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インタビュー

2014年9月30日 (火)

COWCOW 善しのカメラのハウツー本『パパとママのための にっこり写真のレッスン』発売中

 カメラ好き芸人・COWCOW 善しが、芸人初のデジタルカメラのハウツー本『パパとママのための にっこり写真のレッスン』を発売しました。カメラの基本から、いろいろなテクニック、身近な人の“にっこり写真”を撮る秘訣や、一味違う思い出の写真の撮り方などを、初心者にも分かりやすく仮説。さらに、長年撮りためた人気芸人たちの写真も多数掲載。これからカメラ購入を考えている方、買ったけどうまく使いこなせない方、もっとステキな写真を撮れるようになりたい方、そして善し撮影の芸人さんの写真が見たい方、全ての方に楽しくためになる1冊です。そんな本書への思いと見どころを、本人にうかがいました。


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――善しさんがカメラを始めたきっかけは?

18歳の時、おじいちゃんとおとんが使ってたカメラが家にあるのを見つけて撮るようになって。それが一眼レフやったんで、まぐれでいい写真が撮れることもあって、のめり込んでいった感じですよね。今と違って露出を図るのも自分でやらないといけないし面倒臭いことも多いカメラやったんですけども、逆に分かってくるとすごいいい写真が撮れて。すでに芸人になってたので、周りの芸人を撮ったり、その時の彼女を撮ったり。どんどんハマっていきましたね。

――本のタイトルもテーマも“にっこり写真”ですし、掲載されている写真も身近な方々の写真が多いですが、やはり人物を撮るのがお好きなんですか?

そうですね。結局どこ行っても人物になりましたね。撮影会で京都に写真を撮りに行くにしても、人物込みの写真を撮りたくなるんですよ。まだ自分の子どもがいない時から、子どもの写真を撮りたくなってましたし。子どもって、表情とかいいんですよね。だから人物にこだわるというよりも、好きで撮ってきましたね。

――今回、この本を出版することになったいきさつは?

芸人の写真も膨大な数撮ってたので、いつか書籍としてまとめられたらいいなと思っていたところにお話をいただいて。なので普通のハウツー本の要素に加えて、芸人の写真があったり、“芸人あるある”みたいな読み物もあったりします。楽屋での芸人をいろいろ撮ってますけど、たぶん本人も撮られてること分かってないと思うんですよ。会える人には「こういう写真掲載します」と伝えたら、「そんなん撮ってたの?」「いつ撮ったの?」とか言われましたから。そういう写真がまたいいんですよね。

――この本でこだわった点は?

全部自分で写真を撮りました。表紙はカメラマンさんで、中には嫁が撮ってるのもありますけど。カメラの機能説明の見本写真も自分で撮りにいったんですよ。例えば、“シャッタースピード”の見本写真は、京都・鞍馬の川床なんですよ。京阪電鉄の出町柳駅から叡山電鉄に1時間くらい乗って、さらにバスで15分くらいかかる。別にそこまで行かな撮れない写真かっていったら、そうでもないんですけど(笑) 僕が普段撮る写真にはこういう機能を使うものがあまりないんですけど、今回いろんな写真を撮ってみて、改めて一眼レフカメラっていいなと思いましたね。

――この本で紹介されているような、ステキな“にっこり写真”を撮る秘訣は?

いつでもどこでもカメラと一緒ということですね。何気ないところにいいタイミングが存在するので、それを逃してほしくない。今の時代、カメラ付きの携帯やスマホが普及しているので、人に自慢する写真であったり、トピックスであったり、スクープにいきがちなんですよね。でも、それって後から見て何も感動がない写真になってしまう。それならもっと身近な人の何気ない表情とか横顔とかを撮っておくと、後から見ていいなと感じる写真になると思いますね。

――お子さんの写真も表情豊かで、その場の空気まで伝わってくるようですね。

いつでも撮る、撮り続けるといいと思うんですよね。もちろん記念写真というのもそれはそれでいいんですけど、その目的の前後も撮っておくといいんですよ。例えば、入学式で行進してるところや門の前での写真だけでなく、例えば、実はこの時、靴が汚れてしまって大泣きしたとか、そういうエピソードももらさずに撮るといいんですよね。

――今は携帯やスマホでも写真が簡単に撮れますが、一眼レフならではの良さは?

携帯にもいろんな機能ありますけど、一眼レフの方がより融通が利くんですよ。ただ非常に分かりにくい。日本のメーカーは優秀なので、いろんなことができるようにしてくれてるんですよ、頭のいいおじさんたちが、わざわざね(笑) だから分かりにくいけど、意味が分かれば使えるようになってくるし、何でもできるようになる。最初は、全部叩き込もうとせずに、「これと同じような写真を撮りたいな」というところから真似していってくれたらいいと思いますね。

――カメラ初心者が最低限知ってるといい機能は?

“しぼり”と“シャッタースピード”が重要なので、この辺が分かるとあとはだいたい分かりますね。背景がボケて顔にピントが当たって、より人物が浮き出るように見えるというのが一眼レフで撮る上での特徴になってくるんですね。FUNKY MONKEY BABYS のCDジャケットみたいな。そういうものは非常に簡単に撮れる。プロの技術でもなんでもなく誰でも撮れるようになってるんですよ。

――本書にもたくさんの写真を掲載されていますが、その中でも“会心の作”は?

嫁との初デートの時に写真を撮ったんですけど、こういうのは時間が経つにつれて撮っててよかったなって思いますよね。今でも「あそこ歩いた時やな」とか思い出します。結婚して長くなると、付き合ってた頃の感情とか分からなくなってきますけど、これ見てると「ああ、嫁のこと好きやったんやな」と。それをまた子どもが見て、「ママ、こういう顔してたんや」とか言ってますもんね。そういうのがいいんじゃないかなと思います。昔のアルバム見て怒りの感情になることないですもんね。ほっこりするというか。この本にも家に写真を飾ってるところを載せてるんですけど、“飾る”ということも大切ですよね。カメラの画面やパソコンで見るだけになってしまうと、非常にもったいない。今のカメラは非常に性能がいいからポスターサイズに拡大もできるんで、気に入ったものがあれば近所の写真屋さんに行ってすぐできますからね。

――最後に、この本をきっかけにカメラを始めてみようかなと思ってる方々にメッセージを。

プロのように絵を描くのは難しいですが、写真の場合は、カメラ自体の性能がいいからプロみたいに撮れる写真がゴロゴロ出てくるんですよ。一眼レフは、頑張れば1日で使えるようになりますから。例えば、芸人さんと一緒に写真撮りたいということでもいいですし、撮りたいと思うものがあれば、それがきっかけになります。みなさんも周りの人のいろんな表情を、写真で残していって欲しいなと思いますね。

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善しさんに使い方を教えていただき、自前のカメラでこちらの写真を撮影。今までオート機能でしか撮影したことのなかった自分でも、FUNKY MONKEY BABYS ジャケット風の写真が簡単に撮れました。みなさんも、この本を参考にチャレンジ!




■COWCOW 善し 『パパとママのための にっこり写真のレッスン』
2014年9月12日発売
定価:本体1450円+税
発行:ヨシモトブックス
発売:株式会社ワニブックス
ISBN978-4-8470-9269-5 C0095

2014年9月19日 (金)

ピンネタライブ『筒子(ピンズ)~R-1の決勝で会いましょう~』を控えるバッファロー吾郎・竹若×野性爆弾・川島×バッドボーイズ・佐田にインタビュー!!!

バッファロー吾郎・竹若、野性爆弾・川島、バッドボーイズ・佐田という異色の3人が開催しているピンネタライブ『筒子(ピンズ)~R-1の決勝で会いましょう~』が、ついに大阪上陸! 9月23日(火・祝)、大阪・5upよしもとにて開催することになりました。

今後は福岡、沖縄でもライブを開催予定。芸歴、年齢、芸風も全く違う3人が、なぜこのライブをやることになったのか?『R-1ぐらんぷり』を本気で目指しているのか? など、真剣に話を訊こうとしたのですが……なんせ自由奔放な3人。話はあらぬ方向へと流れに流れ、まったりしたトークもしくはシュールなコントを観ているかのような気分になりました。
が、そんな態度は照れ隠しでもあるようで、R-1への思いは真剣そのもの。ほかでは観られない、3人のピンネタをこの機会にご覧ください!

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――佐田さんのある発言がきっかけで、始まったライブだそうですね。

佐田 『R-1ぐらんぷり』に出るためにピンネタライブをやろうと思って、師匠(川島)に相談したところ、「それなら、俺もやる」って言い出して。で、「じゃあ、竹若さんも誘おうか」ということになって師匠が電話したら、竹若さんも「俺もやる」って即答したという……そんな流れで、このライブをやることになりました。師匠はR-1の決勝に行かれてますし。
川島 そうですね。ファイナリストですから。

――川島さんはアドバイスするのではなく、なぜ自分もやろうと?

川島 暇やったんでね。才能があるから、ネタも溢れ出すんでやろうかなって。
佐田 (笑)それに、1人ならネタを結構つくらないとですけど、3人なら2本ずつやればいいので。R-1も2本しかネタいらないでしょ? だから、3人でやることにしました。

――竹若さんを誘われたのは?
川島 神懸かり的な感じです、「あ、竹若さんちゃう?」って。
佐田 (笑)海老トマトつけ麺、食べながらねぇ?
川島 そうそう。2人でつけ麺食った帰り、タバコ吸おうかって言うてる時には。
佐田 もう竹若さんに電話してましたもんね(笑)。
川島 佐田がピンネタやりたいって切り出して3分後には、もう電話してました。

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――竹若さんは、川島さんからの電話にどう思われたんですか。

竹若 いきなりで訳わからんかったけど、「いいよ」って感じでしたね。まぁやるからには、ちゃんとやろうと。サブタイトルも「R-1の決勝で会いましょう」になってますしね。
佐田 ただ、このサブタイトル……適当に付けたでしょ?「筒子」だけやったらわかりづらいから、“R-1”は入れようってことになったんですよね。
川島 (笑)こっちのほうがちゃんとやってるっぽいから、ええやんか。

――“筒子”って麻雀用語ですよね。このタイトルは、どなたのアイデアで付けられたんですか?

川島 竹若さんが「バッヂのピンズ、カッコええよな」って言うたからでしたっけ?「ピンズ、マジでシブない?」って。
竹若 いやいや(笑)、そんなモッズな発言してないよ? 流れで出したかもしれんけど、俺がぐいぐい言ったわけではないよ!
川島 横文字で“ピンズ”にしようってねぇ?
竹若 いや、途中でぽろんと出たかもしれんけど!
佐田 はははは! いろいろと出した中から決めたんですよね。ピンネタやから“ピンズ”にすれば、ポスターにも麻雀の牌を使ったらええんちゃうっていうので決めました。

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――今年7月、新宿文化センターで1回目のライブを開催したんですよね。

佐田 そうです。大成功でしたよね?
川島 うん、身内を呼び、身内を呼び……わはははは!
竹若 3日前にチケットの売上を聞いて、みんな愕然としたよな。
川島 ぞわっとなった。

――もしかすると、吉本の劇場での開催ではなかったので、情報が行き届いてなかったのかもしれないですね。

川島 そう。知らないんですよ、みんな。「どうやって会場まで行ったらいいんですか?」っていっぱい聞かれました。「ほんまに実在する場所なんですか?」って。
竹若 「ウソイベントですか?」ってね。

――(笑)その時も、ネタを2本ずつ披露して。

竹若 僕らのネタ順は、くじで決めて。で、R-1経験者をゲストに絶対呼んで、アドバイスみたいなものをいただきたいなぁということで、ゲストとのさっくん(佐久間一行)とトークもやりました。で、さっくんには、僕らのネタに1位から6位まで順位を付けてもらいましたね。
川島 あれ、ポイント制になってるんでしたよね?
竹若 そうそう。ツアーの中で、そのポイントを3人で競い合おうかと。
佐田 1位になったら賞金が出るんですっけ?
川島 会社から、とっぱらいで30万やんな。

――同ライブ担当の社員さんが、首を大きく横に振ってますけど……。

川島 はははは! でも、ポイントはほんまに付けてるんですよ。
佐田 この間、どうなりましたっけ?
竹若 俺は1位とベベやったから、ポイント0。で、くーちゃんが2位と3位やったから暫定1位で、佐田が2位で、俺が3位。これはR-1に向けて、審査され慣れることが目的というか。
佐田 これくらいの芸歴になると、審査される機会がなくなりますし、なかなか緊張感がねぇ?
川島 うん。好き勝手やってしまうし、どこに出ても“無”な感じでいられますから。……スベってもへっちゃらなんて、どうかしてますけど(笑)。
竹若 ははは。沈黙が平気になってしまいますもんね。
佐田 そういう意味でも、いい緊張感を持ってやれてます。

――それぞれのネタは、どういう感じなんですか? 川島さんは以前のR-1でフリップを使っていたかと思うんですけど。

川島 今回は使ってないですね。
竹若 なんなら、ほぼ舞台上に出てなかった。
佐田 コントですよね。
川島 あぁ、そうやな。竹若さんもコントですよね?
竹若 そうやね。物とかセットとかを使ってやっています。
佐田 で、僕はフリートークとモノマネです。
竹若 佐田は音楽を絡めてみたりとか、R-1にいちばん照準が定まったネタをやっているなと思いますよ。僕とくーちゃん、恥ずかしいですもん。
川島 佐田のは確かに言い出しっぺ丸出しというか、めっちゃつくり込んでるやん!みたいな感じですよね。作家を交えてつくってます。で、「あそこの間、どうするばい?」って相談しながらミチミチと……入りにくかったわ、楽屋。
佐田 いやいや、やってないでしょ! 楽屋も一緒にいたじゃないですか!

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――それぞれのネタを観られたと思うんですけど、どんな印象を持ちました?

竹若 みんな、らしい感じになってましたね。ただ、ネタ順は大事やなと。この前は佐田が1番で、僕が2番、くうちゃんが3番やったんですよ。あれは上手いこと回ったよね?……なんか想像できるでしょう?

――はい。上手くいきそうな感覚、わかります。芸風が三者三様なので、観ているお客さんは非常に楽しんじゃないかなと思いますが。

佐田 飽きはしないですよね?
竹若 そうですね。雰囲気はごろごろと変わります。
川島 ほんま、見事にジャンルがちゃいますもんね。
竹若 そうそう。そういうところも、ミズモノとして面白いなと思っていただけるはずです。

――9月23日の大阪でのライブが迫っていますが、東京とネタを変えたりはされるんですか?

竹若 まぁまぁ、その辺は個々のさじ加減次第ですかね。R-1に向けて“手応えをつかんだな”っていうネタは洗練させないといけないですけど、ちょっとヤバいなというヤツは変えるかもしれないです。僕、6位になったネタは残そうかなと。ちょっとスタイリッシュに変えたり、音楽を使ってみたり、工夫するかもしれませんね。で、新しいネタは……間に合えばっていう感じで。
佐田 僕もそうです。間に合えば、ですね。

――じゃあ、今後続く福岡、沖縄と追いかけて観れば、ネタの変化が観られるかもしれないと。

佐田 そうですね。東京公演を観に来てくれた人は「あ、変わったな」と思ってくれるかも。
川島 もしくは「何も変わってないやん」ってなるか、どっちかやな。
竹若 (笑)佐田のネタは、いろんな営業にもまわれそうですよ。
佐田 いやいや、3人でまわりましょうよ。
川島 そうやな。最後、ユニットコントやって……僕らは超新塾の禅(ZEN/メンバーの溝神さんと福田さんによるユニット)みたいなもんです。「3人での営業も募集してます」って書いといてください!

――わかりました(笑)。大阪公演のゲストは、土肥ポン太さんですね。

佐田 (チラシを観て)……ポン兄のこれ、なんの写真なんですかね?(スタッフが「自分で撮ったのを送ってくれた」と伝えると)3パターンも、気合い入ってますね。ネタ終わりにトークもあるんで、今回も楽しみです。

――R-1も近づいてますしね。

竹若 いや、僕らR-1に出るか、まだ決めてないですよ?“会いましょう”って言うてるのは確約ではなく、希望ですから。エントリーすらしない可能性もあります。

――いやいや、ちょっと待ってください!

竹若 2015年に出るとは言ってないですから。それに、仕上がってないネタのまま出ることのほうが失礼じゃないですか。面白半分で出るのが、いちばんダメでしょう?
川島 ピン芸人の人たちにも失礼になりますもんね。やっぱりR-1を侮辱したくはないですし……今回、僕は出ないです!

――えっ!?

竹若 今の段階ではね?
川島 そうです。ええのができたら出るかもしれないです。……R-1っていつから始まるんやったっけ?
佐田 年末くらいから1回戦が始まりますね。
竹若 ということは、沖縄辺りにはもう仕上がってないと。
川島 マズいなぁ、日があんまりないわ。

佐田 そうですね。……優勝できるネタができたなと思ったら挑戦します?

――あ、あの……お客さんはどんなモチベーションで観に行けばいいんでしょうか?

川島 え?…………知らん!!!(笑)

――潔い!(笑)ということは、R-1に懸けられるネタができるまでずっと、お三方でこのライブを続けていくということですね?

佐田 そうですね。美味しい料理があるところをまわる……。
川島 (佐田の言葉を遮って)バカっ! でも、北海道にも行きたいよな?
竹若 大阪にも美味しいお店あるし。
佐田 (小声で)長崎も美味しいらしいですよ。
川島 あと、マカオ。ギャンブル的な楽しみ方もできるし。
竹若 F-1観ながらね?

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――あれ? ツアーをやるのは美味しいグルメ目当てだからですか?

川島 そんなん言い出したら、変わってきますやん~~!
竹若 まぁ、日々のご飯って大事じゃないですか。食べるものでモチベーションも変わるというか、美味しいものを食べるために頑張れるってあるでしょう?

――確かに。なんなら、1日の中でいちばんの楽しみだったりもしますし。

川島 だから、福岡に行くんです! 福岡は佐田の地元でもあるんですから、“こんなんもやってるんですよ”っていう紹介をしつつ、美味い店に連れて行ってもらいます。

――(笑)打ち上げをいいものにするためにも、ライブは大切ですもんね。

竹若 そうです! ウケなければ、ご飯も美味しくなりませんから。ちゃんとネタに勝負は賭けてます!

――わかりました。今後についてのお話も伺いたいんですけど、福岡と沖縄の公演にもゲストは出られるんですか?

竹若 その予定です。まずは、さっくんにスケジュールを聞いてみます。
佐田 さっくんは接しやすいから、呼びやすいんですよ。上からものを言わないですし、僕らのネタもへらへら笑って観てくれるところがいいというか。
川島 物腰が柔らかいから、キツめのことを言うても笑ってくれるし。
竹若 優しいもんね。僕に6位って伝える時も、心苦しそうでした。

――佐久間さんもいいですけど、よしもとにはR-1チャンプがたくさんいるじゃないですか。星田(英利)さん、だいたさん、浅越ゴエさん、あべこうじさん……。福岡だったら、博多華丸さんもチャンピオンの1人ですし。

川島 華丸さん……ほんまや! でも、だいたとか呼んでもおもろいな。
竹若 ほとんど面識ないけど。
川島 全員、5分くらい無言で棒立ちになるかもしれないですね。
佐田 にらみ合いになるでしょうね。で、メンチ切って終わりです。
竹若 あべちゃんも優しいから来て欲しいけど、嫁さんのことばっかり聞いてしまって、R-1の話ができひんかも……。
川島 他事務所の人もありやな。芋洗坂係長とか……何喋ってええか、だいぶわからんけど(笑)。
佐田 ヒロシさんとかもどうですか?
川島 ええなぁ。そう考えたら、来て欲しいゲストはいっぱいいますね。

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――(笑)今年限定のライブでないのならば、いろんなゲストを迎えつつ、来年も続けられそうですね。

川島 来年、ネタを変えながらまわりましょうか?
佐田 そうですね。で、来年も福岡行きましょう。違うネタやればいいですよね?
川島&竹若 うんうん。
佐田 沖縄も……ここのご飯、美味しかったなぁってところは、また来年まわればいいですよね?
川島&竹若 うん!

――やっぱりグルメがツアー最大の目的な気もしますが……。

竹若 いやいや、お客さんが喩え少なかったとしてもリベンジしたいですから。

——何度も行くことによって、毎年の楽しみにしてくれる方も増えるかもしれないですもんね。

川島 そうです。バンドマンのように地道に広げていって、DVDも出してね?
竹若 東京公演では、ライブ終わりで書を書いたりもしたんですよ。そういうのもやりたいですし、それ以外にも実はビッグプロジェクトが動いてるんです。
川島 詳細はまだ言えないんですけどね。
佐田 来年をお楽しみに。
竹若 はい。僕らの今後が変わるかもしれないプロジェクトです。もちろん、このライブも絡んでいます。

――じゃあ、人気ライブになる前に、今回観ておいたほうがいいということですね?

竹若 そうですね。今後、プレミアチケットになることは間違いないです。なんせ、僕らはこのライブに命懸けてます! あと、チラシを観ていただきたいんですけど、3人それぞれ、3つの牌が並んでいるじゃないですか。端っこ1つ空いてると思うんですけど、実はここにスポンサーを入れようという目論みがあるんです。けど、全く集まっていない!
川島 「スポンサーを募集してます」っていうのも、書いといてください。

――承知しました(笑)。では、最後によしもとニュースセンターを読んでくださっている皆さんへメッセージをお願いします!

佐田 『筒子~』でしか、ピンネタはやりません。ぜひお越しください!
川島 この3人、『筒子~』でしかピンネタはやらないんで、良かったら来てください。お願いします。
佐田 それ、さっき俺が言うたやん。
竹若 (笑)まずは大阪が控えているということですが、この3人は『筒子~』でしかピンネタをやりません。ぜひ観に来てください!
佐田 竹若さんも……それ、言いましたって!

――(笑)本当に3人が同じ決勝の舞台に立つことになったら、すごいですよね。

川島 ほんまにすごいことです。ただ、1人だけ2回戦で落ちたりしたら……。
竹若 ははは! その後の1年間、えげつない感じで過ごすことになるでしょうね。


●ライブ情報

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筒子(ピンズ)~R-1の決勝で会いましょう~
日時:9月23日(火・祝) 18:15開場/18:30開演
会場:5upよしもと
出演:川島邦裕(野性爆弾)、竹若元博(バッファロー吾郎)、佐田正樹(バッドボーイズ)
ゲスト:土肥ポン太
チケット:前売り2,300円/2,700円
取り扱い:チケットよしもと(Yコード:999-020)/チケットぴあ(Pコード:597-730)

筒子(ピンズ) in 福岡~R-1の決勝で会いましょう~
日時:10月23日(木) 19:00開演
会場:ビブレホール
出演:川島邦裕(野性爆弾)、竹若元博(バッファロー吾郎)、佐田正樹(バッドボーイズ)
チケット:前売り2,000円/2,300円
取り扱い:チケットよしもと(Yコード:439-670)/チケットぴあ(Pコード:100-670)

筒子(ピンズ) in 沖縄~R-1の決勝で会いましょう~
日時:11月24日(祝・月) 15:00開演
会場:よしもと とまりん
出演:川島邦裕(野性爆弾)、竹若元博(バッファロー吾郎)、佐田正樹(バッドボーイズ)
チケット:前売り2,000円/2,300円 ※9月20日(土)より発売
取り扱い:チケットよしもと(Yコード:439-714)/チケットぴあ(Pコード:100-963)

チケットよしもと:http://yoshimoto.funity.jp


【バッファロー吾郎】【竹若元博】【野性爆弾】【川島邦裕】【バッドボーイズ】【佐田正樹】

2014年9月10日 (水)

ガレッジセール・ゴリのプロデュースの新しい舞台『おきなわ新喜劇』が誕生!

沖縄に新しいエンターテイメントが誕生! ガレッジセール・ゴリのプロデュースによる、方言はもちろん沖縄の歴史・文化・風習を取り入れたお笑いの舞台『おきなわ新喜劇』が発足します。今年3月の旗揚公演の大成功を受け、今年の年末年始にかけてツアーを敢行。沖縄本島と宮古島・石垣島、さらに東阪名の3都市を巡ります。その『おきなわ新喜劇』とは一体どんなものなのか? 脚本・演出も担当するゴリに話を聞きました。



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――まず、『おきなわ新喜劇』発足のきっかけと、それにかける思いを。

きっかけは“注目されていない小さな島に行きたい”という思いでした。沖縄にはアーティストの方々がいっぱい来てくれますけど、ほとんどが沖縄本島で。石垣島や宮古島みたいに大きい島ならまだ機会もありますが、小さい島はあまり芸能の公演が行かないので、そういう島を回りたいというのがスタートだったんですね。今回、『おきなわ新喜劇』は本島だけで終わらず、石垣島と宮古島に行けるので、ひとつ夢が叶いました。 『おきなわ新喜劇』は、吉本新喜劇の先輩たちが作ってこられた伝統を受け継ぎながら、沖縄の音楽や言葉や文化を“チャンプルー”(沖縄の方言で「混ぜる」という意味)しながら独特のものを作っていきたいと思います。



――今年3月に沖縄と大阪で旗揚げ公演を行いましたが、その手ごたえは?

非常に反応もよくて、みなさん腹を抱えて笑ってらっしゃって。『おきなわ新喜劇』は沖縄に定着するものとして進んでいける、その希望の光を見ました。 大阪は、NGK(なんばグランド花月)という笑いの神のような領域で、しかもお笑いに厳しい大阪の人たちを前にしての公演だったので、どういう反応なのか心配だったんですけど、みなさんゲラゲラ笑ってくれて。沖縄以外の人が見ても新たな発見と笑いを提供できたので、僕が『おきなわ新喜劇』でやりたいものが一応は伝わっているのかと思いました。



――『おきなわ新喜劇』はどのようなものに? その定義は?  

“沖縄の独特の文化を笑いながら学べるショー”ですね。観光客の方に、ただ歴史や文化を教えるだけと堅苦しくて誰も来ないけど、吉本新喜劇の要素で笑いをふんだんに入れて沖縄を楽しく学んでもらいたい。と同時に、沖縄の子供たちにも、自分たちの土地にはこんな歴史が、風習が、言葉があるということを笑いながら学んで、自分たちの土地に誇りを持ってほしい。僕も含めてですが、沖縄の若い子たちは沖縄の文化を知らないことが多いんですよ。だから、観光客と、これから沖縄を支えていく子どもたち、その双方に向けて、一緒に笑って踊って騒いで沖縄を知ってもらう、楽しい教科書のようなエンターテイメントを作りたいんです。 その根底には、僕自身が沖縄の文化を学ばなければいけないという気持ちがあるんです。19歳まで沖縄にいましたが、その時は東京とかアメリカとか他所をうらやましがってばかりで。でも、東京に出ちゃうと、沖縄のことを何も知らなかったんだと、自分のアイデンティティーの薄さが恥ずかしくなって。東京に出て初めて沖縄の勉強をするようになったんです。知れば知るほど面白いし、なぜ沖縄にこれほど観光客が集まるのか、それだけの魅力があるということが分かるんですよね。例えば、沖縄の人は穏やかですが、それは苦い歴史を味わってきたからこそ平和を愛する土地になった。そういうことを勉強していくと、『おきなわ新喜劇』の作り方もまた変わってくるんですよ。だから、僕自身も学びながら、若い子たちと沖縄を一緒に勉強したい。東京でお笑いという場で培ってきたものをみなさんに提供して、公演の2時間だけでも思い切り笑ってスッキリして帰ってもらいたいんです。



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――今回の公演は、どんな内容に?

テーマは“シーミー(清明祭)”という沖縄の風習、タイトルは『ドゥ ユー シーミー?』でいこうと思っています。沖縄には、旧暦の3月、今の4月に“シーミー(清明祭)”というものがあって、一族がお墓に集まってどんちゃん騒ぎをするんですよ。沖縄県外の人からみたら異様な光景ですよね。まずは、沖縄のお墓がデカイこと自体にビックリすると思います。全部王様のお墓、古墳なんじゃないかと勘違いする人もいますから。お墓が並んでる場所は団地だと思ってたり(笑)  お墓の形も亀の甲羅みたいな“亀甲墓”で、これは女性のお腹を象っていて。人間は女性のお腹の中から生まれて、死んだらまたお腹の中に帰るという母体回帰の考え方なんです。そのお墓に一族が集まって、先祖に1年の感謝を述べながら、また1年守ってくださいとお願いをする。「あなたのDNAが受け継がれた子孫たちはこうなってますよ」という姿を見せるんです。家で作ってきた食事をご先祖様にお供えして、みんなで一緒に食べて、お酒も飲んで、途中、子どもたちが飽きてきたらお墓に上ったりして。沖縄以外だと墓石に子どもが昇った瞬間に怒られると思いますが、沖縄は怒られないんです。子どもが騒ぐほど賑やかだと先祖が喜ぶという考えなんですよ。こういうことを知ると、誰かに話したくなりますよね? そういう知識欲も満足させるものにしたいですね。今回はシーミーですが、沖縄をは統一した尚巴志を中心に歴史を振り返ったり、空手発祥の地である沖縄の琉球空手を取り上げたり、これから毎回ひとつのテーマを設けていこうと思っています。


――沖縄ならではの演出もありますか?

例えば、最後はみんなでカチャーシーで踊ったり、沖縄はアーティストの宝庫なので音楽と融合したり、客席に降りてのお客さんイジリがあったり、お客さん参加型の舞台を作っていけたらと思います。旗揚げ公演は、沖縄色:吉本新喜劇色=3:7の舞台でしたが、今回の公演は沖縄色:吉本新喜劇色=8:2で勝負します。このバランスのとり方が難しいのですが、沖縄の方も県外の方もどちらも満足させるものを目指します。



――沖縄に定着するエンターテイメントを作るにあたって、様々なの形がある中で“新喜劇”を取り上げたのは?

小さな子どもから、80、90歳のおじいちゃんおばあちゃんまで腹抱えて笑える新喜劇ってすごいと思うんですよね。そこまでお客さんを熱狂させるというのがうらやましいし、嫉妬もあります。毎週新しい台本で新風を吹き込みながら、何十年もやってる定番のギャグもある。分かってるのに笑っちゃうし、「待ってました」という喜びもあって。そういうのを定着させることが芸の理想のような気がするんですよね。『おきなわ新喜劇』にも、池乃めだかさんや、間寛平師匠、しげじぃのような定番のキャラクターが生まれて、子どもが学校でギャグをマネして、飲み会ではお決まりのコールになって…と、生活に浸透してくれたら、こんなに芸人冥利につきることないですよね。10年後、沖縄の小学生のランドセルに『おきなわ新喜劇』のキャラクターのキーホルダーがぶらさがってたら、うれしいですね。



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――その名物キャラクターになるのではと注目している方はいらっしゃいますか?

旗揚げ公演の時、スリムクラブの真栄田はもちろん面白いんですけど、地味な内間がものすごく光ったんです。内間の淡々としたキャラクターを生かして、例えば、沖縄の霊媒師・ユタのキャラクターで、おきまりのギャグみたいなのが生まれたら面白いですよね。他にも、沖縄ならではのもので、ハブ獲り名人の○○さんとか、米兵の○○さんとか、いつも酒飲んで三線で歌ってるおじさんとか、面白いキャラクターがいっぱいできそう。そのうち生まれてくると思いますね。



――いよいよ本格始動する『おきなわ新喜劇』、その展望は?

沖縄には海やグルメはありますけど、「大阪来たら新喜劇見よう」みたいな、お笑いの大きなエンターテイメントがないんですよ。沖縄の昼も夜も飽きさせない、楽しませたい、そういう意味で、これから10年を目標に沖縄に『おきなわ新喜劇』を定着させたい。そのためには、地元で活躍されている役者さん、タレントさん、アーティストさん、舞台製作陣たち裏方さんとタッグを組んで一緒に成長して一緒に盛り上げて、最終的には沖縄の人たちだけで回していけたら理想だなと思います。そういう意味では沖縄の人材育成にもつながっていきますから。 今回は、島は石垣島と宮古島だけですが、数年後には僕の目標である波照間島や与那国島、そういう小さな島を回れたら最高ですね。5年後に離島ツアーを、そして10年で『おきなわ新喜劇』を定着させる、それが目標です。海だけじゃない、三線だけじゃない、エイサーだけじゃない、ゴーヤーチャンプルーだけじゃない、沖縄の新しい喜び、おもてなし、そういうものを『おきなわ新喜劇』として作っていきたいです。



――沖縄に専用劇場を作るという構想は?

それは理想ですけど、劇場を回すって大変ですよね。でも、今はガレッジセールが座長でやってますけど、新しい座長がどんどん生まれて、最終的には沖縄で頑張ってる芸人さんたちで劇場を365日回せたら大成功ですよね。それが一番のゴールかもしれません。NGKならぬ、OGK=おきなわグランド花月。実現したら涙出るかもしれない。そのためにも、まずは『おきなわ新喜劇』という形を作りあげ、それを定着させていくことを目指します。



――では最後に、ゴリさんから「これだけは言っておきたい!」ということは?

お客さんには、ぜひ観に来てください!と。あとは、参加する芸人さんに伝えたいことがあります。沖縄に行くことを仕事じゃなく遊びだと思ってる方が多くて。みんな「休みだ!」って言うんですよ(笑) 稽古の時、泡盛がかなり体に残ったままで稽古場に来るのはやめてください。そこだけは帯を締めてもらって、稽古と本番に挑みたいですね。



『おきなわ新喜劇』ツアースケジュール

【沖縄公演】
日時:2014年12月3日(水) 19:00開演
会場:宮古島 マティダ市民劇場

日時:2014年12月7日(日) 18:30開演
会場:浦添市 国立劇場おきなわ大劇場

日時:2014年12月8日(月) 19:00開演
会場:名護市 名護市民会館大ホール

日時:2014年12月10日(水) 19:00開演
会場:沖縄市 沖縄市民会館

日時:2014年12月17日(水) 19:00開演
会場:石垣島 石垣市民会館大ホール

料金:全席自由 前売3500円 当日4000円


【東京公演】
日時:2015年1月18日(日) 15:00開演
会場:東京・ニッショーホール

【愛知公演】
日時:2015年1月21日(水) 19:00開演
会場:愛知・アートピアホール

【大阪公演】
日時:2015年1月22日(木) 19:30開演
会場:大阪・なんばグランド花月

料金:全席自由 前売4300円 当日4800円


チケット一般販売は、いずれも9月27日(土)より、チケットよしもと(http://yoshimoto.funity.jp/)ほかにて開始。
※高校生以下学生証提示で1000円キャッシュバック

【ガレッジセール】【ゴリ】

2014年9月 8日 (月)

1年半ぶりとなる単独ライブ「友近ハウス」を大阪、仙台、東京で開催する友近にインタビュー!!

友近が単独ライブ「友近ハウス」を大阪、仙台、東京で開催することになりました。1年半ぶりとなる単独ライブの内容や意気込みについて語ってもらいました!


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ーー1年半ぶりの単独ライブの開催ですね。

去年がイレギュラーに6月に開催したというだけで、1年に1度というペースはこれまでの通りです。2012年は水谷千重子としての『演歌ひとすじ40周年記念リサイタルツアー』があったので、友近単独ライブは行いませんでした。毎年11月に単独ライブをやるのが通常なので、この時期が来たかという感じですね。

ーー「友近ハウス」という名称で。どんな内容を予定してますか?

まさに私の家を舞台にするということです。そこにいろんな人が遊びに来きますよ、という設定。なので、ゲストがこれまでで一番多くなってます。面白いと思うことへの価値観が合って、私が好きな方々です。そのメンバーとのユニットコントや、ひとりひとりとコントしたり、もちろん私のピンネタもあります。ユニットコントで、全員で『テラスハウス』(テレビ番組)コントを行う予定もあります。

ーー友近さんが『テラスハウス』ですか!

いろんな意味で興味深い番組だとは思ってはいたんです。イイ女とイイ男のサクセスストーリーを、芸人(バッファロー吾郎Aさん、ずんの飯尾さん、ロバート秋山さん、ハリセンボン春菜、渡辺直美、ジャングルポケット斉藤)メンバーでやったらオモロいなって、お客さんが心の中でツッコんでもらえるような内容になったらいいな、って思っています。

ーーどんな風にパロディにするんでしょうか?

『テラスハウス』の住人のみなさんが放送で言ってることを、(ハリセンボンの近藤)春菜とかバッファロー吾郎Aさんがそのままなぞるだけでもオモロいと思うんですよね。本家は9月で終了してしまうらしいですが、勝手に一夜限りの大復活という設定です。でも、登場するのはこのメンバーという(笑)。可能ならば、YOUさんや(アジアンの)馬場園さんとかが見てツッコんでるっていうのもやれたら最高かなと考えてますね。

ーー友近さんファンも『テラスハウス』ファンも必見ですね。友近さん自身はこの番組のファンだったんですか?

最初は見てなかったです。どっちかっていうと、「うわぁ」って感じるほうだったんですけど、見方を変えればこれほど面白い番組はないので。ああいう発言を素でしゃべってるって考えれば、これはスゴいな、って感じるようになって、いずれライブでしとかなきゃ、と。この芸人くさくて、ずんぐりむっくりちゃん達がイイ女イイ男ぶるってのが面白いんじゃないかと。

ーー『テラスハウス』をご覧になってて、ほかに気になるところはありますか?

住人の女の子たちが作る料理は気になりますね。ホンマ手が込んでないなー、ってのは特に。食費にどれだけかけられるのか、彼氏のためじゃないただの同居人に作ってるってのもあるとは思うんですが、これじゃご飯も進まないだろうなって料理が食卓に並んでるのは気になります。

ーー買い出しのシーンが仰々しさに比べて、結果的に作ったのが庶民的な品であるところは気になりますね。
いりたまごと白ご飯とか、缶詰とみそ汁の組み合わせとかね(笑)。

ーー今回は仙台公演もあって、しかも、東京は2日間もあります。ゲストも公演ごとに少しずつ異なりますね。

それぞれのゲストとのコントは相手次第で変わります。『テラスハウス』コントに関してはひとつの台本でしっかりと。もちろんアドリブも沢山あると思います。
皆で集まって作り上げていくと思います。ジャングルポケットの斉藤さんとは初めてなので、楽しみですね。『テラスハウス』のパロディには彼のようなキャラクターは非常に面白い。

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ーー本業の芸人以外にも、活動するジャンルがより広くなってますね。

大きなところだとミュージカルですね。共演させていただく本業の役者さんたちは、まさにエンターティナーだな、って思ってます。基本的に『テラスハウス』のようにスキがあればネタにしようっていう視点で見つつ、ではあるんですけどね。最初は「ミュージカルに出演している私が面白い」みたいなちょっと斜めから見る感じだったんですけど、稽古や本番を重ねて行くうちに共演者のみなさんの才能や努力に気づいてゆく。とにかく勉強になるし、これをネタにしていいのか? って迷ってしまうほど素晴らしい方々で。今年も『アダムスファミリー』というミュージカルにも出演させてもらいましたし。それでも、これをネタにしないとやる意味がないな、とも感じたり。ただ、決してバカにはしてないんですよ。その経験を活かしたことを今回の単独でもやりたいです。ミュージカルの本番も面白いんですが、そのあとのアフタートークとか舞台挨拶とかのほうがネタにしやすいってのはありますね。

ーー演劇だと上演が終わったあとに、カーテンコールが何度もあったり。

何回出て来んねんってはのありますけどね(笑)。女優の活動がお笑いにフィードバックできそうなもので言うと、『花宵道中』という秋公開の映画にも出演させてもらっていて、ずっと前から憧れていた遊郭の女将さんっていう役柄なんですよ。

ーー以前からテレビで時おり披露してた五社英雄監督の『吉原炎上』のモノマネが派生して、映画に出演するまでに至ったんですね。どんな役柄なんですか?

脱ぎはしないですけど、若い女の子たちを指導する役割なので「股開かざる者は食うべからず」ってセリフをいただいてるんです。このセリフをいまテレビでどんどん使って行きたいですね。今後10年は使えるかな、というくらいのセリフを任せてもらえたなと思ってます。単独ライブでも使ってみたいです。

ーーもともとモノマネやパロディでやってたものが色んな人に届いて有名になって、映画の中でも見れるっていうのがスゴいですよね

そうなんですよね。それが面白くて。「本当にやっちゃダメだろ!?」って爆笑問題の太田光さんに叱られたりするんですけど(苦笑)。

ーーそれをどんどん実現して行く友近さんが唯一無二だと思います。同じくパロディにしていたサスペンスドラマも『トラベルライター青木亜木子』で、テレビドラマの主演までやってしまうという……。

複雑な気持ちもあるんですけど、それはそれでマジメにちゃんとやる。でも、それだけじゃなく、ネタにしたりどこかで活かしてやろうという気持ちは常に持ってる、って感じはありますね。
ーーそれは単独ライブのために?
芸人としてネタを作ってお見せするというベースがあるからこそですね。


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ーー水谷千重子全国ツアーで、演歌界の大御所の方々とのリサイタルを実現させたことについて聞かせてください。

本当に協力してくれるんだ、という驚きばかりでした。大阪で担当してる『ザッツ・エンカテイメント エンカメ』という番組では、演歌界の方々に出演していただくことが多かったんです。トークの収録でも、とにかくみなさんボケて下さって、ギャグやダジャレが大好きな本当に面白い方々がばかりで。だから、面白いことしませんか? ってお誘いすると「ずっとこういうことがしたかった」って言ってくださって。

ーー演歌の楽しさを伝えたいという友近さんの思いが伝わったからでしょうか?

そういうところもあるんじゃないでしょうか。あるいは、もっと単純にコントが好きなのか。本当にほとんどボランティアのような謝礼で出てくださって感謝しきりでした。やっぱり演歌の番組自体も減っている中で、アピールのために協力してくださった側面もあるとはあるにしても、これは芸能界を巻き込んでて楽しいなって実感しました。

ーーそれ以降は、ディナーショーも継続的に開催されてます。

お客さんは上の年代の方々が多いですね。40~70代くらいの。友近としての単独ライブだと4000~5000円に対して、ディナーショーは2万5000円ですからね。不思議ですよね、ニセモノの演歌歌手に……(笑)。よく考えたらスゴことをやってるな、とは感じます。お客さんもこの「演歌歌手コント」に乗っかりたいって思ってくださったるんでしょうね。

ーー演歌の番組が少なくなったのと同じように、ネタ番組も少なくなってます。

ネタ番組も『爆笑問題の検索ちゃん 芸人ちゃんネタ祭り』でじゅうぶんかな、って気持ちもしてるんですよ。1分間のネタは短すぎるし。ただ『あらびき団』が終わったのはすごく大きいですね。あれは単独ライブでやったようなことをけっこう自由に放送してくれる番組だったんで。

ーー友近さんの最新型が見られる番組でしたね。

『芸人ちゃんネタ祭り』とダウンタウンさんの『ドリームマッチ』ではいろいろ表現させてもらってますね。

ーーだからこそ、単独ライブでの友近さんを見逃しちゃいけない状況ではありますね。

そうですね。テレビではなかなかできないことに挑戦できる、という意味でもやりがいがありますね。今回のライブには裏テーマがあって、告知チラシが私がベランダに立ってるというカットなんです。ある事件の東北出身の頑固な女性に私が少し似てるというのがあって、車に乗ってるときに勝手に彼女になりきるっていうひとり遊びをしてて。誰にも気づかれませんが(笑)。彼女をやりたかった、というところも大きいです(笑)。それをテーマにVTRをすでに撮影したので、ライブに来てくれるお客さんはぜひ楽しみにいらしてください。

ーー友近さんの単独ライブはVTRが長いところにも定評がありますし。

そうですね(笑)。ただ、今回はゲストも多いぶん、舞台を長くしたいです。彼女以外のVTRは短めにしないとですね。ずんの飯尾さんは今年の夏に放送された『ドリームマッチ』で初めてコンビを組んで楽しかったんで、私のほうからお声がけしました。テレビでやったネタは7分くらいだったんですけど、本当は30分バージョンがあって、そのノーカット版をやりたいと考えてます。

ーー30分も!

もしかしたら変わる可能性もあるにはあるんですが、30分バージョンをできるだけやりたい。バッファロー吾郎Aさんが加わったらどうなるか、とか、ロバート秋山さんはもう芸達者なんでね。

ーー最後に単独ライブへの意気込みを!

もちろんピンネタもありますし、ゲストのみなさんも頼りになる方たちばっかりなので、ユニットコントも楽しみにしてください。友近ハウスに集う面々を見ながら、なんてみんな楽しいゆかいなバカなんだろう(笑)、友近が好きなことをしてるな、っていう温かい目で見てもらいたいですね。




≪ライブ詳細≫
公演名:友近ハウス

チケット料金:前売4500円 当日5000円
チケット先行発売:9月8日(月)より
チケット一般発売:大阪、東京 9月20日(土)より
         仙台 9月27日(土)より

*大阪公演*
【日程】2014年11月2日(日)
【場所】なんばグランド花月
【時間】19:10 開場 19:30開演
【出演者】バッファロー吾郎 A、ずん 飯尾、ロバート 秋山、ハリセンボン 春菜

Yコード:NGK共通999-010
Pコード:439-612
Lコード:52124

*仙台公演*
【日程】2014年11月10日(月)
【場所】電力ホール
【時間】18:30開場 19:00開演
【出演者】バッファロー吾郎 A、ずん 飯尾、ジャングルポケット 斉藤、渡辺直美

Pコード:439674
※引換えはサークルK・サンクス、ぴあ店舗にて


*東京公演*
【日程】2014年11月24日(月・祝)、11月25日(火)
【場所】ルミネtheよしもと
【時間】19:10開場 19:30開演
【出演者】
11/24(月・祝)
バッファロー吾郎 A、ずん 飯尾、ロバート 秋山、ハリセンボン 春菜
11/25(火)
バッファロー吾郎 A、ずん 飯尾、ロバート 秋山、渡辺直美

Yコード:999-050
Pコード:597-721
Lコード:35302


≪お問い合わせ先≫
■チケットよしもと
電話:0570-550-100
24時間受付/年中無休
(※10:00~19:00/オペレーター受付)

■チケットぴあ
電話:0570-02-9999
24時間受付/年中無休
(※毎週火・水AM2:30~5:30はシステムメンテナンスのため受付休止)

■ローソンチケット
電話:0570-084-0003
※24時間受付
(※10:00~20:00/オペレーター対応)



【友近】

2014年8月30日 (土)

『FC東京新喜劇』開催の可能性も!? FC東京・DF太田宏介選手インタビュー!

8月27日(火)、Jリーグディヴィジョン1・FC東京に所属するDF太田宏介選手とのマネジメント契約が発表。同日、記者会見が開催されました。

本会見ではペナルティ・ワッキーやライセンス・井本と和気あいあいとした様子を見せた太田選手。さらに、先日スタートした『ふるさとアスリート宣言』への参加も表明。石井一久も「キャリアアップを図れるよう、影からコソコソと見守っていきたい」と、全面サポートを約束しました。

FC東京のみならず、今後、さまざまな場での活躍が期待される太田選手へ記者会見後、インタビューを敢行! よしもと入りを決めた理由、『ふるさとアスリート宣言』への参加についてなど、いろいろと訊きました。

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――記者会見では、井本さんから「ようこそ、よしもとへ!」と声をかけられていましたね。まず、よしもととマネジメントを結ぼうと思ったいきさつについて伺いたいのですが。

「お話をいただいたのがきっかけですね。今までもマネジメントの契約だったりの話は、いろんなところからちょくちょくもらっていたんです。その中で、いちばん魅力的だったというか」

――魅力的だったということですけど、具体的に言うと?

「僕は人前に立つのが好きですし、キャラクターも明るいので合っているんじゃないかなと。元々お笑いも好きだったので、これ以上のマネジメント事務所はないなと思ったんですよね。今日も記者会見までやっていただいて感無量です! 最高です!」

――チームメイトの反応はいかがですか。

「“よしもとっぽいな”って言われました(笑)。ちょっとでも笑いを取ると、“さすがよしもと!”って言われるくだりもできましたね。(マネジメント契約を結んだことで)チームメイトの笑いのハードルも上がってる気がしますけど、ハードルっていうのは何でも自分で上げていかないと。常に、高い壁を超えていく強さを身につけないといけないと思っているんです」

——失敗しても、くよくよしないんですか?

「変に落ち込んだりはしないです。僕、鬼ポジティブなんで!」

――鬼ポジティブ! いい言葉ですね。でも、それってある意味、ストイックでもある気がするんですけど。

「う〜〜〜ん……でも、僕は決して努力家ではないですね。ただ、何事も楽しんでやろうという気持ちで取り組んで来たことが、今につながっているんだと思います。どれだけ試合でミスをしたり、重要な試合を落としたりしても、一晩寝れば忘れられる。そういうところが、僕の長所だと思いますし」

――プロにとって、後悔を引きずらないっていうのは大事なことですよね。次に向かうべき戦いがある訳ですし。

「そうなんです。だから、高いハードルをこれからも超えていきたいですね」

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――本日の会見のように、芸人さんと絡む機会も増えていくと思います。それは楽しみですか?

「楽しみですね。井本さんとワッキーさんは今年の6月、一緒にお仕事させていただいた時、気さくに話しかけていただきました。普段、サッカー関係以外の人と触れ合う機会はなかなかないので楽しいですし、ああいう場は勉強にもなりましたね」

――お笑いもお好きだそうですが。

「大学時代、ヨシモト∞ホールへ観に行ってました。ザ・パンチさんが好きだったので、出演スケジュールを確認して……毎日部活で休みはほとんどなかったんですけどタイミングを合わせて観に行って、劇場でオロナミンCを飲んでましたよ。あの……今、ザ・パンチさんはどこに……? テレビではあんまり見かけないですよね?」

――劇場を中心に頑張ってます! 当時やっていたスタイルの漫才はもうやってないんですけど、いい感じで味のある漫才師さんになっていますよ。また、ツッコミのノーパンチ松尾さんは井本さんとサッカーを一緒にやったりもしてるので、今後、会う機会はあると思いますよ。

「よしもとって、サッカーやってる芸人さん多いですもんね。そういう皆さんと何かしらの機会に接することができたらいいですね」

――前々から思ってたんですけど、太田選手ってジャングルポケット・武山(浩三)さんに雰囲気が似てますよね。

「マジですか!?」

――近くでお顔を拝見するとそこまで似てないんですけど、スタジアムなど遠目から見た時の雰囲気が似ているなぁと、いつも思ってました。声も似てる気がします。

「ふふふ……初めて言われました(笑)」

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――このサイトでは記者会見などのニュースを始め、インタビュー、ライブレポートなど、吉本に関するさまざまな情報をお伝えしています。おそらく、お笑いファンの方が多く観てくださっているので、サッカーについて詳しくない方も多いと思います。そんな方々へ、ご自身の注目ポイントを教えていただけませんか?

「わかりました。僕はディフェンダーでフォワードではないですし、ゴールを取る姿は年に数回程度っていう地味なポジションなんです。けれど、所属するFC東京は非常に面白いサッカーをしているチームで、今はいい結果も出ています(※8月28日現在、7月19日以来リーグ戦負けなし)。吉本本社のある新宿などの都心部からホームスタジアムである味の素スタジアムは1時間以内で行けるので、足を運んでいただけたら嬉しいですね。お笑いもそうだと思うんですけど、生で観るサッカーは(テレビで観ているのとは)まったく違うと思いますし、FC東京のサポーターは応援にも熱が入っているので熱い雰囲気も楽しんでいただけるんじゃないかなと。で、そういう中で“太田宏介”という選手を観て、“あいつ、めちゃくちゃ走ってるな”とか“めちゃくちゃ戦ってるな”と感じていただけると、なお嬉しいです」

――太田選手が颯爽と左サイドを駆け上がる姿っていうのは、味方はもちろん、敵にとってもすごく印象強いと思います。

「ありがとうございます。あと、昨年から僕の武器になっているフリーキックも注目していただきたいところですね。Jリーグの中でも、フリーキックの名手はそう多くないですし――今年の前半に関してはチャンスが少なかったですけど――これから自分が決めていくことによって、そのポジションを確立していけたらなと思います。で、“フリーキッカー=太田でしょ!”と言われるようになりたいですね」

――8月2日(土)に開催されたJ1第18節清水エスパルス戦にて、自ら「アギーレさん見てますか(ここにいい選手いますよ)弾」と命名した強烈なフリーキックを決めて、チームの勝利に貢献しました。今年はまだ1点ですが、サポーターやファンの皆さんは昨季の3点を上回るゴールを期待していると思います。吉本に入ったからには、ゴールパフォーマンスにも挑戦していただきたいなと思うのですが……。吉本にはワッキーさんを始めとした、素晴らしいギャガーがたくさんいますし。

「ギャガーっていう言葉、初めて聞きました(笑)。確かに、皆さんに教えていただいてやってみたいですね。……でも、点を取ったあとって興奮しちゃうからか、頭が真っ白になるんですよ。これまでも“ゴールを決めたらこれをやろう”って考えてた試合もあったんですけど、いざ点を取ると忘れて、結局チームメイトと抱き合うっていういつもの流れになっちゃうんです。……でもまぁ、余裕があれば、是非パフォーマンスもやりたいと思います!」

――会見では、「オフにサッカー以外の仕事をたくさん入れられるのでは?」という話が出ていました。よしもとは各地に常設劇場を持っていますし、大阪・なんばグランド花月では『近鉄バファローズ新喜劇』や『神戸製鋼新喜劇』をやっていたり、新日本プロレスと『激情プロレスリング』というイベントを開催したり、スポーツとコラボしたイベントも行っているんですよ。

「へぇ、そういうイベントもやってるんですね。僕単独だとちょっとためらってしまいますけど、FC東京のチームメイトとだったら出てみたいですね」

――では、『FC東京新喜劇』が近々、実現することを願っています! 太田選手は、先日スタートしたばかりの『ふるさとアスリート宣言』にも参加されるんですよね。

「はい。会見でも話したように、これまでは個人で動くことがなかなかできなかったんですけど、この制度を通して積極的にやっていければと思っています。Jリーグ人気も低迷していると言われている中、少しでもサッカー選手を身近に感じて欲しいという思いもありますし、このプロジェクトを通してサッカーを観戦するきっかけづくりもできたらなと。僕は東京都町田市出身なんですけど、小さい頃に町田出身のJリーガーにサインをもらったり、喋りかけてもらったことは未だに覚えてるんです。子どもには“サッカー選手になる”っていう夢を持ってもらいたいので、僕自身、練習後のファンサービスも大事な時間だと思ってサポーター・ファンの皆さんと接してるんですけれど、『ふるさとアスリート宣言』でもやっていけたらなと思いますね」

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――太田選手のような明るくて社交的な性格の方が接してくれると、子どもたちも楽しいでしょうね。

「そう思ってもらえたらいいですね。僕、子どもより精神年齢が低い時があって。よくチームメイトに“大人げないぞ”って言われるんです(笑)。町田には(Jリーグ・ディヴィジョン3の)町田ゼルビアっていうサッカークラブがあるので限定せず、高校時代お世話になった相模原だとか関東全般でサッカー教室をやったり、高齢者の方とも接していけたらいいですね。あと、よしもとには他のジャンルのアスリートがたくさんいるので、皆さんとも交流できたらなと。で、いろんなお話を聞けたらいいなと思っています」

――では最後に、よしもとニュースセンターを読んでくださっている皆さんに、ご挨拶と今後の意気込みをお願いします!

「この度、よしもとさんでお世話になることになりました。今はサッカーがいちばんなので、サッカー選手として成功する上でいろんな活動をしていき、たくさんの方に僕の名前を知っていただければと思っています。お笑いが好きな方々にも、こういう選手がいることに興味を持っていただければ嬉しいです。今、FC東京は大切な時。これからの戦い全てが大事になので一喜一憂せず、謙虚にやっていけたらなと。とにかく、サッカーを頑張っていきますので、応援よろしくお願いします!」

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●FC東京
http://www.fctokyo.co.jp

●ふるさとアスリート宣言
http://fa.yoshimoto.co.jp

2014年8月27日 (水)

9月5日(金)に舞台「うたげきシリーズVol.1『別れてもシェキな人~ニガイナミダを忘れ編~』」を上演!主演の大西ユカリさん、めぐまりこにインタビュー

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ソウルシンガー大西ユカリさんの数々の楽曲を組み合わせ、ひとりの女の半生に仕立てた舞台『別れてもシェキな人』。“うたげき”と銘打たれたそれは、大西ユカリwith仁義なき小林バンドによる生歌、生演奏、そしてMCと、めぐまりこ×NON STYLE・石田明の芝居を掛け合わせて展開する、新感覚のお芝居です。会場も劇場ではなくライブハウス。場の雰囲気も味わいのひとつ、ライブのノリで芝居も楽しめるという仕掛けになっています。

かねてから大西ユカリさんの大ファンで、いつか大西さんの歌の世界を芝居にしたいと考えていためぐまりこ。そんなふたりがついに出会い、“うたげき”が動き出しました。そこで、大西ユカリさんとめぐまりこに本公演について、話を聞きました!

――『別れてもシェキな人』がまもなく上演されますが、めぐさんは積年の思いが実現して、いかがですか?

めぐ 私とか、桂あやめとか、変わり者で独り者の女たちって大概、ユカリさんの音楽が大好きで。で、ライブに行ったりして、ユカリさんの歌を芝居にしたい、何かコラボしたいなってずっと思っていたんです。そして今回、作・演出をされる東野ひろあきさんに「何とかなれへんかな?」って相談したところ、「何とかなるよ」と(笑)。すぐにできると言っていただいて、『別れてもシェキな人』という舞台が実現することになって、夢がかなって私はすごく嬉しいです。

――大西さんはこのお話をいただいて、どういう印象でした?

大西 自分の歌詞の世界といいますか、カバーする曲も含めて、その中に出てくる女性たちが具現化されるのは、願ったり叶ったりですね。そんなふうに人の目に触れる詞を歌える歌手でありたいと思っていましたので、それがすべて叶いますので、大変嬉しいです。

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――大西さんの楽曲を軸にストーリーができあがったそうですね。

大西 はい。めちゃ嬉しいです。舞台ではフルバンドで演奏しますので、バンドだけで7人いて。常に生演奏なので楽しみです。

――こういう形態でのライブは初めてですか?

大西 そうですね。自分の曲が芝居でちょっと効果的に流れるとかではなく、芝居に沿っていますので、ものすごく楽しみです。

めぐ BGMも全部、生音です。芝居は私と石田君を中心に、そこにユカリさんの楽曲がどんどん入っていくというバランス。私も大概(舞台を)観ていますが、こういうスタイルは初めてじゃないですかね。

――大西さんも、MCを用いての狂言回しのような役割でもあるんですよね。

めぐ そうですね。3人による歌と芝居です。

大西 芝居もちょっと入ってたり。

――めぐさんは新世界のスナックのママという役だそうですが、NON SYTLEの石田さんはどういう役柄でしょうか。

めぐ いつもママの周りにいる男の人っていう感じです。初めは恋人役か何かで、もしかして濡れ場があるんちゃうかなって思っていたんですけど、演出の東野さんはそれを避けましたね(笑)。

――石田さんを起用された理由は?

めぐ 石田君は漫才師以外にも、脚本家とかでも活躍していて。石田君が主演の舞台を観に行ったことがあったのですが、芸人じゃない役者の姿で。打ち上げとかで飲んだときも、芸人なのに芝居談義もできる。それで石田君とは芝居をしたいと思っていました。『別れてもシェキな人』は喜劇ですが、もちろんお芝居なので、芝居魂がある人とやりたくて、石田君が出てくれるなら出てほしいなと。

――なるほど。今回は歌のシーンもあるそうですね。

めぐ そこが一番緊張しているところなんですよ、私が(笑)。

――大西さんの楽曲は大体、何曲出てくるのでしょうか?

大西 結構ありますね。10曲くらい。ちょろちょろやるのとは違って、フルでやるので、そこらのボリュームはびっくりするぐらいあります。

――どんな楽曲が使われるんですか?

大西 「ニガイナミダが100リットル」とか、「失恋スナック三年生」とか。割とみんなが知ってる、いわゆるガチな昭和歌謡とかではないです。自分がライブで歌ってきた曲を東野さんがうまいことチョイスをされたのと、まりこさんが「今のユカリさんの曲ええわ」って言うてくれたのんとが合わさったような。宇崎竜童さんが書いてくださったもの、私が作詞したもの、最近のもの、昔の曲など、いろいろありますね

めぐ 情けない自分の過去を思い出すような歌ですね。女は誰もが経験している気持ちじゃないかな。それを口に出すか、出せへんかで。うわーっとなって「そうや!!」みたいな(笑)。

――お芝居の時代設定は?

めぐ 現代から過去へさかのぼるような…。

――めぐさんは、この衣裳ですか?

めぐ この衣裳もありますが、シーンごとに着替えてあって結構大変です。普通、お芝居って暗転があるじゃないですか。今回は暗転がないので…。

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――大西さんとめぐさん、今回このような形での共演はいかがですか?

めぐ 好きな歌に出てくる女性を演じられることがすごく嬉しくて、調子に乗ってる状態です(笑)。本番でも歌とお芝居を上手にリンクさせていきたいなと思います。歌詞の意味が深いですから、その深さもちゃんと出していかなあかんな~って。ちょっとナーバスな気持ちでもあります(笑)。

――大西さんはめぐさんの印象はいかがですか?

大西 すばらしい女優さんやと思います。稽古するごとに、シーンをご自分のものになさっていて。それでも演出の東野さんはどんどん注文つけはるし、私もどんどん意見を出させていただいて。この座組みは黙って言うこと聞かなあかんみたいな作り方じゃないので、自分も音楽家としてちゃんと参加できているのでストレスがないですね。本番が楽しみです。

――稽古中も皆さんのご意見も取り入れて。

大西 聞いてもらえます。都合ってありますやん、バンドの音を出すときの都合とか。あるいは芝居の都合で「ここどないしようか」っていうときに、「こんなんどうですか」って言うてみたりとか。普通、お芝居で楽曲を使いましたってなると、時間って決まってますやろ。イントロとか、そういうところは自由自在になっていて。生バンドですので、シーンによって長さを変えたり、音量を調整したり。そこにやっぱり役者さんの間合いというのか、リズムがおありなので、非常に楽しい、やりやすいです。

――では、最後に『別れてもシェキな人』をどう楽しんでもらいたいか、聞かせてください!

めぐ まあ……子どもには難しいですね(笑)。新世界の片隅のスナックのママの物語で。一生懸命に生きすぎて、周りから暑苦しいんとちゃうかって言われる女の嘆き、喜び。……その中で、女の開き直りを出したいかな。単に前向きに生きるのではなくて、開き直って「これも人生よ」みたいな。そういう部分を共感してくれる女性とか、女の気持ちを思ってくれる大人の男性に観ていただきたいと思います。あと、大阪の良さ。情緒もありますし、大阪の文化が出ています。

大西 まりこさんもいろんなお芝居を長いことやっておられて、今回も「こんなんできたけど、どう?」みたいな、いろんな方に観ていただける自信を持って作っておられるので、そこに私は乗っからせてもらっています。いろんな人に観てほしいですね。年齢も性別も。まあ、お金持ってなあかんけど(笑)。子どもはええわ、もう(笑)。

めぐ もう子どもはええな(笑)。

大西 チケット代も要るしな。ちゃんと元とって返ってもらえるような内容になっているので、すごく楽しいと思います。普段の私のライブを観ている人も、まりこちゃんのお芝居を観ている人も、“ライブハウスでこんなんやってたんや”って初めて観る形になると思います。内容はベタですけど(笑)。

--ありがとうございました!

なお、NON SYTLE・石田より、コメントも到着しました!

「僕が主演の舞台を観に来てくれためぐまりこさんが、“いつか石田くんと一緒にお芝居がしたい”と言ってくださり、それが実現しました。率直に嬉しいです。ちょい役と聞いてたんですが、がっつり出てます。さらに生バンドをバックに歌も唄います。期待を裏切らないようにがんばります!」

うたげきシリーズVol.1『別れてもシェキな人~ニガイナミダを忘れ編~』は、9月5日(金)、大阪・BIGCATにて昼夜2回、行われます。x大阪の情緒も漂う“うたげき”の世界をぜひ、ご堪能ください!

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うたげきシリーズVol.1『別れてもシェキな人~ニガイナミダを忘れ編~』
日時:9月5日(金) 14:30開場 15:00開演 /18:30開場 19:00開演
会場:BIGCAT 
料金:前売4,500円/当日5,000円
※いずれも1ドリンク付
作・演出:東野ひろあき
出演:めぐまりこ/NON STYLE・石田/大西ユカリwith仁義なき小林バンド

チケットよしもと http://ticket.yoshimoto.co.jp 
15:00公演【Yコード:500319】
19:00公演【Yコート:500320】
※ファミリーマートにてチケット引き換え

チケットぴあ 0570-02-9999
15:00/19:00公演とも【Pコード:437-658】
※サークル K サンクス、セブン・イレブン、ぴあ店舗にてチケット引き換え

ローソンチケット 0570-084-005【L コード】 
15:00/19:00公演とも【Lコード:57561】
※ローソン、ミニストップにてチケット引き換え

イープラス http:// eplus.jp/ 
※ファミリーマートにてチケット引き換え

お問い合わせ:チケットよしもと 0570-550-100(受付時間 10:00~19:00)

NON STYLE 石田明のYNN動画はこちら ⇒ http://ynn.jp/u/165
【めぐまりこ】【NON STYLE】【石田明】

2014年8月20日 (水)

トレンディエンジェルが29日(金)に大宮ラクーンよしもと劇場で単独ライブを開催! 「THE MANZAI」認定漫才師である彼らのライブへの意気込みをインタビュー!!

トレンディエンジェルの単独ライブ「大宮(*σ´ω`*)σぺ!」が8月29日(金)に大宮ラクーンよしもと劇場で開催。3年連続「THE MANZAI」認定漫才師のトレンディエンジェルが、「THE MANZAI」への軌跡の一歩と位置づける今回のライブ。意気込みや「THE MANZAI」へのアツい思いなどについて語ってもらいました。

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――大宮ラクーンよしもと劇場は新しい劇場ですが、どんな印象を持たれていますか?

斉藤 まだ立ったことはないです。客層は変わったりするのかな?

たかし 家族連れとか多そうなイメージだけど。これまで来たことがない人が来てくれるような気がしますね。

斉藤 う~ん。でもその逆もしかり? これまでは近かったから行っていたのになんでそんな遠くで!!となって来ない人がいたりして…。

たかし まぁ、これまで来たことがない人に知ってもらういい機会だと思いますね。群馬や栃木などの家族連れに来ていただきたいです。


――8月となると「THE MANZAI」の予選がスタートしている時期ですが、今回の単独は「THE MANZAI 2014」の優勝へ道すじになったりするんですかね?

斉藤 そうなればいいなぁ~と思ってはいますね。ただ、“THE 単独”という感じにはしないつもりです。

たかし 僕たちの単独って、歌って踊るみたいなエンターテインメントを心掛けているんですよ。ネタは3本くらいしかやらなくて。

斉藤 でも今回はちゃんとお笑いをやろうかと。

たかし ギグではなく寄席を心がけます。

斉藤 まぁ、「THE MANZAI」を意識してすることには間違いないので、漫才を何本かをすると思いますね。



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――では、ここでやったものがいずれ12月にテレビで見ることができるということですね。

斉藤 そうなればいいですね。

たかし まぁそうなるでしょう。

斉藤 12月の2本目の決勝でね。去年もワラテンで出させていただいたりと意外と相性がいいんですよ、僕たちと「THE MANZAI」。ただ、あっちのスタッフも人間なんで、“飽き”が怖いですね。

たかし 3年も見たら人間、飽きが出てきますからね。そこをどうするか。

斉藤 でも、あぁいうコンテストっておもしろいんですよ。ツッコミの間をちょっと変えただけで進化したと感じてもらえたり。

たかし なにが進化なんだと。

斉藤 そういうものを逆手にとっていきたいですね。審査委員を手玉に取るような(笑)。

たかし 審査員は味方につけていかないと。

斉藤 ただ、優勝は難しい壁ですよ。でも相性はいいはずなんで、今年こそとは思いますね。


――予選が始まってきて、何となく芸人さんたちは「THE MANZAI」など賞レースに目が向かっていく8月ですが、どんな気持ちで迎えるモノなんですか?

斉藤 楽しいですよ。8月にドロップアウトしたことがないということもあるんだと思うんですが。まぁ考えてはいないですけど、もしダメになったら、人生にハリがなくなってしまうんで、死しかないですね。

たかし でも、やる前に負けることを考える奴はいないから。

斉藤 もちろん考えていないけど。今回は決勝常連メンバーがけっこう休んでいるので、気持ちいいかなぁ~と思っています。ネタは、毎回言っているんですけど「ハゲ」ではないものでいこうかと。僕、ブログをやっているんですけど、そこに「昔やっていたハゲを使わないネタがおもしろかったのに…」というアツい書き込みがあって。話術が光っていたということが書かれていたんですが、それに対して「実は僕もそう思っていて…」という書き込みがあったり…。ファンの人がアツい論理を戦わしていてうれしかったですね。ちなみに僕も「そうですよね」と返しました。そういう思いに応えたいです。バランスは難しいですけど。

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――漫才へのあふれる想いがあると思いますが、今回の単独の内容は漫才オンリーですか?

斉藤 う~ん。漫才はだいたい6分7分だから、単純計算したら7、8本!? そんなにあるのか~。

たかし そこまでは作れないよ。間に合わない(笑)。

斉藤 それくらいできたら理想ですが、まぁコントもしたり。

たかし みんなが期待している「チェキラッチョ」もやらないと。

斉藤 そこね。実はブログには書かれていたんですよ。「チェキラッチョ」は面白くないって。僕も同じことを考えていたんで、その辺はファンの声を大切にしようかと。

たかし いや、B'zでいうところの「ultra soul」だから。やらなくっちゃ始まらないみたいなモノだよ。

斉藤 いや「ultra soul」は名曲で「チェキラッチョ」と一緒にされても。ただ今回は大宮ということで、テレビでしか僕たちを知らない人たちもいるのでそのための時間としてアリなのかもしれないですけどね。…う~ん。そうなるとやっぱり歌ったりするのかも。

たかし ネタ1本2本しかない可能性が出てきました(笑)。


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――単独に対しての心配なことがあったりします?

斉藤 まず大宮にたどりつけるかということですね。赤羽の乗り換えがごちゃごちゃしてそうで。

たかし 新宿から1本でいけるよ。

斉藤 いやそこはあえて赤羽乗り換えで。埼京線→京浜東北線で行かせていただきますよ。まぁ、あとはネタができるかどうかですね(笑)。これは時間のある限り作っていかないとですけど。


――では最後に、今回の単独に来られるファンへのメッセージをお願いいたします。

斉藤 ……。

たかし うん? これには「8月29日に大宮にやって来いよ!!!」という静かでアツいメッセージがあると判断しましたが。

斉藤 その通り。あと、「優勝へのプロセスを見に来てください!」ということですかね。やっぱり優勝したいですから。ご家族で見に来てください!!


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トレンディエンジェルの単独ライブ
「大宮(*σ´ω`*)σぺ!」

 

会場 :大宮ラクーンよしもと劇場

日時 :8月29日(金) 開場18:30/開演19:00

料金 :前売1,500円/当日1,800円

 

チケットよしもと:http://ticket.yoshimoto.co.jp

 

●トレンディエンジェルの動画はこちら:http://ynn.jp/u/902/

 

【トレンディエンジェル】

2014年8月16日 (土)

【5up真夏のキラキラ単独祭り】吉田たち インタビュー

5upよしもと夏の風物詩「真夏のキラキラ単独祭り」に合わせ、シリーズでお届けしてきた煌〜kirameki〜メンバーのインタビューも、ついに最終回! ラストを飾ってくれるのは、8月29日(金)に「類似品」を開催する吉田たちです。いつもとはひと味違う「お祭りみたいにワイワイ楽しいライブに」(こうへい)と意気込むふたりを直撃してきました! 

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——新生5upよしもとがスタートして約半年、まずは今の心境から聞かせてください。 

ゆうへい あまり意識することはないですね。芸歴的に上になっただけで…そんなに変わらないというか。舞台数はめちゃくちゃ増えたので、そんな時にふと感じるかな。  

こうへい 僕は、あんまり弱音を吐かなくなりました。  

ゆうへい 吐いてたんや(笑)。でも確かに、聞かんようになったかもしれんな。  

こうへい 言うてられないっていうのがありますね。  

——煌〜kirameki〜TOPとして、プリマ旦那さんとともに劇場を引っ張る立場にもなられました。  

ゆうへい プリマはロケの仕事とかも多いんで、僕らが劇場を守ってる、という自負はありますね。シフトリーダーっていう感じです。僕らがいないと回らないです。  

こうへい プリマがテレビに出て5upをガンガン外に広めてくれて、それを見て来てくださったお客さんを僕らがしっかり笑わせる。攻めのプリマ、守りの吉田たち、みたいな感じにはなってますね。  

ゆうへい 営業のプリマ、事務の吉田たちとも言える(笑)。これからは僕らもどんどん外に出ていかないとダメなんですけど、今はその準備という意味でも、劇場の出番がいっぱいあるのはありがたいです。  

——さて、今回の単独ライブ「類似品」、どんな内容になりそうですか?  

こうへい 前回の単独(6月開催の「酷似」)でネタはいっぱいやりましたし…新ネタももちろんやりますけど、僕らなりのお祭りみたいなものにできればな、と。ネタをがっつり、というよりは、ワイワイと楽しい感じのライブを考えてます。  

ゆうへい しかも、終演後はそのまま5upよしもとメンバー勢ぞろいのオールナイトイベント(今年の夏はNGKでやっちゃいます!! TOPも、Memberも、Jr.も大集合!! 5upよしもとキラキラALL NIGHT SUPER LIVE!!!!)がありますからね。  

こうへい その前夜祭としてとらえていただいても結構です。  

——もちろん、お客さんには両方参加していただく感じで…。  

ゆうへい それがベストです。一晩中、吉田たちばっかり見てほしいですね。  

こうへい 吉田たちの単独を見ておいたら、オールナイトがさらに楽しめる内容になるとか…うまく仕掛けを作れたらいいなと思ってます。  

——より具体的な内容も、少し教えていただけるとうれしいです。  

ゆうへい えー、重大発表があるかもしれません。  

こうへい あ、そうですね。  

——それは気になります!  

こうへい 11月13日、僕らの誕生日に何かが…。  

ゆうへい そのあたりも楽しみにして来てください。とにかく、これまで単独ライブは何度もやらせていただいてますし、夏はほかにも公演数が多いですから、少し趣向を変えてお届けしますよ。 

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——お客さんに向けて「こんなふうに楽しんでほしい」というリクエストはありますか?  

ゆうへい 僕ら、(衣装などのテーマカラーを)赤と青でやってるんですけど、ふたり組のお客さんが、赤と青の双子コーデで来てくれたりするんですよ。そういうのは、見ててうれしいから、今回も期待してます。ちゃんと、赤の子が下手側に座ってくれてるという(笑)。  

こうへい それはそうやな、徹底せんとな。  

ゆうへい それを夏コーデにしていただいて、一緒に盛り上げてもらえたら。  

——「こうへいがやりたいこと」といったコーナーもやってこられましたが、そちらは今回もありそうですか?  

ゆうへい 前の単独でカラオケのネタをやったんですけど、あれ、まだまだあるんじゃないの? 数ある中の1曲やもんな。  

こうへい カラオケに行ったら、(ヘンダーソン)子安と毎回やってるんですけど…たぶん他の芸人同士でもあると思うんで、それも見てみたいなと思いますね。あ、でもそれはオールナイトでやったらええか(笑)。  

ゆうへい ネタでもコーナーでもそうですが、目まぐるしくいろんな展開というか、いろんな面白いものを見せたい。言ってみれば、吉田たちの「B面オムニバス」みたいなライブになるんじゃないでしょうか。  

こうへい でも、わかんないですね…。  

ゆうへい あれ、急になに?  

こうへい 僕、めちゃくちゃ気分屋なんで、フタ開けたら最初から最後までネタかもしれません(笑)。  

——ここにきて、まさかの予測不可能宣言です(笑)。  

こうへい 十分、可能性はあります。  

ゆうへい 僕はついていくだけなので…弟に(笑)。  

——裏切られるのもお楽しみのうち、ということでしょうか。  

ゆうへい 末っ子感満載なんでね。なんでしょう、許されると思ってるんでしょうねえ…。  

こうへい TOPにならせてもらったのも、おもちゃを与えられたと思ってますから、僕は! いろんなことをやってみたいです。  

ゆうへい うん、楽しみになってきたな! 

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——オールナイトイベントのほうは、夜中ですし、昼間とはまた違った雰囲気のネタやコーナーも飛び出しそうです。  

ゆうへい さっき言ったカラオケのネタなんかもそうですし、僕が主宰してるイベント「大阪ビッグハッピーアイデア」なんかも、ダイジェスト版でできたらいいな、と。みんなが各々、いろんなイベントやってますからね。「Hi! Go! MusicBattle!」(セルライトスパ・肥後による音楽ネタイベント)とか…オールナイトで見てもらえれば、面白いなと思った方が、また本編を見に来てくれるかもしれませんし。  

こうへい 見本市みたいになれば面白いですね。  

ゆうへい 祭りでお客さん獲得!  

こうへい あと、フェスはbaseの頃からいろいろ出させてもらってますけど、僕はいつも一番に楽屋に入るっていうのを決めてて。毎年、それを達成してるんで、今年も気合入った若手に負けんと、一番乗りしたいです。  

ゆうへい 確かにいつも早いですね。  

こうへい 1時間前とかに入ったりしてます。というのも、学生時代に友達が全然いなくて。  

ゆうへい いやいや、「というのも…」って(笑)。  

こうへい 文化祭とか運動会とか、積極的に参加もせず、「何がおもろいねん」って言ってるタイプやったんですけど、ほんまはどっかでやりたかったんですね。それを今、取り戻してる感じなんです。  

ゆうへい 案外、好きやもんな。  

こうへい はい、お祭りが。  

——ちなみに、「真夏のキラキラ単独祭り」に参加する煌〜kirameki〜メンバーの中で、「このコンビには負けたくない!」という方はいらっしゃいますか?  

こうへい 同じTOPのプリマもそうですけど…。  

ゆうへい 同期が結構上がってきてるからな。  

こうへい シチガツ、デルマパンゲ、コマンダンテ、見取り図…。  

ゆうへい みんな面白いんで、僕らも面白さで負けたくないですね。ずっと一緒にやってきた仲間ですけど、ライバルですし。  

こうへい うん。   

ゆうへい そこは意識しますね、やっぱり。  

こうへい あと、僕らの単独が、学天即さんの単独(なんばグランド花月)とかぶってるんですよね…。  

ゆうへい そうなんです。  

こうへい 期せずして、おふたりの全国ツアー最終日と重なってしまいました。ほんまにずっと倒したい人なんで、集客でも負けたくないですね。  

ゆうへい いや、ハコの大きさが全然違うから(笑)。でも、ちょっとでも学天即さんのお客さんを減らしたい。一番、一緒にイベントとかもやらせてもらってましたし。  

こうへい ここ数年、ずっと倒したいですね。  

ゆうへい よき兄貴ですけど、だからこそ倒したいというのはあります。  

——では、打倒先輩の熱い想いも込めた夏の単独は、満席さらに+αが目標ですね!  

こうへい 実現します! となると、やっぱりネタむちゃくちゃやるか…。  

ゆうへい そうなってくるか(笑)。とにかく学天即さんのお客さんを減らして、そのままオールナイトも来てもらって! 単独祭りの最後ですから!  

こうへい 夏休みの、最後の思い出にしてほしいですね。  

ゆうへい 僕が尊敬するマイケル・ジャクソンの誕生日でもありますしね。もちろんマイケル・ジャクソンのTシャツを着て臨みますよ。  

こうへい それもたまたまですけどね。  

ゆうへい マイケルのために頑張ります。天国に向けて、マイケルにも笑ってもらえるように。 

——いろんな想いが交錯する夜になりそうです! では最後に、読者の皆さんにメッセージをお願いします。  

ゆうへい 単独祭りの一番最後ですし、夏休みの方も多いと思うんですけど、その最後の思い出に、ぜひ笑い納めに来てください。吉田たちの単独に来て、オールナイトで朝まで一緒に過ごして、あとは夏休みの宿題頑張ってください。残り2日でね。  

こうへい オールナイトもね、まあ吉田たちの単独みたいなもんですから。 

ゆうへい そうなん?(笑)  

こうへい 吉田たちの単独ライブ、1部と2部を両方見てほしいですね。オールナイトはもう2部とします。  

ゆうへい ほかの出演者は全員ゲストということやな。  

こうへい 名前も「5up吉田」に変わってるかもしれません。  

ゆうへい 皆さん、8月29日は吉田たちに託してください!  

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真夏のキラキラ単独祭り 

吉田たち単独ライブ『類似品』 

会場:5upよしもと

日時:8月29日(金) 開場18:45 /開演19:00

出演:吉田たち

料金:前売り1,500円、当日1,800円

問い合わせ:0570-550-100(10:00〜19:00/チケットよしもと予約問い合わせダイヤル)


「今年の夏はNGKでやっちゃいます!!TOPも、Memberも、Jrも大集合!!

5upよしもとキラキラALL NIGHT SUPER LIVE!!!!」

 

日時:8月29日(金) 開演23:00

会場:なんばグランド花月

出演 吉田たち、プリマ旦那、男性ブランコ、見取り図、アイロンヘッド、シチガツ、ヒガシ逢ウサカ、デルマパンゲ、バンビーノ、セルライトスパ、コマンダンテ、霜降り明星、ロシアン生まれ、コロコロチキチキペッパーズ、てんしとあくま、尼神インター、カバと爆ノ介/ゆりやんレトリィバァ

料金:前売り2,000円、当日2,500円

※オールナイトイベントの為、18歳未満入場不可

 

5upよしもと公式HP http://www.yoshimoto.co.jp/5up

 

【吉田たち】



2014年8月15日 (金)

守谷日和がついになんばグランド花月で初単独!「守谷have adream~NGK守谷日和~」への思いをたっぷり語る

クセになるひとりコントで勢いをつけるピン芸人、守谷日和がなんばグランド花月で初の単独ライブ「守谷have adream~NGK守谷日和~」を開催します! 守谷にとって、吉本の本拠地で単独ライブを行うことは夢であり、目標だったといいます。ついにこの夏、その思いが結実するとあり、本人も気合十分。はたして、どんなライブになるのでしょうか? とことん語ってもらいました。

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――このたびは、なんばグランド花月で初めての単独ライブ決定、おめでとうございます!

 

ありがとうございます! もう今回は、一世一代のライブやと思ってます。「これが最初で最後!」と思って、それぐらいの気合で挑みたいと思ってますね。

 

――意気込みがすごいです! ところで、どういった経緯で今回の単独ライブが実現したのですか?

 

今年4月の初めになんばグランド花月で開催されたバイク川崎バイクの単独ライブの夜に、NGKの支配人の新田さんから「おまえ、悔しくないんか?」と声をかけていただきました。「悔しいんやったら、おまえもやってみるか」と。もう、めちゃくちゃビビりましたね…。それで、「いやいやいや…」って感じでごまかそうとも思ったんですが、せっかくのチャンスなので「やります!」とその場で返事しました。

 

――バイク川崎バイクさんといえば、守谷さんと同期でもあります。やはり、悔しいという思いはあったんですか?

 

なかったですね。バイクの単独ライブには僕もBKB新喜劇で出演させてもらったんですけど、お客さんもめっちゃ入っていましたし、ただひたすら「すごいなぁ」って素直に思っていました。

 

――では、支配人の新田さんが背中を押してくださった、と。

 

本当に、押していただきましたね。「芸人は全員売れないと意味がないから、みんなが売れるために力を貸したい。これを機会に上にいってくれたらいいなと思ってる」と言っていただきました。

 

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――厳しくも温かいですね。

 

そうですね、びっくりしました。「おまえはまだがんばってない。まだいける。ときには死ぬ気になってやらなあかんときがあるんや。だからやってみろ」とも。

 

――4月上旬に単独ライブ開催を決めて、そこから準備は進みましたか?

 

まず5月11日に自分の単独ライブがあったんですが、そのエンディングでお客さんの前で発表させてもらいました。そのとたん、びっくりしたのか客席がザワザワしてしまって(笑)。新田さんにも舞台に立っていただいて、改めて「NGKで単独ライブをやりなさい」と言っていただいたことで、場がピリッと引き締まりました。

 

――ファンの方々も驚くサプライズ発表だったんですね。

 

「正直、誰がどこでライブしてるねん!」というのがあると思うんです。まだまだ結果も出してない奴が…というところもあるし。だから、まず皆さんに知っていただこうと、単独ライブ用に自分で作ったTシャツを着て生活しています。

 

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――今日も着てらっしゃいますね。

 

そうです、5月後半から、これを着て生活してます。いろんな方にメッセージを書いていただいて。

 

――まさに、「歩く広告塔」のようで。

 

「まず自分が宣伝しないと」と思いまして。お客さんから芸人さんまで、いろんな方にメッセージを書いていただいてるんです。

 

――あっ…、「やめとき!」と書いてるかたもいますね。

 

これを書いてくださったのは後藤ひろひとさんですね(笑)。「NGKで単独やります!」って言ったら「やめときなさい」って(笑)。Tシャツがメッセージで埋まったら、2枚目、3枚目と更新していってます。手売りチケットを買いに来てくださったお客さんが「書きたいです」と言ってくださったり、プライベートで街を歩いてる時も声をかけてくださった方に書いてもらったり。電車もこのTシャツを着て乗ってますよ。

 

――おもしろい試みですね。

 

「これだけでは足りないだろう」ということで、Tシャツに加えていつも乗っている自転車の荷台にも“のぼり”を付けました。

 

――の、のぼり?

 

「守谷日和」と大きく書かれた“のぼり”を付けた自転車に乗ってます。“のぼり”も自分で発注して作ってもらって。なんば周辺の駐輪場に止めてあるのを見かけたかたもいるかもしれません。ひとまずこの2大宣伝で、まず皆さんに知っていただけたら、と。

 

――ひとりきりでこんなに宣伝に努力を注いでいる芸人さんはめったにいないと思いますよ。

 

なんせ800席以上なので、チラシやTwitterだけでは絶対に間に合わない、と思いまして…。これだけやっても観に来てもらえるかは分からないけど、まず知ってもらうことや! と。このTシャツを着て『ごきげん!ブランニュ』(ABCテレビ)にも出演させてもらったり、イベントにも出演させてもらったりも。

 

――Tシャツを着ての露出は大きいですよね。

 

そうですね。NGKのかたも、僕が「このTシャツを着てウロウロしていいですか」とか、「自転車に“のぼり”を付けていいですか」と交渉しに行ったら、すべてOKを出してくださって。あと、ライブ当日に芸人ステッカーも発売することが決まりました! めちゃくちゃうれしかったです。

 

――歯車が動き始めた手ごたえを感じているのではないですか?

 

そうですね。これだけたくさんの大人のかたがたが動いてくれている状況なので。僕も楽しみでしょうがないです。もう、考えるだけでニヤけてしまうんです(笑)。本当に、NGKで単独をやるなんて、人がやるのを見ていても、自分にはまったく現実味がなかったことなので。僕はまだまだそんなことはできないやろうと思っていたので、「うわ、これはしっかりやらないと」と思っています。

 

――守谷さんのひとりコントが、なんばグランド花月の舞台でどんな化学反応を起こすのかも気になるところです。

 

今回は、ピン芸人になってからの守谷日和をとりあえず全部出して、カラッカラになって終わろうと思っています。いい意味でいつも通りに行きたいですし、僕の世界観を過剰に、無駄に出していこうと思っています(笑)。見終ったあとは、たぶんクッタクタになって帰っていただけるんじゃないか、と。濃厚な時間を過ごしていただきたいですね。

 

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――コント以外にも考えているんですか?

 

昔のネタも新ネタもやりつつ、内容はつめている段階なんですけど、これまで僕とかかわってくれたいろんな人たちに助けてもらおうかなとは考えています。

 

――先ほども話に出た、バイク川崎バイクさんとはその後、話しましたか?

 

はい。「(単独に)呼んでな、呼んでな」とずっと言ってくれてます(笑)。僕、いつもバイクの単独や企画にちょいちょい出演させてもらってるんですけど、自分のイベントにはバイクを呼んだことがないんですよ。なんせキャラが強烈やから、自分が食われるんちゃうかな、と思って。でも今回はさすがに出演してもらえたらな、と思ってますね。

 

――ディープな世界に浸れそうですね。ところで、若手の劇場である5upよしもとを今年3月で卒業されましたが、それ以降の経験も生きていますか?

 

そうですね。卒業させてもらってからは、コメディにチャレンジしたり、ネタ以外のいろんなことを経験させてもらっています。以前は劇場に通う毎日でしたが、今はいろんな場所に行かせてもらっていますし、初めて会う方もいらっしゃって、そういう場所で経験させてもらえるのはありがたいです。

 

――なるほど。では最後に、読者の皆さんにメッセージを!

 

「これまでの単独はスルーしてたけど、せっかくNGKでするねんから見に行ってみようか」と来てくれたお客さんを、自分のネタでびっくりさせたいです。これからの、僕のなんかしようとしているイベントは一切見に来なくていいので(笑)、とにかくこのなんばグランド花月の単独ライブにはぜひ来てください!!

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『守谷have adream~NGK守谷日和~』

会場:なんばグランド花月

日時:8月28日(木) 19:10開場/19:30開演

出演:守谷日和

料金:前売り1,500円、当日1,800円(全席指定)

問い合わせ:☎0570-550-100(10:00~19:00/チケットよしもと予約問合せダイヤル)

※お知らせ:4歳以下(身長110㎝以下)はひざ上のみ無料、場内飲食不可

★チケット絶賛発売中!!

 

【チケット購入方法】

・チケットよしもと

チケットよしもと予約・お問合わせ 0570-550-100 (Yコード 999-010)

・なんばグランド花月劇場窓口

・ファミリーマート

 

・チケットぴあ

チケットぴあ予約・お問合わせ 0570-02-9999(Pコード 437-373)

・サークルKサンクス

・セブンイレブン

 

・ローソンチケット

ローソンチケット予約・お問合わせ 0570-084-005(Lコード 55882)

 

★ライブ当日は芸人ステッカーも発売!

 

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商品名:よしもと芸人ステッカー 守谷日和

価格:税込216円

発売日:8月28日(木)

 

【守谷日和】

2014年8月14日 (木)

とにかく明るい安村が22日(金)に大宮ラクーンよしもと劇場で単独ライブを開催! ピン芸人としての楽しみ方、ライブの意気込みについて直撃インタビュー!!

とにかく明るい安村の単独ライブ「とにかくハリキリます。」が8月22日(金)に大宮ラクーンよしもと劇場で開催。ピンになって2度目となる単独ライブ。解散から4カ月経って気づいたこと、ライブの意気込みなどについて語ってもらいました。

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――13年やってきたアームストロングを解散し、とにかく明るい安村になって4カ月ですね。その間に一度単独ライブをやられたんですよね。ピンでの単独っていかがですか?

6月にやりましたね。その時は、初めてだったので時間配分がなかなか難しくって…。コンビだと相手が話す時間とかもあったりしたんですが、ピンだと全部自分なんで全然時間が過ぎない。アドリブも特にないしちょっと困ったところもありましたね。まぁ、ある意味全部アドリブなところもあるんですが(笑)。


――その時はどんな内容をされたのですか?

漫談とコントの間っていうか。キャラになりきってお客さんに話しかけるというのが一番やりやすかったですね。がっつりコントもやったんですけど、名前も名前なんでいきなりコントが始まったら戸惑っちゃうみたいで…。やっぱ、色々説明しないといけないことが多い名前みたいです。

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――そもそもこの芸名はどうして付けたんですか?

せっかくなんで、芸名を付けたかったんですよ。「〇〇安村」みたいな感じで分かりやすいのがよく。何をやるのかすぐに分かって、相手が言いやすいものを考えましたね。名前から話が膨らむのもいいなぁ~と。で、この名前に。すごく気に入っているんですけど、テレビ局とかにオーディションに行ったりするとき、受付のキレイな女性に名前を言うときが恥ずかしい! 「えっ? とにかく明るい?」になってしまうんですよ。なんでこいついきなりプロフィールを言い出すんだ?みたいな感じになって。それだけが困っているとこですかね。ちなみに僕は“とにアカ”って言っていますが、略し方は自由なんで、最悪“トニー”でもいいですよ。自分としてはいい名前を付けたと思っています。


――ピンになってネタ作りなどで変化したことってあったりします?

ピンになるまで気づかなかったんですが、コンビとは違って打ち合わせをする必要がないんですよ。だから作んなきゃいけない!という締め切りがなくって…。もうこれがヤバい。もともと宿題は後回しにするタイプなんで、今日中にネタ2本作らなきゃいけない時にも、このタイミングで寝ちゃう!?みたいなこともしがちで(笑)。自分でもびっくりするくらいですよ。なんで、コンビのときよりもケジメをつけていかなければいけないとは思っています。でも、14年目でこんなことを言ってるって…。今更すぎますね(笑)。あと、打ち合わせのためにどこかに行く必要がないんですよ。家でもできちゃうんで。ただ、それだと誘惑が多くって、すぐお酒を飲んで寝ちゃう。やっぱりダメですね。


――1人だとある程度自分で完結してしまうことが多いですよね。

そうなんですよ。思いついたネタを紙に書く作業があるんですが、実はピンになったらこれがムダで。相方がいるわけではないんで見せる必要がないから。なんか二度手間なんですよ。でも書かないと覚えれない…。だから書くしかないんですよ。1人だと甘える部分が多いんで、ちょっと自分を戒めていかなきゃですね。あとピンならではといえば、ネタが飛ぶと止まってしまうから怖いんですけど、ピンの人はみんなやってきていますからね。

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――今回は大宮での単独ですが、まだ新しい大宮ラクーンよしもと劇場の印象はどうですか?

通常公演で立たしてもらったんですけど、今までにない客層でおもしろかったですね。カップルも結構いて。ルミネや幕張、渋谷とはまた違っているんですよ。そして、結構笑ってくれる。これはうれしいです。やりやすい劇場なので楽しみですね。


――今回の内容は決まっていますか?

やろうと思っているものは5本くらいあって…。ただ時間が90分なんですよね。前回も同じ時間だったんですが、8本ネタをやったけど1時間もいかないくらいで。その時は、同期とかに出てもらってネタの間をつないでもらってなんとかもったんですが、やっぱりムリがあるんですよ。1人でやるのはギリ1時間。なんで、他の人も出る新喜劇みたいなのをやりたいんです。「とにかく一門の新喜劇」とか(笑)。見る側も、ピンのコントばかりではなく色んなものがあった方が楽しい気もしますし。まぁ、どういう内容になっているかは当日来ていただいて確認してもらいたいです。

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――テーマみたいなのはあったりするんですか?

ずばり“変態っぽさ”ですね。自分の内なるものを出していきたいんで。でも、1人でやっている時点ですでに変態だと思いますよ。ピンをやっている人はみんな言いますよ、異常だって。だって本当にコンビとはまったく違う。初めは、自分の思いつくかぎりおもしろいことをやろうとしたんですけど、どうしてもわかりづらくなってしまうんですよ。コンビだともう一方がツッコむし説明するんで。自分でわかりやすく説明しながらボケる…。結構大変です。それを自らやっているって、やっぱ変態ですよ(笑)。でも自分にツッコむと相当ヤバい人になってしまうんでできないし…。うまいことやっていくしかないですね。でも本当に楽しい! 13年やってきたこととはまったく違って新しいことがいっぱいあって。いい経験をしております。


――では最後にメッセージをお願いいたします。

解散して、もともといないんですけどファンがグッと減ったんですよ。実は僕らの解散がファンの人にもいいきっかけになって、「もういい歳なんでこれを機にファンを辞めようと思いました」って人が多い多い。ファンの方も自分を振り返って何やってんだと…と感じたんでしょうね。人生を考えたらいいきっかけを与えられたと思うんですけど(笑)。なので、見に来てくれる人も結構新しい人が多いんじゃないかと。コンビ時代を知らない人も見に来てほしいですね。ピン芸人として新たに“とにかく明るい安村”を見てもらえれば。“変態”が裏テーマなので「何やっているんだこいつ?」とヘンな気持ちになるかもしれませんが、それ込みでとにかく楽しんでください!!


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とにかく明るい安村単独ライブ「とにかくハリキります。」

会場 :大宮ラクーンよしもと劇場

日時 :8月22日(金) 開場18:30/開演19:00

料金 :前売1,500円/当日1,800円

チケットよしもと:http://ticket.yoshimoto.co.jp

【とにかく明るい安村】

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