか。

有馬 そうですね。5~6本くらいやる予定で、長めのものや短めのもの、いろいろと試そうと思ってます。VTRはほとんど撮り終えたんですけど、撮ってくれた方がすごくこだわってくれたのでいい感じになってるはずです。∞ホールって(舞台の中央に)大きな画面があるじゃないですか。
太田 あれ、幅を広くすることができるんですよ。
有馬 だから、いつもより大きな画面でVTRを流そうと話してます。あと、僕ら同級生なんで、学生時代の写真とかもVTRで出す予定で……。こんなこと言って、アピールになるのかな?
太田 (笑)どうだろうね。まぁ、オープニングから凝ろうと思っているので、ネタ以外のところも楽しみにしていて欲しいなと。エンターテインメント的な感じにしようと思っているので。

――エンターテインメントといっても、お2人のテイストだとポップな感じにはならなさそうですが……。

有馬 ははは! 確かにポップではないです。もしかしたら、悲鳴が上がるかもしれない。
太田 今考えてるのだと、そうなりますね。
有馬 とにかく楽しみにしていただきたいんですけど、いちばん不安なのはチケットの売れ行きなんです。2人ともシャイなんで、お客さんに声をかけるのすら一大事なんですけど……手売りがんばってます。
太田 がんばってます。ライブの合間に手売りするんですけど、たった20~30分くらいでドッと疲れちゃうんです。
有馬 相方も僕もコンプレックスが強くて。チケ売りしてても、“気持ち悪いな”とか“こいつら、ヒゲ濃いな”とか思われてるんじゃないかなって考えちゃって。
太田 (笑)僕ら、学生時代から女の子とうまく接することができなかったタイプで。影で、2人で楽しくワチャワチャやっていたので、女の子が苦手というか。
有馬 女の子、正直苦手です。でも、ワーキャーの声はもらいたいですけど(笑)

――太田さんのヒゲが濃いっていうのは、確かに思っているファンの方もいるかもしれません。けど、先輩にもぎゅ~っと抱きしめられたり、かわいがられてる印象があるので、お2人のことをかわいらしい存在だと思っている人もいるはずですよ。

有馬 そんなふうに見てもらえていたら有り難いですね。
太田 確かに、先輩からは変なかわいがられ方をしてますね。それこそ、本当の犬みたいに、うわ~って頭をなでられたりしてますし(笑)。

――先輩にかわいがられるといえば、しずるさんのイベント『ずしゃる』にゲストとして出演されましたよね。ルミネでネタをやる機会なんてなかなかないので、刺激になったんじゃないかなと思うんですけど。

有馬&太田 あれ、本当に有り難かったです!
太田 反応も、いつもと違ったというか。僕が女装するコントだったんですけど、いつもだったら出て来た瞬間に笑ってもらったりするんです。けど、初めて僕らを観てくれるお客さんが多かったからか、そこで笑いは起きず、ボケでスーッとウケてくれて。
有馬 いい反応をいただきました。
太田 嬉しかったです。勉強になりました。

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――そのコントは、1月の『彩~irodori~Championship』予選でもやったものですよね。思春期のあるシーンを切り取っているような内容で、いぬさんの代表的なコントでもあると思うんですけど。

有馬 NSCのときにつくったネタなんですけど、当時は全くウケなかったんです。1年目にやったときもウケなかったんですけど、最近は「あれ、好きです」って言ってくれる女子高生もいます。たぶん、以前はメイクも何もしてなかったから、伝わりにくかったのかもしれないですね。
太田 そうですね。(見た目も)汚かったというか。
有馬 当時は、相方が女性用のカツラをかぶっていただけだったんです。
太田 今はちゃんとヒゲも剃って、化粧も白すぎるくらい濃いめに塗って。
有馬 ヒゲが青いんで隠すのが大変なんですよ(笑)。で、可愛く見えるように、チークも付けてね。あのメイク、実は30分かかってるんです。

――30分!? そんなに時間かかってるんですか。

太田 はい、タイツも2枚履いてます(笑)。
有馬 僕らのコントって、太田が女装したり、ものに変身したりするコントが多いんです。なんか(と言いながら、太田をじぃーーっと見つめて)人形っぽいですもんね、見た目が。

――(笑)ミニマムで……ラグビーをやっていたからか、ガタイがいいですし。

太田 (笑)よくフィギュアっぽいって言われます。人間らしさがないのかな?
有馬 ふふふ。それはどうかわからないけど、そういうところも活かしていけたらなって思ってます。とにかく観に来てくれたお客さんに「攻めてたな、いぬは」って言われるような単独にしたいですね。それはどんな意味でも、どう転んでも。成功しても失敗しても「あいつらは人と違うことをやってたな」と思わせたいです。あ、もちろん成功させるつもりですけど。
太田 僕も同じ気持ちです。

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――お2人の頭の中にはすでにイメージができあがってそうですけど……コント主体ということもあって、どんなネタでどう表現してくのか……。いぬさんはいい意味で不気味なので、楽しみです。

太田 (笑)僕らもどうなるか、初めてなのでわからないことだらけですけど。
有馬 そうですね。ただ、お客さんからも芸人からも面白かったと言われるようなものを目指したいですね。芸人さんたちが、どれくらい観に来てくれるのかも気になっちゃいます。
太田 お客さんはもちろんなんですけど、芸人さんにも観に来てほしいです。
有馬 はい。……もしお客さんが少なかったら、皆に席座ってもらおうか。
太田 そうだね(笑)。そうしよう。

――いやいや! このインタビューを読んで興味持つ方もいるはずです。たくさんの方に観に来ていただきましょう。

有馬 そうですね。夏休みなので、ぜひ来てください!
太田 僕ら、バイトも休んで打ち込んでますんで、皆さんも∞ホールに遊びに来てください!


●ライブ情報

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彩~irodori~Summer Festival
いぬ単独ライブ「ゐぬ」~ぬぬにみえる
会場:ヨシモト∞ホール
日時:8月19日(火)13時45分開演/14時開催
料金:前売1500円/当日1800円


彩~irodori~Summer Festival Final~もう1組のTOP決定戦~
予選
会場:ヨシモト∞ホール
日時:8月24日(日) 開場14:30/開演15:00
料金:前売り1800円、当日2300円


決勝
会場:ヨシモト∞ホール
日時:8月24日(日) 開場17:30/開演18:00
料金:前売り2000円、当日2500円

チケットよしもと http://yoshimoto.funity.jp


【いぬ】

2014年8月12日 (火)

【彩~irodori~Summer Festival】顔色よろしわろし インタビュー!!!

現在、東京・ヨシモト∞ホールでは『彩~irodori~Summer Festival』が開催中。彩~irodori~Eastメンバーによる単独が続々と行なわれています。
今回は、8月18日(月)に初単独ライブ『顔色よろしわろし初単独ライブ「顔色二十面相」』を行なう顔色よろしわろしを直撃! 1月末に行なわれた『彩〜irodori〜East Championship』にて、一番下のカテゴリーから一気にJr.入りを果たした彼ら。勢いそのままに迎える初単独となりそうですが、いろんなネタを披露できる喜びをひしひしと噛みしめているようです。ちなみに、ツッコミ・小前は、浦和レッドダイヤモンズ所属の槙野智章選手と幼なじみなんだとか。「連絡先は知らないですけど(笑)、Twitterをフォローしてるんで“単独来てください”ってお願いしてみます」とのことですが、果たして……!?

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都築明知(向かって左:1985年10月13日/奈良県出身/東京NSC15期生)
小前徹(向かって右:1987年4月25日生まれ/広島県出身/東京NSC15期生)

——初めての単独ライブを迎える、現在の心境は?

小前 やりたい気持ちはもちろんありますけど、まだまだ不安のほうが大きいですね。2人だけで1時間やるっていう経験をしたことがないので、段取りが全くわからなくて。
都築 正直、まだ実感がないですね。10のうち、まだ1くらいしかできてないんで、これからネタをつくっていけば、実感もこれから湧いてくるとは思うんですけど……でも、どうなんでしょうね。ネタをつくったらつくったで、不安もまた出てくるのかなと思いますけど。
小前 そうですね。今はただ、こんなにバイトできねぇのか!って思ってます(笑)。

――できないもんですか。

都築 ですねぇ。僕も今はしてないです。
小前 皆がやたら本社に行ってネタ合わせしてるんで、俺らも行かなきゃいけないのかなってと思って、バイトを休んで行くんですけど……打ち合わせはあんまり進んでないです(笑)。今のところ、7本くらい新ネタをやろうと思ってるんですけど、1日に7本の新ネタなんてやったことないんで、まず覚えられるのかっていうのも不安で。皆、どうやって覚えてるんだろうと気になりますよね。きっとネタは飛ばすと思いますけど、あんまり気にせず、楽しくできたらないいかなって。
都築 そうですね。
小前 あと、怖いのが(チケットを買ってくれた)お客さんの数字がリアルに出ることですよね。こいつが全く、お客さんを呼ばないんですよ。

――チケットを売らないってことですか?

都築 いやいや、“売らない”んじゃないです。“売れない”んです(笑)。
小前 (笑)僕はバイト先の飲食店のお客さんに「友達を誘って来てください」って売り込んで、今回は100~150人くらい呼べたらなと思ってますけど。

――150人!? 1人でそれだけ来てもらえるなんて大したものですよ。

小前 主催してるライブには以前80人くらい来てくれました。その時、こいつは2人しか呼べなくて……。
都築 でも、今回は20人くらい来てくれる予定です。
小前 (食い気味に)親とかも呼ばないんですよ。僕なんて、実家の広島から来てくれるんですよ? 初単独だから観に来てもらえよ。
都築 興味ないんですよねぇ、うちの親。
小前 単独あるって伝えてもないんでしょ? そこがこいつの良くないところなんです。

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――あの……お2人の喋る割合が……8:2……いや、9:1ですね。小前さん、めちゃくちゃ喋りますね。

小前 (笑)こいつが全く喋らないから、僕が喋ってるだけです。マイペースに座ってるだけなんで。

――都筑さん……なぜ芸人に?

都築 確かに、そう思われますよね(笑)。以前、大阪で芸人をやっていた友達2人が解散しちゃって、その片方に「ライブがあるから、お前出てくれ」って言われて出て。そこから何回か出たんですけど、誘ってくれた子が「俺も無理だ」って辞めちゃって。そこから1年くらい何もしてなくて、“ヤバいな。どうしようかな”って思ってた時に、もう1回やってみようと思ったというか。で、大阪だと(当時、一緒に出ていた芸人達に)「あいつ、もう1回入り直したと思われるかもしれないっていうのと、友達が東京で芸人をやっていたこともあって、こっちでやるようになりました。
小前 ……ボケのヤツが、つまらん話をちゃんとするな!

――(笑)。

小前 僕がたくさん喋ってるのは、喋ってる間にボケを探してほしいからなんですよ。こいつはいつも下向いて頷くだけなので。
都築 うん。
小前 「うん」じゃねーよ、貴様!

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――それにしても、かなり珍しいというか今時あまりいないタイプのコンビ名ですよね。

小前 そうなんです。「誰かのお弟子さんですか?」って言われることが多くて。
都築 正直、いままで200回くらいは改名を考えてます(笑)。舞台に出た時も、このコンビ名だと変な空気になりますし。
小前 MCの人とかに「どっちがよろしなの?」とか聞かれた時の、面白い対応もまだ見つかってないです。でも、このコンビ名って一度聞いたら忘れられないっていうか。僕ら、今年の始めまで『彩~irodori~Lesson』っていういちばん下のカテゴリーにいて、3日間でJr.メンバーにまで上がったんです。そのインパクトが強かったのか、今まで絡んだことのなかった先輩からも声をかけてもらったりして。そういう時にコンビ名のことをツッコんでもらえたりもするんで、パンチ力はあるんじゃないかなと思ってますけどね。

――『彩~irodori~East Championship』で見事に予選を勝ち抜いて、Jr.メンバーになったんですよね。

小前 はい。『~Lesson』から翌日の『~Audition予選』で勝って、その翌日が『~Audition』の決勝で。そこで勝たないと『~Championship』には出られなかったんですけど、1位を取って出場権を得ました。で、さらにその翌日が『~Championship』で。
都築 それまで5回連続で、『~Audition』の決勝までは行ってたんですけど、毎回ダメで。本社で同期と一緒に結果待ちをしていて、『~Championship』に出られるってわかった瞬間、相方とハイタッチしました。周りの同期は皆、めっちゃ引いてましたけどね(笑)。
小前 思わずそうしてしまうくらい、嬉しかった。『~Championship』では上のカテゴリーの人や先輩と戦えるので、僕らのネタがどれだけ通用するかを試せたというか。そういう中で勝ち上がれたことで、“芸人やってて良かったな”と思えました。
都築 やるならこれっていうネタがあったので、これでダメなら俺らはここまでなんだなと思いながら、そのネタをやりました。まぁ、俺らくらいだったんじゃないですか。あの日、そんなことを思いながらやってたのは。けど、それが逆に良かったんだと思います。
小前 3日でガラッと環境が変わったので、顔に出たストレス性皮膚炎が治らなくて(笑)。それまでは月2回、2分間のネタをやる出番しかなかったんですけど、今はネタ時間もネタをやる場も倍以上に増えたんで、どうやら体がついていってないみたいです(笑)。単独も不安はありますけど、めちゃくちゃ楽しみにしてます!

Img_3590 ――内容はもう決まってるんですか?

小前 さっき言ったように新ネタを7本くらいやろうと思ってるんですけど、コントにも挑戦してみようかなと思ってます。∞ホールでは一度もやったことがないので、「大丈夫なの?」って思われるお客さんもいるかもしれないですけど。
都築 コントは、人生で2回くらいしかやったことないんですよ。ネタ中どこを観ていいのかわからなかったっていうのが、コントを終えたあとの共通した感想で。
小前 漫才してると、座ったりしてお客さんと同じ目線になるとかないじゃないですか。あれ、めっちゃ怖いです。昨年の『キングオブコント』の予選に出た時に、当日まで全く緊張してなかったんですけど、椅子に座っていて明転した途端、頭が真っ白になっちゃって。何もできないから、適当に喋りました(笑)。
都築 その前の年の『キングオブコント』では、僕、影マイクをやったんですけど、マイクがオフのままで……やり慣れてないのは怖いなと思いましたね。
小前 なので、挑戦してみたいなと。漫才は今年の『THE MANZAI』に賭けてたんですけど、1回戦で落ちちゃって……泣きました(笑)。なので、来年に向けて強いネタをつくろうと切り替えました。
都築 とにかく今回の単独で、何かをつかみたいですね。漫才もいつも同じかたちのネタしかやってないんですけど、今回は違ったテイストでつくれたらなと。
小前 あと、僕らはエロ漫才師の座を狙っているというか。こいつがエロいことばっかり言ってくるんで、そこを活かせれば。
都築 (笑)スケベなことばっかり考えちゃうんですよねぇ。小前 ∞ホールでネタをやっているからと言って、お客さんには寄せずに。最初は引かれてもいいので、ゆくゆくは女の子に笑ってもらえるようなかたちができればいいですよね。
都築 (“引く”と“笑える”の)ギリギリのラインを狙っていきたいですね。
小前 あと、こいつを使って面白いVTRも取れたので、楽しみにしていてほしいなと。
都築 僕ら、漫才しかやって来なかったんで、特技っていうものがないんです。だから、生み出すのは大変なんですけど。

Img_3614 ――でも、今回の単独をつくっていく中で何かしらの特技も見つけられるかもしれないですよね。ネタ以外でも、VTRづくりに挑戦できたりもしますし。

都築 そう考えると、単独ってすごい機会ですよね。いろんなことができるんだなって、そう言われて改めて思いました。
小前 何にせよ、攻めていきたい。攻めたものをつくりたいです。
都築 「観に来て良かった」って言われたいです。1時間のために、わざわざ劇場まで来てもらう訳ですからね。中には、家が遠い人もいるでしょうし…………がんばりてぇ~~~!!

――心の声が出ましたね。そんな中で、顔色よろしわろしさんらしい構成もあったり?

小前 ∞ホールっぽくないっていうか、古い浅草感を出していこうかなと。
都築 浅草感?(笑)
小前 そう。派手にカッコイイ感じにするよりは、寄席っぽい単独にしたいんですよ。∞ホールって緑と銀の派手なセットですけど、単独では後ろのセットを障子とかにして古めかしくしたいんです。

Img_3618_2 ――そうすることで、年配の人も来やすくなりそうですね。

都築 そういうの、理想ですね。世代を問わず笑えるネタをやりたいですし。
小前 そうですね。おじいちゃん、おばあちゃんにも楽しんでもらえるような単独にします。
都築 珠玉の6本の漫才といいコントをつくります。ぜひ観に来てください!


●ライブ情報

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彩~irodori~Summer Festival
顔色よろしわろし初単独ライブ「顔色二十面相」
会場:ヨシモト∞ホール
日時:8月18日(月)13時45分開演/14時開催
料金:前売1500円/当日1800円

彩~irodori~Summer Festival Final~もう1組のTOP決定戦~

予選

会場:ヨシモト∞ホール

日時:8月24日(日) 開場14:30/開演15:00

料金:前売り1800円、当日2300円



決勝

会場:ヨシモト∞ホール

日時:8月24日(日) 開場17:30/開演18:00

料金:前売り2000円、当日2500円



チケットよしもと http://yoshimoto.funity.jp



【顔色よろしわろし】

【5up真夏のキラキラ単独祭り】尼神インター インタビュー

現在、5upよしもとで好評上演中の「真夏のキラキラ単独祭り」。煌~kirameki~メンバー18組がそれぞれ工夫を凝らした単独ライブを開催しています。今回は、8月18日(月)に「夏恋」を開催する尼神インターに直撃。恋愛ストーリーに夢中の誠子と、ロックな色気(!?)を追求する渚の、単独ライブにかける意気込みをインタビューしました。

 

Yoko

――今回のイベントタイトル「夏恋」について、どんな思いが込められているのでしょうか?

 

誠子 私たちは基本的に恋愛ネタが多いんですが、夏って恋愛したくなる季節というか、恋が起こりやすい季節かな? と思って。ちょっと危険な香りもしつつ、切ない感じもありつつ、ですね。私が付けたんですけども。

 

渚 全然OKです。めっちゃ、ええタイトルじゃないですか!

 

――お褒めの言葉が飛び出しました。

 

誠子 そうですね(笑)。びっくりしました。OKのスタンスやったんや。

 

――何よりです。ちなみに、やはり今回も恋愛ネタが多めに?

 

誠子 はい、すべて新ネタで。いつも漫才が多いんですけど、コントもやろうかな、と。あと、単独ライブのときは毎回VTRにもこだわっていて、今回も力を入れています! 女の子が共感できるような、「恋愛のあるある」みたいなものを、ネタにもVTRにもいっぱい取り入れてみようかなと思っています。今回はとくに「夏恋」ですし、いつもより色濃く、「夏の恋のあるある」を入れていきたいです。

 

――ネタはいつも誠子さんが作るのですか?

 

誠子 大まかな構成は私が考えています。お客さんに「いろいろ見たい」と言っていただいているので、漫才やコント、VTRはもちろん、モノマネなんかも入れようかな、と。私、すごく恋愛が好きなので、どうしてもやりたいんです。恋愛に関しては止められない思いがあります(笑)。

 

Seiko

――その思い、ネタにも込められていますよね。渚さんが演じる男性もいつもキラリと光ります。

 

誠子 相方の男性役は、まだ私の理想の男性にはまったく近づいてませんけどね。

 

渚 まぁでも、私は男ではないので。

 

誠子 分かってるわ! まじめか!

 

――(笑)。渚さんは、誠子さんのネタに込められた恋愛の世界観をどう感じているんですか?

 

渚 誠子ちゃんや、ほかの女性が「いいな」とか「キュンキュンする」というものは、少女マンガとか恋愛ドラマがベースにあると思うんですが、私自身、これまでそんな世界に接してこなかったので、本当にわからないんですよね。

 

誠子 めっちゃ分析してる(笑)。だから、さっきからまじめか! 

 

――ちなみに渚さんは子供の頃、どういうものに夢中になっていたのですか?

 

渚 私はもっぱら公園で遊ぶタイプでしたね。公園で遊んで、滑り台の階段をジャンプして下りてるときに思いきり足をくじいてしまったことがありました。小学校3年生ぐらいのときの出来事なんですけど、29歳になった今もその足が痛むことがあります。

 

――古傷が。かなり激しくくじきましたね。

 

渚 そんな子供やったから、少女マンガとかは全く読んでないです。

 

――そんな渚さんにとって、誠子さんが書くネタは新鮮に感じるのでは。

 

渚 はい。「女の人ってそんなことでキュンキュンするんや!」みたいな感じです。

 

誠子 そんなん思ってたんや(笑)。

 

――誠子さんは「今回は恋愛ネタの色をかなり濃く出す」とおっしゃっていますが、そのことについては?

 

渚 もし余裕があるなら、私がやりたいやつもちょっとだけ入れてもらえたらうれしいですね。以前も、後輩のゆりやんレトリィバァがアトラクションになって私をおもてなしする「ゆりやんスタジオジャパン」ていうVTRを作ったことがありまして。

Nagisa

 

――なるほど。渚さんがやりたいこともちょこっと入れられたらな、と。

 

渚 おまけみたいな感じでいいので、花火をイチから作るとか、海に魚釣りに行くのもいい。公園で、私ひとりでめっちゃでかいテントを建てるとか。

 

誠子 どういうこと? なんで、でっかいテントを建てたいの? 

 

渚 テントを無事に建てられたときの達成感ですよね。

 

――さまざまなアイデアが飛び出します(笑)。話は変わりますが、新体制になり5カ月が経とうとしています。ずいぶんと慣れましたか?

 

誠子 そうですね。私たちでいうと、先輩は29期さんだけで、あとは後輩になるんですけど、みんな本当に仲がいいから通常ライブも楽しいです。仲がいい分、前にも出やすいです。プライベートでも遊んでいる人たちばっかりなので、息は合うのかな、と。

 

渚 なんとなくですけど、私はお客さんとまだちょっと距離があるのかな、と感じています。「新メンバーってどんな感じやろう?」と見に来てくださっている方が多いのかもしれません。どうやったらお客さんと仲よくなれるのかな? と考えてみたところ、やっぱりロビーでお客さんと一緒にテントを建てたりするのがいいかな、と。

 

――テント、建てたいんですね(笑)。

 

渚 共同作業することで結束も生まれますし、一緒にテントを建てることで「意外とまじめやな」、「おちゃめな面もあるんやな」とか、人柄を知るきっかけになるかも知れん。

 

渚 さっきから、テントを建てて何になるん?

 

渚 いや、テントを建てるのって、ほんまにめっちゃ大変なんやんか。ここに差す器具はこれじゃないとか、いろいろ細かいねん。前に、(矢野・兵動の)矢野さんと一緒にテントを建てた時、時間がかかって大変やったんです。マットを敷く方向とかも気にせなあかんし、とにかく簡単じゃないんですよ。

 

――すごい説得力。誠子さんも、いよいよテントに興味が沸いてきたのでは。

 

誠子 沸かないですよ! 

 

――そうでしたか(笑)。女性芸人の皆さんが以前より目立つようになったようにも感じます。

 

誠子 それはありますね。月に一度、「女芸人大祭り」という女芸人だけのイベントもありますし、こちらもぜひ見に来てもらいたいです。ただ、26期さんが卒業されて、めちゃくちゃ寂しくなりましたね…。私、藤崎マーケットのトキさんが好きなんですけど、前のようには会えなくなりました。前は毎日のように会えてたから、寂しくて寂しくて…。

 

――そんな思いを募らせていたとは。

 

誠子 卒業されてから気づいたんです。「あ、私、好きやったんや」って…。こうなったら、なんかイベントを考えてトキさんと共演できるきっかけを。

 

――寂しさをパワーに代えて(笑)。では最後に、今回の「夏恋」、見に行こうかな? と迷っている人に、最後のひと押しをお願いします!

 

誠子 夏ということもあるので、濡れ場のシーンを多めにしたりとか、ちょっと露出もしたいと思います! どういう場面で露出するかはまだ考え中ですが、誠子のセクシータイムを作りたいと思っています。

 

――えぇっ!? 男性のお客さんは見逃せないですね。

 

誠子 女性のお客さんにはもちろん来ていただきたいですし、男性のお客さんも増やしていきたいので。

 

渚 私は、男性・女性、どちらからも好いてもらえるような、カッコよくてロックな色気を出せたらいいなと思っています。

 

誠子 そんなん言うから、オナベ疑惑が出るんやで。

 

渚 どっちにも受け入れてもらえるような色気ってあるやん。誠子ちゃんはトキさんとイベントしてみたいと言ってましたけど、私はあいにゃん(福本愛菜)とイベントしてみたい。あいにゃんは、男性にも女性にも好かれてるし。

 

誠子 もう結成して長いですけど、私はまだめちゃくちゃ疑ってますよ! オナベ疑惑は強まるばかりです。核心に迫るばかりで…。

 

渚 じゃあ、「どっちなんやろう?」と確かめに来てもらうのもいいかもしれません。新ネタも楽しんでもらって、誠子ちゃんのセクシータイムも見てもらって、私がオナベかどうかも確かめに来てもらったら。楽しみがひとつ増えましたね。こんな盛りだくさんの1時間はほかにないと思います(笑)。

Tate

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真夏のキラキラ単独祭り

尼神インター単独ライブ 『夏恋』

 

会場:5upよしもと

日時:8月18日(月) 開場20:45/開演21:00

出演:尼神インター

料金:前売り1,300円、当日1,500円

問い合わせ:0570-550-100(10:00~19:00/チケットよしもと予約問い合わせダイヤル)

 

「今年の夏はNGKでやっちゃいます!!TOPも、Memberも、Jrも大集合!!

5upよしもとキラキラALL NIGHT SUPER LIVE!!!!」

 

日時:8月29日(金) 開演23:00

会場:なんばグランド花月

出演 吉田たち、プリマ旦那、男性ブランコ、見取り図、アイロンヘッド、シチガツ、ヒガシ逢ウサカ、デルマパンゲ、バンビーノ、セルライトスパ、コマンダンテ、霜降り明星、ロシアン生まれ、コロコロチキチキペッパーズ、てんしとあくま、尼神インター、カバと爆ノ介、ゆりやんレトリィバァ

料金:前売り2,000円、当日2,500円

※オールナイトイベントの為、18歳未満入場不可

【尼神インター】

2014年8月11日 (月)

【彩~irodori~Summer Festival】春夏秋冬 インタビュー!!!

現在、東京・ヨシモト∞ホールでは『彩~irodori~Summer Festival』が開催中。彩~irodori~Eastメンバーによる単独が続々と行なわれています。
今回は、8月17日(日)に初めての単独ライブ『春夏秋冬初単独LIVE「SEASON.1」』を控えた春夏秋冬へのインタビューを敢行! 芸歴7年目&コンビ4年目にして掴んだチャンスとあって、2人とも気合い十分。同期ということもあって、和気あいあいとした関係性なのかと思いきや、コンビ間には微妙なパワーバランス(?)も存在するようで……。コンビ結成秘話も素敵な彼らのインタビューをどうぞ楽しんでください!

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浜中英昌(向かって左:1984年1月21日生まれ/東京都出身/東京NSC13期生)
武藤光司(向かって右:1985年10月23日生まれ/東京都出身/東京NSC13期生)

――コンビ結成4年目ですが、お2人とも芸歴7年目ということで“念願の初単独ライブ”ですよね。

武藤 まさにそうですね。昨年、多くの同期が単独をやったんですけど……。
浜中 その時はAuditionだったんで、できなかったんですよね。悔しくて、見学も行けませんでした。
武藤 僕は結構行ってたんですけど、羨ましいなと思いながら観てました。皆、単独が終わったあとにいい顔するんですよ。で、ビールが美味いっていう発言を良く聞いたので、今年こそ最高の1杯を味わってみたいなと。って言っても、僕、ビールはあんまり飲めないんですけどね。
浜中 (笑)7年分の思いを込めたいと思います。

――準備は順調に進んでいますか?(註:取材日は7月中旬)

浜中 ちょっとずつは進んでますかね。僕はどちらかというとネタを担当していて、相方にはVTRを任せている感じで。
武藤 コンビを組んだ当初から、「単独をやるなら、こういうことをやりたいね」ってちょくちょく話してたんです。で、今回、VTRでやりたい企画があったので相談したら、「いいよ」って言ってもらえて……。緊張しながらも無事撮り終えたので、ぜひ観ていただきたいですね。渾身のVTRができましたから!
浜中 そんなにハードル上げたらダメじゃん。箸休め程度でしょ?
武藤 渾身の箸休めです!
浜中 (笑)あっと驚くようなVTRになっていることは間違いないので、楽しみにして欲しいですね。

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――ネタづくりはどうですか? 春夏秋冬さんと言えば漫才の印象が強いですけれど、コントをやったりもするんですか?

浜中 コントもやろうと思ってますね。とりあえずいろんな種類のネタをやりたいんで、今までの感じじゃなく全く新しいかたちのネタも考えてるところなんです。ネタは基本、僕がつくってるんですけど、相方には悩んだり行き詰まった時には助けてもらったりもしてます。
武藤 ただ、僕のアイデアはほとんど通らないので、毎回数を打つことにしていて。で、たまにかするものもあるんで、その時は相方に再考していただいてるって感じですかね。
浜中 いやいや、“いただいてる”って何?(笑)

――確かに気になる表現ですね。コンビ間で、上限関係があるんですか?

武藤 そう……ですね。
浜中 そんな言い方したら、俺がヤバいヤツみたいじゃんか。
武藤 (笑)僕はそっちのほうがいいっていうか。相方は年上ですし、尊敬する部分もあるんでやりやすいからそうしてるんですけど。
浜中 武藤が率先して、僕に敬語を使ってるだけです。言わせてる訳じゃないです。
武藤 もちろんです!

――そういうコンビ関係だとは思ってなかったです。

浜中 どんなコンビだと思ってました?

――漫才を拝見してると言い合いのような激しいやりとりが多いので、フラットというか。普段から、武藤さんがもっとハッキリと物を言う人なのかなと思ってたんです。けど、意外と爽やかというか、ものすごくマジメな人だなというか(笑)。

武藤 恥ずかしい! そんなことを言われると思ってなかった。
浜中 (笑)俺もマジメですけど、こいつはもっとマジメでピュアなんです。あと、いつも何にも考えてないくせに喋り出す。で、途中で道に迷っちゃうんですよね。
武藤 そこは、相方にすごく怒られるところですね。

Img_3578 ――一方、浜中さんは漫才の中で1つのことをくどくどと言い続けているので、物事に細かい人なのかなっていう印象もありました。

武藤 それは……まさにそうですね。
浜中 ははは。だって、ネタ合わせしてたら、こいつの胃が壊れちゃったことがありましたもん。
武藤 ネタ合わせの時に「頭に思い浮かべたことをアドリブでやらせて」って言われて。で、朝から晩まで上からネチネチと揚げ足を取るようなことを言われ続けていたら、胃がキリキリッとしてきて。不摂生からくるものなのかなと思ったんですけど、次の日も痛かったので新宿の病院へ行ったら、ストレス性の胃炎だと診断されました(笑)。今回、単独ライブということで、ネタ合わせをたくさんしないといけないので……ちょっと怖いですけど。
浜中 でも、胃を壊しただけあって、あれはいいネタだったよね。
武藤 あ、確かにそうだったね。面白かった。
浜中 ハイリスクハイリターンではありますけど、ちゃんと成果は出ました。

――浜中さんから武藤さんへの要望は、例えばどういう感じなんですか? 例えば、台本どおりに一言一句間違わずやって欲しいっていう人もいると思うんですけど。

浜中 そういうのはないですね。僕が感情でねちねちと言うんで、武藤にも「くそっ!」とか感情的に返してくれたほうがいいって言ってるくらいです。プライベートでもいろいろ言ってしまうのは、天然でツッコむところが多いからなんですよ。昨日も朝まで本社にいてネタ合わせをしてたんですけど、将棋の駒の話になった時、駒のことをずーっと「メンバー」って言っていて。
武藤 ……悪気はないんです。カッコ付けてる訳でもなくボケてる訳でもないんで、流してもらえればなって思うんですけど、正論なんで何も言い返せないです。
浜中 俺もそこを1回、注意したら止まらなくなって、結局10分くらいねちねちと「メンバーってなんなんだよ」って言っちゃいました(笑)。

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――単独の内容に話を戻すと、先ほどいろんな種類のネタを試したいと言ってましたよね。今言える範囲で、どんなことをやる予定ですか?

浜中 基本、僕がネタを書いてるんですけど、今回は武藤が1本書くことになってます。ただ、僕が書いたと思われたくない

んで、事前に「このネタは、武藤が書きました」って説明入れさせてもらいます!(笑)おそらく、笑わせにはいってないネタになると思うんで、お客さんには笑えるところを見つけて楽しんでもらえたら嬉しいですね。

武藤 はい。ひと枠もらえたということで、期待されてるなって思う分、僕も楽しみです。やりたいことはいろいろと浮かんでます。あとは最初に言ったように、VTRも楽しみにしていてほしいですね。

――お2人についても伺いたいんですけれど、コンビ歴4年ということは元々、別々のコンビで活動されていたということですよね?

武藤 NSCでは同じクラスだったんですけど、浜中は今よりもうちょっと怖い風貌だったというか。学生時代だったら、絶対友達になってないタイプということもあって喋りづらくて。顔を合わせてその場で軽く喋るくらいの仲でした。
浜中 そうですね。顔と名前くらいは知ってましたけど、どんな人なのかは全く知らなかった。

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――そんな関係性から、どうやってコンビを組むに至ったんですか?

浜中 えーーーーっと…………。
武藤 あ、僕、覚えてます。
浜中 (笑)じゃあ、お願いします。

――(笑)。

武藤 当時、AGE AGE LIVEっていうランキングシステムの下から2番目のランクに、それぞれのコンビがいたんですけど、同じ付きに解散したんです。そこから、同期の間で「浜中と武藤が組むんじゃないか?」っていう話が流れ出したら、僕、意識しちゃって。浜中のことは以前から面白いと思ってたんで組みたいなっていう気持ちもあったんですけど、僕がなかなか認めてもらえなかったというか。
浜中 (笑)言い方が悪いよ。その時は踏み切れないところがあったというか。僕は解散してから違う人と組んでみたんですけど、すぐ解散して。そのあと、同期のピスタチオにも誘われて1回だけ3人でやってみたんです。あ、もちろんあのキャラになる前ですよ?(笑)でも、3人だとあんまりボケられないなと感じて、結局断って……。どうしようかなと思ってた時に、武藤から電話が来たんですよね。
武藤 僕はずっと片思いというか。話し合いたいと言いつつ、中々予定が合わなくて、電話してから1年くらい間が空きましたかね?
浜中 うん。で、武藤のことを良く知らないっていうこともあったんで、オーディションみたいなことをやったんですよ。
武藤 あぁ、やりましたね。飲みに誘って1時間くらい話しながら、「コンビ組もう。真剣にやりたい」って話して。そうしたら、「わかった。じゃあ、明日の朝7時半に代々木公演に来てくれ」って言われたんです。で、次の日、待ち合わせ場所に行ったら、浜中が変な帽子をかぶってて。「何? その帽子」ってツッコんだら、「オッケー。今日は1日、この公園の中でボケ続けるから、お前は見逃さずにツッコんでくれ。それで(コンビを組むかどうか)判断したい」って言われて……。一発目の胃キリキリは、あの瞬間だったかもしれないです。
浜中 ははは! 確かにね。僕としては、ボケてツッコんでもらったらどういう感じになるのかを知りたいっていう軽い考えだったんですけど。

――そこで、お互いいけそうだなと思ったんですね。

浜中 そうです、そうです。夕方くらいまでやって。
武藤 またねぇ、浜中がすごく楽しそうにボケるんですよ!
浜中 ははははは! やめろ!
武藤 ニコニコしてて……楽しかったですね。

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――(笑)素敵な組み方ですね。そんな始まりを経てようやく迎える単独……。かなり特別なものになりそうですね。8月24日(日)には、もう1組のTOPを決める戦いもあります。春夏秋冬さんは出場も決まっていますが。

武藤 そうですね。この先につなげるためにも、単独でいいネタをつくりたいなと思ってます。なので、僕らの初めての単独をぜひ観に来ていただけたらなと。今までの思いを全てぶつけるつもりなので、見逃さないでいただきたいですね。
浜中 僕、あまりにも気合いが入り過ぎてヘルニアになってしまいまして……今、コルセット巻いてるんですけど。

――大丈夫ですか!? 当日、浜中さんはヘルニア、武藤さんは胃炎で、お互いヘロヘロでの単独っていうのだけは避けてくださいね(笑)。

武藤 ははは! でも、そうなる可能性はありますね。
浜中 それならそれでも、まぁアリ……だよね?
武藤 ネタ1本つくれそうだもんね。
浜中 確かに。とにかく7年分の思いをぶつけます! いろんなことをやりますんで、ぜひ来てください!


●ライブ情報

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彩~irodori~Summer Festival
春夏秋冬初単独LIVE「SEASON.1
会場:ヨシモト∞ホール
日時:8月17日(日)20時15分開演/20時30分開催
料金:前売1500円/当日1800円


彩~irodori~Summer Festival Final~もう1組のTOP決定戦~

予選

会場:ヨシモト∞ホール

日時:8月24日(日) 開場14:30/開演15:00

料金:前売り1800円、当日2300円



決勝

会場:ヨシモト∞ホール

日時:8月24日(日) 開場17:30/開演18:00

料金:前売り2000円、当日2500円



チケットよしもと:http://yoshimoto.funity.jp


【春夏秋冬】

2014年8月 9日 (土)

【彩~irodori~Summer Festival】バビロン インタビュー!!!

現在、東京・ヨシモト∞ホールでは『彩~irodori~Summer Festival』が開催中。彩~irodori~Eastメンバーによる単独ライブが、続々と行なわれています。
今回は、8月15日(金)に初めての単独ライブを迎える芸歴4年目のトリオ・バビロンを直撃! 見た目からもわかるように男らしいパワー系のネタを得意とする彼らですが、女性のお客様が多くいらっしゃる∞ホールにおいては、この見た目ではさまざまな気苦労もあるとか。さらには単独に懸ける思いから、まさかの力強い宣言も!? 最後までじっくり読んでください!

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太田恵介(向かって左:1987年7月7日生まれ/北海道出身/東京NSC16期生)、ノリ(真ん中:1985年6月23日生まれ/神奈川県出身/東京NSC16期生)、千葉恵(向かって右:1982年5月7日生まれ/宮城県出身/東京NSC16期生)

——お三方、かなりガタイがいいですが、どういういきさつでトリオを組まれたんですか?

ノリ 飯に行く仲だったから、ですね。NSC時代からもうずっと一緒です。
太田 元々、千葉とノリがコンビで、あとから僕が入りました。

――当時の成績はどうだったんですか?

ノリ 2位とか3位が多くて……僕ら1位になったことはないんですよ。
太田 サンシャインとフレミングに、いつも邪魔されてました(笑)。
ノリ NSCを出てからフレミングとは一気に差がついちゃったんです。そんな中で、サンシャインとは下(のランク)から一緒にがんばってきた感じがありますね。
千葉 今、∞ホールに出てる人たちって同期がすごく多いんですよ。大阪の「煌~kirameki~West~」も、同期がめちゃくちゃ多くて。
ノリ でも、ライバルが多いのはいいことだと思ってます。燃えますよね。

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——初めての単独に挑む訳ですが、現在の進捗状況は?(註:取材日は7月下旬)

ノリ VTRを全部撮り終えて、これからネタづくりですね。基本、ネタは2人にやりたい設定を相談して、自分が書いてっていうかたちで、3人でつくってるんです。今回はせっかくの単独なので、やったことのないものを試してみたいなって思ってるんですけど……初めてなので不安しかなくて。
太田 台詞が覚えられるかが、本当に心配です。1人ひとつは飛ばすと思うんで、モニタに台詞を書き出して欲しいくらいです。
千葉 僕は覚えられないと思います、先に言っときます!

——言い切っちゃいますか。

太田 千葉は新ネタライブで、もう4回連続、ネタ飛ばしてるんですよ。
ノリ 本当に大丈夫……かな?
千葉 一応……ギリギリまでがんばるわ。案外、大丈夫だったりもするし。

――でも3人だと、コンビの方より助け合えるチャンスは多いんじゃないですか?

ノリ そう思われがちですけど、意外とカバーできなかったりするんです。余裕があるときはフォローし合えるんですけど。
太田 単独はさすがに余裕ないと思います。
千葉 3人とも緊張しぃだもんね。でも、寸前までがんばって覚えます!

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――芸歴4年目ということですけれど、単独をやりたいなという気持ちはこれまでも持っていたんですか。

ノリ いつかはやる日が来るなとは思ってたんですけど、このタイミングで来たか、というのが正直な気持ちです。だから、(ちゃんとできるのかっていう)焦りもあるんです。けど、やらなかったらやらなかったで後悔していたと思いますし、やる限りはトコトンやりたいなって。まぁ、お客さんは集められないかもしれないですけど。

――チケットの売れ行きはどんな感じなんですか?

ノリ 同期の中でいちばん売れてないと思います。
太田 というより、今回単独ライブをやる中で恐らくビリですね。
ノリ 人気ないんですよ。見てわかるように華がないんで、僕ら(笑)。
千葉 手売りしてても、「面白かったです」詐欺ばっかりです。「単独のチケットどうですか?」って声をかけても、「ちょっとすみません……」くらいの反応しかもらえないですし。
ノリ 僕らの単独って、お盆にあるじゃないですか。自分は地元がこっちで、アメフト部だったこともあって当時の友達や、社会人の友達は休みだから観に来てくれそうなんです。けど、2人は地方出身なんで、友達は皆、お盆だから実家に帰っちゃうみたいで。
太田 僕だって単独なかったら、実家に帰ってますから。

――まぁ、確かにそうですよね(笑)。でも、1月に行なわれた『彩~irodori~East Chanmpionship』において合格圏内でJr.入りを決めた訳ですから、面白いと思って票を入れてくれるお客さんはいらっしゃる訳じゃないですか。きっと単独ライブにも興味を持ってもらえると思うんですけど……。

ノリ 面白かったなって丸は付けてくれる方はいるんです。けど、お客さんのメインで好きな人じゃないというか……。
太田 トップじゃないんだよなぁ。
千葉 ただ僕らの場合、爆発的にウケないと票は入れてもらえないんですよ。めちゃくちゃウケて、他の人と同等(の評価)っていう感じがしますね。

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――そんな中で、バビロンさんの強みとは?

ノリ 絶対負けないと思っているのは、パワー系コント。ここはもう負ける気がしません。僕ら3人ともガタイがいいんで、男ウケはいいんですよ。あと、チビッコでもわかりやすいネタっていうのも、自分らの強みかなと思います。
千葉 芸人さんの見学も多いんじゃないかなっていうのも、アピールしたいですね。ただ、(∞ホールの来乗客に多い)女子中高生からの支持は一切受けないです!
太田 だよなぁ……。
ノリ 女の子には、見た目で怖がられちゃうんです。徐々には慣れてもらえるんですけど、笑顔で歩かないと近寄ってさえもらえないですもん。
太田 いつも低姿勢で接してるよね。

――じゃあ、チケットの手売りも今、笑顔でがんばっている?

ノリ もちろん、もちろん! 僕ら、中身はいいヤツなんですよ……千葉以外はね。
千葉 千葉以外じゃねーよ! 俺がいちばんいいヤツだろ。
ノリ (笑)いやいや、ちょっとねじれてるじゃん。
太田 陰口がすごいんですよ。

――例えば、どんな?

千葉 そうですねぇ。例えば……昨日、ラフレクランの単独だったんですけど、西村ときょんが2人並んでるところで手売りしてたんです。2人って、やっぱり僕とは全然違ってるんですよ。華があるっていうか。
ノリ そこにいったら、そうなるのは当たり前でしょ(笑)。
千葉 でも、いくら華があっても、顔なんてずっといい状態な訳ないじゃないですか。歳取ったら衰えていくのが人間ですし、結婚したらファンの人なんて離れていきますし。
太田 卑屈だなぁ。
ノリ (笑)こういうヤツなんです。

——なるほど(笑)。

千葉 でも、(隣りで手売りしたことで)心は強くなります。お客さんって、お目当ての人が来たら話してる最中でも「ちょっとすみません」って(他のところへ)行っちゃったりするじゃないですか。そういうとき、こういう人たちも笑ってくれるような芸人になりたいってより思いますし、よりやってやろうっていう気持ちも湧くんですよね。

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――今回の単独に懸ける気持ちはもちろん強いとは思いますが……どんな内容になりそうですか?

ノリ まだ確定ではないんですけど、コントは5本くらいやろうかなと。僕ら、漫才もやってるんで今回も2本くらいやりたいなと思ってます。『THE MANZAI2014』が1回戦で落ちちゃったので、来年も見据えてつくっていきたいなって。漫才は今年に入ってからやり始めたんですけど、少しずつウケるようにもなってきたので今後も挑戦していきたいんですよね。とにかく、単独でいろんなネタができるのが嬉しいです。
千葉 本当に有り難いよね。
太田 とにかく、今回の単独は『ターミネーター2』を初めて観たときくらいの衝撃を感じてもらえるはずです!

――『ターミネーター2』って、その喩えがもう男っぽ過ぎますけど……どんな内容でしたっけ?

太田 第1弾で敵役だったシュワルツェ・ネッガーが、味方になって活躍する話です。ラストが衝撃的で……。あと、内容は『アナと雪の女王』くらい楽しんでいただけると思います!
ノリ (笑)それくらいの衝撃や楽しさもありますし、∞ホールにいつも来てくれているお客さんだったら、VTRを楽しんでもらえるはずです。いろんな人に出てもらっていたりもしますから。
千葉 そうですね。(今回の単独を行なう若手の中で)いちばん爆発力があるのは、僕らですから! 他は皆さん、爆発力ないですもんね。
太田 いやいや、ある人もいるでしょ。ライバルは鬼越(トマホーク)さん、カゲヤマさん、ネルソンズさんかな。カゲヤマ・益田さんとは約束したんです、「2組でそれぞれ200人、お客さん入れよう」って。
千葉 ウソでしょ!? 相当がんばんないといけないよ?
太田 でも、カゲヤマさんは200人入れるって言ってたから、俺らもがんばろう。

――カゲヤマさんもチケットの売上には相当悩んでいるようで、よしもとニュースセンターで力強いアピールをしていただきました(笑)。あと、同期の芸人さんがたくさん、今回単独をされますけど、他の方々のライブの内容や反響は気になります?

3人 気にしてます!
ノリ (トップバッターの)サンシャインがいいスタートを切ったので、刺激になりました。
千葉 むちゃくちゃ良かったですね。僕、金髪のほう(信清)と一緒に住んでるんですけど、誉めました。
ノリ こいつ、ランパンプスの金髪のほう(小林)とも一緒に住んでたんですよ。
千葉 はい。でも、すぐ出て行ってもらいましたけどね。
太田 でも、昨日チケ売りしながら「よっちゃん(小林)と一緒に住んでた」ってアピールしてたじゃん。
千葉 まぁね。で、よっちゃんに「単独のチケット売って」って言ったら、「いやいや、サインだったら承りますけど」って形式的な対応されたんで悪口言ったんです、そうしたら、Twitterのフォロワーが5人も減りました! でも大丈夫です。腹よじれるほど笑えるのは、僕らの単独くらいだと思いますので!

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――さっきから、千葉さんが1人でハードルを上げまくってますけど……。

ノリ 僕がネタ書いてるんで(そう言われるのは)ちょっと腹立ってます(笑)。でも、本当にパワーでは負けない自信があります。 
千葉 だって今後、単独が続けられるかどうかは今回にかかってるところがあるじゃないですか。……笑いが取れないんだったら、芸人辞めたほうがいいかもですもんね。
太田 おっ、引退か? 言っちゃうか、この単独で引退しますって。
千葉 う、うーん。まぁ、芸人を始めるのが遅かったので、僕、32歳なんです。リアルに正念場なんです!……でも、僕が芸人辞めるって言ったところで、興味ない人たちにしてみれば「勝手にすれば」って感じだと思うんで、やっぱりやめときます。
ノリ (笑)もちろん、女の子のお客さんにもたくさん来ていただきたいんですけど、いずれは∞ホールを男で埋め尽くしてみたいですよね。男で埋まったライブなんて、矢沢永吉さんくらいしか観たことないですから。9割、男でした。
太田 エンディングでタオル投げてくれるんだよね。カッコいいよね。

――また、その中にいる1割の女性も、なぜかカッコよく見えちゃいますよね。

ノリ そうなんです! 知ってるなぁっていう感じで、めちゃくちゃいいですよね。

――じゃあ、お三方には“吉本の矢沢永吉さん”を目指してもらうとして。最後によしもとニュースセンターを読んでくださっている方に、改めて意気込みをお願いします!

ノリ 何度も言いますけど、とにかくパワーでは負けません! 単独来てください。
太田 ディズニーランドだって、行ってみるまでは本当の面白さはわからなかったはず。僕らの単独も同じです。来てみないと面白さはわかってもらえないと思います。だから、ぜひ足を運んでください!
ノリ 千葉、オチだからちゃんと締めてよ。
千葉 うーん…………でも、芸人生命懸けるとか言っても勝手にしてろって言われるだろうし…………。いいコメントが出て来ないです。

――(笑)。

千葉 …………この夏いちばんの衝撃を……ていうのは、あんまりですよね。
ノリ 早くしろよ!
千葉 じゃあ、∞ホールを壊します! 
太田 修理代かかるから、やめたほうがいいんじゃない?
千葉 親に出してもらうから大丈夫だよ!

——単独のタイトルが『暴』ですし、いい締めですね。

千葉 ですよね。笑い声で、∞ホールをぶっ壊します。ぜひ来てください!


●ライブ情報

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彩~irodori~Summer Festival
バビロン単独ライブ「暴」
会場:ヨシモト∞ホール
日時:8月15日(金)13時45分開場/14時開演
料金:前売1500円/当日1800円

彩~irodori~Summer Festival Final~もう1組のTOP決定戦~
予選
会場:ヨシモト∞ホール
日時:8月24日(日) 開場14:30/開演15:00
料金:前売り1800円、当日2300円

決勝
会場:ヨシモト∞ホール
日時:8月24日(日) 開場17:30/開演18:00
料金:前売り2000円、当日2500円


チケットよしもと http://yoshimoto.funity.jp


【バビロン】

【5up真夏のキラキラ単独祭り】てんしとあくま インタビュー

イキのいい煌〜kirameki〜メンバー18組がお届けしている、5upよしもと夏の風物詩「真夏のキラキラ単独祭り」。今回、インタビューに登場してくれたのは、8月14日(木)に「コスモ」を開催するてんしとあくまです。壮大なタイトルに秘めた思いや見どころなど、根掘り葉掘り聞いてきました!

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——煌〜kirameki〜メンバーになられて5カ月、劇場を引っ張る立場になられていますが…。

川口 引っ張るという気持ちが、だいぶ芽生えてきましたね。

かんざき あ、これネガティブな発言ですよ。今ごろ「芽生えてきた」ではちょっと遅いですよね。僕の場合は、もともと芽生えてたものが、これからどう成長するかというところだったので…よりいっそう頑張っていかなアカンな、とね。

川口 いや、その気持ちはずっとありますけど。

かんざき ほな煌〜kirameki〜メンバーになった時は、何を思ってたんですか?

川口 がむしゃら(笑)。右も左もわからん、がむしゃらですよ。だって、急に一番下から上へ上がったんですから。

かんざき 彼は声こそ大きいですけど、気持ちは小さいんですね。

川口 いや、あなたもそうだったでしょ!?

かんざき いやいやいや、私は体小さいなりに気持ちドーンと。

川口 なってないなってない! 「俺、どうしたらええんやろ」連発してましたから。

かんざき まあ、真相のところには近付かないでおきましょう。

——(笑)。劇場や楽屋の雰囲気も、かなり変わったのでは?

かんざき 勢いづいてきたんじゃないですか?

川口 煌〜kirameki〜Jr.から上がってきたメンバーがキラメン7に2組も入るんですから、そんなに差もないんやろな、と。

かんざき 最初は「先輩が抜けてどうなるんやろか」みたいな不安もあったと思うんですけど、板についてきたんじゃないですかね。(NSC大阪)29期が一番上になって…まあ、僕が一番トップですけどね(かんざきは24期)。

川口 (笑)。

かんざき でも今は29期として統一されてるんで、気持ちとしては29.2期。ちょっと後輩です。経験やスキル、みんな合わせて29.2期ぐらいでいこうかと。

川口 なんで俺より下なん。

——29期と29.2期のおふたりからなる、てんしとあくまさん。これは読者の皆さんにも、きちんとお伝えしておかないと。

かんざき それはやめときましょう。

川口 なんでや!

かんざき 心の問題ですから。書いたところで理解できないかもしれませんよ…。

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——続いて単独ライブについてお聞きしたいんですが…前回は「森林浴」、今回が「コスモ」と、壮大なタイトルが続いています。

かんざき やっぱり、小さすぎるこの世界に柵を立てていっても、想定内で収まってしまうんじゃないか、と。かといって、デカすぎるものに名前は付けたくないんですけど、あえて付けるとするならば…みたいな感じで選んでいったら、「森林浴」だったり「コスモ」だったりしたわけですね。

川口 えーっと、伝わりました?(笑)

かんざき だからこれは心と心の話なんで、変な話、わからんでもいいんですよ。こんな感じかな、と思ったものが正解です。

——見る人それぞれの解釈に任されている、と。

かんざき みんなの中に「コスモ」はあると思うんです。で、その「コスモ」を感じてほしいなっていう気持ちでつけました。

川口 すごいですね。

かんざき お前にも「コスモ」あるし、俺にも「コスモ」あるし。俺とお前の「コスモ」を足したら違う「コスモ」になるし。

川口 は?

かんざき その俺たちの「コスモ」をお客さんに見せて、感じてもらえたら、成立します。

川口 …はい。

——おふたりの化学反応で、また違う「コスモ」が生まれるんですね。

かんざき その化学反応の名前も「コスモ」、できあがったものも「コスモ」です。「コスモ」で成り立ってるんですよ、この世界は。

川口 そういう単独ライブをやります(笑)。

——まだ固まっていないかもしれませんが、具体的な内容についても、少しだけ教えてください。

川口 前回はネタを7本やって、ぜんぶコントでした。今回も、だいたいそういう方向になると思います。ぎっちりネタをやって、オープニングになんか…。

かんざき 「コスモ」感あるやつですよね。「森林浴」の時もそうやったんですけど、コンクリートジャングルで皆さん生活されていて、森林浴をされる機会がないでしょ。それを僕は劇場に作り出したかったんですよ。ちょっとでも癒されていただいて、その中にお笑いがあって。で、リフレッシュして帰っていただきたい、という。今回の「コスモ」では、最近、夜空を何気に見上げる時間がないと思うので、僕らが人工的ではありますが、プラネタリウムに代わって、新しい独特の星座を見せたり。いろんな星と星のつながりだったり、星が生まれてから消えるまでの壮大なエネルギーだったりを、見せられる機会があればと思ってます。

——ネタをみて笑っている間に、宇宙を感じられるんですね。

かんざき そうです、ネタも宇宙なんで。

——ブリッジVTRなども気になるところです。

川口 今はやりたいことがうまく出てくれば、という段階ですね。

かんざき 彼がね、結構コメディアン気質あるんで。

川口 誰にでもあるでしょ。

かんざき 僕はね、コメディアンという気持ちではないんですけど。

川口 ちょっとちょっと! すごくひっかかりますけど。アーティストみたいなことですか?

かんざき アーティストとも思ってない。何にも思ってないです。自分が何やからこれをせなアカン、という縛りを付けてない。でもね、彼は体とか張りたいタイプなんですよ。

川口 確かに前回は、そういったこともやりましたけど。今回はロケとかもやってみたいなあ。まだわからないですけどね。

——そのあたりも楽しみです。ところで開催日は8月14日、お盆のまっただ中になりました。

かんざき だから実際のお客さんに来ていただくのはもちろんですが、霊的な方も劇場に呼びたいというのはありますよね。

川口 いや、ないです。怖い。

かんざき そもそも霊が怖いものというのは、誰が紐づけた理論ですか? もし霊がいるとしても、怖いものという概念はないんでね。

——そんな未知なものも呼んでしまう単独ライブ…。

川口 そうです、と言っておきましょう(笑)。もう、みんなに来てほしいんで!

かんざき そう、霊もね。霊はキャパ使わないんで、お客さんの邪魔にはならないですし。

川口 僕は霊よりお客さんに来てほしいなあ。

かんざき もちろんお客さんにも来てほしいね。いろんなものに!

川口 まあ「コスモ」、宇宙ですから。

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——いろいろなお話が出ましたが、単独ライブ「コスモ」の魅力をひとことで伝えるとしたら?

かんざき 自分の中の可能性を見つけられると思います。

川口 ええっ!?

かんざき 「あ、自分にもこんな気持ちがあったんだ」とか、「あれ頑張ってみよう」とか…そういうことを感じ取ってもらえるようなネタをやりたいし、そういうライブにしたいと思います。

川口 私も、俺も頑張ろう、というね。なるほど。

——楽しく笑っているうちに、自分の中の可能性に気づいてしまうんですね。  

かんざき そう、ただ笑ってるだけなのに、です。だから老若男女すべての方に来てもらいたいと思ってます。8月14日は、皆さんにとってのターニングポイントになることでしょう!

——ちなみに、単独ライブを行う煌〜kirameki〜メンバーの中で、負けたくない!と思うのは誰でしょう?

川口 みんな仲間ですから、あんまり考えたことないなあ。みんなの単独に、いっぱいお客さんが入ってほしいです。

かんざき フルコンプリートしてほしいですね。「真夏のキラキラ単独祭り」全ライブを見比べてみるのはどうでしょう。

川口 それ、いいですね。たぶん、全組色が違うと思うんで、楽しめると思いますよ。

——ぜひコンプリートにチャレンジしてみてほしいですね! では最後に、「行ってみようかな」と思案中の読者の皆さんへ、最後のひと押しをお願いします。

川口 前回の単独に来てくれた人も、初めて行くぞ!という方も、皆さん楽しませます。さっき彼も言いましたが、皆さんのターニングポイントになるようにっていう気持ちは変わらないんで、ぜひ見に来てください! お願いします!

かんざき 自分の中に確実に「コスモ」はあるんで、それ感じる方法、感じた時に思うこと、それをお教えしたい、お伝えしたいと思ってます。

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真夏のキラキラ単独祭り

てんしとあくま単独ライブ『コスモ』

会場:5upよしもと

日時:8月14日(木) 開場20:45 /開演21:00

出演:てんしとあくま

料金:前売り1,300円、当日1,500円

問い合わせ:0570-550-100(10:00〜19:00/チケットよしもと予約問い合わせダイヤル)


「今年の夏はNGKでやっちゃいます!!TOPも、Memberも、Jrも大集合!!

5upよしもとキラキラALL NIGHT SUPER LIVE!!!!」

 

日時:8月29日(金) 開演23:00

会場:なんばグランド花月

出演 吉田たち、プリマ旦那、男性ブランコ、見取り図、アイロンヘッド、シチガツ、ヒガシ逢ウサカ、デルマパンゲ、バンビーノ、セルライトスパ、コマンダンテ、霜降り明星、ロシアン生まれ、コロコロチキチキペッパーズ、てんしとあくま、尼神インター、カバと爆ノ介/ゆりやんレトリィバァ

料金:前売り2,000円、当日2,500円

※オールナイトイベントの為、18歳未満入場不可

 

5upよしもと公式HP http://www.yoshimoto.co.jp/5up

 

【てんしとあくま】



2014年8月 7日 (木)

8/17に久々の「写術」ライブが迫った木村祐一インタビュー

木村祐一がピンネタにもしている写真と話術による“写術”。
その単独ライブ「木村祐一SHOW写術2014夏~忘れてたんと、ちゃいますねん!」が、8月17日(日)に東京・北沢タウンホールにて開催されます(9月15日には大阪・5UPよしもとでも開催予定)。

看板などひと目で笑える街中の写真から、解説があることで初めて笑える写真、“こう見える”といった独自の解釈で観る写真までを長年撮り収めている木村。2011年には、木村自らメガホンを撮った映画『オムライス』の題材にもなりました。

ピンとしては久々となる今回の写術ライブについて、木村祐一に話を伺いました。

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    *    *

――ここ1、2年、木村さんが部長で、しずるの村上さんが副部長を務める『写術部』としての活動は盛んでしたが、一人での写術のライブは久々ですね。

木村 写真だけやと、2011年以来ですかね。

――ライブをやられていない期間も、日頃から被写体を探して撮っているんですか?

木村 そうですね。項目を作ってファイル分けして撮りためていますね。写術部の活動もあるし、落語家は落語、漫才師は漫才と同じように、僕はこれがネタのつもりなんで。実際、ルミネtheよしもとの出番の時は、2、30枚を10分間で見せてますね。

――元々写真を撮るのは好きだったんですか?

木村 カメラ自体というより、プリントされた写真が好きですよね。人の家に行ってアルバム見せてるっていう感覚で、説明したり聞いたりするのが。

――2008年には、ロサンゼルスでの公演も成功されました。

木村 現地に着いてからライブは3日目くらいだったんで、現地の写真が100枚くらい撮れたんですね。お客さんは、在住の日系人ばかりでしたけど、その写真の景色を見たことある人もおったでしょうし、普段、歩いてたのに気づかへんかったとか、そんなことも思ってもらえたし。現地のスタッフさんとかは、爆笑していることにビックリしたんじゃないですかね。スタンダップコメディではこういうスタイルはないみたいで、しかも怒ってる。アメリカンジョークって、サラっと言うイメージありますけど、こっちはプッシュプッシュですからね(笑)。

――客層によって反応も変わるものですよね。

木村 老若男女というより、性格やと思いますね、その人の。意味分かってないかなって人もいるし、逆にひとりだけお腹痛いくらい笑ってたり。全員一致するっていうのは難しいですね。コンサートへ行っても、「あの曲いつもやるけど、もうひとつやねん」とか「なんであの曲やらへん」ってあるように、ひとりひとりの好みはありますからね。

――では、自信のある写真がウケないこともあると。

木村 そうですね。これはイイって思っている写真があまりうけなかったら悔しくて、しつこく説明したりね(笑)。

――今後、写術についての展望はありますか?

木村 今や携帯電話のカメラもあるので、みなさんもやられたらいいと思うんですよ、公民館で『写術会の夕べ』みたいな。自分としては、一生続けていくもんやと思っていて、プレミアム感をつけずに、お手軽に続けていけばいいなと持ってますね。お弁当とカメラを持って、何人かで一緒に高円寺を歩くみたいなね。そういうイメージです。居酒屋でおもろい写真を見せるおっさんに、5割…いや2、3割増しで、面白かったいいですね、プロとして(笑)。

――では最後に、はじめて『写術』に触れるお客さんもいると思いますが、どんな風に見て欲しいとかってありますか?

木村 漫才や芝居のように、間を壊されるとかっていうのはないんで、全然自由にしていただいて構わないですよ。僕にとってはライフワークですけど、お客さんがこれをライフワークにする必要はないんで。ちょっとした日常のつまみ感覚でね。こちらからは、料理とか何も出さないけど、勝手にディナーショーのコースに組み込んでいただきたいです(笑)。

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●公演情報
『木村祐一SHOW写術2014夏~忘れてたんと、ちゃいますねん!』
日程:8月17日(日)
場所:北沢タウンホール(東京都世田谷区北沢2丁目8―18)
時間:18:30開場/19:00開演
チケット:前売り3000円
Yコード:100504
Pコード:437-826
Lコード:37153
チケットよしもと http://ticket.yoshimoto.co.jp
チケットよしもと予約問合せダイヤル  TEL.0570-550-100
チケットぴあ 受付電話:0570-02-9999
ローソンチケット 受付電話:0570-084-003


【木村祐一】

【5up真夏のキラキラ単独祭り】ヒガシ逢ウサカ インタビュー

煌〜kirameki〜メンバー18組が揃い踏みする、5upよしもと夏の恒例イベント「真夏のキラキラ単独祭り」。シリーズインタビューもいよいよ終盤戦、今回は8月13日(水)に、3度目となる単独ライブ「ひがしそうめん」で参戦するヒガシ逢ウサカが登場。「そうめんの数ほどネタをやりたい」(今井)と意気込むふたりに、たっぷりと語ってもらいました。

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——3月から、新メンバーによる新生5upよしもとになりましたが、劇場や楽屋の雰囲気は変わりましたか?

今井 先輩がいなくなりました。

高見 うん、だから新体制やねんけどな。土・日は先輩方と一緒にやらせてもらう「5up花月」なんかもあるのでご一緒させてはもらえるんですけど、一気に近い世代ばっかになったな、というのは確かにありますね。そのぶん肩の力を抜いて楽しくやれるんですが、キラメン7に入らせてもらってることもあり、「頑張っていかなあかんな」という気持ちは強くなりました。

今井 キラメン7として『もってる!? モテるくん』(読売テレビ)にも出させてもらえたり…ありがたいですね。

高見 でも、まだまだ僕たちヒガシ逢ウサカの色は出せていないので、そこが課題。だからこそ、今回の単独で武器を作って、切り込んでいきたいです。

——単独ライブは3回目になりますね。

高見 まだ先輩方がおられた時に、最後のバトルで煌〜kirameki〜メンバーに入ることができて、やらせてもらったのが最初です。

——やっぱり1時間でがっつり単独ライブをやるというのは…。

今井 しんどいですね。

高見 (笑)。

今井 でも、やりがいがあるんですよ。

高見 作り込みができるぶん、いろんなことにこだわってしまいがちで…っていうのもありますけどね。

今井 でも楽しいです。

高見 最初に「しんどい」って言うてもうてたやん。

今井 最終的には楽しいんです。

——今回はタイトルが「ひがしそうめん」となっています。

今井 冷やしそうめん、流しそうめん、ヒガシ逢ウサカの3つをかけたタイトルです。世の中にあるすべてをかけた、素晴らしいタイトル。

高見 いや、「そうめん」と「ヒガシ逢ウサカ」しかかかってへんやん!

今井 冷やしそうめんには涼しいイメージもありますし、夏ですからお客さんに対しては熱い思いを持ちつつ、タイトルは涼しく。ただ、これがスベる方のひんやりになってしまうと、危険なにおいもしますので、そこはやっぱりにゅうめんにして、あったかくします。

高見 いらんやん、真夏に! でも冬になったらやるかもしれないですね。「ひがしにゅうめん」。もう意味わからんけどな(笑)。

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——冬の単独までからめたタイトルだったとは(笑)。内容はまだ固まりきっていないと思うんですが、少しだけ教えていただけますか?

今井 前回、前々回の単独ライブは、タイトルにものすごく引っ張られてしまったんですよ。

高見 「爆笑戦隊ヒガレンジャー」と「ヒガシの大爆笑」だったんですけど、それにエネルギーを注ぎすぎてしまっていて。今回は違います。まわりから「オープニングでそうめん食べるんやろ」と言われましたけど、今回は食べません! それだけは決まってます! 僕たちの構想としてあるのは、舞台に出さずに、ロビーで流しそうめんをしたいな、と。だから客席に座る頃には、そうめんのことは忘れてもらって。舞台の上ではヒガシ逢ウサカだけを堪能していただけるようにしたいです。

今井 でも、ポスターはそうめん食べてるビジュアルにしたいと思います。

高見 とにかく、これまでより自由な単独になるんじゃないかなと思ってます。

——タイトルから自由になると同時に、ネタもさらに自由に。

高見 そうですね。僕たち、やっぱりネタでやってきたんで。

今井 ネタ重視でやりたいですね、今回は。

——1時間で何本ぐらいを予定されているんでしょうか?

今井 そうめんって、ひと束何本ぐらい入ってます?

高見 めっちゃあるで。

今井 それぐらいはやりたいですね。

高見 60分で200〜300本って、1本何秒やねん…。

今井 とにかく、そうめんの数ほどにネタをやりたい。

——かなりぎっちりネタがつまった感じ、と受け取りました。

今井 そう思っております。もちろんオール新ネタです。

高見 今までの僕たちを知ってくれている人にも、新しく来てくれる人にも、同じぐらい楽しんでもらえるように。

今井 オールにゅうめんですね。この「にゅう」はNEWです。「めん」はメンツのメン。僕、ネタのことをメンツって呼んでるんで。

高見 嘘つけ! めっちゃネタって言うてるくせに。

今井 あと、僕ら(ネタ合間の)ブリッジVTRで、毎回お決まりでやってることがあって。「照明の歌」っていう、照明を使った転換の遊びなんですけど、それを今回も絶対やります。

高見 30分の単独ライブ時代から、ずっとやってるんですよ。通算すると…。

今井 次で4回目ですね。どんな照明の使い方をしてるのか、期待してください。

高見 30分のライブでは、転換でVTRが使えないんですけど、僕らコントなんで、着替えとか小道具の置き換えが必要でしょ。その間の出し物として考えたのが始まりです。

——それがシリーズ化してるんですね。

今井 特許を取ろうと思ってます。

高見 特許はなかなか難しいと思うけどな…(笑)。毎回、「5upで見たことない光り方やったな」と思ってもらえてるはずです。客席まわりに付いてるちょうちんが光ったりとか…あのちょうちんが光るのって、あんまり見たことないと思うんです。ただ、後でアンケートを見たら、ネタのことじゃなく「あのちょうちんって光るんですね」って書いてあったりして、それはそれで困りものでした(笑)。

今井 今回は、ちょうちんに風鈴もつけたいと思います。

高見 めちゃくちゃ数いるよ。あと、ネタ中にめちゃくちゃ鳴りまくるよ。

今井 だから冷房は止めていただいて。

高見 暑いよ〜!? しませんしません、大丈夫です。冷房は効かせておきますから、安心して来てください!

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——ちなみに、ズバリ今回の単独ライブの目標は…。

高見 僕ら自慢じゃないですけど、これまで満席になったことがないんですよ。

今井 だから満席にはしたいですね。

高見 キラメン7になったことですし。

今井 満席になったら、終わってからロビーで、打ち上げ代わりのそうめんパーティをしたいです。

高見 あ、それ約束しましょ。前売りの段階で満席になったことがわかったら、その時点でそうめんを発注します。

今井 でもそれは絶対に書かないでください。

高見 ほななんでしゃべってん!

今井 だからぜひ来てください。お盆の始まりの日なんで、帰省する前に家族で来ていただいたら。

高見 家族で楽しめるヒガシ逢ウサカを目指してますんで。大人も子どももお爺ちゃんもお姉ちゃんも。子どもがネタ中に泣いても全然いいです。僕が子守歌を歌いに行きます。お母さん、気を遣わずに見に来てください。

今井 それぐらい全員に来てほしいということです。

高見 もし外国人の方が来てくださったら、何とか通訳もします。誰も拒絶しません。これ、レディ・ガガと同じ理念です。

——期待がふくらみます! パーティでは、もちろんおふたりがホスト役を?

今井 そうです。地蔵盆みたいな感じですから、僕は地蔵になって。

高見 最後はエレベーターホールに今井の地蔵が立ってますんで、水をかけておがんで帰ってくださったら。

——世界観が出来上がりましたね。

高見 ライブ後のロビーは充実させます。

今井 でも、満席になればの話ですからね。皆さん、ぜひ協力してください。

——では最後に、「行ってみようかな」と思案中の読者の皆さんに、ひとことメッセージをお願いします。

高見 「一緒に楽しむ」というのを大事にしてますんで、お客さんも楽しいし僕らも楽しいというライブです。ほんまに楽しみたい人は、必ずヒガシ逢ウサカの単独ライブに来てください!

今井 カウントダウンライブにも来てください!

高見 いやいや、それは先の話。今は夏の話やから。

今井 そこまで見据えてます。

高見 でもまず夏に来てほしいやん。

今井 僕は、この記事を読んでくれた方なら、絶対全員来てくれると思ってます。だからカウントダウンライブです、次は。

高見 つまり、信じてるってことですね。皆さん、どうか今井くんを裏切らないでください! よろしくお願いします!

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真夏のキラキラ単独祭り

ヒガシ逢ウサカ単独ライブ『ひがしそうめん』

会場:5upよしもと

日時:8月13日(水) 開場20:15 /開演20:30

出演:ヒガシ逢ウサカ

料金:前売り1,300円、当日1,500円

問い合わせ:0570-550-100(10:00〜19:00/チケットよしもと予約問い合わせダイヤル)


「今年の夏はNGKでやっちゃいます!!TOPも、Memberも、Jrも大集合!!

5upよしもとキラキラALL NIGHT SUPER LIVE!!!!」

 

日時:8月29日(金) 開演23:00

会場:なんばグランド花月

出演 吉田たち、プリマ旦那、男性ブランコ、見取り図、アイロンヘッド、シチガツ、ヒガシ逢ウサカ、デルマパンゲ、バンビーノ、セルライトスパ、コマンダンテ、霜降り明星、ロシアン生まれ、コロコロチキチキペッパーズ、てんしとあくま、尼神インター、カバと爆ノ介/ゆりやんレトリィバァ

料金:前売り2,000円、当日2,500円

※オールナイトイベントの為、18歳未満入場不可

 

5upよしもと公式HP http://www.yoshimoto.co.jp/5up

 

【ヒガシ逢ウサカ】



2014年8月 6日 (水)

『シソンヌライブ[duex]』~シソンヌインタビュー

シソンヌの単独公演『シソンヌライブ[duex]』を、8月13日(水)~17日(日)東京・中野ザ・ポケットにて開催。“本多劇場1週間連続公演”を目標に、2013年12月にスタートした『シソンヌライブ』。第1回公演「une」では、照明・音響・映像など演出にこだわった空間で珠玉のコントを繰り広げ、新境地をたっぷりと見せてくれたシソンヌが、新たに挑む今回の第2回公演とは? その見どころを、シソンヌの2人に聞いてみた。



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――昨年12月の第1回を終えての手ごたえは?

じろう 見に来てくれた方、関係者や芸人も含めて、反応はよかったんですよ。でも、お笑いよりも舞台っぽい比率を高くしたので、自分たち的にはもっと笑いが欲しかったなと。これから笑いと舞台の感じを調整していって、いいバランスにできたらいいなと思っています。舞台っぽいけどゲラゲラ笑えるみたいな。

長谷川 僕は前回の形も好きだし、これまでの単独みたいに笑いをたくさんとれるライブも好きだし、相方も言うように、その真ん中ができるのが一番いいんだろうなと思っています。前回は一つの作品として作ったので、今回はもうちょっとお笑いによせていくつもりです。前回、もうちょっと笑いが欲しいという物足りなさはあったけど、やりがいはあったんですよね。だから、そのよさは残しつついけたら。


――『シソンヌライブ』を、これまでの単独ライブとは違った形にしたのは?

じろう 『男子はだまってなさいよ!』(シティボーイズのライブの作・演出などを手掛る細川徹が2002年に立ち上げたコントユニット)で細川徹さんたちと仕事をさせてもらった時に、細川さんから「ネタやってブリッジやってネタやっていうスタイルは見てて退屈になるから、繋がりも含めてひとつの作品にした方がいいんじゃない」というアドバイスをもらって。吉本だと珍しいですけど、舞台だと縦に軸があってそれぞれが繋がっててっていう手法はよくあるんですよね。



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――「もうちょっとお笑いによせて」というお話もありましたが、今回の第2回公演はどんなものに?

じろう 前回は、あまり考えずに書きたいことを書いたんですよ。だから今回は「ここで笑いをとろう」と自分なりに計算して書いてますね。それでウケなかったらあれなんですけど(笑) この時期は『キングオブコント』もあるので、さすがにそこを意識しないわけにはいかないので、うまく転がったらそっちにも使えるかなと考えながら書いてますね。


――ネタはすべて出来上がっているんですか?

じろう 以前は当日の朝までかかったりしていたんですが、『シソンヌライブ』という形になって舞台側の制作の方に入ってもらったので、ネタを早目にあげないといけないんですよ。締め切りは7月の頭でした。ちょっとずれこみましたけど。音響、照明、映像、小道具…プロフェッショナルな方たちが動いてくださるので、僕らの思ってた以上のものが仕上がってきますね。

長谷川 ジョビジョバさんたちをやってた制作の方々が、「こういうのやってみないか」と声をかけてくださって始まったんです。今回も同じチームでやるので、完成度の高いものになると思います。



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――テーマみたいなものはあるんですか?

じろう 僕はそんなつもりなかったんですけど、前回は作家さんに「時代斬ってたね」って言われたんですよ。たぶんニュースを見て感じたことを書いたりしていたので自然とそうなったと思うんですけど。今回も時代を斬ってます。今やっておきたいネタだとか、「お笑い芸人、ここ踏み込むか⁉」みたいなものも。あとは女性の方に勇気を与えるネタが1本。「もっと女性らしく生きよう」と強く思ってもらえるようなものに仕上がったので、ぜひ見ていただきたいですね。

長谷川 受け取り方にもよりますけどね(笑) 相方は、マザコンもあって女性は偉大なものだという思いが強いんですよ。ただ、その表現の仕方がちょっと偏ってるんで伝わりにくいんですけど、根底には女性はすばらしいものだという尊敬の気持ちがあるんです。って、フリみたいになってるじゃねーかよ!



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――今回は、バナナマンさんなどを担当されている放送作家のオークラさんが監修で入ってらっしゃいますが。

長谷川 前回もちょっと見ていただいて、今回はしっかり入りたいとおっしゃってくださってたんですけど、僕らが連絡するの遅くてバナナマンさんのライブと被っちゃったので監修という形でお願いしました。相方のネタを見てもらってヒントやアドバイスをいただけるので非常にありがたいです。

じろう オークラさんは、ネタのバランスをすごく見る方で、「ここの尺はもうちょっとタイトにして」とか「ここは引っ張って」とかアドバイスをくれて。あまりそういうことは考えてなかったので、すごく勉強になりましたね。

長谷川 自分たちも「何かタルい部分あるな」と思いながらも気づけてなかったところを、パッと指摘されるからなるほどと思いますね。あとは、「ここは確実にウケるから大丈夫です」と言ってくれるので、非常に力強いです。

じろう それから、お客さんをいかに楽しませるのかというのをすごく考えている人ですね。ネタ以外のことも含め、とにかく来てくださった方を満足させるということを。

長谷川 細川さんもオークラさんも、全体的に一本繋がってると見た感も出るし、作品感も出る、と同じことおっしゃったんですよね。終わった時、お客さんがより気持ちいい感じになるからと。自分ら的には、基本とにかくネタやってウケればいいと思ってたので、そういうお客様の目線になって考えるということが勉強になりました。



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――じろうさんのネタ作りは、どんなところから発想を?

じろう 生活している中でパッとひらめくというか、これがこうなったら面白いというというものを書きためていて、それを最初の打ち合わせで相方と作家に話して…

長谷川 毎回、5、60個はもってきてくれますね。

じろう その中から2人の反応のよかったもので作り始めるんですけど。作り始めると頭が活性化するんで、全くあげてなかったネタも思いついたりするんですよ。結局、今回も3,4本は書き始めてから新しく思いついたネタになってますね。

長谷川 昔から相方のネタの作り方は変わっていて、ひとつのボケをやりたいがために肉付けをしていくというものが多いんですよ。最初に設定や登場人物を作るというよりは、そのボケをするためにはどういう設定がいいかというところから広げていくんです。それが広がる時もあれば、そのボケだけが面白くてであとは面白くならなそうだなという時もあって。でも、あまり広がらず追いやられてるボケにの中にも、実は面白いのがたくさんあるんですよ。折に触れて「前に言ってたやつどう?」って言うんですけど、相方の中ではまだGOが出ないんです。いつか日の目を見て欲しい。


――シソンヌさんの目指すお笑いのスタイルとは?

長谷川 今やってることが形になって、「これがシソンヌのスタイルだよね」って言われるようになれば一番いいですね。


――コンビ結成の時から、今のような形を目指していたんですか?

長谷川 別のコンビでやってた時は僕がネタを作ってたんですけど、誰でも思いつくような漫才しか書けなかったんですね。そういうものも好きだったんですけど、一時期お芝居みたいなコントにはまって、シティーボーイズさんとか大人計画さんとか観て、「こういう笑いの取り方かっこいいな」と思って。最初の頃、相方に「芝居っぽい感じでやっていこうよ」って言ったんですけど、こいつは意外と「いや、よしもとでやるならそれは…」みたいな感じだったんですね。でも、相方は見るからにそういう空気あったんで、余計なこと言わなきゃ自然にそっちの方にいくかなと(笑)

じろう (笑)

長谷川 何も言わなかったら、結局そっちに行って(笑) 一時期、ネタ番組が流行った時にはそういう路線に変えたんですけど、まぁ全然面白くなくて。

じろう お笑いっぽくしようとすればするほどつまんないんですよ。

長谷川 お互い(その路線は)やめようとも言わずしてやめましたけど。(自分たちのスタイルを)貫かざるを得なかったというのもあるんですけど、やっててよかったなと、やっとここ1、2年くらいで思えるようになりましたね。


――ムロツヨシさん主演のコントドラマ『新解釈・日本史』への出演や、じろうさんは『OV監督』でショートムービーを撮られたりと活躍の場を広げていらっしゃいますが、今年2月のヨシモト∞ホール卒業後の活動はいかがですか? 

長谷川 ムロさんのドラマに、相方は細川さんのドラマ『乾杯戦士アフターV』、それから2人で指原莉乃さんの番組『指原の乱』に出させていただいたり、この半年間でいろんな経験を積ませていただいて。前よりテレビに緊張しなくなりましたね。と同時に、もっと出たいっていう欲も出てきました。

じろう 『乾杯戦士アフターV』で、斉木しげるさんと一緒にお仕事できて。シティーボーイズにあこがれて上京してきたので、うれしかったですね。ここ1年ぐらいは夢見心地です。芸人になる前に自分が見ていた人たちが、僕のことを知ってて話してくれるっていうのに、まだなんか違和感があって。ふわふわしてます。


――では最後に、今後の展望を。

じろう いくつになっても1年に1回、10日から2週間からくらい『シソンヌライブ』をやって、それを楽しみにしてくれる人が2、3000人くらいいて、かつ、不自由なく暮らせたらいいかな。今でも十分幸せなんですけど、もうちょっといい暮らしができたら。年をとっても、「このおじさんたち面白いな」って若い子にも観に来てもらえるようなライブをやっていけたらいいですね。

長谷川 前はテレビにバンバン出て、ガッポガッポ稼いで…と思ってたんですけど、今の時代難しいなと気づいて。『シソンヌライブ』を見た関係者の方が「こいつらテレビだったらこう使えるな」とテレビに呼んでいただければありがたいですね。とりあえず若手だからひな壇に、となると僕ら何も出来ないまま終わっちゃうんで。『シソンヌライブ』が全てのプレゼンになって、それが仕事に繋がって、お金になって、そしてまた『シソンヌライブ』が開催できればいいですね。自分も若い頃は中心ばかり見てたんですけど、脇の面白さに気づいたんですよ。面白くてかっこいいおじさん、たくさんいるんですよね。僕らも真ん中ではないので、そういう笑いを提供できて、「こういう人たちもいるんだ」って思ってもらえたらうれしいですね。あとは、車に乗れるくらいの収入があれば(笑)




『シソンヌライブ[duex]』詳細はこちら:http://sissonne.jp/




シソンヌコントライブ「deux」

日時:
2014年8月13日(水) 19:00開演
2014年8月14日(木) 19:00開演
2014年8月15日(金) 19:00開演
2014年8月16日(土) 14:00開演 / 18:00開演
2014年8月17日(日) 12:00開演 / 16:00開演

会場:東京・中野ザ・ポケット 料金:前売3500円 当日4000円

チケット取扱い ; チケットよしもと http://yoshimoto.funity.jp/r/sissonne (パソコン・携帯共通)

0570-550-100 (音声認識対応/お申込には下記のYコードが必要になります)

8月13日 19:00 : Yコード100353
8月14日 19:00 : Yコード100354
8月15日 19:00 : Yコード100355
8月16日 14:00 : Yコード100356
8月16日 18:00 : Yコード100357
8月17日 12:00 : Yコード100358
8月17日 16:00 : Yコード100359


チケットぴあ http://pia.jp/t/sissonne/ (パソコン・携帯共通)
0570-02-9999 (音声認識対応/Pコード;436-913)
※ チケットぴあ店舗、セブン-イレブン、サークルK・サンクスでも直接販売


イープラス http://eplus.jp/sissonne/ (パソコン・携帯共通)
※ ファミリーマート店舗(店内Famiポート)でも直接販売

ローソンチケット http://l-tike.com/sissonne/  (パソコン・携帯共通)
0570-084-003 (音声認識対応/Lコード;35463)
※ ローソン、ミニストップ店舗(店内Loppi)でも直接販売

問合わせ;チケットよしもと   0570-550-100(受付時間 10:00~19:00)



【シソンヌ】