よしもとニュースセンター

12月２日（日）、東京・粥麺茶房にてピース・又吉直樹が著書『鈴虫炒飯』（幻冬舎刊）の出版記念サイン会を行ないました。

同作は、又吉が編み出した120の新しい四字熟語を、新進気鋭の書道家・田中象雨さんが書にしたためた一冊。３年前、田中さんから「個展をやるので、何か四字熟語を考えてください」と言われ、「例えば、鈴虫炒飯とかですか？」と返したという又吉。“（言ってみたものの）鈴虫炒飯ってどういう意味なんやろう？”とふと思い、意味まで考えていったそうです。
タイトルとなった四字熟語の誕生はこのような感じだったらしいのですが、そのほかのほとんどは体験から考えられたものだということです。

囲み取材で読みどころを尋ねられた又吉は、「僕が考えた四字熟語ですが、田中さんは全部書き方を変えてくれてるんです。勢いのあるものは力強く、繊細なものは細やかに書いてくれているところですね」と返答。
自身で考えた四字熟語を丁寧に説明する又吉に、レポーターから「ネガティブなものが多いですよね？」との指摘が入ります。「前向きなものはないかもしれません」と笑いつつ、「でも、“鼻毛抱擁”はちょっと前向きかなと……田中さんは書くんが嫌やったみたいですけどね」と笑いを誘いました。

体験に基づいたものが多いとのことですが、「“善行無惨”なんかは、まさにそうです。コンビニにいたら、男の人が“財布落ちてませんでしたか？”って店員に尋ねていて。“いや、預かってないですねぇ”って答えられていて、その人がいなくなってすぐ、女の人が“店の前で財布を拾ったんですけど”って届けてたんです。店員さんは“預かるわけにはいかんから、警察に届ける？”とか話してたんですけど、さっき出ていったばっかりやから、追いかけたら追いつくやろうと思って、僕は買おうとしていたものを置いて駆け足で店を出たんですよ。で、その人に追いついたんですけど、肩を叩いて振り返った瞬間、逃げ出されてしまって……。イヤホンして探してたから、声が聞こえてなかったんやと思うんですけどね」と悲しそうに語ります。
このエピソードは本書にも書かれていますが、「実は書いてないこともあって」と切り出す又吉。
いいことをしようとしたのに拒まれたことが悲しく恥ずかしく、凹んでしまった彼は、友人に電話。話を聞いてもらっていたところに、また財布をなくした男性が戻って来たそうです。が、「僕のことがよっぽど気持ち悪かったんでしょうね。大回りして逃げていきました」。かなり切ないエピソードでしたが、報道陣からはドッと笑いが起こりました。

四字熟語を思いつくのは、散歩をしているときやラーメンを食べているときなど、何気ない瞬間が多いとか。「日常的な四字熟語が多いので、使えるタイミングがあれば、みなさんにも使ってもらいたいですね」と意気込みます。

そんな又吉の最近のお気に入りは、“幹事横領”だとか。意味は、ぜひ本書でチェックしてください。

著書にかけて、報道陣からはさまざまな質問が飛び出します。
「この状況を、四字熟語で表すならば？」との問いかけには「なんでしょうね？　質問応酬とかですか。こんなにフィーチャーされることはないですからね」とコメント。「相方を四字熟語で表すなら？」には天を仰ぎながら考えた挙げ句「熟女王子」と答えると、大きな笑いが起こります。
さらに「今年のクリスマスというのでは、どうですか？」と尋ねられると、「孤独三太」と小さい声で答えていました。

囲み取材後は、限定100人を対象にサイン会を開いた又吉。丁寧に１冊１冊サインする姿が印象的でした。

なお、12月21日（金）まで東京・西荻窪のギャラリーやカフェ35店舗にて、又吉が編み出し、田中さんが書いた新・四字熟語約80点が展示中です。本日、サイン会を行なった粥麺茶房にも展示されていますので、お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください！


●書籍情報
鈴虫炒飯

著書：又吉直樹　田中象雨
価格：1470円
幻冬舎刊

●イベント情報
鈴虫炒飯をさがせ！ 西荻・四字熟語散歩
開催期間：12月１日（土）〜21日（金）
展示店舗
雑貨食堂 六貸／ギャラリーみずのそら／ギャラリーsind／ベビヰドヲル／Loupe／
STORE／アトリエ すゞ途／South Ave.／PLAZA FRAU／つきまる雑貨店／
galerie non／TRIFLE／にわとり文庫／nano／gallery cadocco／
salon＋atelier polka／盛林堂書房／寿々屋／ことほぎの響き／音羽館／カメラの春光／
ソラニス／GALLERY BOWKNOT／あしかホテル喫茶室／qwalunka cafe／Zeit／
VIRTUE／woolly woolly／ROYS／アンティーク時／ぷあん／西荻窪郵便局／伊勢屋／深谷園
協力：西荻茶散歩（チャサンポー）
※店舗によって営業日、展示スケジュールが異なります

粥麺茶房
http://www.banquest.co.jp/

【又吉直樹】【ピース】

本日12／2(日)、『日清食品 THE MANZAI 2012　年間最強漫才師決定トーナメント～運命の組み合わせ挑戦会～』の放送後、MCのナインティナインと決勝進出漫才師が囲み取材に応じました。(ハマカーン、NON STYLE、スーパーマラドーナは仕事のため囲み取材は欠席)

生放送を終えたばかりの矢部は、「誰が優勝してもおかしくない実力のあるコンビが決勝にきたなと思いました」と感想を。一方岡村は、「中川家でもワイルドカードになるという。もうわからないですね」と、大会の混戦ぶりに驚きの様子。それに矢部が「それでトレンディエンジェルが入っているというね(笑)」と続けると、トレンディエンジェル・須藤は「この大会はガチです！」と実感のこもった宣言をしていました。

また、優勝候補は誰だと思う？との質問に対して、矢部は「みんな力がありますね」と断りを入れつつ「でも、(本戦サーキットで)満点の千鳥はすごいんじゃないですか？」と。千鳥・大悟も「そうですね。40ポイントという化けもんみたいな点数で」とその言葉にのりますが、岡村は「みなさんネタを隠しているので、(本番まで)わかんないです。ベテランになればなるほど小ズルいですから。テンダラーなんかズルすぎて(11位という)ぎりぎり通過やったんちゃう？」と、本番まで予測できない戦いに期待を寄せていました。

本大会の優勝賞品は、フジテレビのレギュラー番組。優勝したらどんな番組に出演したい？という質問に、千鳥・大悟が「僕ら『めちゃイケ』のスケジュールが(仮)で入るんですけど、2日前くらいになるとその(仮)だったスケジュールがなくなるんです…」と訴えると、岡村は「『めちゃイケ』は優勝した方には必ず出ていただきたいと思います」と宣言。

続いて、テンダラー・白川は「僕はヘルニアで腰に爆弾を抱えているので、座った状態でできる番組がいいです」、磁石・佐々木は「好感度が上がる番組に出たいです」、笑い飯・哲夫は「日清食品さんのおいしさが伝わるような番組がいいです」、アルコ＆ピース・平子は「いろんな地域のおいしいメンチカツを紹介したいです」と、それぞれが思い描く番組への思いを語っていました。

また、決勝への意気込みを聞かれると、オジンオズボーン・高松は「相方が暴れ馬みたいなやつなので、なるべく抑えられるようにがんばります」、ウーマンラッシュアワー・村本は「みなさん強いので優勝っていうのはむずかしいかもしれない。誰か見ている大物にハマればいいなと思っています」、そしてトレンディエンジェル・斉藤は「気抜いてたら優勝しますよ！」と気合十分でコメント。

最後に、漫才師たちへアドバイスを、と促されたナインティナインは、矢部が「アドバイスなんてとんでもないですけど、本番ではみなさんの一番のネタを楽しませて頂きたいと思います」、岡村が「優勝しなくても(最高顧問の)たけしさんが『あのコンビ面白いね』って言うだけで仕事増えたりしますから。他の人たちも観てますし、どんどん仕事に繋がっていい方向になったらいいなと思います」と、番組MCらしい温かい言葉を。当日が選挙と重なっていることに関しても、「翌日のスポーツ新聞でも、優勝した人たちを文章だけとかじゃなくて大きく扱ってあげてほしい」(岡村)と、親心を見せていました。

●『日清食品　THE MANZAI2012 年間最強漫才師トーナメント』
12／16(日)　午後5:30～7:58　フジテレビ系
http://www.themanzai.com/　

本日12／2(日)、『日清食品 THE MANZAI 2012　年間最強漫才師決定トーナメント～運命の組み合わせ挑戦会～』が放送され、『日清食品 THE MANZAI 2012　年間最強漫才師決定トーナメント』の決勝進出者11組と、ワイルドカード決定戦進出9組が発表されました。

決勝に進出した漫才師は、以下の11組です。

予選1位　千鳥(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
予選2位　オジンオズボーン(松竹芸能)
予選3位　笑い飯(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
予選4位　磁石(ホリプロコム)
予選5位　ハマカーン(ケイダッシュステージ)
予選6位　ウーマンラッシュアワー(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
予選7位　アルコ＆ピース(太田プロダクション)
予選8位　スーパーマラドーナ(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
予選9位　NON STYLE(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
予選10位　トレンディエンジェル(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
予選11位　テンダラー(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)

そしてワイルドカードに進出した以下の9組が、決勝進出の最後の一枠をかけて争います。
予選12位　チーモンチョーチュウ(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
予選13位　エルシャラカーニ(サンミュージック)
予選14位　囲碁将棋(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
予選15位　エレファントジョン(プロダクション人力舎)
予選16位　ウエストランド(タイタン)
予選17位　スパローズ(浅井企画)
予選18位　Hi-Hi(ケイダッシュステージ)
予選19位　中川家(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
予選20位　ロザン(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)

　
番組では、決勝に進出した漫才師たちが予選での得点が高い順に自らの意志で出番順を選択。
組み合わせは、以下のように決定しました。

グループA
1：テンダラー
2：ウーマンラッシュアワー
3：ハマカーン
4：オジンオズボーン

グループB
1：トレンディエンジェル
2：NON STYLE
3：磁石
4：千鳥

グループC
1：スーパーマラドーナ
2：アルコ＆ピース
3：笑い飯
4：ワイルドカード決定戦勝者

決勝は、12／16(日)　午後5:30～7:58　フジテレビ系で生放送となります。
果たして日本一面白い漫才師の称号を手にするのはどのコンビなのか？　

決勝大会をお見逃しなく！

●『日清食品　THE MANZAI2012 　年間最強漫才師決定トーナメント』
12／16(日)　午後5:30～7:58　フジテレビ系
http://www.themanzai.com/　

12月１日（土）、よしもとの新画人として注目を集めている吉本新喜劇・たいぞうが、東京で４回目となる個展『たいぞう展 in TOKYO 2011「パズル」』を開催するにあたり、会場となっている有楽町マルイに登場。意気込みを語りました。

『たいぞう展 in TOKYO 2012「パズル」』は、本日12月１日（土）～６日（木）まで有楽町マルイ１Fカレンダリウムにて開催。ちょうど１年前に行った『たいぞう展 in TOKYO 2011「透明」』では、用意した72枚の絵が３日間で完売したこともあり、たいぞうは「今回は117枚持ってきました」とのこと。しかし、会場には70枚ほどしか飾れないため、売約済みになったものから随時展示替えをしていくそう。なお、13時より行われた会見時には、すでに何枚も売約済みの札があちこちに付けられ、早くも盛況の様子が窺えます。

そもそもたいぞうは、新喜劇に所属する芸人であり、番組の企画をきっかけに絵を描く才能に目覚めたという変わり種。先日は日本テレビ系『芸人報道』にも注目のアート芸人として登場し、「飲みに連れていっていただいたりお世話になった」という雨上がり決死隊の宮迫に絵をプレゼント。大いに喜ばれていたのは記憶に新しいところです。しかし、今まで地元の大阪では多くの個展を開催し、東京でもこれで早４回目。「絵を見てくださる方の好みが大阪と東京では違うように思いますね」と話すたいぞう。「大阪はやっぱり派手好きと言いますか、パワフルな絵が好まれるんですが、東京ではファミリーな感じというか優しい色が好まれる。なので、今回もそんな雰囲気の絵を多めに持ってきました」とのこと。

今回のテーマ「パズル」については「今の時代バラバラになってる感じがあるので、それをパズルみたいに集めて組み合わせていくような表現を心掛けました」。なお、比較されることもあるジミー大西については「実は、芸人として出たときに僕“ポスト・ジミー”と呼ばれて、対決したこともあったんですよね。『流石』という字を読むというクイズで、僕が『ガンセキ』と答えたらジミーさんは『ヒューストン』と答えて爆笑をとってた。って僕、『ヒューストン』という言葉も知らなかったんですけどね（笑）」とコメント。さらには「ジミーさんの絵は、エネルギッシュというか思いがはみ出す感じ。僕の場合はそれより楽しさ重視という感じでしょうか。ただ僕もいずれは、尊敬するジミーさんのように海外で個展をやれたらいいなとは思いますね」と、意欲を語りました。

なお、今回も前回大好評だった“あなたを描きます”企画の予約販売も行うたいぞう。最後に「絵はおかげさまで売れるんですけど、東京の方って、僕個人については興味ないんですかね。『説明しましょうか？』とか話しかけても『あ、いいです』って言われて、結局は絵だけを見て買っていかれる。それはなんだか光栄なことですけど…お嫌でなければ話しましょう（笑）」と東京の人たちに向けてメッセージを送りました。そんな彼は、１日、２日、３日、６日に在廊予定。「とにかく楽しい、幸せになる絵を描いていきたい！」と語る彼の絵と、その人柄にぜひぜひ触れてみてください！

●展覧会情報
『たいぞう展 in TOKYO 2012「パズル」』
期間：2011年12月１日（土）～６日（木）
会場：有楽町マルイ 1F カレンダリウム
開催時間：11時～21時（日曜・祝日は10時30分～20時30分）
入場料：無料
お問い合わせ：03-2312-0101

●芸人顔検索　たいぞう
http://search.yoshimoto.co.jp/#/r/s=w=1240/r=674

【たいぞう】

吉本興業創業100周年を記念して、吉本と笑いの歴史を月替わりのお芝居で上演している『吉本百年物語』。笑福亭仁鶴と河村静也（現・六代 桂文枝）にスポットを当て、深夜ラジオからスター街道を駆け上がったふたりの若き日と、彼らを支えた家族の愛を描いた11月公演「深夜のキラ星~スター誕生～」が、11月30日（金）、なんばグランド花月にて千秋楽を迎えました。ザ・スパイダースの『バン・バン・バン』に乗せて出演者が登場、ダンスを披露するエンディングでは、会場から手拍子が沸き起こり大盛り上がり。仁鶴を演じた菅広文（ロザン）は「演技も舞台も初めてでしたが、とにかく一生懸命やりました！」と胸を張って挨拶した後、ゲストである12月公演「日本全国、テレビで遊ぼ」出演の西川忠志、瀬戸カトリーヌさんを呼び込みます。忠志が静也役の間慎太郎に、瀬戸さんが静也の母・治子役の音無美紀子さんに、それぞれ花束を贈呈。続いて忠志が舞台の概要を説明しましたが、あまりの丁寧さに「長いなあ！」と菅からはツッコミも。瀬戸さんは11月公演を初日と千秋楽の2回見たそうで、「とても感動しました」とニッコリ。これには再び大きな拍手が起こりました。

と、ここで忠志が、さらなるゲストを紹介。舞台に現れたのは、なんと本物の笑福亭仁鶴と妻の隆子さん！　これには菅と隆子役の未知やすえも驚きのあまり言葉を失います。仁鶴は「素晴らしいフィナーレでした。こんなにさわやかなお芝居は他にない」と改めて太鼓判。隆子さんも「私以上に私を演じてくれた」と未知の演技を大絶賛していました。最後は菅が「このセリフを言うのは本当にイヤだったんですけど……」と名残り惜しそうに前置きし、「本日は、本当にありがとうございました！」と改めてお礼の言葉を述べ、約1カ月にわたる公演は幕を閉じました。

終演後の記者会見には、11月公演から菅、未知、慎太郎、音無さんが、12月公演から忠志、瀬戸さん、そして横山やすし役の矢野勝也（矢野・兵動）、プロデューサー・小林役の石田靖が出席。千秋楽を迎えての感想を聞かれた菅は、「当初は『このセリフ量を覚えられるのか？』とも思ったが、皆さんのおかげでチームワークよくできた」とコメント。なかでも「回を重ねるごとに、やすえ姉さんのことが大好きになりました。やすえ姉さんのおかげでいい舞台ができたと思う」と相手役を務めた未知に感謝していました。これを受け、「まさかそんな風に思ってくれていたとは知らず……ずっと私の片思いで終わるのかと思ってました」と笑わせた未知。さらに「10月公演の千秋楽会見で、出演者の皆さんが『いいチームだった』とおっしゃっていたのを聞いて、『うちは大丈夫かな？』と少し不安だった。今はホンマに終わってしまうのかな、12月もこのまま行ってしまえ！と思うほどに」「新喜劇とは違うお芝居の経験ができた。感謝しかありません」と続けました。慎太郎は「あっという間の1カ月でした」とすがすがしい笑顔。「始まる前は不安ばかりでしたが、本番が始まる1週間前ぐらいから、音無さんがメールをくださったりご飯に誘ってくださったりしたおかげで、自然とお芝居に入っていくことができた」とのことで、「音無さんには感謝の気持ちでいっぱい。明日からもお母さんと呼びたいです」と大先輩の心遣いに感激していました。音無さんは「今まで接点のなかった方ばかりだったからこそ、皆さんから刺激を受けて楽しかった」と公演を振り返り、菅や未知、慎太郎らに「また呼んでね！」と笑顔で声をかけるなど、本当に和気あいあいとした雰囲気です。

一方、まもなく本番を迎える12月公演について、忠志は「このチームワーク、絆を受け継いで、いい作品を作りたい」とやる気満々。瀬戸さんは「でも、まだ1回も一緒にご飯を食べに行ったことがないんです。それぞれの個性が強すぎて……（笑）」と漏らしつつ、「女優として、ビシッと締めたいです」と決意を新たに。矢野は「10月から減量して、既に6kg減らしました。もう少し絞りたい」と舞台にかける意気込みを明かしました。この日の舞台を見て「僕らもエンディングにダンスがあると思うので、本当に気持ちいい笑顔で踊りたい」と感想を述べたのは石田。「稽古場への西川家からの差し入れがすごい。ちょっとプレッシャーです」と、密かな悩み（？）も打ち明けていました。

ちなみにサプライズでの仁鶴夫妻登場について、菅と未知は「これから先、どんなことでももう驚かないと思います（笑）。本当にうれしかった」（菅）、「今日は泣かないでおこうと思っていたのに、ビックリして涙が出ました」（未知）と興奮冷めやらぬ様子。また、質疑応答で演技に対する手ごたえを聞かれた菅は、「機会があればドラマや舞台もやってみたい。相方がクイズに出てる間にぜひ」と意欲を見せていました。

続く12月公演では、横山やすし・西川きよし、桂三枝ら若きスターたちが、テレビの世界へと果敢に飛び出していく姿を描きます。『ヤングおー！おー！』をはじめ70年代を席巻したテレビ番組も次々と登場する、お楽しみ満載のストーリー。引き続き、どうぞご期待ください！

吉本興業創業100周年記念公演 吉本百年物語
12月公演『日本全国、テレビで遊ぼ』

公演期間：12月7日（金）～29日（土）※12月10・14・17・22・24日は休演
会場：なんばグランド花月
開演時間：平日・土曜19：00（18：30開場）、日曜16：00（15：30開場）
料金：1階席6000円、2階席5000円（全席指定）
出演：西川忠志、瀬戸カトリーヌ、矢野勝也（矢野・兵動）、なだぎ武、RIKIYA、高橋智（へびいちご）、島川学（へびいちご）、中山功太、飯島順子、丹羽貞仁、久保慶太、是近敦之、つぼみ／レツゴー長作／石田靖　ほか

※チケット発売中！
チケットよしもとお問い合わせ専用ダイヤル　☎0570-036-912（10：00～19：00）
http://www.yoshimoto.co.jp/100th/monogatari/

11月30日（金）～12月28日（金）、大阪市中央区のなんばグランド花月前広場にて、徳島県阿南市と吉本興業による共同イベント「光のまち阿南＆なんばグランド花月ＰＲ大作戦」を開催することになりました。これは「光のまち阿南10周年」と「吉本興業100周年」を記念した共同イベントで、同会場に阿南市の地場産業であるLED光のオブジェ3基を設置して広場をクリスマスムードたっぷりにライトアップ。合わせて特産品の販売や観光パンフレットの配布など、阿南市の観光PRも展開します。11月30日（金）、待ちに待った点灯式が行われ、岩浅嘉仁阿南市長、よしもとクリエイティブ・エージェンシー代表取締役副社長・泉正隆、「よしもとで最もLEDが似合う明るいタレント」として月亭八方が出席。さらに、12月7日（金）から上演される「吉本百年物語」12月公演「日本全国、テレビで遊ぼ」の主要キャストも駆けつけ、式を盛り上げました。

司会は、揃って12月公演に出演するへびいちごが担当。まずは岩浅市長が挨拶を。阿南市がLEDの生産量世界一を誇り、世界シェアの3割を占めていることに触れつつ、「吉本興業さん100周年とのコラボレーションとして今回のイベントが実現しました」と経緯を説明。さらには東京ドームや地元で開催される大規模なイルミネーションイベントや、12月15日・16日に同会場で行われる阿南市の観光・物産イベントなども紹介。「小さな街ですが、大阪で大きなチャレンジをします。この機会に阿南市の名前を覚えて帰ってください！」と呼びかけました。泉も「師走の千日前を光のイルミネーションスポットにするとともに、阿南市をしっかりPRしたい。ぜひ足を運んで楽しんで」とアピール。「エネルギーにまつわる話題が多い中、LEDはこの時代を支える省エネの光。光がないと街は成り立たない。まさにLEDは救世主です」と語ったのは八方。「美しい夜の街を見て、皆さんに少しでも明るい気持ちで過ごしていただけたら」と期待を込めました。

と、ここで12月公演に出演する西川忠志、瀬戸カトリーヌさん、矢野勝也（矢野・兵動）が会場へ！　まずは父・西川きよしを演じる忠志が、「笑いがテレビの世界へと広がっていった1970年代のお話です」と、今回の舞台の見どころを紹介。続いて西川ヘレン役の瀬戸さんは、「物語で描かれる夫婦愛もお楽しみに」とニッコリ。横山やすし役の矢野は「忠志さんのコメント、まじめすぎて選挙の候補者かと思いましたよ！」とツッコみつつ、さっそくやすしのモノマネを披露。「こんな僕らの役どころにも注目してください！」と話しました。

いよいよ点灯の瞬間。岩浅市長、泉、八方、瀬戸さんの4人がスイッチを押すと、会場がきらめく光に包まれ、大きな歓声が上がりました。さらに特別ゲストとして、間寛平、坂田利夫、今いくよ・くるよの着ぐるみも登場。なんと衣装にLEDが施され、こちらもキラキラと輝き式に華を添えました。

会期中は、毎日12：00～24：00にイルミネーションが点灯されるほか、輝く着ぐるみたちが活躍する「エレクトリカルパフォーマンス」も毎日17：00～19：00に行われ、なんばグランド花月を訪れる皆さんをにぎやかにお迎えします。ご家族で、カップルで、友達同士で……光あふれる千日前に、どうぞお越しください！

12月６日（木）、『パワー☆プリン』のDVD第２弾『パワー☆プリン DVD vol.2』が発売されます。12月28日（水）、東京・SHIBUYA-AXにて開催される『ing！to 2013 ～iNFINITY nEXT gENERATION』への意気込みもあわせて、パンサーにお話を伺いました。

――いよいよ『パワー☆プリン』のDVDが発売されますね。
向井　第１弾が好評だったから、第２弾を出せるっていうことですもんね。これはすごくありがたいことですよ。
尾形　本当にそうだな。
向井　ただ、“第２弾は売れない”っていうジンクスがあるらしいんで、そこは乗り越えたいなと思いますけどね。
尾形　売れないジンクス？　俺と尾形さんはそんな話、聞いてないですけどね。

――向井さん、誰に言われたんですか？
向井　大人たちに（笑）。だから、宣伝をがんばってほしいと言われていまして。
菅　なるほど、向井だけに膨大な告知能力があると思われたということですね。納得しました。

――では、本DVDのセールスポイントは？
菅　オール撮り下ろしです！
向井　いや、ウソです（笑）。そっちのほうが売れそうですけど、正直、撮りおろしのコントは１本も入ってないです。
尾形　いちばんの売りは、レンタルしてないところです！　買わないと観られないんです！
向井　それが売りな訳ないでしょ？　コメントが下手だなぁ！　
尾形　じゃあ、これは？　DVDにクリスマスバージョンのフォトメッセージが入ってるんですよ。
菅　あぁ、そうだ。14人の中からランダムに１枚入ってるんですけど。
向井　みんな、サンタクロースの格好をしてるんだよね？
菅　そうそう。横澤夏子は１枚しか入ってないんで、引き当てた人はラッキーだと思いますよ。
向井　すみません、これもウソです。

――だと思いました（笑）。では、オススメのコントは？
尾形　やっぱり大二郎でしょ！　それ言わないと！「おいしん坊！　いらっしゃい」は体張ってるんで観てほしいですね。
向井　「早乙女美鈴」は、まっちゃん（チョコレートプラネット・松尾）のキャラクターがすごくて、実際やっていても楽しいですし、観ていてもおもしろいコントだと思います。
菅　僕は、やっぱり番組の人気投票でも１位だった「童貞サークル」ですかね。“根暗ロン毛童貞”っていう役をやらせてもらっていて。
向井　あれって菅さんだけ、ほぼノーメイクですよね？　ほかのみんなはメガネをかけたり、髪型変えたりしてるんですけど。
菅　僕は用意されたスウェットの上下を着たら、準備万端です。あと、注目のコントは「甲子園の魔物」。ナチュラルにテンパってる斉藤（ジャングルポケット）が見られます。
向井　本番中、キャラクターに迷い込んじゃったというか、最後まで（役が）憑依しなかったというか（笑）。最後までキャラをつかみきれないなんて、なかなかあることじゃないですからね。
菅　本当に、魔物に取り憑かれたみたいだったよね？
向井　ハイ。これ以降、キャラがつかみきれないコントを“魔物状態”って言うようになったくらい、珍しいコントだと思います。

――尾形さん、黙ってますが、ほかにオススメのコントはありますか？
尾形　（ものすごく小さい声で）「イタいよ！　レッドさん」とか……ああいうヤツ、いるなと思いますし……。
菅　死ぬほど、声ちっちゃ！
向井　なんもしゃべってなかったんだから、考える時間あったでしょ？
尾形　俺、コメントすんの、苦手なんだよ！

――（笑）尾形さんといえば、特典映像のミニドッキリ集もぜひ観ていただきたいですね。昨年10月から始まった『パワー☆プリン』ですが、満１年を迎えての心境は？
向井　テレビでコント番組をやれるなんて、それだけでうれしいですよね。セットもすごくお金かかってますし、細かい小道具まで用意してもらって、贅沢すぎる環境でやってるなと毎回ビビってます。いつになっても慣れないですね。
尾形　でも……（聞き取れないくらいの声量で、ぶつぶつとつぶやく）。

――……はい？
向井　何、いまのちっちゃい声！　尾形さんって元気キャラじゃないの？　ぼそぼそしゃべっても聞こえないよ？
尾形　コメントに自信がないから、声がちっちゃくなっちゃうの！

――でも、コントと番組には自信あるんですよね？
尾形　（大きな声で）ありますよ！　本当に!!　全部おもしろいですから、ぜひ買ってもらいたいです！
向井　稽古や打ち合わせでは、このままでいいのか、もっとこうしたほうがいいんじゃないかとかで（意見が）ぶつかることもありますけど、もちろんコントをおもしろくするために話し合ってることで。この番組に関しては、全員が運命共同体ですからね。
菅　ただ横澤夏子だけは、みんなとぎくしゃくしてます。
尾形　ははは！　そんなこと言うなよ！
菅　第１弾からやってることなんですけど、DVDを持ってきてくれた人には、横澤夏子の顔の上にサインを書いてるんですよ。『パワープリン DVD vol.2』を持って来てくれたらまたやりますんで、僕のところまで持ってきてください（笑）。

――では、話は変わって。今年も『ing！to 2013 ～iNFINITY nEXT gENERATION』が開催されます。昨年は「2012 ing ブチかます芸人」で１位はエリートヤンキーさん、２位はパンサーさんでしたね。
菅　とりあえずわかったのは、１位になって会社からプッシュされても売れないんだなっていうことですね（笑）。西島（エリートヤンキー）のTwitterを読んでると、未だにいろんなライブの告知してますから。それって売れてないってことでしょ？
向井　（笑）……なんでそんなこと言うの？

――パンサーさんは、今年、活躍の場を広げられたんじゃないですか？
尾形　（大きな声で）それは、俺らの実力です！
向井　……久しぶりにしゃべったと思えば、そんなこと？
菅　書いてほしくない発言が、いちばん声が大きかったですね。

――バッチリ書かせていただきます。現時点で、『ing to 2013～』はまだ何をやるのか決まってませんが（注：取材は10月下旬）、NSC東京９期生以下の大きなイベントとあって、今回も注目されそうですね。
向井　そうですね、楽しみではあります。
菅　会場も大きいですからね。あとは弁当がよくなってたら、うれしいです。昨年は、白米と半分にカットされたちくわの磯辺揚げしか入ってなくて、“こんな弁当、存在するのか！”って衝撃でしたから。
向井　ははは。そうだったっけ？
菅　うん。もうちょっと、いいものにしてほしいですね。あれだったら、コンビニのおにぎりのほうがよっぽどうれしいです。

――お弁当のクオリティがアップしていることを期待しつつ。尾形さんはどうですか？　このイベントは、実力を見せられるチャンスだと思いますけど。
尾形　…………（小声で）後輩ばっかりですからね。
向井　そうだよ。９期生以下だっていってるのに、ひとりだけ８期生じゃん。オープニングで先輩らしく、一発かましたら？
菅　いいね！　イレギュラーなかたちで出演してるわけだから、みんなに見せつけてよ。
尾形　いや、いいよ。そんな時間ないと思うし。
菅　じゃあ、作家さんに提案しとくわ。
尾形　いや、それだけはやめて！　マジで!!

●DVD情報
パワー☆プリン　DVD vol.2

商品番号：YRBN-90398
価格：2,500円（税込）
発売元：イーストウエストプラス
販売元：よしもとアール・アンド・シー
©2012　TBS／吉本興業／East West plus
12月６日（木）発売！

よしもとネットショッピングYahoo!店
http://store.shopping.yahoo.co.jp/yoshimoto-shop/yrbn90398.html

【収録予定内容】
・竜ヶ崎ジョーダンススクール
・少女漫画家「早乙女美鈴」
・やそしカンタービレ「願い～うるう年ver. ～」
・シュンコとおたけ カフェでランチ編
・童貞サークルの春
・レインボーレンジャー
・断崖絶壁!! 手を離せ!!
・おれはスリだぜぇ♪
・イタいよ! レッドさん
・やそしカンタービレ「春がきたのでございます」
・クイズ王一家
・おいしん坊! いらっしゃい
・甲子園の魔物
・ファッションセンター「田吾沼一〇八」
・産まれる
・父さん 俺はやってない!!
・言っちゃったフェアリー 涙の卒業式編
・おれはスリだぜぇ♪♪
・「寿司鉄」最後の日
・月のうさぎ
・魔女

【特典映像】
・パンサー尾形貴弘ミニドッキリ集
・初代オープニング みんなで歌っちゃったver.

【初回限定封入特典】
直筆サイン&メッセージ入りフォトカード
※出演者14名の中から1枚をランダム封入
撮りおろしのコントキャラ写真と、
直筆サイン＆メッセージが入ったプレミアムなフォトカードが特典に！
出演者14名のうち、誰のフォトカードが封入されているかは買ってからのお楽しみ！

●イベント情報
ing！to 2013 ～iNFINITY nEXT gENERATION

開催日　12月28日（金）
開場　13：00／開演　14：00（終演　20：30）※休憩あり
会場　SHIBUYA-AX
チケット
前売券3000円／当日券3500円（整理番号付・オールスタンディング）
Ｐコード　425-025
お問い合わせ　チケットよしもと：0570-036-912


【パンサー】