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2013年5月

【ライブレポート】COWCOW LIVE 2013

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今年、結成20周年を迎えたCOWCOW恒例の単独ライブ『COWCOW LIVE 2013』。5月11日(土)、12日(日)と2日間に渡って行われた大阪での単独ライブですが、5月12日(日)はDVD収録も兼ねていて、本人たちも気合十分の幕開けとなりました。

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まず一発目のネタは、日本のことわざや語り継がれていることの“いわれ”を歌う「アイアン・メイシン」。開演時間がやや遅れたこともあり、「開演が遅れて申し訳ありません! その分、いろいろやります!」という多田の言葉に客席は拍手で大盛り上がり。「聴きたいのか!?(多田)」、「イェーイ!(お客さん)」といったライブならではのコール&レスポンスが巻き起こるなか、「ブーケを受け取った人が次に結婚できる」、「耳たぶが大きいとお金持ちになる」、「ピーナツを食べ過ぎると鼻血が出る」、「人にまたがれると出世しない」、「鼻緒が切れるとよくないことが起こる」など、次々と熱のこもったナンバーを披露し、客席を沸かせます。「今日のお客さん、ノリいいわ~」と多田も満足げでした。

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さらに今回は「アイアン・メイシン」DVD化を記念して、昔のヒットナンバーもお披露目することに。「火遊びするとおねしょする」、「食べて横になると牛になる」、「ひな人形をずっと片付けないと嫁に行くのが遅くなる」、「お酢を飲むと身体が柔らかくなる」、「つむじを押すと下痢になる」、「しゃっくりが100回出ると死ぬ」、「3人で写真を撮ると真ん中の人が早死にする」を次々と歌い上げました。さらに特別に、何かと雨になることを歌った新曲「Always Rain」も! 「アイアン・メイシン」の次から次へと飛び出すナンバーに、序盤から客席は笑いの渦に。

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続いてはしょうもないダンスバトル、さらにドラえもんとのび太のショートコント11本を立て続けに見せます。

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ブリッジVTRは「ボサノバお経」、「ボサノバお前の母ちゃん」、「ボサノバ先生に言うたろ」。オシャレで心地よい曲調なのにクスッと笑える独特の世界が広がりました。

次のコントは、「好きな人や尊敬する人のメールアドレスを見てがっかりしたことはありませんか?」というよしの問いかけから、さまざまな場面でがっかりするメールアドレスを多田がチアに扮して紹介。「コンパで」、「佐々木部長」、「寿司屋で」、「テレビ局にて」といった日常のシーンから「江戸時代にて」、「原始時代にて」などあり得ないシチュエーションまで、がっかりするメールアドレスのオンパレードでした。

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文字が動物に早変わりする「もじどうぶつ」のブリッジVTRを挟み、続いてのコントは「トイレの花子さん」。よしが演じるミナミ小学校の女子トイレの3番目に棲むトイレの花子さんの元に、多田扮するキタ小学校のトイレの花子さんが乱入。キタ小学校の女子トイレが工事中ということでミナミ小学校の女子トイレを奪い取ろうとするキタ小学校のトイレの花子さん。どっちが上手に驚かせることができるかを対決することに…。はたして勝負の結末は?

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約10分の休憩をはさんで後半へ。後半はコント「スロット北の国から」からスタートです。よしが演じる五郎さんが始めたスロット屋で多田がスロットに興じるものの、絵柄がなかなかそろわず…。しかも絵柄が普通のスロットゲームではお目にかかれないものばかりなのも「スロット北の国から」ならでは。

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続いてのコントは漢字学校。漢字学校の教師、よしが次々と問題を起こす生徒の声を聞きます。風になりたかった「瓜」、自分は漢字なのかを悩む「凹」など、漢字学校の生徒たちの言い分に客席は爆笑です。

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ブリッジVTRは「あたりまえ体操」から派生した「あたりまえエクササイズ」。軽やかなテンポで多田とよしがレオタード姿で「あたりまえエクササイズ」を踊ります。
次のコントは「クイズ 怒ってください」。さまざまなシチュエーションで、正しい怒り方をすれば正解というこのコント。果たして多田は正しく怒れるのでしょうか?

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最後は「あたりまえ体操」をモチーフにしたコント。大ブレイクの「あたりまえ体操」ですが、街中で、ロケバスの中で、あらゆる場面で「あたりまえ体操」をむちゃぶりされるCOWCOWのふたり。シニカルな笑い満載のコントですが、結末はいかに…!?

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コントがすべて終わったあと、ラストはいつもの衣装で漫才をお披露目!大盛り上がりの大阪単独公演となりました。

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大阪での3公演は、すべて満席! 立ち見のお客さんまでいらっしゃり、人気と実力を兼ね備えたCOWCOWの魅力を改めて感じるライブとなりました。今回のライブは7月24日(水)に発売予定のDVD『COWCOW CONTE LIVE 6』で見ることができます。また、ライブ会場でDVD予約したお客さんに、本作に収められる「一言動画メッセージ」の撮影に参加できるスペシャル企画も。ライブ後、会場でDVDを予約したお客さんがCOWCOWへのメッセージやライブの感想などをカメラに向かって撮影していました。
大人から子供まで、誰もが笑えるCOWCOWの世界をぜひお茶の間でも!

【DVD情報】
『COWCOW CONTE LIVE 6』
2013年7月24日(水)発売予定
価格:3,500円(税込)
収録予定内容:『COWCOW LIVE 2013』収録、特典映像あり

※発売日など変更になる場合がございます。商品について詳しくはコチラ
http://www.randc.jp

■COWCOWのYNN動画はコチラ⇒http://ynn.jp/u/191/

「ランナーズ」がんばれゆうすけがハーフマラソン5位入賞!

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ゴール地点でランナーズの相方・小宮ひろあき’(右)に迎えられたランナーズ・がんばれゆうすけ

走るお笑いコンビ「ランナーズ」のがんばれゆうすけが5月12日、杜の都・宮城県仙台市で開催された「第23回 仙台国際ハーフマラソン大会」に出場し、ハーフマラソン(一般の部・男子)で、見事5位に入賞しました。

がんばれにとって、初の国際マラソン。招待選手には公務員ランナー 川内優輝選手、アテネ五輪金メダルリスト・野口みずき選、ゲストランナーに高橋尚子さん、ほかに実業団、がんばれの後輩 東洋大学学生など豪華な出場者を迎えた大会でした。参加者や観衆は、スタート前に東日本大震災で亡くなられた方々に1分間の黙祷を捧げました。

この大会に参加するためには男子ハーフマラソン1時間40分以内の記録が必要。風もあり、肌寒い気候の中、レベルの高いレースが繰り広げられました。

がんばれは、招待選手、登録選手並んだ後ろに一般ランナーとして、整列。先に約1200人がおり、スタートしてなかなか前に出れず、2キロまでに9分45秒ほどかかるなど、思い通りの走りができませんでしたが、3キロ地点あたりからスムーズに走れるようになりました。

12キロ地点くらいで、女子・登録の部で出場した野口みずき選手の集団になんとか食らいつき、そのまま最後まで踏ん張りました。前半のタイムロスがあったのでタイムは1時間10分30秒と自己ベストは切れなかったもの、女子登録の部で優勝した野口みずき選手の1時間10分36秒を上回るタイムで、応援に駆け付けたランナーズの相方・小宮ひろあきとベンケイ・ 坂本晋太郎にがんばれはゴールに迎えられました。

よしもと芸人のランナー集団「吉本ナショナルDreams」の宮川大助監督が憧れる、金メダルリストの野口みずきさんの集団と一緒に走ることができ、がんばれは感激の表情。

「後半は(野口選手に)引っ張って頂き、しんどかったのですが楽しく走れました。そして最後は少しでもタイムを上げる為にスパートもかける事が出来ました。野口みずきさんの集団で走っていた為にTV中継にずっと映っており…記憶にも残す事が出来ました!」。

5月18日にはチームで多摩川企業駅伝、6月にはいわて銀河100kmチャレンジマラソンを控えており、今後に弾みのつけられたレースになりました。

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2013年5月13日 (月)

たけだバーベキュー、ペナルティ・ヒデとの“BBQ対決”を熱望

「バーベキュー上級インストラクター」の資格を持ち、監修を務めた書籍『豪快バーベキューレシピ』(池田書店)が好評発売中の“BBQ芸人”たけだバーベキュー。

5月13日(月)、江東区若洲海浜公園キャンプ場にて、アウトドア&RVマガジン『月刊ガルヴィ』の取材、撮影が行われ、たけだバーベキューが実際にバーベキューの腕前を披露しました。

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今回、たけだが作った料理は、ジャガイモやトウモロコシなど野菜がたっぷり入った「ローストチキン」、キャベツ1玉と挽肉をふんだんに使った「キャベツ大爆発」、手羽中の「世界のタケちゃん」の3品。

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いずれも本格的な味で、スタッフ一同で「おいしい!」と言いながらたいらげました。
その後は、果物を手際よくカットし、鉄板で熱したデザート「ベリーベリーマシュマロ&アイスクリーム」も振る舞い、こちらも見た目だけでなく、一同唸るほどの完成度。

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取材、撮影を終えたたけだバーベキューに話を伺いました。
――お疲れ様でした。今日のバーベキューはいかがでしたか?
「はい、大阪に住んでるんですけど、海を見ながら、緑に囲まれてっていう環境でバーベキューをすることはなかなかなくて、楽しかったですね。出来栄えとしては、思い描いたようには出来ました。ナイスバーベでしたね」
――「ナイスバーベ!」は決め台詞ですか?
「そうですね。決め台詞の割りには、今日初めて出ましたけど(笑)。美味しいとか、いい感じにバーベキューが出来た時は、「ナイスバーベ!」と言うはずなんですけど……」
――忘れてたと(笑)。『豪快バーベキューレシピ』の評判がいいですね。セールスポイントはどこですか?
「ありがとうございます。豪快さはもちろんのこと、レシピを見てもらったらわかる通り、簡単なんですよね。そういう初心者目線でありながら、アメリカンバーベキューっていうか、フタ付きグリルを使った丸鶏1匹とか、豚のスペアリブ1本とかそういう豪快なのも掲載しているので、初心者から上級者までオススメですね。芸人の兄さん方とか地元の友達とかが言ってくれるんですけど、写真がいい、めちゃくちゃ美味しそうに見えるって。「表紙だけ見て買ってしまったわ」っていう声も結構あるんで、写真のインパクトも見て欲しいですね」
――ちなみに、一緒にバーベキューをする先輩芸人は?
「ビタミンSのお兄さん(お兄ちゃん)、千鳥のノブさんです。一度、月亭八光さんにも「バーベキューすごいらしいな」って誘われて、淡路島に行ったんですけど、その時は全部、具材から何から揃ってて、僕は何も腕を振るえなかったです(苦笑)」
――では今後、バーベキューを振る舞いたい人は?
「振る舞いたいというか、一度ご一緒したいのは、ペナルティのヒデさん。対決でもいいですし、互いに振る舞い合うでもいいし……。“BBQ芸人”と言えば、東のヒデさん、西のたけだと呼ばれるようになりたいです。あとは、ネイチャージモンさん(ダチョウ倶楽部・寺門ジモンさん)も、避けては通れませんよね」
――早く、そんな企画が実現できるといいですね。では最後に、「よしもとニュースセンター」読者へのメッセージをお願いします。
「『豪快バーベキューレシピ』は、買ってとは言わないまでも、一度手にとって、開きやすさとかでもいいので、“こんなバーベキューあるんや”と思ってもらえたらうれしいです。それで興味が湧いた方は、バーベキュー検定っていうのがあるので、そちらを受けてみてください」

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なお、この日、たけだバーベキューを取材した様子は、『月刊ガルヴィ』(実業之日本社)の7月号(6月10日発売)にインタビュー、8月号(7月10日発売)にレシピなどが掲載予定です。
公式サイト(http://www.j-n.co.jp/garrrv/)も参照してください。

『豪快バーベキューレシピ』は、池田書店より、定価1260円(税込)で発売中。

●たけだバーベキュー公式ブログ
http://takeda.citylife-new.com/

●たけだバーベキューツイッター
https://twitter.com/TAKEDA_BBQ

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「本当の意味での監督作品」松本人志第4弾監督作『R100』が10月5日(土)公開決定!

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5月13日(月)、都内にて松本人志監督最新作『R100』製作報告記者会見が行なわれ、松本人志監督が登壇しました。

2007年に『大日本人』、2009年に『しんぼる』、2011年に『さや侍』と独創的なストーリーと映像で新しい驚きを与え続けている松本人志。来る10月5日(土)、第4作目となる『R100』がいよいよ公開されることとなりました!

絶対に開けてはいけない扉を開き、“謎のクラブ”へ入会してしまった主人公を演じるのは、大森南朋さん。彼の前に次々と現れる謎の美女たちを大地真央さん、寺島しのぶさん、片桐はいりさん、冨永愛さん、佐藤江梨子さん、渡辺直美が演じます。さらに、YOUさん、前田吟さん、松尾スズキさん、渡部篤郎さんと個性と実力を兼ね備える俳優陣が脇を固める超豪華作品には、松本監督自身も出演しているとのこと。また、今作はワーナー・ブラザース映画が配給することになりました。

本日の会見には大森南朋さん、大地真央さん、寺島しのぶさん、片桐はいりさん、冨永愛さん、渡辺直美、前田吟さん、松尾スズキさん、渡部篤郎さんも登壇。
隣りに並ぶキャストを見ながら、照れと笑いをかみつぶしたような表情を浮かべ、「飲み会では集まらないメンバーですね」と早速、笑いを誘った松本監督。「とにかく謎が多くて。あとで大人の人たちに怒られるのであんまり喋れないんですけど、質問をいただければ、できるだけ喋りたいと思います」と挨拶しました。

松本作品初出演にして主役を演じる大森さんは「僕はずっとテレビで、松本監督のバラエティを観て育ってきました。監督本人とは役者として会ってしまったのでファンとは言い辛かったんですけど、DVDもたくさん持っています。そんな僕が主演で呼んでいただけるなんて、非常に光栄です」とコメント。「撮影はなかなかキツいところもあったんですが……」と続けると、「ははは! 現場では半分くらい、裸に近かったこともありましたね」と監督。「そうですね。とにかく光栄な気持ちでここに立たせてもらっています」と返します。
大森さんが持つ役のイメージは監督とも近く、ほとんどNGがなかったそう。現場でも「ちょっとしたエピソードを(監督から)訊いているときに、テレビを観ているような気持ちになったのを覚えています」と夢心地に語る大森さん。相当、松本のことが好きなようです。

「私たち夫婦も松本さんの大ファンです。主人がいちばん喜んでいます」というのは、大地さん。「今作のお話をいただいたとき、想像もつかないような作品だと思ったんですが、私としては初めての格好? 初めての行動? 初めての言動? そんな感じが山盛りです。いまでも(撮影を)思い出すだけで不思議な気持ちが蘇ってくるんですけれど、参加させていただいて本当に嬉しく思っています」と笑顔で語ります。
大地さんはオファーがあったことにとにかく驚いたそうで、「なんで私なのかな?とも思ったんですけど、彩りを添えられたら役割が果たせるのかなと。とにかく脚本を読んだときに面白いなと思いましたし、監督とお会いしてやりたいと思ったんですね」とコメント。「なんで私なのかな?」の問いとして、監督は「僕の中では大地さんしかいないと思いました」と返します。
現場では多くの初めてを体験したそうですが、「監督に引っ張られたというか、やってしまった。やらされたというのではないけど、やっちゃったという感じ」と続け、監督も「途中から大地さん、ノリノリでしたよね?」と訊かれると、「そうですね。爽快感がありました」とスッキリした表情を浮かべていました。

寺島さんも「私も監督のファンっていうのはもちろんなんですけど、主人が全部、作品を観ていまして。フランスではすごく人気なんですよね」と切り出します。産後の復帰作となるため、「主人に“今度、松本さんの映画の話があって、こういう役なんだけど”って行ったら、“出なさい!”って言われました。だんなさんがとにかく楽しみにしてるんですよ」と語ります。
「現場には少ししかいられなかったんですけど、私の代わりに(演出で)監督が(どういう感じかを)やってくださったのが、ものすごく面白くて心が折れました」と笑顔で語ると、「あれ、心が折れてたんですか?」と驚く監督。「というか、間近で観られたから満足しちゃって。(完成は)どういうふうになっているかわからないんですけど幸せな時間でした。今度は監督に面白いなと思われる現場に呼んでいただいて、リベンジしたいです」と、早くも次回作への出演について意気込みました。
そんな寺島さん、衣装合わせがいちばん恥ずかしかったそう。監督は「えぇ? そうなんですか? 僕、すごい人やなぁと思ってました」と感嘆。「照れちゃうといやらしくなるなと思って。みなさんが露出してるから、私もしなきゃいけないのかなと思いました」と返され、「いやぁ、潔さが素晴らしくて眩しかったです」と絶賛していました。

“個性的な女役”と紹介された片桐さんは、「私は女かそうでないのかすら、わからない役。監督に“この役はなんなんでしょうか?”と訊いたら、“なんなんでしょうねぇ?”と言われたので、そのままやりました」と謎めいた役どころについて語ります。
「監督は覚えていらっしゃるかわかりませんけど、20歳前後の頃、コマーシャルで一度ご一緒してるんですよ」と切り出すと、「ですよね? 僕も覚えてます」と監督。「あぁ、覚えていらっしゃったんですね。今回、初めてお会いしたときに“初めまして”と言われたので、覚えていないかと思っていました」と返す片桐さんに、「覚えていたんですけど、覚えていらっしゃらなかったらと思って、その辺すっ飛ばしました」と説明します。片桐さんと監督は同い年だそうで、「ちょうど50歳という区切りの歳に、『R100』で半分の年齢の役ができて楽しかったです」と締めくくった片桐さんでした。
片桐さんは準備に時間がかかる役を演じたそうですが、実際の撮影は「瞬きのうちに終わる感じだった」とのこと。「監督の言うとおりにやるしかない状態だったので、監督の脳内に入るような感覚だった。わからないことがこんなに楽で、楽しいと知りました」と、役者陣も全貌が見えない不思議な作品となっているようです。

「映画出演は約10年振り。女優としてやっていきたいと思ってからの第1作目です」と語るのは、冨永さん。「脚本を読んでもよくわからない感じだったんですけど、松本さんと私の世界観がパズルのように組み合わさっていくのが楽しかった」と振り返ります。
撮影時、「監督にクスクス笑われるのが、すごく嬉しかった」と冨永さん。「失敗もあったんですけど、“やり過ぎ”と笑ってもらえるのは嬉しかった。あと、“なんでも器用にこなすねぇ”“俺の目に狂いはなかった”と言われたのが嬉しかったですね」と語ると、「心技体が本当に素晴らしいんですよ」と改めて賛辞を贈る監督でした。

直美が「今回、監督からお話をいただいたとき、私のことを見てくれているんだとわかって、照れくさかったけど嬉しかった」と語ると、すかさず「吉本枠やで?」と返す松本。「あぁ、そうなんですか?」とテンションを下げる直美に、「うそうそ! 渡辺にやってほしいということで、ほんまにお願いしたんです」と笑いながら説明します。
初日に監督から「いろんな思うことがあると思うけど、よろしくね」と言われたそうで、「よくわかってなかったんで、“はい”って返事をしてしまったんですけど、あれってどういう意味だったんでしょう?」と訝しがる直美でしたが、監督はなんのことだかあまり覚えていない様子でした。
劇中ではかなり露出しているらしく、衣装合わせがことさら大変だったそう。
「衣装が小さくて、ほぼ胸が出ている状態で。その姿を、松本さんに見せなきゃいけないのが恥ずかしかったです」と照れていましたが、監督曰く「(洋服は)着ているところは着ているので大丈夫です」とのことです。

主人公の義理の父親を演じた前田さん。これまで世界のナベアツ(現:桂三度)の『さらば愛しの大統領』、板尾創路さんの『月光ノ仮面』に出演されてますが、オファーを受けたとき、「いよいよ大御所から来たか」と思ったそう。
「以前、ジャッキー・チェンのスタッフと一緒に仕事をしたことがあるんですが、そのときの感動が蘇ったというか。(状況判断が)早くて、楽しくて、映画好きが集まっている現場だなと感心しました」と言われ、「僕も感動してました」と返す監督。「吟さんに演出するのは緊張しますからね。でも、何も言うことがないほど、助けていただきました」とベテランの演技に喜びを覚えたようです。

主人公が入会する謎のクラブの支配人を演じた松尾さん。「片桐さん同様、僕も50歳。勝手にシンパシーを感じて、ずっと応援させていただいていました。僕のような劇団で笑いをやっている人って、超メジャーな松本さんからすれば嫌悪感のようなものがあるのではといままで思っていましたけど、僕のことを知ってくれてたんだなとすぐ引き受けました。パフォーマーとしても優れている方の前で演じるのは緊張しましたが、演技プランのある方なので楽しくやらせていただきました」と、撮影を振り返りました。
監督としても活躍されている松尾さんから見て、松本の現場は「想像以上に、細かく演出する」という印象だったそう。
「長台詞があって、最初は“自由に喋って”と言われていたのでルーズな覚え方でいいのかなと思っていたら、実際の現場では“一語一句変えてくれるな”とスタッフから言われ。信用してやりましたけど、話が違うじゃないかと思いましたよ」とこぼすと、「いやぁ、松尾さんは追い込んだほうが面白いかなと思いまして。おいしい役になっていますよ!」とフォローする監督でした。

主人公を助ける役を演じた渡部さんは、「本当に監督の作品が好きで、芸術映画のようだなと思っていたので、呼んでいただいてありがとうございます」と挨拶。「本当に……よくわからない役で。大森と撮影後、1回飲みに行ったんですけど、一切、映画の話をしなかったんです」というコメントに、「あれ? それってダメなんじゃ?(笑)」とツッコミ。「いやいや、そういうことではないんです。本当にありがとうございました」と頭を下げられ、「こちらこそありがとうございます。渡部さん、素晴らしかったですねぇ」と感謝を返す監督でした。
「渡部さんが来ると、現場がピリッとして引き締まる」と話す監督から、「渡部さんが来ると、大森さんがテンパるという面白い現場でした」と暴露された大森さん。笑いながら「大先輩ですからね」と恐縮していました。

『R100』という不思議なタイトルですが、今作はタイトル先行で始まった企画とのこと。「規制にとらわれない映画をつくりたいなと思ったときに、『さや侍』の取材のときに“R-15とかR-18とかすっ飛ばした作品をつくりたい”と話していて。その言葉から始まったんです。(今作は)みんな頭をすっ飛ばして観てくださいっていうような、めちゃくちゃな映画。世界観にとらわれずに観てほしいです」とアピールします。

過去3作を撮ってきた監督ですが、「こういうたくさんの役者さんに出て頂いて、演出にまわるのは初体験。“本当の監督”という意味では、今回がそれにあたるのかもしれませんね」と語ります。
「どのような作品に仕上がっていくと思われますか?」とコメントを求められた大森さんは「難しいですねぇ。ただ、現場で体感したことから想像すると、映画の常識は軽く飛び越えていると思いますよ」と返答。かなりぶっ飛んだ作品になっているようです。

女性陣のコメントから出てきた“露出”について、報道陣から食いつかれると、「皆さん、足は出てるんじゃないですか? 露出度でいうと、私は70%くらいかな」とさらりと語る冨永さん。寺島さんは「冨永さんが70%だとしたら、私は60%くらいはあったかもしれない」、大地さんは「人生でいちばん……ちょっとビックリしました」と答えるなか、「むしろ着ていく方向でした」と語り、笑いを誘う片桐さんでした。
ちなみに、直美は「ほぼ出ちゃってる感じです。脇が全部、空いている状態でやらせていただきました」と説明していました。

海外で高い評価を得ている松本作品。外国人記者から今作について訊ねられると、「どうなんでしょう? もちろん、広く海外でも観ていただきたいと思います。映画の本質は海を渡ることだと思うので、今回も期待したいですね」と意気込む監督。また、現在進行中の『大日本人』のリメイクについては、「脚本段階に入ったとは訊きましたが、僕も詳しいことはわからないんですよね」と語っていました。

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●作品情報
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監督・脚本:松本人志
脚本協力:高須光聖、長谷川朝二、江間浩司、倉本美津留
出演:大森南朋、
   大地真央、寺島しのぶ、片桐はいり、冨永愛、佐藤江梨子、渡辺直美、
   前田吟、YOU、西本晴紀、松本人志
   松尾スズキ
   渡部篤郎
配給:ワーナー・ブラザース映画
©吉本興業株式会社
2013年10月5日(土)全国ロードショー!

特報映像
http://www.youtube.com/watch?v=mWsO5-ZFY10


【松本人志】【渡辺直美】

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2013年5月12日 (日)

【ライブレポート】演説王決定戦2013~CHANGE~

昨年12月に開催された“演説”にスポットをあてた大会が、好評につき早くも再び登場! 5月11日(土)、ルミネtheよしもとにて、第2弾となる『演説王決定戦2013~CHANGE~』が開催。博多大吉(博多華丸・大吉)司会のもと、あべこうじ、村本大輔(ウーマンラッシュアワー)、川島明(麒麟)、佐久間一行、村上純(しずる)ら13名の芸人に、ゲスト演説者の蛭子能収さんを加えた14名の演説者たちが、優勝目指して火花を散らしました。

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『演説王決定戦』のルールは以下の通り。演説者が「自分がCHANGEしたいこと」をテーマに、1人3分の演説を行い、それを聞いた会場の観客が「賛同した」か「賛同しない」かを携帯電話投票システムで投票。最も多くの「賛同票」を獲得した者が“二代目演説王”に輝き、優勝賞金10万円を獲得できます。演説の順番は、抽選により決定。演説のプロである井脇ノブ子さん、大仁田厚さんをゲストに迎え、演説の解説をしていただきます。

1番手は、出場者内で一番若手の村上。「細かい男は嫌いと言わないで下さい」をテーマに、“細かい男”の村上が体験談や目撃談を織り交ぜながら、“細かい男”の悲哀を切々と訴えます。トップバッターというプレッシャーに、意気込みコメントも噛み噛みになるほど緊張していた村上ですが、いざ始まると堂々たる演説で聴衆を引き込み、解説の大仁田さんからも「最初は何言ってるか分からなかったけど、深い!」とお褒めの言葉をいただきました。

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続く2番手は、前回準優勝の実力者、佐久間一行。「2次会について」をテーマに、「2次会行く?」と聞かれると断りづらいため、新たなアイデアを提案します。ところが、そもそも2次会に行きたい人は肉食系で、行きたくない人は草食系の人が多い…という話から、動物好きの佐久間にスイッチが!? 草食動物のヌーは大移動の時、ライオンに襲われないようにシマウマについて行くが…という話を、ステージを動き回りながら身振り手振りを交えて熱弁し、会場は大爆笑。笑いはとったもののすっかり脱線してしまったか? と思いきや、最後は見事にヌーと2次会の話をつなげ、会場からは称賛の嵐が。「2次会」を「明日余裕がある人の会」に改名しようという提案も多くの賛同を得て、早くも優勝候補に躍り出ます。

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3番手は、レイザーラモンRGが、「バレーボールは身長別で大会を行うべきだ!!」をテーマに熱弁をふるうものの、いつの間にか“愛媛県のバレー強豪校紹介”になってしまいます。そんなRGに、大仁田さんから「(演説は)もっと痛みを訴えろ!」と檄が飛び、なぜかコブラツイスト&四の字固めをかけられることに。対するRGは、「ロマンティックが止まらない」にのせ「大仁田厚あるある」を披露。本題の演説ではないところで会場を盛り上げました。

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4番手のあべこうじは「うるせぇー」をテーマに、どう表現していいか分からない感情は「うるせぇー」に収束させようという提案を。わけのわからない理論を、話術でまるめこむ技術はピカイチ。
5番手の箕輪はるか(ハリセンボン)は、「バースデーソングからの解放」をテーマに、バースデーソングの間中、ずっとうれしいリアクションを続けるのは苦痛以外の何物でもないという内に秘め続けてきた思いを訴えます。
続く6番手、川島邦裕(野性爆弾)のテーマは「火葬をやめて土葬に戻す」。テーマ発表だけでも会場から爆笑が起こり、さらに大半をゴーストバスターズのテーマソングを歌うというトンデモ演説で独自のワールドを展開します。7番手の蛭子能収さんは、「地球をひとつの国に」という壮大なテーマで、普通のことを普通にしゃべっているだけなのに笑いが起こるという、これまた独自のワールドにより会場を笑わせました。

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異色の2人が引っかきまわした後の苦難の8番手、大谷ノブ彦(ダイノジ)は、「私の野望」をテーマに、吉本の芸人全員が芸で食っていけるようにする方法を提案。オールナイトニッポンで鍛えた話術と構成力で会場をうならせ、井脇さんも絶賛。実は、大谷と井脇さんは親戚であることが判明し、2人は熱い抱擁を交わしました。
9番手の竹若元博(バッファロー吾郎)は「誤った情報を正す」をテーマに、千原せいじ=オシャレという誤った認識を正すために熱弁を。続く10番手のマンボウやしろのテーマは、なんと「俺はウンチが食えるのか?」というとんでもない内容。最初は引きまくっていた会場も、ウンチとの距離を縮めるため様々な手段を試みる(※妄想です)話に、あきれるやら、笑うやら。

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11番手の川島は、「新幹線のワゴン販売の改善」をテーマに演説を。新幹線移動が多い川島は、おかしのラインナップについての不満をぶちまけます。内容的には、30歳過ぎの男が「頼むから、こういうお菓子を置いてくれ!」と声高に叫んでいるだけですが、ええ声としゃべりの上手さに、会場も思わず賛同。井脇さんも「声といい、態度といい、パッションといい、演説が上手い! 内容はおいといて、演説は100点!」と大絶賛でした。
12番手は村本の「コンビでギャラが一緒はおかしい!」をテーマに、得意の早口で相方への不満をぶちまけ、自身の私生活の乱れも激白、さらに大仁田さんに暴言を浴びせまくる…と、“西日本一のクズ”と呼ばれるクズっぷりをいかんなく発揮しました。

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13番手のもう中学生は、「変える? 変えない? いや変える! 日本をジーチェン モーチュウノミクス」をテーマに、おなじみのオーバーアクションを交えながら、タイトル同様意味のわからない持論を展開。内容は全く伝わらなかったものの、持ち味を存分に発揮して笑いをとりました。
ラストの14番手は、ユウキロック(ハリガネロック)。「焼き鳥について」をテーマに、“店主もお客さんもウィンウィンの関係”になる食べやすい串の長さを提案。ところが、締めの万歳三唱に会場が乗ってくれなかったということで、大仁田さんにコブラツイストをかけられることに。ユウキロックの悲しい「ファイヤー!」の叫びとともに、全ての演説が終了しました。

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再びステージに演説者が勢ぞろいして運命の結果発表! 自由な大仁田さんの暴走もあり、2時間半におよぶ長丁場となった今大会。2位以下に大差をつけ、佐久間一行が“二代目演説王”に輝きました。大ブーイングの起きた前回の優勝者・山本博(ロバート)の結果発表時と違い、今大会は会場も出演者も納得の結果となり、大きな拍手とともに幕を下ろしたのでした。

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【結果発表】
1位…佐久間一行 339票
2位…川島明(麒麟) 263票
3位…村本大輔(ウーマンラッシュアワー) 247票
4位…箕輪はるか(ハリセンボン) 242票
5位…大谷ノブ彦(ダイノジ) 218票
6位…ユウキロック(ハリガネロック) 188票
7位…村上純(しずる) 189票
8位…蛭子能収 174票
9位…レイザーラモンRG 172票
10位…マンボウやしろ 139票
11位…もう中学生 119票
12位…川島邦裕(野性爆弾) 109票
13位…あべこうじ 102票
14位…竹若元博(バッファロー吾郎) 78票

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【佐久間一行】【川島明】【麒麟】【村本大輔】【ウーマンラッシュアワー】【箕輪はるか】【ハリセンボン】【大谷ノブ彦】【ダイノジ】【ユウキロック】【ハリガネロック】【村上純】【しずる】【レイザーラモンRG】【マンボウやしろ】【もう中学生】【川島邦裕】【野性爆弾】【あべこうじ】【竹若元博】【バッファロー吾郎】【博多大吉】【博多華丸・大吉】

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『ママコレクション2013』に品川庄司・庄司がゲスト出演!!

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5月12日(日)、神奈川県・パシフィコ横浜にて開催された『ママコレクション2013』への出演を前に、品川庄司・庄司智春、2700、宮下美恵さん、板橋瑠美さんが囲み取材に応じました。

同イベントは「ママカワプロジェクト」発表の場として、若いママが直面する育児、雇用、食の安全、医療などさまざまな問題を、エンタメの要素を取り入れ楽しみながら取り上げていこうというもの。よしもとパパ芸人プロジェクト「PaPaPARK!(パパパーク)」も参加しています。
6回目となる今回は、同会場にて5月11日(土)、12日の2日間にわたって開催。庄司は、母の日である本日12日(日)、ママへの感謝を込めた「ママコレクションの中心で会いを叫ぶ」と「ひめトレステージ」という2つのコーナーにゲスト出演。2700は、本日のステージMCを務めました。なお、昨日のステージMCはエハラマサヒロが担当しています。

普段から家事を積極的に手伝っていると言う庄司。「奥さんは掃除、洗濯、食事……いまは育児も、家事全般はやってくれるので、僕は洗い物をしたり、洗濯物をたたんだりサポートしてます。あと、ストレスが溜まらないようにというか。“ありがとう”を言うようにしてますね。まぁ、ミキティからすれば、足りないと思われているかもしれないですけど……」と語ると、宮下さん、板橋さんから「ステキ!」「完璧ですね!」という絶賛の声があがります。

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庄司とツネの子どもは同い年らしく、「成長がほとんど同時期なので、“こういうときはどうでした?”とかよく話し合ってます」と言い出したつ2700・ツネに対して、「いや、したことないんですけど……」と戸惑う庄司。慌てて「いや、してるでしょう? どんくらいで歩いた?とか」と言い出すツネに、「あぁ、そうだね(笑)。ツネとはたしかに写真を見せ合ったり、iPhoneで撮った動画を見せ合ったりしてますけど、八十島とはまったくですね」と庄司。それに対して、「僕、(ライブの合間には)パチンコ行っちゃって、楽屋にいないですからね」と笑う八十島でした。

庄司の子どもは、1歳と約1ヵ月。「最近は歯が生えてきました。言葉もしゃべり始めてるんですけど、最初に喋ったのは“犬”。猫は“にゃーにゃー”なんですけど、犬を観ると“犬”って言うんです。徐々に覚えていってるんだなと実感しますね」と嬉しそう。将来、子どもに絶対やってほしくないことは「人前で裸になること」と断言し、2700の2人にツッコまれていました。

双子のパパであるツネは、「奥さんが大変そうです」とコメント。「だから、できるだけケアしたいなと思っていて、お風呂は僕が担当。1人ずつ入れてます」とステキなパパエピソードを話している最中に、「ツネさん、いまはプチ整形してるんですけどね、ツネさんの子ども、昔の顔がそっくりなんですよ。だから、見てると懐かしい気持ちになるんです(笑)」と言い出す八十島。ツネも「目をちょっとしてるんですけどね。たしかに、元々の顔にはすごく似てますね」と同意しながら、「僕はコンプレックスやったんでそうしたんですけど、子どもはそのままでいてほしいですね」と語っていました。

3歳になる八十島の子ども。「習い事をさせたいなと思って“何に習いたい?”と訊いたら、“忍者になりたいから忍術を習いたい”って。だから、いまインターネットで忍術を教えてくれるところがないか、探してるんですよ」という、ほっこりしたエピソードも披露されました。

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「ママがいないと気づいた瞬間に泣き出してしまったり。子どもはママにべったりです。だから、時には嫉妬してしまうときもある」と話す3人。宮下さん、板橋さんから「お父さんもお母さんも怒っているのは、よくないと思うんです。ママは毎日いろんなところで怒らなきゃいけないから、パパは甘やかしてもいいと思います。で、ここぞというときに叱ってもらえたらうれしいですね。そのほうが効果があると思いますよ」とのアドバイスが。「なるほどね!」「参考になるわ〜」と感心する3人でした。

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●PaPaPARK!(パパパーク)
http://www.papapark.jp/

●YNN
庄司智春(品川庄司)
http://ynn.jp/m/1005679

2700
http://ynn.jp/m/1004719

【庄司智春】【品川庄司】【2700】

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オタマトーンのヒットで延命!? 明和電機『事業報告ショー』

5月11日(土)、都内にあるスクエア荏原ひらつかホールにて、アートユニット・明和電機による『事業報告ショー』が行われました。

会場には、親子連れを含めた幅広い層の明和電機ファンで満席に。
開演すると、まず土佐信道社長が指パッチンで木魚を鳴らすお馴染みの楽器「パチモク」を背負い登場。

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「武蔵小山へようこそ!」と挨拶すると、大きな拍手に包まれました。
土佐社長によると、3月にオープンしたばかりのこのひらつかホールは、明和電機のアトリエから徒歩1分ほどの距離にあるそうです。

その後、『事業報告ショー』というタイトル通り、昨年度の明和電機の活動状況を写真や動画、さらには作品の実物を使って紹介しました。

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明和電機とコラボレーションしたバイバイワールドの高橋征資さん、株式会社キューブでオタマトーン開発担当した藤田健作さん、明和電機の経理担当・ヲノサトル、土佐信道の実兄にして前社長の土佐正道らも登壇。

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クライマックスには、恒例となったダルマの目入れ、そして制服を着た来場者をステージに呼び、全員で社歌を合唱し、終演となりました。

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今後の予定についてもいくつか紹介され、キューブから新商品が控えていることや、12月13日に20周年記念ライブを赤坂BLITZで、来年1月より20周年記念展覧会を金沢21世紀美術館でそれぞれ開催することも発表。
さらには明和電機の楽器や衣装を使ったフランスでのダンス公演『ROBOT!』が、今年7月より3年間200公演も控えています。

終演後には、土佐信道社長の囲み取材が行われました。

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今年は、明和電機にとって20周年という節目ですが、「20周年という記念にまとまりすぎないよう、いろんな開発を引き続きやりたいです」と飄々と語りつつ、「今取り組んでいるものでは、声をテーマにしたものを本格的にやっていきたい。ナンセンスな機械で、形にしたいです」と野望も見せる土佐社長。

20年間での転機を訊かれると、兄・正道が退職して、自分が社長に就任した際、「表にも出なきゃならないので、人前で笑わなきゃいけない」ことだったとか。
また、20年間続いた要因については、「飽きっぽいところだと思います」と自己分析。飽きたらすぐに次を狙い、常にアイディアは持っているそうです。

国内外で12万個のヒットを記録した電子楽器のおもちゃ“オタマトーン”については、「明和電機は知らなくても、オタマトーンは知っているという人が増えました。僕もそういう人たちがいることを知りました(笑)」とのこと。
このヒットは、「プロトタイプはお金が出て行くばっかりなんで、生き延びましたね。セーフ!」とはぐらかしながらも、明和電機の懐は潤った様子です。

よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属については、「芸人さんと個人的な交流はないんですけど、番組などで一緒になります。よしもとからは放ったらかしにされてて、自由にやってますね(笑)」と笑いました。

ここでは紹介しきれないほど多岐に渡る明和電機の活動状況、最新情報については、公式サイト(http://www.maywadenki.com/)でご確認ください。

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2013年5月11日 (土)

緊急決定!5/13(月)16:00~松本人志監督 最新作 製作報告記者会見を生配信!

松本人志監督 最新作 製作報告記者会見

5/13(月)16:00~松本人志監督 最新作 製作報告記者会見をYNNにて生配信致します。

お見逃しなく!

【生配信はこちら】
YNN http://ynn.jp

松本人志監督 最新作 製作報告記者会見

『探偵はBARにいる2』初日舞台挨拶 ゴリが“体を張った役作り”を告白

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本日5月11日(土)、東京・丸の内TOEIにて映画『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』の初日舞台挨拶が行われ、大泉洋さん、松田龍平さん、尾野真千子さん、ゴリ、渡部篤郎さん、橋本一監督が登壇しました。                                       
本作は、2011年に公開され大ヒットを記録した『探偵はBARにいる』のシリーズ第2弾。札幌・ススキノの裏も表も知り尽くした“探偵”(大泉)と、“探偵”の相棒兼運転手・高田(松田)が、難事件解決に挑む予測不能のエンターテイメントムービーです。                    
超満員の観客に向けて投げキスをしながら舞台挨拶に登場した大泉さんは、「本日は大変天気の悪いなか、ありがとうございます!」と挨拶。すると、客席からはなぜか大きな笑いが起こります。実は大泉さんは“日本でも5本の指に入る雨男”らしく、その雨男ぶりはファンのみなさんの間でも有名なんだそうです。続けて大泉さんは「ただ、この悪天候にも関わらず、全国の(『探偵はBARにいる2』を公開している)映画館にはお客さんがあふれかえっているという話でございます!誠にありがとうございます!」と、映画が快調なすべり出しをみせていることを報告しました。

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ハイテンションな大泉さんに対して、松田さんは「えー、初日を迎えて感極まっています…」と、淡々とした口調とは裏腹なコメントでさらに笑いを誘います。                     
一方、本作で“オカマのマサコちゃん”役を演じたゴリは、「この映画で、僕の相棒ともいえる体毛をすべて剃りました。いつも着ていた“ダウンジャケット”を脱ぐような気持ちでした」と、体を張った役作りを告白。「『自分の足ってこんなに白いんだ』ってことが初めてわかりました。今まで黒いと思ってたんですけど、ほぼ毛だったんだなっていう…(笑)」と、自分の新たな一面を発見したことを明かしていました。                                     
また、マサコちゃんは渡部さん演じる議員・橡脇孝一郎に思いを寄せている役柄のため、精神面の準備も必要だったそうで、「スマホで毎日“渡部篤郎 画像”って検索して、『俺はこの人が好きだ!』ってずーっと言っていたんですよ。それで本当に渡部さんのことが大好きになって、初めて渡部さんとのシーンを撮った時には、『やっとこの人と会えた!』ってちょっと心が騒ぎました(笑)」と、乙女チックな役作りを振り返っていました。                   
そんなゴリのトークの合間にも、合いの手を入れたり手を叩いて笑ったりと楽しげな表情を見せていた大泉さん。芸人・ゴリも顔負けの軽妙なトークで、終始会場を沸かせていました。

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例えば、松田さんが「『2』ということで、『1』よりさらに面白いものにしなければいけないっていう気負いを感じて現場に行ったんですけど、大泉さんの顔を見てホッとしました。“探偵”がすごくまっすぐに突き進んでいってくれるので、高田は寝ててもいいし、台本あんまり読まなくてもいいし(笑)…楽しい現場でした」と大泉さんとの撮影を振り返れば、すかさず「ひょっとしたら彼は、僕に父親の面影を重ねているんじゃないですかね。だから僕を見るとホッとするというか」と、絶妙な切り替えしを。                                        
これにはゴリも「その言葉、天国で『なんじゃこりゃ~!』って言われてますよ(笑)」と、松田さんの父である松田優作さんの有名なセリフを引き合いに出してツッコんでいました。
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さらに、舞台挨拶の最後に締めくくりの言葉を任された大泉さんは、「みなさんのお力でこの映画を盛り上げていただきたい。大泉洋、最後のお願いにやってまいりました!映画は『探偵はBARにいる2』、役者は大泉洋!大泉洋!どうぞみなさんのお力で大泉洋を男にしてください!」といきなり選挙演説のような口調で語りだします。続けて、「それではみなさんと恒例のヤツで締めたいと思います。『探偵はBARにいる2』のヒットを祈願しまして、みなさんで…エイエイオー!」と予定外の掛け声で“エイエイオー!”をうながし、その見事な締めに会場はこの日一番の爆笑で包まれていました。

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●『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』
http://www.tantei-bar.com/
全国公開中!

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2013年5月10日 (金)

鉄拳が第42回日本漫画家協会賞 特別賞受賞!

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鉄拳の作品「振り子」(小学館刊)が第42回日本漫画家協会賞 特別賞を受賞しました。
「日本漫画家協会賞」は社団法人日本漫画家協会(ちばてつや理事長・会員数約550名)が、漫画文化の普及と漫画界の向上発展をはかる目的のもとに優秀作品を顕彰するため、1972年より設けられました。

受賞理由として「漫画の新しい可能性を見せてくれた作品。何よりも作者本人が夢中になって描いている感じが伝わってくるのが素晴らしい。」とのことです。

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『振り子』
鉄拳/著
発売中
定価:1365円
小学館・刊

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