インディアンス、ビッグチャンスを掴んでルミネtheよしもとにて東京進出後、初単独を開催!「元気でワクワクな単独に!」と意気込み!!
9月9日(金)に東京・ルミネtheよしもとでの単独ライブ開催が決定したインディアンス(田渕章裕/木村亮介)が、上京後初めての単独『インディアンス東京初単独ライブ 東京ラヴァー~え!? この間の単独のタイトル大阪ラヴァーやったのに!?~』に向けて、囲み取材を行ないました。
インディアンスは、テンションの高くリズミカルなしゃべくり漫才が印象的なコンビ。今年4月、大阪から東京へ拠点を移し、現在は若手芸人の登竜門的劇場である東京・ヨシモト∞ホールを中心に活動しています。
企画イベントや『大阪よしもと漫才博覧会』などでルミネtheよしもとの舞台に立った経験はあるものの、本公演の場を踏んでいないにも関わらず、同劇場で単独ライブが決定するというのはある意味、異例のこと。木村は「単独が決まったんはラッキーというか、たまたまというか」と切り出します。
トレンディエンジェルの主催イベント『ツルツル超会議』の若手コーナーにゲスト出演した際、打ち上げに参加したことがきっかけとなったそうで、「たまたま支配人が打ち上げに来られていて。周りのスタッフさんや社員さんから『酔っぱらってる今のうちに、単独のお願いしなよ!』と言われたんです。"いやいや、そんなんでほんまにいける?"と思いながら、せっかくのチャンスなんで隣りに座って『支配人~♡ 単独やりたいんですけどぉ~!』ってお願いしたら、『やろう! いいよ、いいよ! やっちゃおう!』って言っていただいて。マジで?と驚きながらも、酒の席でのことやからなぁと思っていたら後日、本社で声をかけてくださって。『変な約束しちゃったよね』って言われたんで、"断られてもしょうがないな"と思ってたら『話詰めといて』と。ええんかい!! 良かったんかい!! と、ビックリしましたね」と笑顔を見せる田淵です。
「ルミネはマックスで500人くらい入る劇場。早い段階で決まったので、これから告知、手売りなどがんばっていきたい」(田淵)「大阪から観に来てくれる人もいるみたいでありがたいです。もちろん東京で初めて僕らのことを観るっていう人にも観に来てもらいたいですね」(木村)と意気込む単独ライブ。今の時点では「新ネタ3本以上は必ず。企画コーナーなどは考案中」だそうで、田淵は「ゲストはない。2人きりでやると思う」と言います。
「ゲストがないっていうのは僕らというか、この人(田淵)の性質上のことなんですけど」と前置きした木村は「漫才5分のところを、テンション上がって10分してしまうんです(笑)」と、まさかの理由を。上京前の3月、大阪で開催した単独ライブでは、ネタ合わせで7~8分だった冒頭の漫才に18分もの時間をかけてしまったそうで、「舞台袖を観たら、作家さんたちがてんやわんやで『巻いて、巻いて!』と。で、最後のコーナーとVTRを全然できなかった」(田淵)んだとか。
「時間調整は、きむ(木村)に任せてるんですけど、一緒にふざけてしまうんですよ」と話す田淵に、「いつものライブは制限時間が決まってますけど、単独は決まってないんで。楽しくなってしまうんですよねぇ」と同調する木村。楽しくなって、「漫才のあたまに全然聞いてなかった"最近観た映画の話"とか急に入れて来る!」と田淵を困らせることもあるようです。
かねてから上京を考えていたという2人の決意が固まった結果、今年4月に上京。
「ずっと有名人になりたいっていう思いがあって(笑)。かねてから東京でやりたいとは思ってたんですけど、この1年は僕が上京したいけど、たぶっちゃん(田淵)がう~んっていう感じで、次の年は反対っていう状況が続いていて。その後、大阪で『煌~kirameki~West』の1軍になってから上京しようという思いが強くなった(ので続けていた)。で、最後になれたんですよ」(木村)「そのあと、漫才劇場に変わってしまったので1週間だけでしたけどね」(田淵)「(笑)。漫才劇場に変わったので、支配人に『1年間、様子を見てみたら?』と言われたのでそうしたんですけど、やっぱり東京に行きたいなと。今年で8年目やし、機会を逃したら行かなくなるとも聞いたので決めました」(木村)と進出の経緯を語ります。
現在、ヨシモト∞ホールの若手ランキングシステムにて<セカンドクラス>にいるインディアンス。「ダイタクとかネルソンズとか、同期が仲良くしてくれるので割とすぐなじめました」(木村)「スパイク・小川ちゃんと今度、ジブリ美術館に行くんですよ。楽しみです!」(田淵)と話すように、すっかりなじんでいるよう。「お客さんも優しい。大阪時代、劇場へなじむのに苦労したところがあったので、"また1からやらなあかんのか。コテコテやしなぁ"と思ってたんですけど、フラットに観ていただけるので助かります」(田淵)「大阪から来たんやっていうのがなく、すんなりと受け入れてくれたので有り難い」と、環境に感謝します。
「東京に来たんは、メディアの露出が欲しかったというのもある。東京はチャンスというか、オーディションが多い」と田淵。大阪にいた時は売れていないための言い訳として東京進出していないことを挙げていたと言う木村ですが、「今は後ろからチクチクされてる感じというか。あとがないから、がんばらないといけないなと思っている」と芸人としての士気が高まっている様子です。
ゆくゆくは、アンタッチャブル・山崎さんと共演するのが夢だと語る田淵。一方、口元のほくろを取ろうか悩んでいるという木村はいけすかない感じに観られることが多いそうで、笑い飯・哲夫には初対面で"こいつ、良くないヤツやな"と思われたんだそう。
「笑い飯さんって、番組に呼んでくださったりと大阪の若手によくしてくださるんです。きむはとろサーモンの久保田さんに可愛がってもらってるので、大阪の居酒屋で一緒にいた時に哲夫さんとお会いしたらしいんですけど、あの"仏"の哲夫さんにそう思われたっていう。哲夫さんも雰囲気だけで(印象を)決めつけたのは、きむが初めてやったらしいです」と田淵。キャラクターの濃い東京芸人たちに驚きもあったそうですが、自らの個性を存分にアピールできる単独の開催に気合い十分!
「僕らも楽しめるようにがんばります。元気でワクワクな単独にしたいので......」と小声で話す木村は、田淵に「元気ないっ。暗ぁ~~~い!!」とツッコまれると笑いながら声を張って「ここ何年かの嫌なこと、全てを忘れるくらいのステキで面白い単独にします! ぜひ来てください!」と呼びかけ。田淵は「ローテーションの一角を担っていて、重みのある球筋で......」と話し始めながら、「あ、意気込みを聞かれたのに、元阪神・中込のことを話してました」と取材陣を笑わせて「こんなこと言う単独です。がんばります!」と宣言しました。
取材中も、サービス精神旺盛なインディアンス。目の前にいる取材陣を笑わせようと、大いに盛り上げてくれました。単独ライブは9月9日(金)開催。チケットは「チケットよしもと」にて絶賛発売中です。
また、明日25日(土)にはルミネtheよしもとの本公演にも、いよいよ登場! 勢いのある2人のネタを観に、そして単独ライブを観に、ぜひとも劇場へ足を運んでください!
【インディアンス】