最新ニュースインタビューライブレポート

インタビュー

2013年5月31日 (金)

夏公演決定! もう後がない(?)L.A.F.U.インタビュー

「イケメンステージユニット・オーディション」で2000人を超える応募者の中から選ばれた16名で結成し、2011年4月にデビューを果たした“L.A.F.U.”(ラフ)。
芸人、役者、ダンサー、ボーカリストといった顔を持つ彼らは、様々なレッスンをこなし、歌・ダンス・コントなどのエンターテインメントを盛り込んだ公演を重ね、ファンを魅了して来ました。
その公演も昨年末以来、途切れていましたが、待望の夏公演『L.A.F.U.SUMMER LIVE~Fire Chariots』が7月8日(月)、8月12日(月)、9月9日(月)に、マウントレーニアホール渋谷にて行われることが決定(詳細は、後述及びオフィシャルサイト(http://lafu.laff.jp/)でご確認ください)。

今回は、イケメンコンビ“ベイビーギャング”でもお馴染みのリーダーのヒロ、“てのりタイガー”としてコンビ活動もしているムラジュン、舞台経験も豊富なSori、作詞作曲もこなすユーキの4人にインタビューを敢行し、夏公演についての意気込みやL.A.F.U.への思いについて訊きました。

Dscf1847

※左から、ムラジュン、Sori、ユーキ、ヒロ

――半年ぶりの公演が決まりました。稽古の最中だそうですが、どのような公演になりそうですか?
Sori「はい、これまではすべてのメンバーがすべてのことにチャレンジしてきたんですけど、今回は歌が得意なメンバーは歌だけ、芸人はコントだけと、苦手な分野を無理矢理やるんじゃなくて、得意な分野でレベルの高いバトンをメンバー内で回していこうという方針になりました」
ムラジュン「わかりやすく言うと、今までは短所をみんなで補ってきたんですけど、今回はメンバー全員の長所を活かそうと。コントチームだと設定を出しあい、みんなで話あってコント作って、全員で協力しあって、いいものを作ろうということになりました」
Sori「ボーカルで言うと、今回夏に関するカバー曲をやるんですけど、それのセットリストを決めたりしてますね」
ユーキ「例えば、『夏祭り』や『真夏の果実』とか、お客さんがみなさん知ってるような懐かしい曲をメドレーでやる予定です」
――タイトルの『Fire Chariots』(ファイヤーチャリオッツ)には、「もう後がない」という意味が込められているとか。
ヒロ「そうですね。メンバー全員で、もう後がないっていう気持ちで臨んでいこうという意味ですね」
ムラジュン「前回、昨年末にやった『SELFISH SURVIVOR』にも、「自分たちで生き残れ」っていう意味があったんですけど、それよりも強いメッセージです」
ヒロ「ネーミングをした大人たちからのメッセージですね(笑)」
――ヒロさんとムラジュンさんは、同じネタ作りでも、コンビ間とは違いますよね。
ムラジュン「そうですね。集団コントで、しかもイケメンっていう条件が乗ってるんで、どうやって笑いを取っていけばいいのかなって。長所を活かしたいなと思いつつ書いてるんですけど、相方(L.A.F.U.のメンバーでもあるみずき)と相談するわけにもいかないんで、結構難しいなとは思いつつやらせてもらってますね」 ヒロ「イケメンだと笑いが取りにくいだろうって言われがちなんですけど、“そんなことねえぞ!”っていうことなんです(キッパリ)」
一同「(爆笑)」
――そうすると、Soriさん、ユーキさんは今回、コントはやらないんですか?
Sori「今、稽古しているコントが採用されるかどうかわからないんですよね」
ムラジュン「その辺は芸人と一緒で、ネタ見せがあって、数あるなかから、3、4個のネタが選ばられるかどうかっていう状況なんです」
――16名が全員で出演するシーンもありますよね?
Sori「はい、オープニングダンスですね」
ユーキ「あと新曲の『恋はKAGEROU』(ユーキの作詞作曲)も全員で歌いますね」
ムラジュン「え? 全員でやるの?」
ユーキ「うん。言ってなかったけ?(笑)」
――会場が、同じ渋谷でも∞ホールからマウントレーニアホール渋谷へと変わりますが、そこは意識しますか?
ヒロ「キャパが増えたので、埋まるかなっていう心配が…」
ユーキ「しかも、これまでの公演は土曜日だったんですけど、月曜日に変わっちゃったんですよ。会場より曜日だよね」
Sori「だから、死ぬほどがんばって売らなきゃならないということで、先行発売も僕ら手売りします」
ムラジュン「やれること全部やろうっていう感じですね」
――終演後、握手会の開催も決まりましたね。
ユーキ「はい、復活します」
Sori「握手会自体も最初の頃くらいしかやってなくて、ハイタッチに変わってました」
ヒロ「ファンの方たちは、“握手会して欲しい”っていう声が多かったので、今回できることになってよかったなと思います」
――そんなヒロさんは、コンビ、ピンでも活躍されてますよね。『人志松本のすべらない話』に出演(昨年6月23日放送)した時は、反響が大きかったんじゃないですか?
ヒロ「ありがたいことに、反響はあったんですけど、ちょっと…」
――ちょっと?
ヒロ「まだ伸び悩んでますね」
一同「(爆笑)」
ムラジュン「でも、歩いてても、僕ら気づかれないですけど、一人だけ“あっ、見たことある!”ってなりますよ」
――身長が高くて目立ちますもんね。
ヒロ「そうですね。あとオーラですね」
一同「(爆笑)」
――まだ、モテ期が終わらないですか?(笑)
ヒロ「モテ期が止まらないんです(笑)」

Dscf1858

――ニコニコ生放送の番組も6月からリニューアルされるようで、まずタイトルが『L.A.F.U.ぶっちゃけ生放送』から『L.A.F.U. CHANNEL』(http://ch.nicovideo.jp/lafu)へと変更となりましたね。
ヒロ「タイトルがかっこよくなりました。それと、今までメンバーの自宅から配信してたんですけど、本社からの配信になって、ゲストも考えてますね。本社なので、芸人がゲストに来てくれるんじゃないかと思ってます」
――リニューアル一発目となる6月3日(月)配信の『L.A.F.U. CHANNEL』では、Soriさん、タケさん、TACKTさん、りょうさんが出演されるとのことで、こちらも楽しみですね。さて、半年間公演をしていなかったL.A.F.U.ですが、それでも2年以上、メンバーの増減もなく、活動を継続できているのはなかなかすごいことですよね。なぜ継続できたと思いますか?
ヒロ「う~ん、メンバー全員、L.A.F.U.が好きなんですよ。そこは気持ちが一致しているので、続いたんだと思います。普通、半年も空いたら、一人くらいいなくなりそうなんですけどね」
Sori「ケンカはありますけど(笑)」
ヒロ「僕より年下のてっぺーさんは、芸歴が上なんでタメ語使ってくるんですよ。それが気に食わなくて、リーダーとして辞めさせようとしたことも、ちょっとだけあるんですけどね(笑)。てっぺーさん、G.Meeさんが芸歴では先輩なんですけど、人間としては下に見てます」
一同「(爆笑)」
――芸人と芸人以外メンバーとの上下関係はどうなってるんですか?
ムラジュン「そこがあやふやだね。僕ら芸人は縦社会でしっかりあるんですけど、芸人じゃないメンバーに年上がいて、芸歴としては先輩になるはずなんですけど、タメ口でしゃべったり、ぐちゃぐちゃ」
Sori「それって、ホントどうなんだろうね。ハッキリさせた方がいいのかな?(笑)」
ヒロ「1回、上下関係、しっかり作りますね」
――それだけ仲が良いとも言えますよね(笑)。メンバー同士、プライベートの付き合いはあるんですか?
ムラジュン「ありますよ。普通に買い物とか、ご飯やカラオケに行ったりね」
ユーキ「僕、メンバーのKanと同居してるんですよ。結構仲良いですね」
Sori「みんな泊まりに行ったりしてますね」
――それはかなり親しいですね。では、最後に『よしもとニュースセンター』読者へ、メッセージをお願いします。
Sori「はい、初めて見る方は、これまで見たことがない公演になると思います。コントをして歌って踊って、ホントに楽しいですので、みなさんぜひ、足を運んでください!」
ユーキ「前回からオリジナル曲をいくつか書いてるんですけど、今回も新曲『恋はKAGEROU』を作詞、作曲担当させてもらって、夏を意識したアイドルっぽい曲なので、みんなと一緒に楽しめる曲です。あと『ラフエール』という曲も、夏バージョンに変えてやるので、こちらにも注目してください」
ムラジュン「今回の公演は夏仕様なんですけど、お客さんが一緒に楽しんでもらえるコーナーも考えているんで、一緒に盛り上がっていただけたらなと思います。あとは16人、いろんなジャンルの仕事をしてきたメンバーですけど、みんなイケメンなので、来たら必ず一人はタイプの男が見つかると思います。そういう部分も楽しみにしてください」
ヒロ「普段生活していると、いろんなストレスがあると思うんですけど、来てもらえれば、それをすべて忘れさせてあげます」
Sori「かっこいい(笑)」
ヒロ「平日なんですけど、来てよかったなと思えるライブに必ずしますので、みなさん、友達や家族と一緒に来てほしいですね。初めて来る人は病み付きになると思いますよ」
ムラジュン「そうそう、友達とか“どういうライブなの?”みたいな感じで来るんですけど、来たら必ずリピーターになるんですよ」
ユーキ「それはありますね」
ヒロ「男性が見ても面白いと思いますよ。かっこいい男が見れますし」
ムラジュン「そっちですか?(笑)」
ヒロ「お笑いもしっかりありますからね」
ムラジュン「歌もコントもお笑いも楽しめるライブってそうないですよ」
ユーキ「しかも2500円って安い!(笑)」
ムラジュン「舞台だと5、6000円しちゃうからね」
Sori「実はチケット代が上がったんですけど、その分、公演時間も長くなって、握手会もありますから」
――公演時間が伸びて、体力的にはキツくならないですか?
ユーキ「全然大丈夫です」
ヒロ「ちょろいですね」
ムラジュン「G.Meeさんが、ちょっと心配かな。今日の稽古でも、腰をやっちゃってましたからね(笑)」


●公演情報
『L.A.F.U. SUMMER LIVE ~Fire Chariots~』(Part1~Part3)

◎日時:7/8(月)、8/12(月)、9/9(月)
18:30開場・19:00開演・21:00終演予定(握手会を含め)

◎会場:マウントレーニアホール渋谷
(渋谷区道玄坂2-29-5 渋谷プライム6F)

◎料金:前売2,500円・当日2,800円<1ドリンク代(500円)含む・全席指定>

◎チケット発売:チケットよしもと
・7/8(月)公演⇒6/1(土)15:00~19:00 原宿・竹下通りにて先行発売(Sori、タケ、ユーキ、Kanによる手売)、6/8(土)より一般発売
・8/12(月)公演⇒7/8(月)公演終了後、会場にて先行発売(メンバーによる手売)、7/13(土)より一般発売
・9/9(月)公演⇒8/12(月)公演終了後、会場にて先行発売(メンバーによる手売)、8/17(土)より一般発売

●L.A.F.U.オフィシャルサイト
http://lafu.laff.jp/

●L.A.F.U. CHANNEL
http://ch.nicovideo.jp/lafu

Dscf1858

2013年5月30日 (木)

「デビューした大阪でやれるのがうれしい」20周年記念LIVEを開催する武内由紀子に直撃インタビュー

Dscn6404

1993年、東京パフォーマンスドールの姉妹ユニット・大阪パフォーマンスドール(OPD)のリーダーとしてデビューし、1995年には今田耕司、東野幸治とともにラップユニットWEST END×YUKIで『SO.YA.NA』をリリースして話題に。OPD解散後は舞台やテレビに出演、女優として活動してきた武内由紀子が、今年、芸能生活20周年を迎えます。これを記念して、6月16日(日)に『武内由紀子20周年記念LIVE~20/40~』(会場:大阪・ベロニカ~BERONICA~)の開催が決定! “武内由紀子の今”をギュッと詰め込んだスペシャルな内容で、これまでの歩みを振り返ります。今回は、気になるその中身や「あっという間だった」という20年、そしてこれからの新たな目標などを本人に直撃してきました!

――まずはこの20年を振り返って、いかがですか?

「あっという間でした。『え!? まだ20年?』『違う違う、まだ2年目です』って言いたいぐらい(笑)。周りの人にもびっくりされます。こんなんで20年、自分では『いいんかな?』と思うんですけど……。20歳でデビューして、OPDの頃からレギュラーで出していただいている『大阪ほんわかテレビ』(読売テレビ)をきっかけに、司会の仕事なんかもやらせてもらうようになった。30歳のときにはお芝居に出合い、新喜劇や舞台の仕事など女優業をやらせてもらうようになったので、節目節目でいいものに出合えた気がしています。昨年の『吉本百年物語』(なんばグランド花月)にも2回(10月公演、2月公演)出していただきましたが、10月公演ではガッツリ歌って踊らせてもらって。これも、OPDがあったからこそいただけたオファーやったと思うし、舞台の仕事をしていたからこその部分もある。20周年を前に集大成をやらせてもらえた気がして……しかも、それが吉本100周年の節目でもあったでしょ。なんか不思議な縁を感じますね」

――現在は女優としての活動が中心ですが、20周年記念ライブではもちろん歌がメインになりますよね。

「はい、生バンドで歌います。どうしましょう?(笑)」

――ライブの内容を、ちょっとだけ教えてください。

「3月に40歳になったということで、2回目の成人式ですよね。で、芸能界では20周年で、こちらも成人式。いわばダブル成人式なので、生まれた1973年からこれまでを歌で振り返ろうと思ってます。例えば天地真理さんやピンク・レディーさん、松田聖子さんといった70年代、80年代のアイドルソングのカバーですね。そして、最後にOPDで締めくくります」

――楽しい趣向ですね!

「20曲ぐらいやりますよ。たぶん皆さんが知ってる曲ばかりなので、どんな世代の方が来られても楽しめると思います。私の歴史とともに、アイドルの歴史も振り返れるという」

――久しぶりの歌ということで、準備が大変なのでは?

「そう、練習しないといけないのに、バンドメンバーとなかなか時間が合わなくて。悩んだ末に、ひとりでカラオケに行って練習しています(笑)。最初は抵抗があって、ツイッターでフォロワーの方に「ひとりカラオケはどんなテンションで行けばいいですか」って問いかけたりして(笑)。しかも、実はOPDの曲の方が大変なんです。グループの曲なので、私が歌ってないパートもめっちゃあるんですよ。それをひとりで歌わないといけないんですから……ファンの方だったら頭の中に各メンバーが歌ってる声がインプットされてるわけでしょ。そこに私の新しい歌声がかぶった時、『違う!』ってならへんかなって、ちょっと心配してます。でも、バンドメンバーは本当に信頼できる人たちなので、心強いです。プロデューサーは種浦マサオさん。種さんさえいれば、何とかしてくれるはず!」

――現在は東京にお住まいですが、大阪でこうした記念ライブをやるという気持ちは?

「デビューしたのも大阪やし、東京じゃなく大阪でできるというのはうれしいですね。原点とも言える場所でできるから、みんなに見守られてる感があります」

――ちなみに、歌以外にサプライズ的なプログラムはあるんですか?

「実は今、趣味でフラ(ダンス)に熱中していて、チームを作っているんです。だから、フラを踊ります。ライブが決まった当初のコンセプトが『今の私を見てもらおう』ということだったので、一番興味のあること、それはフラだ!と。とにかくめっちゃハマってるので、それが何故か入ってきます。見てる人も意味わからないと思いますけど(笑)やります!」

――(笑)。そういえば、出演者のところに、武内さんの名前に加えて「and more」という表記がありますね。

「基本的には誰か呼ぶことは考えてないんですけど、大阪にはOPDのメンバーがいっぱいいるので、『もしや!?』みたいなことがあったらいいな、と。でも、当日どうなるかは来てのお楽しみ! ファンの方からしたら『大阪でやるなら見られるかも』という期待があると思うんですけど、事前に言っちゃうと面白くないので、当日まで明かしません。メンバーは、お金を払って見に来たのにステージに上げられるかもしれませんよ(笑)」

――内容盛りだくさんのライブになりそうですね!

「とにかく、お客さんに盛り上げてもらおうと思ってます。私はプロのミュージシャンではないし、完璧なことはできないと思いますが、だからこそ誕生日パーティみたいな雰囲気でできたら。歌える曲は一緒に歌ってもらっていいし、もちろん踊ってもいい。どんどん参加してほしいですね」

――そして、20周年を経て、これからやってくる新たな20年への思いも聞かせてください。

「う~ん……どんな形であれ、ステージには立っていたいですね。もともとOPDで『お客さんがいる場所』がスタート地点だったせいかもしれませんが、ステージでのお客さんとの一体感が好きなんです。でも、大きな目標はあんまりないんですよ。ただ、今、目の前にあることを全力で楽しむだけ。ずーっとこのまんま、ゲラゲラ笑ってたいです!」

――期待しています! では、最後にひとこと読者へのメッセージをお願いします。

「飲んだり食べたりしながら、肩の力を抜いて楽しんでもらえたらうれしいな。『ちょっと遊びに行こか』みたいな感じで、気軽にふわっと来てください!」

Dscn6408

『武内由紀子20周年記念LIVE~20/40~』

日時:6月16日(日)13:00開場 14:00開演/18:00開場 19:00開演
会場:大阪・BERONICA(京阪・JR京橋駅より徒歩3分、地下鉄京橋駅より徒歩5分)
料金:前売5000円/当日5500円(1ドリンク、1Fオーダー別)
出演:武内由紀子 and more
※チケットぴあ(Pコード:198-634)にてチケット好評発売中!

Dscn6404_2

2013年5月22日 (水)

今年も全国ツアー開催!佐久間一行インタビュー

Sakuma_3

佐久間一行が8月11日(日)にルミネtheよしもとでYOSHIMOTOライブスペシャル
佐久間一行SHOW2013「GOLD10~ゴールデン~」を開催します。さらに今年も全国ツアーをすることが決定。本人にその意気込みを聞いてみました。
――今年で3回目となる全国ツアーですね。
今年はまず、ルミネ単独10回目記念ライブのことを考えていたんです。でも、ありがたいことに、また来てほしいという声をいただいたので、今年もルミネのライブを皮切りに行かせてもらうことにしました。
――今はもうライブの制作は始まってるんですか?
どういうライブにしようか、全体的な枠を固めてる感じですね。ネタはすべて新ネタです。
――今回のライブタイトルはどのように決めたんですか?
これまでは、その年のテーマカラーに沿ったタイトルにしてて。でも去年は、僕自身は運気がいいって言われてたんですけど、周りのお世話になった人たちがどんどんやめていって、なんか元気がなくなる時期だったんです。だからちょっとでも自分の運気というかそういうものを分けられたらという思いで、「元気でみるみる」にしたんです。今回は10回目記念ということもあり、今回は久々にカラーのタイトルにしたいなと思ってゴールドに。それに10のテンを合わせて、「ドールド+テン」でゴールデン(笑)。当て字なんですけどね。
――10回目ということでどういう思いですか?
最初の単独ライブはは渋谷のシアターDだったんです。その次とそのまた次は新宿モリエール。で4回目の時に、思い切ってルミネでやってみようかと。ありがたいことにそれからずっと満席で。自分の調子がいいときも悪い時も関係なくお客さんは入ってくれたんです。ということは、自分のやってることを信じてもいいのかなと思えましたね。
――佐久間さんの単独ライブではおなじみのグッズもありますか?
はい。いつものTシャツとてぬぐい。あとほかにも考えてます。
――どういうライブにしたいですか?
楽しい物を見せたいですね。お子さんや家族連れも多くなってきたので
みんなが共通して楽しめるものがいいですね。
佐久間一行SHOW2013「GOLD10〜ゴールデン〜」
8月11日(日)【東京】ルミネtheよしもと
9月1日(日)【大阪公演】5UPよしもと
9月7日(土)【茨城公演】茨城県民文化センター
9月15日(日)【宮城公演】仙台福祉プラザ
9月23日(月・祝)【福岡公演】イムズホール
9月29日(日)【愛知公演】今池ガスホール

佐久間一行の動画はこちら ⇒ http://ynn.jp/u/648/

Sakuma_4

2013年5月19日 (日)

DVD『ing』発売記念! 西村ヒロチョインタビュー

昨年12月28日、SHIBUYA-AXにて行われた『ing!to 2013~iNFINTY nEXT gENERATION~』が5月22日にDVDリリースされます。
NSC東京9期生以下、総勢62組のよしもと若手芸人が出演するネタライブでありながら、2013年「ヨシモト∞ホール」でのランキングシステム「彩~irodori~Member」の看板芸人Top3組などを投票で決定する重要なライブでした。
そこで、「彩~irodori~Member」18名の18番目に名前を呼ばれたのが、NSC15期生で芸歴3年目ながら、“ロマンティック漫談”で驀進中の西村ヒロチョ。
今回のインタビューでは、『ing』のことはもちろん、ピン芸人“西村ヒロチョ”の歩みを語ってもらいました。

Dscf9641

――昨年末に行われた『ing!to 2013~iNFINTY nEXT gENERATION~』のDVDリリースが近づきました。ライブ当日のことは覚えてますか?
「はい、よく覚えてます。それまで、芸人として下の方でコツコツがんばってきたなかで、僕にとっては大きなイベントで、先輩方がいっぱいいるなか、小雨降る日のSHIBUYA-AXで、すごい緊張してましたね」
――お客さんはスタンディングだったので、普段とは雰囲気違いましたか?
「普通のお笑いライブっていうより、イベントっていう感じがしました。芸人としては(ヨシモト∞ホール内の)ピラミッドが決まるっていう重みがあるライブだったんですけど、お客さんからしたら芸人さんがいっぱい出て、お祭りみたいな雰囲気でしたね」
――そしてヒロチョさんが当日披露したのは、数学のネタでした。その理由は?
「これまでネタをやる場数がそんななかったし、このライブに出られてラッキーというスタンスだったので、楽しんでやろうと思ってまして。いちばん楽しく出来るネタということで数学のネタを選びました」
――そして、見事「彩~irodori~Member」上位18名の18番目に選ばれましたね。
「ビックリしちゃって、ちょっと泣いちゃいましたよね(笑)。決勝の5組に同期のニューヨークが選ばれて、看板芸人の3組には選ばれなかったけど、「彩~irodori~Member」のなかにニューヨーク、デニス、横澤夏子って同期が選ばれて、僕が最後に名前を呼ばれて、そういうのもいろいろあって、熱いものが込みあげて。一人だけガッツポーズもやらずに、顔を隠して泣くっていう醜態を晒してしまいました(笑)」
――その直後、横澤夏子さんに抱きついてましたね(笑)。
「顔を上げて、いちばん近くにいたなっちゃんに抱きついちゃったというだけで、僕もビックリ(笑)。なっちゃんとは、それから同期のピン芸人同志、仲良くやらせてもらってますよ」
――DVD化されて、改めて見てほしい芸人はいますか?
「やはり同期の鬼越トマホーク、マテンロウは見て欲しいですけど、当日は緊張で、他の人のネタは楽しく見られてないんですよね(笑)。でも。ジューシーズさんのネタで、お客さんがずーっと笑っていたのは覚えてます。舞台袖から、「すごいな」「あんなにウケるんだ」って思いながら見てましたね」
――確かにウケてましたね。MCは次長課長、品川庄司、トータルテンボスが務めましたけど、絡みはありましたか?
「結果発表のMCが品川庄司さんで、僕が名前呼ばれて、“ワー!”ってなってる時に、品川さんがいじってくれてたんですよ。僕、感極まりすぎて、それに気づけなくて、ただお辞儀していたっていう(笑)。今度お会いした時、謝りたいですね。他の先輩からしても、最後に選ばれて、泣いて、なんだこいつみたいな感じだったと思うんですけど、それからいろんな先輩と仲良くさせてもらったり、いじってもらったりして、『ing』は僕にとってのシンデレラストーリーだったのかもしれませんね」
――『ing』もそうですが、去年11月に出演された『ロケットライブ』(フジテレビ)以来、生活が激変しましたよね。いちばんの変化はなんですか?
「露骨な話になっちゃいますけど、出待ちしてくれるお客さんの量が増えました(笑)。あと、営業などの仕事の量が増えて、バイトもほとんどいけてないです。それから、ツイッターのフォロワーも急増して、ニューヨークが「なんでやねん!」って怒ってました(笑)」
――『大人のバナナ』では、バナナマンの設楽さんにいじられる姿に爆笑しましたよ。
「設楽さん、すごいですよね。ネタだけだったらヤバかったですけど、フリートークの時に、設楽さんにもてあそばれっぷりが、楽しかったです。いじられて、パッとやるみたいな経験がライブでもそんななかったんですけど、見てた人からも面白かったと言われましたね。その後に出演した『笑っていいとも!』でも振ってくれて、他事務所の先輩ですけど、すごい尊敬できるし、感謝しております」

Dscf9637

――どの時点で、お笑いを目指そうと思ったんですか?
「NSCに入ったきっかけですと、大学で音楽を勉強してて、大学院に進んでコンサートの演出を勉強したかったんですけど、教授にハマってなくて、「君のやりたいこと、うちにはないよ」と言われて落ちちゃいました。悔しかったんですけど、当時はお笑いブームで、『爆笑レッドカーペット』や『爆笑レッドシアター』とかありまして、それならお笑いとかエンタテインメントの世界に飛び込んじゃおうと思って、大学4年の2月くらいにNSCに願書を送りました」
――それまで、お笑い番組など見てなかったんですか?
「ダウンタウンさんの『(ダウンタウンの)ごっつええ感じ』とか『笑う犬の冒険』、『めちゃイケ』、『内村プロデュース』など見てましたけど、自分がやるとは思ってなかったですね。パフォーマンスをするのは好きだったんですよ。ダンスや歌、ジャグリングだとデビルスティックやシガーボックスっていうのとか。でも自分から率先してやるクラスのムードメーカー的な感じではなかったです。趣味でこっそりやる感じで、むしろイケてないグループでしたね」
――影響を受けた芸人というと?
「う~ん……NSCへ入学する際は、尊敬する芸人に“マイケル・ジャクソン”って書いたんですよ。芸人さんも好きで見てましたけど、誰かを尊敬して、真似するみたいなことはしたことなかったです。NCSもお笑いをやりたくてというよりは、人を楽しませるエンタテインメントの世界を覗いてみたい、勉強したいという気持ちですね。今でも芸人っぽくないって言われるんですけど、多分それは、ネタが歌ったり踊ったりで、正統派じゃなく亜流みたいなところでしょうね(笑)」
――芸人よりもマイケル・ジャクソンからの影響は強いわけですね。
「そうですね。ダンスは習ってないんですけど、マイケルのPV見て自己流で真似してダンスしてみたり。それも大学で音楽を勉強してからですね。高校まではくすぶってて、大学で音楽の楽しさを教わって。大学ではサックスを専攻していて、ビッグバンドを組んで、そこで覚醒しましたね。初めてのステージで、こんなに楽しいのか、もっと目立ちたいって。ソロをやるようになっても、サックスを同時に2本吹いたりとか、吹かないでいきなり歌ったりとかそういう変化球で、お客さんが笑ってくれる空気は楽しかったですね」
――無意識に、お笑いへの道を進んでいたのかもしれませんね。NSC時代、コンビも組んでましたね。
「はい、在学中にコンビ組んで、コントとか漫才をやってたんですが、ことごとくうまくいかなくて、相方がお笑いを辞めると言ってコンビを解散してからは、自分がやりたいことをやろうかなと思いまして。それと、スタッフさんからのアドバイスで音楽を活かしていくことにしました」
――当時、すでに同期の横澤夏子さんはテレビに出始めてましたよね。焦りとか嫉妬心はなかったですか?
「なっちゃんは在学中から、在校生イベントも毎回出て、芸歴1年めで『R-1ぐらんぷり』の準決勝まで行って、テレビのレギュラーが決まって、すげーなと思って見てましたね。自分との差があまりにも大きかったんで、ジェラシーする気持ちもなかったです。当時の養成所のスタッフさんからも、「お前はコンビ解散してマイナスからのスタートだ」って言われてたくらいですから。『ロケットライブ』で、よしもとの人も、こんな芸人がいるんだって気づいた感じだと思います」
――そうだったんですね。今の芸風にたどり着いた経緯は?
「ピンになりたてのことは、一人コントとかやってたんですけど、無料の作曲ソフトを見つけて、それを使ってみたらたまたまうまくいったんですね。自分で作曲してやる人はあまりいないから、続けてみたらって作家さんとかにも言われて、歌ネタをやってました。2700さんやAMEMIYAさんのような歌ネタをひたすら作ってて、そこから音を使った一人ミュージカルみたいなことやってたんですけど、∞ホールだと若いお客さんが多いんで、恋愛ものの方がウケるんですね。最初にやったのが、“ロマンティック大相撲”ってネタだったんですけど、ミュージカルでひとつのストーリーにすると、2分間に笑いどころを作るのが難しい。だったらミニコントみたいなのをポンポンと入れた方が笑いが取れるのかなあと思って、今みたいなショートコント形式になりました。その時はまでコントだったんですよ。先生とか店員みたいな役で歌いながら、音かけて、芝居しながらミニコントが始まってみたいな。やっていくうちに、自分の声が曲にかき消されちゃうんで、スタンドマイク使って漫談みたいにやってみよう。そしたら、声も音も聞こえてミニコントも見やすい。どんどん形が整えられていって、今の“ロマンティック漫談”に至ったので、最初から狙ってやったっていうのはひとつもないんですね。たまたまいいのを取っていったら、今の形になりました(笑)」

Dscf9642

――練習はどうやるんですか?
「ネタを作りながら、頭の中でしちゃうんですよ。曲を作って、曲を流して、曲の間にこのセリフのやりとりがあって、ちょっと短いからここの曲伸ばそうとか調整して。ネタが出来たらCDを焼いて、当日、劇場までの電車の中で、何回も頭の中で練習して、劇場について着替えて、やっとそこで振りをつけて練習するって感じですね。だからイメトレが8、9割ですね。そういう意味でもっと練習した方がいいと思うんですが」
――CDは完パケで、音響さんの仕事は再生ボタンを押すだけなんですね。
「そうですね」
――では、ネタでセリフと動きが音楽にピッタリ一致するのは、練習量の賜物ですね。
「はい。でも、笑い待ちが出来ないといったデメリットもありますよ」
――確かに、お客さんの爆笑が収まらないうちに次の展開に進めなくちゃならないシーンも出てきそうだし、逆に変な間が空くこともありそうですね。それから、今のメイクはどんな理由でするようになったんですか?
「ピンになりたてのネタで、宝塚風コントっていうのがあったんです。それで宝塚みたいなメイクをしてまして、その方がミュージカルっていう設定が強くなるかなと思ったんですね。ロマンティック漫談になる頃にはそのメイクに慣れてて、メイクするとスイッチが入るというが、儀式みたいになっちゃってました。深い意味はホントないんですよ。メイクなしでもできるっちゃできるし、親からも反対されてるんで(笑)。でも、自分の素顔があんまり好きじゃないっていうのと、イメージとしては少女マンガに出てくる王子様みたいな白シャツで、シンプルな服装で、目が一重なので、目元をパッチリさせるためにメイクをしてるって感じですね」
――今後の目標もあるかと思いますが、『R-1ぐらんぷり』や『歌ネタ王』も惜しいところまでいきましたね。
「そうですね。『R-1』とかは逆に決勝まで行かなくて良かったかなとも思ってます。行けなかったからこそ、次の『R-1』までに、いろんな進化をさせなきゃと。まだ発展途上のネタだと思ってますので。それから、ロマンティック以外にも音を使ってこういうことが出来る、他の芸人には出来ない、自分にしか出来ないことをやっていきたいですね」
――得意のサックスも取り入れそうですね。
「はい。でも、サックスだと口にふさがっちゃうので、うまくやるのには考えなくちゃならないところです。そういうことも考えながら、芸人っぽくないエンタテインメント色を強いこともやっていきたいと思ってます。西村ヒロチョだったらやっても許されるというようなことをやっていきたいですね」
――ちなみに親しい先輩芸人はいるんですか?
「ジューシーズの松橋さんにすごく可愛がってもらってますね。アドバイスしてくれたり、こないだも営業一緒だった時に、ずっと話していただいたり、ありがたいですね。他には……ご飯行ったりという人は、あまりいませんすね(苦笑)。僕が人見知りっていうのもあるんで、これから仲良くなっていけたらなと。先輩と仲良くなるっていうのも、目標にしますね(笑)」

Ing

●DVD情報
『ing! to 2013 ~iNFINITY nEXT gENERATION~』
5月22日(水)発売
商品番号:YRBI-95028
価格:2,500円(税込)

【収録内容】
◆彩~irodori~Member18組のネタ
決勝戦5組のネタ
44組のダイジェスト

★特典映像
コーナー「推し芸祭り2013」

<出演者> 全62組
シソンヌ、ジャングルポケット、ジューシーズ、パンサー、エリートヤンキー、ニューヨーク、囲碁将棋、ライス、トレンディエンジェル、かたつむり、インポッシブル、ガリバートンネル、ボーイフレンド、ジェラードン、ネルソンズ、西村ヒロチョ、デニス、横澤夏子、 御茶ノ水男子、チョコレートプラネット、マヂカルラブリー、井下好井、ベイビーギャング、ラビッツ、天狗、ゆったり感、ヨコハマホームラン、少年少女、町のベーカリーズ、ランパンプス、スパイク、桃組、ラフレクラン、フレミング、トンファー、あわよくば、0.03秒、タモンズ、ダイタク、ダイス、田畑藤本、ざしきわらし、TEAM BANANA、やさしいズ、九次元、バース、オオカミ少年、エレベーターマンション、マンキンタン、えんにち、まえうしろ、光永、山田カントリー、ありがとう、鬼越トマホーク、オープンスペース、笑鷺、ハンマミーヤ、カゲヤマ、GO!皆川、あげは、マテンロウ

【収録分数】
本編167分+特典映像8分

【仕様】
16:9LB/片面2層/ステレオ/ドルビーデジタル/COLOR

c 2013 吉本興業
発売元/販売元:よしもとアール・アンド・シー

【特典情報】
よしもとテレビ通り、よしもとネットショップにて、DVD『ing! to 2013 ~iNFINITY nEXT gENERATION~』を予約、購入すると、先着購入特典として“彩~irodori~Member”18組の中から、お好きなメンバーの『差し替えジャケット』が1枚プレゼントされます。
詳細は、よしもとアール・アンド・シー公式サイト(http://www.randc.jp/ing/top.html)でご確認ください。
※各メンバーの特典数量には限りがあります。お問い合わせは各店舗まで。

Dscf9642

2013年5月15日 (水)

ソロプロジェクト待望の第2弾! 山嵐・TAKESHIインタビュー

ラップメタルバンド「山嵐」のベーシストにして、個人としてもデザインなど多方面で活躍するTAKESHI。
2011年6月、TAKESHIのソロプロジェクト『ALLY & DIAZ』名義でアルバムをリリースしたが、約2年間のブランクを経て、第2弾『ALLY & DIAZⅡ』を5月22日にリリースする。
前作は参加アーティストの顔ぶれだけで驚かされたが、今作でもKj(Dragon A sh)、JESSE(RIZE)、細美武士PES(RIP SLYME)、RYO(OR ANGE R ANGE)……など、ジャンルを超えた才能が集結。
なぜTAKESHIはこれだけのアーティストを集めることが出来るのだろうか。そして、山嵐との違いはどこにあるのか……。
TAKESHI本人に話を伺い、素顔にも迫りました。


Dscf8898


――1996年結成以来、確実にキャリアを積み重ねている「山嵐」ですが、TAKESHIさんがソロプロジェクトを始めるきっかけは?
「自分がトラックメイカーとしてやってみたかったということですね。普段のバンドじゃないところで違うものが表現したいって思った時に、そういう選択肢が生まれました。あとは適当にトラックを作ってて、リスペクトするアーティストがいっぱいいるから、そういう人たちと何か一緒にやれたらなと。それが最初だったかな。今から7年くらい前からそういうことを始めて、1枚めのアルバムを出したのが一昨年(2011年発売『ALLY & DIAZ』)ですね」
――今回も豪華アーティストが集まりましたね。人選はどうしてるんですか?
「一緒にやりたい人だったり、飲んでて“やろうか”みたいなことだったり。基本的に全部、自分が尊敬しているアーティストです。一緒にやりたいと思ってても、タイミングが合わずにやれなかった人もいるけど。後輩も多いですが、あんまり年齢は関係なく考えてますね」
――飲みの席が、交友関係の場なんですか?
「飲みがすべてではないですけど(笑)、酒はついてきますよね。クラブに行ってもそうだし、普通に飯食い行って、その後プラっと飲むみたいな。飲んでない時でも、熱い話にはなりますけど」
――ブッキングはどのように進めたんですか?
「僕もそうだけど、みんなアーティストで忙しい人が多いから、コンタクトの取るのが大変だったですね。メールなり、自分のタイミングで電話とか。実際、曲にするためまでがもっと大変で、みんな事務所だったり入ってるんで、そういう音楽以外のところで苦労しました」
――いわゆる大人の事情ですね。逆に音楽面でぶつかることは?
「ぶつかることはないですね。僕がトラック作って、僕に任せるっていう基本的なスタンスはわかってくれると思うんですよ。ミックスに関しても、“もうちょっと下の部分の声を出して”“いや、僕は上の部分が気持ちいいと思うんですよ”といった意見交換はしますけど」
――一緒にレコーディングした方もいれば、データのやりとりで完成させた人もいるとか。
「そうですね。例えば、SHINGO★西成くんは、忙しいなか大阪から日帰りで来てくれて、一緒に録って面白かったり、その後一緒に飯食って飲んで、笑って、すごく楽しかったなあ。RYO(ORANGE RANGE)も、沖縄から何度も来てもらって。データでやりとりしたのはFIRE BALLと細美武士(the HIATUS)くんとPES(RIP SLYME)と……全体の半分くらいかな。出来れば、全部レコーディングをしたいんですけどね。実際その様子を見たいですし。でも、みんな自分のことがあっての空き時間でやってくれたって感じなんでね」
――前作に引き続き、KJさんも参加してますね。
「はい。前回はうちのボーカル(山嵐のSATOSHI)と一緒だったんで、僕と近すぎて押せないというか、自分のソロアルバムやってるのに、山嵐を押してもしょうがないですよね(笑)。今回はLeyonaとのバンドサウンドになってますし、全然違う感じになってますよ。KJは真面目ですね。すごいふざけてて楽しいんですけど、仕事は仕事としてきっちりやって、メリハリがちゃんとしてるというか、努力家であり天才ですね」
――そのLeyonaさんは、今回の参加アーティストとしては、紅一点となりました。
「Leyona はKJが一緒にやりたいって言ってきて、お願いしたんですけど、正直、女性という感覚はないんです(笑)。女性というより仲間の感じが強いですね。女性として気を遣ってないというか」
――TAKESHIさんは、以前、女性だけのアルバムを作りたいともおっしゃってましたが。
「『ALLY & DIAZ』をサードまで出して、自分のなかで完結しようと思ってますけど、その前に女性とアルバムが出来たら面白いかなって。その時は、気を遣ってね(笑)。これまでとは逆に、まったく知らない人と、例えば無理かなあとは思いますけど、YUKIさん、CHARAさん。ジュディマリ(JUDY AND MARY)やCHARAって、ガキの頃から聞いてるんで、もし一緒にできたらいいですね。あ、HYの子(仲宗根泉さん)もいい声してますよね。やれたらいいですよね。いろんな大人の事情があって、難しいでしょうけど(笑)」
――あるでしょうね(笑)。ところで、山嵐との活動とソロプロジェクトとの違いはどこにありますか?
「山嵐はバンドだし、6人で考えるのが前提。その中の僕は6分の1で、みんなで気持ちをひとつに合わせるじゃないですけど、みんなで音を出すっていうイメージがあるんですけど、トラックの場合は、自分の表現をもうちょっと正確に出せるというか、もっと曲のイメージが全体に出せるところですね。山嵐はベースのことしか考えてなくて、プラスアルファの何かが生まれます。でもこっち(ソロプロジェクト)の場合は、自分の作品として表現しやすいってところですかね。簡単に言うとそんな感じです」
――その分、ソロだとやることがいっぱいありますよね。
「そうですね。それが大変であり、面白みでもあり。あと、あまりないんですけど、迷ってどうしようとなった時って、最終的に自分で答えを出すんで、そういうところは大変だなって思います。バンドだと“みんな、どうする?”って聞いて、“こうしよう”“そうしよう”と言って、いろんな意見がひとつになるんですけど」
――アルバムは、もちろん山嵐のファンもチェックすると思いますが、どんな人に聞いてもらいたいですか?
「聞く側は自由なんで、どんな人っていうよりも、興味がある人に聞いて欲しいです。あとは、子供たち。子供たちにも音楽の自由さを伝えたいというのはありますね。僕らの周りには結構子供が多いんですけど、曲をすぐ覚えちゃうんですよね。うちの娘、今年8歳なんですけど、ラップもしちゃうし。生まれた頃からボブ・マーリーとか聞いて、3歳くらいからレディー・ガガでダンス踊ってて、吸収力が違いますね。もうダンサーですよ。僕らが20歳くらいで覚えたリズムの取り方を、8歳で当たり前に出来ちゃってますからね。JESSE(RIZE)も環境が違うと思うんですよ。親父が(ギタリストの)Charですから、スタートが違いますよね」
――生まれながらに音楽のある環境っていうことですね。話はガラッと変わりますけど、今回リリースは、よしもとアール・アンド・シーからなんですが、よしもととかお笑いの人との交流ってありますか?
「あんまりないんですけど、イベントで何回か会っているのは、ダイノジの大地くん。ビックリされますね。「僕もよしもとなんですよ」って言うと、「えーっ!」て。あ、あと、桂三若さん。秋田へ行くと、結構一緒に飲みますね(桂三若は、47都道府県「住みます」プロジェクトで秋田県在住)。僕らは一方的にテレビで芸人を見る立場なんで、「あっ」みたいな感じですね。(レイザーラモン)RGがいるみたいな(笑)。僕はこっちで育ってるんで、昔からツボで笑えるのは、とんねるずさんですね。もちろん関西ギャグも好きで、『笑ってはいけない』シリーズとかとかは、DVDを借りてみんなで見たりしてますよ。特に最近は見るようになったかな。やっぱり子供が見るからね(笑)」
――お子さんの将来が楽しみですね。では最後に、『ALLY & DIAZⅡ』を待ち望んでいる読者へメッセージをお願いします。
「爆音で聞いてください。聞こえてくる世界が変わるんで、低音が好きな人はウーハーで聞いてもらえると、違う音が入ってるんで、そういう楽しみ方も出来るかと。「うるさい」って言われたらちっちゃくしてね(笑)。あと、音楽にジャンルがあっていいと思うんですけど、僕はあんまり関係なくやってるんで、聞く方も音楽を自由に楽しんでくれればいいなと思います」

Yrcn95210_s

●CD情報
『ALLY & DIAZⅡ』
2013年5月22日発売
3,000円(税込)
YRCN-95210

<<収録曲>>
01. The Beginning
MASTA SIMON  from MIGHTY CROWN
02. Super Sonic
細美武士 from the HIATUS
03. After The Rain
Kj from Dragon Ash  × Leyona
04. Mirror Ball
PES from RIP SLYME × Shun & Jose from TOTALFAT
05. F
JESSE from RIZE × RYUZO
06. 失せ物
OJIBAH×NORIKIYO
07. WHADDUP
SHINGO★西成 × Kojima & Satoshi from 山嵐
08. Saxess
SONPUB
09. Super Fly
FIRE BALL
10. あしたへ
RYO from ORANGE RANGE × N.O.B.U!!!
11.Love is Always
HAN-KUN

●よしもとアール・アンド・シー内『ALLY & DIAZ』公式サイト
http://www.randc.jp/ally_diaz/top.html
※『ALLY & DIAZⅡ』先行ダイジェスト映像、配信中

Dscf8898

2013年4月23日 (火)

4月26日(金)より新MCを務める『映画ちゃん』がオンエア! オリラジを直撃インタビュー

CSのチャンネルNECOにて絶賛放送中のオリジナル番組『映画ちゃん』に、4月26日(金)放送分より、新MCとしてオリエンタルラジオが、SO.ON projectともに加わることになりました!

3月23日から30日まで沖縄で開催された『第5回沖縄国際映画祭』にて同番組ロケを敢行したオリエンタルラジオを直撃。番組について、いろいろと訊きました!

Img_6954

――沖縄国際映画祭で2日間に渡って『映画ちゃん』の初収録を行なったお2人。ロケを終えての率直な感想は?

藤森 SO.ON projectのみんなと一緒に楽しくさせていただいて。映画好きだけじゃなく、アイドル好きのみなさんにも笑って喜んでもらえそうな番組になりそうだなと感じましたね。
中田 SO.ON projectは、テレビに出るのも初めてみたいな子たち。そういう人たちと一緒に仕事をする機会って、実はそんなになかったなと新鮮な気持ちですね。番組の内容に関しては、俳優さんとか監督さんとかいままであんまり喋る機会のなかった人たちと話せるのは楽しいですし。

――MCが決まったと知らされたときは、どんなお気持ちでした?

藤森 それなんですけどねぇ、実は一昨日に聞いたばかりなんですよ。

――えっ!? 本当ですか?

中田 はい。唐突だったよね?
藤森 うん。一昨日、マネージャーから「番組やります。MCです」って言われて。
中田 レギュラーかどうかも微妙な言い回しで。「レギュラー的な感じでやることは決まってるみたいなんですけど、とりあえず1回やります」みたいな。
藤森 お試し的な言い方だったよね(笑)。
中田 マネージャーさんが口べたなんでしょうね。たまに何を言ってるか、わからないときがあるんですよ(笑)。

――オリラジさんがマネージャーさんをマネージメントしてるような感覚もあったり?

中田 ほぼそうですね。マネージャーさんが起こしたトラブルを、我々が解決することから仕事は始まります。この前も、3時間番組の生放送を30分番組だって伝えられてました。
藤森 ははは! それも、一昨日の出来事ですね。しかも、レギュラー番組で。まぁ、マネージャーとは今後も仲よくやろうと思ってます。冷静な判断も、ときにはしてくれますしね。

――なるほど(笑)。一昨日に番組について聞かれたばかりで早速、『クロユリ団地』について中田秀夫監督、前田敦子さん、成宮寛貴さんにインタビューを行なったわけですね。

藤森 だから話を聞いてすぐ、『クロユリ団地』を観て。で、そのまま飛行機に乗りました。

――ロケを観させていただいたんですが、共演者であるSO.ON projectとの息もピッタリでしたね。

藤森 楽しいよね? キャピキャピしてる女の子たちに囲まれて。
中田 あぁ、そう? 僕はまだ居場所がつかめていないというか、落ち着かない気持ちがあるんだよね。なんていうか、恐怖心が……。
藤森 若い女の子が苦手……なのかな?
中田 学生時代のことをいろいろと思い出してしまうんですよ。まぁ、徐々に慣れて楽しくやっていければと思っています。

――そもそも映画はお好きですか?

藤森 結構観ますね。
中田 海外ドラマも好きだよね? 慎吾は。
藤森 意外と観ます。1人で観ることも多いですよ。
中田 僕は邦画を観ることが多いので、チャンネルNECOさん的にはいい視聴者だと思いますよ。

――中田さんはホラーが苦手だとか。

中田 そうなんです。だから、中田監督には申し訳ないですけど、『クロユリ団地』はまだ観てません! もちろん(インタビューの時、中田監督へ)正直に言いました。「怖いので観られませんでした」と。
藤森 観てないのに「話訊かせてください」って言うMCなんて、聞いたことがないですよね。まぁ、あっちゃんが観てない分、僕が観てますから大丈夫です。監督の話、面白かったよね?
中田 すっごく気さくでユーモラスな方で。もうちょっと仲を深めると、どんどんボケてくるタイプというか。前田あっちゃんとも成宮くんとも仲よくて、和気あいあいとした感じも伝わりました。あと、インタビュー中、成宮くんとは同い年だということが判明して。前田敦子さんはあっちゃんだし、中田監督は中田だし。僕のために集まってもらったような感じで……。慎吾は……ちょっと……邪魔……だったかな。
藤森 邪魔じゃない! 僕が映画を観てたんでしょうが!
中田 あぁ、そうだった。頼りにしてたんだった(笑)。

――ははは。では、いままで観たなかで、印象に残っている映画は?

藤森 僕、アーノルド・シュワルツェネッガーが大好きで。有名な作品はいろいろとありますけど、特に『コマンドー』っていう映画が好きなんです。
中田 知らねぇわ!
藤森 知ってる人は知ってるわ! アメリカにはコマンドー部隊っていうのが陸軍にあって、そこの軍人さんっていう設定の話なんです。ザ・男っていう感じで大好きなんですよね。

――藤森さんが、そういう映画が好きってなんだか意外ですね。

藤森 もちろん違うジャンルの作品も観ますけど、ちっちゃい頃に観て印象に残っていて。大人になってから観直しても面白いなと思ったんで、ブルーレイを買っちゃいました。
中田 小さい頃に観た映画の衝撃ってデカいよね。僕は、洋画だったら『スラムドッグ$ミリオネア』が面白かったかな。学生時代は『時計じかけのオレンジ』がすごく好き。邦画だったら、『逆境ナイン』っていう作品が好きですね。
藤森 よくいいって言ってたよね。
中田 あと、『ピンポン』。慎吾と仲よくなるきっかけになった映画で。僕は松本大洋さんの作品が好きで、慎吾が窪塚(洋介)さんが好きだったんで、一緒に観に行ったんですよ。……めちゃくちゃよかったですね。マンガ原作で映画化したもののなかでも、クオリティが高くて楽しかったなぁ。DVDも、一緒にレンタルへ借りに行ったりして。
藤森 映画の中のシーンを、2人でたまに真似してましたね。

――4月26日からオンエアが始まりますが、今後『映画ちゃん』でやってみたいことは?

藤森 いろんな方にお会いして、話を訊いてみたいですね。
中田 誰に会いたい?
藤森 成宮くんもそうだったけど、小栗旬くんとか同世代の俳優さんはやっぱり気になるよね。
中田 瑛太くん、小栗くん、成宮くん……そして、中田。この4人は同い年だからね。
藤森 いや、俺も入れてよ!
中田 慎吾は早生まれでしょ。
藤森 いいじゃん、同世代じゃん!
中田 (笑)映画に出たいとかはないの?
藤森 もちろん出たいけど、オファーがないもん。実は僕ら、映画に出て2人で主役をやったことがあるんですけど。
中田 そうだったっけ?
藤森 忘れんなよ!『津軽百年食堂』っていう映画でね。

――5月に、チャンネルNECOで放送されるようですよ(注:放送日は5月1日ほか)。

中田 あ、そうなんですか。実は俺、一度も観たことがないんだよね(笑)。
藤森 怠慢! いい機会だから絶対観ろよ!

――(笑)クリエイティブな作業が好きだというイメージが強い中田さんですが、映画を撮りたいとは思わないんですか?

中田 映画を撮るのは、ちょっと荷が重いですね。僕、決めてるんですよ。小説は出版しない、映画は撮らない、絵本を描かないって。
藤森 ……最後のは特定しがちだよ?
中田 ニューヨークで個展を開かない。これも決めてます!

――えぇっと……このままニュースセンターに載せちゃっても大丈夫でしょうか?

藤森 仲がいいんで大丈夫です(笑)。
中田 もちろん、おこがましくてっていう意味です。まぁ、つくるのは難しいですけど、ちょい役でいいから映画には出てみたいですよね。

――『映画ちゃん』で、いろんな監督に取材できる可能性があるっていうことは、自らアピールする機会もありそうですよね。この監督のオファーを受けてみたい!という方はいますか?

藤森 誰かの作品に出たいなんて、厚かましくて言えな……。
中田 (藤森の言葉をさえぎり)三池崇史さん!
藤森 いや、言うんかい! 三池監督の映画に出られたらすごいと思うけど、無理無理! おこがましすぎるよ。
中田 ははは! 慎吾もいるでしょ?
藤森 僕は……作品が好きでよく観させていただいてるのは、園子温監督。出たいとお願いするのはおこがましいとしても、ぜひ一度お会いしたいですね。

――来年の沖縄国際映画祭では、出演者としてレッドカーペットを歩くこともあるかもしれないと?

中田 可能性としてはあるかなと思いますけど、納得のいく台本じゃないとお断りするかもしれないですよね。台本に力があるかどうかが大事ですから。
藤森 大御所俳優か!
中田 はははは! 
藤森 2人とも、オファーをいただけるなら、なんでも出させていただきます! もちろん『映画ちゃん』も楽しみにしていてください!


●映画ちゃん
 映画「クロユリ団地」公開記念スペシャル
#53 4月26日(金)24時50分より、初回放送

再放送=4月27日(土)、

    5月1日(水)、4日(土)、6日(月)、10日(金)

#54 5月10日(金)24時50分より、初回放送

再放送=12日(日)、13日(月)、15日(水)、17日(金)、18日(土)、

    20日(月)、21日(火)



●チャンネルNECO

公式サイト:http://www.necoweb.com/neco/

写真クレジット:(C)日活 チャンネルNECO

●作品情報
クロユリ団地
公式サイト:http://kuroyuri-danchi.jp/

Img_6954_2

2013年2月21日 (木)

ライブDVDを解説 東京ダイナマイトインタビュー

昨年11月30日に実施した東京ダイナマイトの単独ライブ『COMEDIAN GOD』が、2月27日(水)にDVDリリースされます。
結成10周年という節目を迎えての単独ライブは、漫才はやらず、オールコント。ハチミツ二郎自ら編集したというDVD、そしてこだわりのコントについてじっくりお話を伺いました

Dscf2763

※左:松田大輔/右:ハチミツ二郎

――結成10周年、おめでとうございます! 
二人「ありがとうございます」
――10周年のタイミングでの単独ライブは、あらかじめ決めてたんですか?
二郎「毎年単独ライブとは思ってたんですけど、震災があったり、時期がずれこんだりしたて間が空いたんで、10周年にしようとなりましたね」
――2年8ヶ月ぶりとなりましたけど、その分、ネタのストックはできていたかと。
二郎「いやいや、宿題をやらないタイプなんでね(笑)。でも、今回は早めに台本上がりました。いつも当日まで決まってないネタがあったりしてね。早く台本が上がればいいわけじゃないんですけど。決まってない方がウケてたりしますから」
松田「ネタが早くできた分、結構、練習しました。やりすぎなんじゃないかなっていうくらい(笑)」
――会場となったルミネtheよしもとは、日頃から舞台に上がっているわけですが、10周年という節目の単独ライブなら、もっと大きい会場という選択肢もありましたよね(2005年には、日比谷野外音楽堂で単独ライブを敢行)。
二郎「10周年だから、もっと大きいところでとのプランはあったんですけど、舞台監督さん、大道具さん、小道具さんなど、スタッフさんの顔と名前もわかっているというのを踏まえて、ルミネにしたんですね。いつもやってもらってる人たちに、うちらのライブをやってもらいたいということで」

Dscf2766

――スタッフとの意思疎通ができてるんですね。さて、DVDに収録されるコントについていくつか解説していただきたいんですけど、まずオープニングの『ぐりとぐら』から。芸人の実名、そしてその月給がどんぐりの数として出てきますね(笑)。
二郎「なぜその人選なんだっていうところはありますね(笑)」
松田「あれは、どんぐりの話ですから別に、話してもいいんじゃないですか(笑)」
二郎「あくまでもどんぐりの数ですからね。台本にはないんで、適当に名前が出たんですよ。台本もカッチリはしてなくて、『ぐりとぐら』は5分の予定でしたが、15、6分やってましたね」
――カステラの件が長くなったんですかね。
二郎「あそこが一番お金かかってますからね。あそこスーっといっちゃったらもったいなと。みんな徹夜して作ってくれましたから」
松田「豪華なセットでした」

――続いて、ひたすら領収書の宛名を書き間違える『領収書』。
二郎「うちら、領収書がうまくもらえないってことがよくあるんですよ。それをやってみただけですけど、DVDではピー音とピストル音が入ります。今のテレビだと、ピーとかあんまりよくないらしいんですね。ピーを入れなきゃならないことをなんで放送するんだっていうんで。俺たちはテレビを見てて、ビートたけしさんとか松本人志さんたちの話にピーが入ると、何言ったんだろういうわくわく感があったんですね。そういうのも文化として残していきたいなと思ってますね」

――ピー音とピストル音の使い分けにも注目して欲しいですね。続いて、『なめこJAPANプロレス2012』は、松田さん演じる先輩レスラーと二郎さん演じる後輩レスラーという女子プロレスを題材にしたシリーズものですね。
二郎「そうなんですけど、前回は5年くらい前なんで、時代も移りました。あの時は松田さんの設立した『なめこJAPANプロレス』という団体に、俺が新人で入るっていう話。それから5年経って、その団体を抜けた女子レスラーも強くなってて、松田さん側の団体にもベテランがいてプライドがあって……その妄想のぶつかり合いですね。今回、レスラーやプロレス関係者がいっぱい見に来てたんですけど、どんな気持ちでこのコントを見てたんだろう(笑)」
――女子レスラーは見に来てたんですか?
二郎「呼んでません。あれは見せられないから(笑)」
松田「怖いよなあ(笑)」
二郎「男性レスラーの人は、あの人の声だなって、笑い声でわかりましたよ」
――「世間を巻き込むのがプロレスブームなんだ!」といった松田さんのセリフには、メッセージ性もありましたね。
二郎「あれはリアルですよ。今の現代社会に置き換えてもらって、新社会人はあんまりものを言わず、先輩を先輩と思わないところもありつつ、仕事先には松田さんがやってたようなお局様がいたりして、リアルに描いたつもりなんです。橋田壽賀子先生と同じことを描いているんです。角度が違うだけで」
――ここでも松永会長といった実名が出て来ましたね。
二郎「知らないお客さんが置いてけぼりになるようなのも、あえて作ってるんです。小学校の時にとんねるずさんのラジオを聴いてて、急にマネージャーとかスタッフの名前が出てくるんですね。ボブとかマサトメとか。僕ら置いてけぼりなんですけど、スタジオではゲラゲラ笑いながらしゃべってるから、あとから学習していくじゃないですか。松永会長の焼きそばの話がわからなくても、いつか知ることがあるかもしれない。『金スマ』で全女のドキュメントとかやったら、「あれってこのことかな?」って時が来るかもしれない。関根勤さんがものまねしてて、先にそれを見て、あとから本人を見るみたいなことですね。わかりやすいのが前提になりすぎてるんで、それはピー音と一緒で、わかってない人もなんか面白そうというのを文化として残していきたいなと。それと、わかりやすい説明をしているうちに、面白くなくなるというのもありますね」

――続いて、料理としてヌーブラが出される『料理屋』。
二郎「ご本人にも言ってあるんですけど、松本人志さんに見てもらいたくて、作る時があるんですよ。過去には、このネタがそうなんですって伝えた時もあります。伝えてないですけど、今回はこのネタがそういうことなんです。1対1の料理屋で、わけのわからないものを出される……そんな狂気的なのが『ごっつ』(『ダウンタウンのごっつええ感じ』)とか『ヴィジュアルバム』(『HITOSI MATSUMOTO VISUALBUM』シリーズ)であったなと思いながら、何されたら困るかなって時に出たのがヌーブラ。自分が間違っているのかなっていう不条理さですね」
――松田さんは今の話、御存知でした?
松田「僕は知らなかったです。あのコントやってて楽しかったですけどね。間をだいぶおいて、お客さんもどうしていいかわかんない状態で、あれめっちゃ面白かったです(笑)」
二郎「今、テレビの持ち時間が短いんで、ボケが弱くても手数を多くっていうのが主流になってますよね。そこを真逆にやってます。どこまで間を取るんだっていうね」

Dscf2768

――単独ならではの贅沢な間ですね。映像特典に収録された『10周年おもしろクイズコーナー』には、猫ひろしさん、サンドウィッチマンの伊達さん、小島よしおさんと、他事務所から3名の芸人が駆けつけてくれました。
二郎「全員、付き人やってくれた人たちですね」
松田「小島とは今も一緒に住んでます。まあ、昔から知ってて、今でも仲のいい3人ですね」
二郎「お笑いって、職人の世界と一緒で、先輩がこうしろああしろとか、テクニック的なことを教えてくれない業界ではあると思うんです。でも、彼らには割と教えたと思うんですよね。そしたら追い抜いていきましたけど」
松田「みんなね(笑)」
二郎「少しのアドバイスを大きく吸収して追い抜いていきました(笑)。会場に見に来るっていうから、だったらクイズコーナーに出てってことで出てもらいました」

――同じく特典映像で『東京ダイナマイト10周年コメント』には、芸人も含めて、プロレスラー、ミュージシャン、女優など豪華な顔ぶれが出演されてますね。
二郎「ルミネの出番表を見て、うちらと関わりのある人を選んでいきました。ホントはもっと出てもらいたい人もいたんですけど、6日後が編集の締切だって言われたんで、6日間でできるだけ出てもらった感じです。ちなみに(プロレスラーの)外道さんと松田さんは、何の接点もないです。でも外道さん、だいぶやってくれましたよ。「てめえコラ!」って(笑)」
松田「早く見たいなあ(笑)」

――今後も単独ライブは続けていくかと思いますが、何か具体的な目標はありますか?
二郎「大きな会場では、もういいかなと思ってますね。ずっとルミネでやろうかなと。やっぱり、日頃のスタッフワークがありますからね」
松田「僕も、次もルミネがいいです。やりやすいですね」

――最後に、よしもとニュースセンターの読者へメッセージをお願いします。
二郎「テレビでいっぱいお笑いが見られると思いますけど、ライブはまた全然違います。DVDで見るのともまた違ったりするので、うちに限らず、興味持った芸人のライブへ行ってください。でも、東京ダイナマイトのDVDだけは、必ず買っていただきたいです」
松田「今のテレビでは、見られないコントがもりだくさんなので、ぜひ買って、大いに笑っていただきたいです」
――ちなみに、テレビでネタをやりたいって気持ちもありますよね?
松田「ありますけど、さすがに30分のコントができる番組ってそうないですもんね」
二郎「『花王名人劇場』みたいなのがあればいいんですけどね」

Yrbn90537

●DVD情報
東京ダイナマイト単独ライブ『COMEDIAN GOD』
商品番号:YRBN-90537
価格:3990円(税込)

【収録内容】
ぐりとぐら
領収書
なめこJAPAN女子プロレス2012
歯医者
BAR
料理屋
最初褒めてるのかと思ったら途中から怒る人
フーターズ
COMEDIAN GOD
じろ散歩

【特典映像】
10周年おもしろクイズコーナー
東京ダイナマイト10周年お祝いコメント

【収録時間】
本編115分+特典映像30分

よしもとアール・アンド・シー公式サイト : http://www.randc.jp/tokyodynamite/discography.html

東京ダイナマイトの動画はこちら : http://ynn.jp/u/956/

Dscf2763

2013年2月17日 (日)

要注目のシンガーソングライター、萩原大介インタビュー!

2月6日(水)に2ndミニアルバム『希望の唄』をリリース。2月19日(火)には、原宿の美容室「SOZO HAIR MAKE」でレコ発ライブを行う、注目のシンガーソングライター・萩原大介。ラフブロにて、短編小説も発表している彼に、インタビューを敢行。新作に込めた思いを聞くとともに、彼自身の人となりに迫ってみました。

Img_0858
【PROFILE】
萩原大介/1月11日生まれ、兵庫県出身。中学の時に、THE BEATLES、Elvis Costello、NIRVANA等に出会い曲を書き始める。高校卒業後に上京し、バンドを経験した後、ギター1本抱えてイギリスへ。ストリートやオープンマイクなどでライブを行う。帰国し、2010年9月8日に1stミニアルバム『風景の唄』をリリース。同年10月、11月の2ヶ月間、ヨシモト∞ホールに“オープニングアクト”としてレギュラー出演を果たす。さらに同年12月5日には、下北沢440にて初のワンマンLIVEを開催。大盛況のうちに幕を閉じる。また、2011年1月4日よりustreamにて『萩原大介の週刊「パズルなテレビ」』(毎週火曜日23時~生配信)をスタートし、現在も継続中。

――約2年半ぶりのミニアルバム『希望の唄』。ズバリ、手ごたえのほどは?
「すごくイイ作品が出来たなと感じています。前作『風景の唄』とは違って、今回は長沢ヒロ(※)さんをプロデューサーとして招き入れたことで、自分の思っている自分の良さと、周りの人が思っている僕の良さが混ざり合うことになった。多くの人に聴いていただきたいですね」
※ベーシスト、作曲家、プロデューサー。近藤真彦、少年隊、おニャン子クラブ、萩原健一などに楽曲提供するほか、CM音楽も多数手がける。また高橋まこと、ダイアモンド☆ユカイらをプロデュース。

――タイトルに『希望の唄』と付けたのはどこから?
「やはり、震災のことが大きいですね。兵庫生まれなので、実は僕、阪神淡路大震災と東日本大震災の両方を経験したんです。それもあって、みんなに希望を持ってほしい、さらには自分もまた希望を持ちたいな――そんな思いからタイトルを付けました」

――萩原さんの歌は、言葉がすごく印象的ですよね。きちんと実感が篭っていると言いますか。
「基本的に“日本語で自分の想いを綴る”ということが根本にあるので、そう感じていただけたらとてもうれしいですね。メロディとともに言葉を感じてもらって、歌っている感情や風景を浮かべてもらえたらなと思います。その上で、聴けば聴くほど深みが増していく……そんな歌を唄っていきたいですね」

――そのせいか萩原さんの歌は、世代も性別も問わず届くようなものだと思うんですが、そういったことも意識してます?
「もう今は意識はすることはなくなりましたけど、基本にずっとあるのは“ウチのおじいちゃんおばあちゃんに聴かせても『イイ歌だね』って言ってもらえる曲”を作りたいなという思いですね。って、過去に関係者からは『世代の的を絞った方がいいよ』ってアドバイスされたこともあったんですけどね。その辺は譲れないところと言いますか。ただの頑固と言いますか(笑)」

――でも曲作りに関しては頑固である一方、曲の発表の仕方とか歌う場所にはこだわらない感じが不思議だなと。
「これは性格なんでしょうけど、面白いことが好きなんですよ(笑)。曲に関してはシンプルで芯が通ってる分、ほかのことで驚かせたくなってしまうんですよね。山手線の全駅でストリートライブをやったり、本屋さんで演奏したり、毎週ユーストで家から配信したり。配信っていっても、完全に勝手にやりはじめたことですからね。それがもう3年も続いて…逆にやめどきがわかんなくなってもいるんですけど(笑)」

――ヨシモト∞ホールに2ヶ月出演したってのもスゴイ面白いですよね。
「前説としてやらせていただいたので、みなさんにご迷惑をおかけしたかなと思いつつ…本当に楽しかったですね。お客さんと間近で日々接するということに加えて、芸人さんたちの意識の高さにも触れることができた。貴重な体験だし、勉強になりましたね」

――ちなみにお笑いはお好きで?
「もちろんですよ。だからこうして吉本興業さんの会議室でインタビューをされていること自体、光栄の極み。なんですけど、一歩部屋を出ると芸人さんが歩いてたりして、ただのお笑い好きになっちゃうんで、取材の合間にあまり外に出ないようにしてます(笑)」

――最近注目されている芸人はいますか?
「『パワープリン』に出ている芸人さんたちは、みなさん好きですね。というのも∞ホールに出させていただいてる時に、ネタを拝見して好きになった芸人さんがいっぱいいるんですけど、そんな人たちが出てる番組なので。2700さん、パンサーさん、ジャングルポケットさん、チョコレートプラネットさん…みなさん面白いなと思いつつ、逆に自分もちゃんとしようって思います。同じ舞台に立たせていただいた人間としてね」

――そんな中、19日(火)には美容室でレコ発ライブを行うそうですが。
「これも実は思いつきがはじまりなんですけど(笑)。レコ発のライブをやろうって話になった時に『ライブハウスでやるのもね』って。そんな中からスタッフから『美容室ってのはどう?』と言われて『できるんですかね?』と思いつつ、いつもお世話になってるサロンに相談してみたんですよ。そしたらOKが出ちゃったっていう(笑)。なのでいつもとは違う空間で、アンプラグドなライブを楽しんでもらえればと思います」

――では最後に、メッセージを。
「いい曲を作って歌う。それは基本にしつつ、音楽ファンではない方も巻き込んでいける活動ができればと思っています。今まで僕のことを知らなかった人はぜひ『希望の唄』を聴いていただいて、この先も萩原大介という存在を気にしていただけると幸いです。」

P2147944

●CD情報
Kibounouta
『希望の唄』
2013年2月6日(水)発売
価格:2100円/製品番号:ZCST-013
発売:ZERO COOL
販売:JAPAN MUSIC SYSTEM
≪収録曲≫
01.遠くまで届くまで
02.君への手紙
03.夜行列車
04.ダイアリー
05.粉雪
06.ひみつの場所
07.トワイライト
08.空(Live at the room)


YouTube: 萩原大介 "遠くまで届くまで"

●レコ発ライブ開催!
『萩原大介 2nd mini album「希望の唄」レコ発LIVE@美容室 SOZO HAIR MAKE』
日程:2013年2月19日(火)
場所:SOZO HAIR MAKE(東京都渋谷区神宮前4-25-1 B1)
時間:OPEN 19:00/START 19:30
前売料金:¥500※ ドリンク代含
連絡先: monoland.0518@hotmail.co.jp
※下記公式サイトにて予約受付中!

●萩原大介 official WEB site
http://www.hagiwaradaisuke.com/

●萩原大介 blog『ShortStory』
http://hagiwaradaisuke.laff.jp/

P2147944

2013年2月15日 (金)

いよいよ明日!恒例の単独ライブ『漫才攻め』を前にティーアップを直撃インタビュー

Dscn6244

今や2月の風物詩となっている、ティーアップの単独ライブ『漫才攻め』が、2月16日(土)、なんばグランド花月にて開催されます。毎年恒例の、40分から1時間にも及ぶメドレー漫才や、前年に起こったさまざまな出来事を盛り込む漫才では話題の人物になりきるコスプレも……と、盛りだくさんな内容でファンの多い名物イベント。10回目という節目を迎えた今年は、はたしてどんな内容になるのか!? 本番前日のふたりを直撃してきました!

――2月の『漫才攻め』は、すっかり恒例イベントになりましたね。
長谷川 1回目にやったとき、「来年もやるで」って誰かが言ったんですが、その時は「えー!?」って思った。だって、しんどいですから(笑)。何回目かまでは「え!? 来年もやるの?」という状態が続いたけど……。
前田 お客さんからの声で、「去年も来た」とか「来年もこの時期なんですか?」というのがたくさんあって。僕は矢沢永吉さんのコンサートに毎年行くんですが、「あ、それと同じか」と。そこに続けていく意味があるなあ、と思うようになりました。

――確かにリピーターが多いライブですよね。
長谷川 そうなんです、ありがたいことに。
前田 花月のお客さんは「吉本」を見に来るので、自分たちだけを見に来てくださっているわけではないですよね。でも、このライブでは、僕らだけが主役で、1時間半の舞台をやるわけですから。ええオッサンがふたりで頑張れる、いい機会やと思っています。

――「気づけば」10回、それとも「やっと」10回でしょうか?
長谷川 気づけば10回目、という気持ちのほうが強いですね。7、8回目あたりからかな? それまでは「お客さんを何とか笑かさなアカン」というプレッシャーがあったんですが、2500円でティーアップだけを見に来てくれるお客さん、これは味方だ、と気づいたんです。味方であるお客さんが来てくれているのに、眉間にしわを寄せて挑むのはおかしいでしょう。それなら1年に1回のティーアップのお祭り、お客さんと僕らがお互いに楽しめる1日にしようと考えるようになりました。

――そんな中で、10回目というのは、やはり節目として意識されていますか?
前田 僕はずっと思ってましたね。10回目やからこそ、お客さんが「あ! それ知ってる!」とか「テレビで昔よくやってたな」と思うようなネタ、そして僕らが好きなネタを入れたかった。やっぱり僕の中では、いつもよりサービスがちょっとだけ(笑)あるという感じなのかも。

――10回目ならではの“お楽しみ”はあるんでしょうか。こっそりヒントだけでも教えてください!
長谷川 やっぱりネタですね。『漫才攻め』をやり始めてわかったんですけど、落語と漫才は、そう変わりがないんやな、と。それまでは漫才って同じネタをやると「それ、前に見たで」みたいな反応やと思っていたのが、実は「あのネタをもう一度見たい」という意見も多い。だから今回は、より皆さんに楽しんでいただけるネタをチョイスできたのではないかな、と。
前田 衣装も、かっこよくしています。明確なコンセプトはなかったんですが、衣装合わせをしたときも自分らで「お、結構ええやん」と言ってたんで(笑)。舞台で笑いをとるのは当たり前ですが、衣装も、ネタとネタの間のVTRも、音楽も、照明も……すべてがよりかっこよく仕上がってますので、そのあたりも見てほしいな思います。

――毎年恒例、話題の人になりきるコスプレ漫才も楽しみです。
長谷川 これはもう、当日のお楽しみですね、誰になって出てくるのか。皆さん「あの人ちゃうか」と予想して来られるみたいなんですよ。今年は当たるかなあ……。
前田 ひとりはわかると思いますが、もうひとりは「ああ、そういえば」みたいな感じでしょうか。
長谷川 こればっかりは、当日、見に来ていただかないとわかりません!
前田 しかもその格好で漫才しますからね(笑)。
長谷川 もちろん! 『漫才攻め』ですから。

――ほかに、現段階で明かせることはありますか?
長谷川 きれいな格好で来ていただいたほうがいいかもしれません。女性は身だしなみをちゃんとしておくというか……そのほうが後々いいのではないかと思います(笑)。パーティみたいな格好はしなくていいですが、薄くメイクぐらいはしておいたほうが……今、言えるのはここまでです(笑)。
前田 新作では、珍しくテンポの速い漫才をやります。僕らはよく、ゆっくりやとか、間が独特やと言われるんですが、これはかなり速いですね。

――見どころ満載ですね! なかでもおふたりが、「ここに一番注目してほしい!」というところは?
長谷川 10年というのが、いったいどれぐらいの時間なのかというのが、来ていただいたらわかると思うんです。詳しくは言えませんが、自分でも「年取ったなあ」と(笑)。10年ってすごいですよ、ほんとに。それが目の当たりにできるはずです。
前田 当日はぜひ、友達を連れてきてほしいですね。ティーアップを見たことないという方や、見たことあるけどそんなに知らないという人を、「ちょっと行ってみいひん?」って誘ってもらって。
長谷川 寄席のなかで1ネタ見るんじゃなく、いろんなバージョンの漫才が見られるので、値段のわりにはお得だと思います。カツカツでやってます(笑)。
前田 土曜日やし、見終わった後にご飯でも食べに行って、感想なんかをおしゃべりしてほしいなあ。

――では最後に、会場に来られるお客さん、そして今「行ってみようかな?」と迷っている方に、メッセージをお願いします。
長谷川 いろんなお笑いのイベントがあると思いますが、漫才だけしかやらないライブを今まで続けているのは僕らだけだと自負しています。トークやゲストやVTRでお茶を濁すのではなく、漫才師が漫才だけでストレートにお客さんと対峙するイベントです。
前田 悩んでいる方、ストレスをお持ちの方、2500円であっという間の1時間半を提供しますよ。「どうもー!」と出てきて、1分もかからずつかみますから。あとはずっと笑いだけ。「あ! もうこんなに時間がたった!」と必ず言わせる自信があります。お誘いあわせのうえ、ぜひご来場ください!

ティーアップ単独ライブ『漫才攻めX』

日時:2月16日(土) 18:40開場/19:00開演
会場:なんばグランド花月
出演:ティーアップ
料金:前売2500円 当日3000円(全席指定)
お問い合わせ:チケットよしもとお問合せ専用ダイヤル ☎0570-036-912(10:00~19:00)

ティーアップの動画はこちら ⇒ http://ynn.jp/u/34/

【ティーアップ】

Dscn6244_2

« |