10月12日(木)〜15日(日)の日程で行われる「京都国際映画祭2017」。今年は「京都三泊四日。」をキャッチコピーに、映画やアートなどのイベントが数多く行われます。会場のひとつとなっている藤井大丸では、10月2日(月)〜15日(日)までの間、アート部門として銀シャリ・鰻が手がけた1コマ漫画イラストを展示した「鰻の1コマ入魂展」が開催されています。10月6日(金)には、鰻自身が同店でライブペイントイベントを実施。詰めかけた観客の前で、個性あふれる作品を描きました。
会場となった藤井大丸3階に現れた鰻。「ありがとうございます」と挨拶し、大きな拍手を浴びます。まず、普段から絵と乳首アートをやっていることを説明。今日も乳首アートを書いてきたとのことで、おもむろに服をまくり上げ作品「花火」を披露すると、会場は笑いに包まれました。そして、さんざん見せたあとに、「上半身ハダカになるなと言われている」と告白。再び笑いが起こります。
続いて、作品制作をスタート。日付とサインを入れたあと、客席から男の子を一人モデルに選んで、横に座らせ、鉛筆でデッサンします。が、しばらく描いたかと思うと、「...すみません、失敗しました」と話し、会場は爆笑。さらに「正直言うとめちゃ恥ずかしい、こんなに見られながら描くのは初めて」と本音も飛び出します。
それからも子供を横に座らせて後ろ姿を描いたかと思うと、「何か気になることはないですか?」と観客に問いかけ、いろいろな質問に答えていくなど、終始リラックスした雰囲気でイベントは進行。20分が過ぎたころ、ようやく鉛筆からペンに持ち替え、さらに制作を進めていきます。
途中「こんなでかいの描いたことない、めちゃくちゃ難しいすわ」「元々絵があまりうまくないんです」と弱音を吐いたり、小さいころ貧乏で欲しいものが買えず、絵に描いていたというエピソードなども披露。そうするうちに徐々に真剣に絵に向き合い始め、「よし!」「よし!」とつぶやきながらさらにペンを走らせていきます。
「絶対に間違えたらあかん」と言いつつ、作品に「FUJII DAIMARU」と入れようとして、しっかり「R」を「L」と間違えるというお約束もありつつ、40分が経過。いよいよ絵の具で色を入れていきます。普段はペンで色をつけているそうで、「筆はキライ」と言いながら塗り始めますが、残り時間があと15分しかないと知り、「...今から全部塗るんすよ」と心が折れそうに。「終わるかなぁ...」「やばいやばい」と焦りつつ、懸命に色を入れていきます。そして「時間過ぎたらもう終わりなんですか?もうちょっとだけ...10分オーバーくらいでなんとか」と懇願し始める鰻...。
会場からのアドバイスも受けつつ、30分ほどオーバーしたものの、作品名「未来の藤井大丸を担う子供たち」が完成。大きな拍手が起こります。鰻は「(時代が)進化しすぎて、子供たちだけでもこれだけ立派なものを砂場で作れるんじゃないか、ということで作品を作らせてもらいました」と解説。最後にサインを入れると、再び大きな拍手を浴びていました。フォトセッションでは、乳首アートを再び披露したほか、モデルになった子供たちとも記念撮影。イベントは最後まで盛り上がりました。
イベント後の囲み取材では、小学3年生のころからずっと漫画を描いていたと話し、今回初めて人前でやってみて「緊張しますね」と改めて振り返りました。今日の作品は自己採点では100点。時間が足りなくなったことについては、最初に余裕を持ちすぎたこと、緊張していたこと、サイズが思っているよりも大きかったことなどを挙げました。これからの夢は?という質問には、デートの待ち合わせに使われるようなモニュメントを作りたいと告白。作品の内容については「見たら一瞬でとりこになる、誰も見たことがない、見れば5秒は見てしまう...」と言いつつ、具体的にはまだ固まっていないようでした。しかし、「お金を払ってでも作りたい!」と本人はいたって本気。最後に漫画と漫才どっち?と聞かれると、「漫才です!」と即答。漫才ありきです!と強調していました。
鰻の1コマ漫画イラストの作品が展示された「鰻の1コマ入魂展」は、藤井大丸で10月15日(日)まで絶賛開催中です。会場では鰻が描き出す独特の世界を楽しめること間違いなし。ぜひ足をお運びください!
【銀シャリ・鰻】
10月6日(金)、東京・BSジャパンにて、『連続ドラマJ「プリズンホテル」』の記者会見が開催され、主演のココリコ・田中直樹、柄本明さん、菅田俊さん、矢野聖人さん、北香那さんが出席しました。
BSジャパンは、この10月より"大人の鑑賞に堪えうる本格エンターテインメント"として、土曜日に新たなドラマ枠「連続ドラマJ」を新設。その第1弾として明日7日(土)21時より、浅田次郎原作のドラマ『プリズンホテル』が放送されることになりました。
日本最大手のホテルチェーンで25年働いてい真面目な男・花沢一馬(田中)が支配人として赴任したホテルは、オーナーも従業員も利用客も任侠ばかり。まるで監獄のようだということから通称"プリズンホテル"と呼ばれるホテルで、花沢が奮闘する姿が描かれています。
自身の役どころについて、田中は「支配人で、ホテルやお客様が第一だと考えている人。"任侠の方でも罪を犯している方でも、ホテルに泊まっている間はお客様。精一杯、サービスしましょう"っていう台詞が、花沢さん(の人柄)を表しているのかなと思います」と説明。「原作はもちろん、ドラマも面白い。堅気の人と任侠の人との噛み合なさ、花沢の戸惑いなどを上手く演じて作品に幅を持たせることができれば。原作はもちろんですが、ドラマも面白いので独特な空気感を楽しんでもらえればなと思います」と呼びかけます。
本作の魅力については「ホテルに来る方はいろんなものを抱えていらっしゃいますが、チェックアウトの時には清々しい顔で帰っていかれるんです。不器用ながらも精一杯、人と人が向き合うことで何かを見つけるということなんですけど、真っ直ぐ生きる力(が描かれている)ということが、そうなのかな」と、演じてながら感じた思いを明かした田中。
物語の設定について「ありえないですよね?」と笑う柄本さんから、「田中さん演じる主人公は知らずに連れて来られた人なんです。観てください、この顔を。連れて来られたなぁという顔をしてるでしょ?」と振られると、「え、そうですか?」と動揺。「うん。"あぁ、この人は連れて来られたんだな"と思いますよ。そういう人でしょ? いつも連れて来られてるでしょ?」と矢継ぎ早に言われた田中は「確かに......。相方(遠藤章造)に誘われて、この世界も入ったんです......」とポツリ。「そうでしょ?」と頷く柄本さんから「今日(この会見)だって来たくなかったんでしょ? 連れて来られたんでしょ?」とさらに言われると、「何を言ってるんですか!(笑)そんなことないです」と大慌てで否定します。
この流れに乗っかったMCの片淵茜テレビ東京アナウンサーが「そうだったんですか......。あと30分くらいで終わりますので辛抱いただければ......」とわざと謝ると、報道陣からは笑いが。田中は目を丸くしながら「いやいや、違いますから!」とあたふたしていました。
撮影は、実在するホテルで行なっているそう。矢野さんが「本当のお客様のチェックイン待ちで、撮影が中断することもあるんです」と話すと、「ドラマのシーンにチェックインするところがあるんですけど、僕がフロントに入っている時に本物のお客様がいらっしゃるタイミングがあってご迷惑をおかけしてるんですけど、好意的に協力いただいています」と続ける田中。「田中さんを観て、"あれ? 田中さんだよね?"って驚いてました」と再び矢野さんが語ると、菅田さんは「ただ、子供はダメです。怖い人たちがいっぱいいるので(怯えられます)」と笑いました。
明日の第1話放送に先駆けて公開されているのが、『プリズンホテル』のスペシャルVR映像。
記者会見で体験した田中は、近寄って来る新井(矢野さん)や黒田副支配人(菅田さん)に「うわぁ~近いなぁ」と苦笑。また、自身が登場した際は「これは恥ずかしいぞぉ」と照れくさそうに呟きつつ、「老けたなぁ」としみじみします。
体験を終えて「本当にそこにいるかのようでした。迫力がありました」と感嘆しつつ、「自分を目の当たりにしたんですけど、こんなにしゃくれてたっけ?と思いました。しゃくれてました!」と言い切ると、再び笑いが起こりました。
『プリズンホテル』は、明日7日21時より、BSジャパンにて放送スタート。VR映像はドラマ公式サイト(http://www.bs-j.co.jp/prisonhotel/)より観ることができますので、ドラマとともにお楽しみください!
【田中直樹】【ココリコ】
とにかく明るい安村の単独ライブが、12月4日(月)ルミネtheよしもとにて開催されます。
先行チケットは10月7日(土)11:00より発売。
以下、とにかく明るい安村コメントです。
「去年の12月から「とにかくネタを3本やる安村」というネタライブの集大成!
面白いネタから面白くないネタまでたくさん出来た中から厳選ネタを見てください!
そんな事より安心してください、穿いてますよ!」
是非お越しください。
【とにかく明るい安村】
平成29年度(第72回)文化庁芸術祭参加公演「小痴楽・三語 の さる・ごりら落語会」を下記の通り開催致します。ぜひお越しください!
10月28日(土) 14:00開場 14:30開演
会場:中之島会館(大阪市北区中之島3-2-4 中之島フェスティバルタワー・ウエスト4階)
東京ダイナマイト・ハチミツ二郎が、大仁田厚とノーロープ有刺鉄線電流爆破&有刺鉄線電流爆破バットデスマッチを10月7日(土)、神奈川・鶴見青果市場にて行います。
入場時には日本ヘヴィメタル界最高のスーパースターTHE冠の冠徹弥さんが生歌を唄ってくれることも決定しています。
「結婚記念日を大仁田さんが電流爆破をよくやっていた5月5日にしている」というほど熱い思いと覚悟を持ったハチミツ二郎の雄姿を是非当日会場でご覧ください。
【開催概要】
東京ダイナマイト・ハチミツ二郎VS大仁田厚 ノーロープ有刺鉄線電流爆破&有刺鉄線電流爆破バットデスマッチ
日時:2017年10月7日(土)18:00開場 19:00試合開始
会場:神奈川・鶴見青果市場
チケットお問い合わせ先:プロレスリングAチーム 090-2762-5304
【東京ダイナマイト】
9月21日(木)、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷にて「おしゃべり映画大学」が開催され、映画パーソナリティのコトブキツカサさん、なだぎ武、ウーマンラッシュアワーが出演しました。
「おしゃべり映画大学」とは、生コメンタリー付映画上映会のこと。『島ぜんぶでおーきな祭 沖縄国際映画祭』の恒例企画「桜坂映画大学」の東京版であり、記念すべき初回でもあるこの日の「おしゃべり映画大学」では、2010年公開のアクション映画『キック・アス』を観賞しながら、コトブキツカサさん、なだぎ武、ウーマンラッシュアワーの3組が同作品について語り尽くします!
まずは3組が舞台に登場。「『おもろない』というクレームはやめてください(笑)」という前振りで笑いを誘う3組。元芸人でもあるコトブキさんは、「好きな映画を3本挙げてもらうとその人の心理分析ができる」そうで、さっそくお客さんのひとりを心理分析していました。
『キック・アス』はマーク・ミラーとジョン・ロミータ・Jrによる同名のコミック『キック・アス』を原作としたスーパーヒーロー映画。アメリカン・コミックのスーパーヒーローに憧れるデイヴ(アーロン・ジョンソン)がネットで購入したスーツを購入してヒーロー活動を開始しますが、特殊能力はゼロ、おまけになんの訓練もしていないため、まったく活躍できないでいるところ、同じくヒーローコスチュームに身を包んだヒット・ガール(クロエ・グレース・モレッツ)と、その父であるビッグ・ダディ(ニコラス・ケイジ)に出会うことで変わっていくーーという、アクション映画でありながらひとりの男の子の成長物語でもある作品です。
こういった企画のイベントの場合、通常は(イベントの予習として)すでに映画を一度見た上で来場し、あくまでも映画本編はサブ的に、コメンタリーをメインで聞くのが基本のスタイルなのですが、「『キック・アス』見たことあるという方は?」という質問には半数程度しか手が挙がらず、若干先行きが不安になる4人。また、この日はお客さんが少なめだったということもあり、「これからこのイベントが続いたら、みなさんは伝説の目撃者ですよ!」とコトブキさんが盛り上げると、「そうそう! AKBも最初はお客さん7人でしたからね」とAKBを引き合いに出し、あおっていました。
4人が客席後方に移動し、映画本編がスタートすると、さっそく「『キック・アス』は奇跡の映画なんですよ」と豆知識を披露するコトブキさん。なんでも、バイオレンス描写の過激さから映画製作会社と契約ができず、監督のマシュー・ヴォーンが自主映画として映画を製作することになったところ、本作の脚本に惚れ込んだブラッド・ピットがプロデューサーとして参加することになったそう。またニコラス・ケイジの出演についても「ニコラス・ケイジは『ハリウッド一人望があると言われている』」と話し、そんな人物が出演しているということも全米ナンバーワンになった一因であると解説します。
なだぎが「マシュー・ヴォーンは音楽の入れ方がいいね」と言うと、コトブキさんが「マシュー・ヴォーンはガイ・リッチー監督の作品のプロデュースをしていたから、ガイ・リッチーの影響を強く受けてるんですよね」と、2人の音楽のセンスや入れ方の類似性について補足し、観客をうならせます。
「『キック・アス』はアメコミムービーへのカウンターなんですよね」と、アメコミムービーでありながらヒーローが決定的に弱いことや、他のヒーロー作品のパロディのようなコスチュームが登場することなどを例に挙げ、解説するコトブキさん。また、『キック・アス』には、直訳以外にも「サイテーでサイコー」という意味もあるそうで、「どちらかというとそちらの意味で使われているんじゃないかな」と推測していました。
ニコラス・ケイジ扮するビッグ・ダディが登場すると、「AV男優になったんでしたっけ?」と、別のビッグ・ダディの話を始める村本に、客席からは笑いが起こります。また、「色がオシャレですよね。ずっと見てられる......」と、映画の"色"にも注目する村本。
しかし、途中で会話についていけなくなり「そんなシーンあったっけ?」とパラダイスに聞いて「あったやん、さっき! アニメのシーンで」と言われると、「あぁ......。横でしゃべられるからよくわからんかった」と言い訳する場面も。するとパラダイスに「そういうイベントやから!」ともっともなツッコミをされ、客席から笑いが起こります。
結構スプラッタなシーンになると思わず「うわぁ......」と、見ながら引き気味の村本に対し、「僕、スプラッタムービー好きなんですよ」とニコニコしているパラダイス。するとなだぎが「意外とこんなシーンで村本がビビって、パラダイスの方が嬉しそうに見てんなぁ」と、ふだんの2人の印象とは真逆な映画への反応を意外そうにつぶやいていました。
その後も、自動車スクラップ工場のような場所で車に人が乗ったままプレス機に押しつぶされるシーンを「このシーン好き! 殺しの美学ですね」と発言したパラダイスに「おまえ、変態やな。村本が普通に見えてきたわ」となだぎが呆れてツッコむなど、なかなかサイコな発言を続けるパラダイス。コトブキさんも、「僕ずーっとパラダイスさんに引いてましたもん」と、横で楽しそうにしているパラダイスに何やら狂気を感じたよう。
「村本さんはどんな映画が好きなんですか?」とコトブキさんに聞かれると、「僕は山田洋次監督が大好きで」と意外な監督の名前を挙げる村本。なんでも、たまたま夜中にテレビで見た『虹をつかむ男』に心を奪われたそうで、「『家族はつらいよ』とか、ああいう人情ものが好きなんです。だから、人が殺されるシーンを見ると思わず『ああっ』とか言うてしまうんですよ」と、残虐なシーンには慣れていないことを告白し、パラダイスには「ほんま、スーパード変態やな、おまえ」と軽蔑の目を向けていました。
アクションシーンのカッコよさも本作の魅力のひとつなのですが、アクションについても「ガイ・リッチーの影響を強く受けている」と、ガイ・リッチーの作品名を例に挙げ、解説するコトブキさん。そんな専門的な解説をしているコトブキさんの横で、「ニコラス・ケイジを見てるとモト冬樹さんを思い出す」という話題で盛り上がる芸人たちでしたが、コトブキさんが「ニコラス・ケイジが来日した際、『似てるから』っていう理由でよくモト冬樹さんが共演してたんですけど、実はそのあとニコラス・ケイジ側から共演NGが出たそうです」というミニ知識も披露し、笑わせていました。
「最初ムチャクチャ弱くて、で、最後すごく強くなるんじゃなくて、ちょっとだけ強くなる。それがリアルですよね」と、スーパーヒーローものなのに、主人公がそんなに強くないままのこの映画のリアルさをほめるパラダイスに、コトブキさんも「この映画自体がアメコミムービーなんだけど、同時にアメコミムービーへのカウンターでもあることがわかればより面白いんですよ」と付け加えます。
映画が終わると、「あ~、面白かったぁ!」と、まるでコメンテーターではなくフツーに映画を見ていた人であるかのような感想を言い、映画を楽しんでいた村本。コトブキさんも、「この映画はテレビではフルで見れない(カットされるシーンがあるため)ので、劇場で見る意味がある映画です」と話していました。
映画パーソナリティの豊富な知識による解説と、芸人の映画へのおもしろツッコミが同時に楽しめる「おしゃべり映画大学」。次回の開催が楽しみです!
【なだぎ武】【ウーマンラッシュアワー】