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2013年10月

音速ライン、アルバム発売日に、ニコニコ生放送にて特番決定!!

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10月9日(水)に、1年8カ月ぶりとなるアルバム『from shoegaze to nowhere』を発売する音速ラインが、アルバム発売日となる10月9日にニコニコ生放送にて特別番組を生配信します。

現在も福島で生活を続けている藤井敬之。そんな彼を、ずっと傍らで見守り続けてくれた、東日本大震災の復興支援イベント「風とロック」の発起人でもある箭内道彦氏。
結成10周年となる音速ラインの集大成といえる今回の作品は、箭内道彦氏の全面協力によって、更にすばらしい作品として仕上がりました。

そこで今回は、FMラジオにてパーソナリティを多く勤める他、音速ラインとのつながりの深い「風とロック」のラジオ番組の構成作家も務めるマンボウやしろをMCに迎え、今夜限りのスペシャル音楽対談をニコニコ生放送で繰り広げます。

出演は、音速ラインのメンバーの藤井敬之、大久保剛、マンボウやしろの他に、箭内道彦氏の右腕で、「風とロック」代表取締役であり、「風とロック」CARAVANで公式MCを務める、平井理央さんの実姉でもある、平井真央さんをスペシャルゲストとして迎え、音速ラインの魅力について語ります。


■番組情報
「【緊急特番】音速ライン『from shoegaze to nowhere』発売記念生放送」
10月9日(水) 22:00~23:00 配信予定
URL: http://live.nicovideo.jp/watch/lv154629193




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平井真央 →風とロック代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、広告代理店 博報堂入社。2012年より現職。
「風とロック LIVE福島」の総合プロデューサーであり、平井理央の実姉でもある。
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■リリースとツアーの詳細

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●リリース情報
アルバム『from shoegaze to nowhere』
2013年10月9日(水)リリース
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01. G.B.V.
02. ありがとね (album edit)
03. Paint[]
04. 変身の術
05. Lost
06. under the sun
07. 傘になってよ
08. 東京
09. ゆうれい
10. Bye Bye Blackbird
11. Beer can
12. 彼女といえば

●ツアー情報
「音速ライン TOUR K-ROCK 2013」
大阪公演:2013年10月19日(土)@umeda AKASO
名古屋公演:2013年10月24日(木)@名古屋CLUB QUATTRO
福島公演:2013年10月26日(土)@郡山Hip Shot Japan
東京公演:2013年11月2日(土)@新木場STUDIO COAST
チケット:前売¥3,500/当日¥4,000(別途 1dr¥500)
チケット一般発売日:2013年9月7日(土)




2013年10月 7日 (月)

「住みます専務」が全国7エリアに!吉本興業が「地域活性推進室」を創設

昨年、創業100周年を迎えた吉本興業グループでは、次の100年への大きなテーマとして「地域重視」を掲げ、2011年4月より「あなたの街に住みますプロジェクト」をスタート。全国47都道府県に「住みます芸人」が居住し、同じく各県に住むエリア担当社員とともに、地域活性化のお手伝いをしてきました。

そしてこのたび、新たな地域における展開として、本年9月に吉本興業株式会社内に「地域活性推進室」を新設。従来のエリアセンターとともに、全国の自治体、地方企業・団体などと密接なネットワークを築き、地域活性化をより積極的に進めていくこととなりました。これにともない、全国7つのエリアに「勤続平均34年」「平均年齢58歳」という専務取締役4名をはじめ、グループ役員クラスの7人を配置! 「住みます芸人」ならぬ「住みます専務」として担当地域に居住し、日本全国津々浦々をくまなくカバーしていきます。10月7日に開かれた同部署創設発表会では、7人の「住みます専務」が勢ぞろい。それぞれに意気込みを語りました。

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まず初めに、吉本興業代表取締役会長・吉野伊佐男が挨拶を。「ここに並んでおります7人の精鋭は、いろんなキャリアを積んでまいりまして、地域活性推進室の使命の重さみたいなものも十分感じております。期間については何年というふうにも決まっておりません。私どもは彼らが各地域を活性化をしてくれるものと信じておりますし、それだけの能力も持っています」と期待を込めてコメントしました。また、よしもとクリエイティブ・エージェンシー代表取締役副社長・泉正隆は、エリアセンターにおけるこれまでの活動と地域活性推進室を比較しながら概要を紹介。「日本全国47都道府県に居住する住みます芸人とエリア担当社員が、笑いの力で地域から日本を元気にしていくという考え方のもと、地域のお役に立つための活動を行ってきた」とここまでの活動内容に触れたうえで、「この部署(地域活性推進室)は、エリアプロジェクトよりさらに次元の高いもの。専務をはじめ輝かしい実績を持つそうそうたるメンバーが、それぞれここぞと選んだ地域に住んで、長年、吉本で培ってきた知恵を使って地域活性のために尽力していくというものです」と説明しました。既に数々の実績を挙げてはいるいるものの、「いずれも県内レベルの話で、地方全体や全国的にはまだまだ努力中のプロジェクトばかり」とのこと。「今回、吉本全体を盛り上げる知恵と実力を持ったメンバーにより、吉本の総合力を使って、都道府県だけでなくその地方全体や全国、アジアでも有名になり、地域の方々をさらなる喜びと成果を満たせれば」と、同部署創設の狙いを明かしました。

ここでいよいよ地域活性推進室のメンバーである7人の「住みます専務」が登場。それぞれが自己紹介がてら決意表明を行いました。

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東北ブロック代表 竹中功

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「(東北には)花月という看板が上がっていない土地でもあるので、できる限りお笑いに触れていただき、皆さんに元気になっていただきたい。そのためには花月の看板を上げられる劇場をひとつでも作れるようにしたい。各県に住みます芸人もいるので、彼らと一緒に僕もメディア進出を図り、いろいろと露出しながら元気な街づくりを目指したいと思います」

北関東ブロック代表 木山幹雄

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「新潟市に本拠を置きまして、この5県を走り回ろうと思っています。38年間、吉本に勤めてきたすべての知識と経験を、地域の活性化に生かしていけるように頑張っていきたい。そして、少しでも地元の皆さんに『吉本と仕事できてよかったな』と思っていただけるように、吉本を使っていただこうと思います」

南関東ブロック代表 吉田武司

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「吉本に入って32年ぐらいになるんですが、これまではお笑いしかやってこなかった。しかし今、吉本興業では映画をやったり音楽をやったり、いろんな楽しいことをいっぱいやってるので、(これらを含めて)地域の方と楽しくやっていけたら。劇場などもいっぱい作れれば楽しいかなと思っています」

北陸・東海ブロック代表 中井秀範

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「生まれが富山の高岡というところなので、ちょっとは土地勘もあり、親しみを持って取り組めるかなと思っています。地方から、東京をすっ飛ばして世界へ出ていくようなエンターテインメントを見つけるのが昔からの夢でした。長年、デジタル部門を担当してきたので、地方の才能ある人をデジタルを武器に売り出すことも目指してきた。今回は、これをかなえるチャンスかなと思っています」

近畿ブロック代表 上野公嗣

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「大阪を除く1府4県を担当します。吉本に来てからもラジオの仕事を中心にやっておりましたので、全エリアのラジオ、放送の皆さんのお手伝いができたらいいかなと思っております」

中国・四国ブロック代表 谷良一

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「9県という広い範囲で、歴史もあっていろいろ豊かな実りの多い土地だと思い選ばせていただきました。行ってみたいところ、食べてみたいものもたくさんあります。地元の人にできるだけ早く受け入れてもらえるように、またそこから根付いて末長くおつきあいができるようにやっていきたいなと考えています」

九州ブロック代表 黍原義和

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「私は平成5年に現場を離れて管理部門に行きましたので、20数年ぶりの現場となり戸惑いもありますが、まずは地域の皆様方に私自身を活性化してもらいたい。30数年働いていると垢がたまったりもしていますので、そのへんを活性化していただいて、その後、地域の皆様の活性化のお手伝いができたらなと思っております」

ひと通り挨拶が終わると、吉本芸人を代表して桂文枝、今いくよ・くるよが激励にやって来ました。「この7人の皆さんとは、何らかの形でずっと関わってきた」という文枝は、「各地へ飛ばれるということで、印象としては『飛ばされる』という感じもありますが」と笑わせた後、「私は皆さんにアンバサダー(大使)になってもらいたい」とリクエストを。「特命全権大使になって、やっていただきたい。その地その地で吉本興業を大いに宣伝していただいて、地域の皆さんと仲良くなってください。そして、笑いでもって地域を活性化し、吉本興業にも大いなる利益を」と檄を飛ばし、7人を「笑得大使」と命名。さらに『道行旅路の花聟』から「憂きが中にも旅の空」との言葉も贈り、「辛い毎日でも旅の空にはいいこともあるということ。地域のため、吉本のため、身を粉にして頑張ってください」と呼びかけました。

いくよ・くるよにとっても、7人は漫才ブームの頃をともに戦った“戦友”のようなもので、思い入れがいっぱい。「花の七人衆ですからね」(くるよ)「嵐と呼んでますけど、嵐にも勝ってますねん、人数では(笑)」(いくよ)と賑やかに盛り上げ、当時のエピソードをあれこれ暴露して笑いを誘います。あまりのヒートアップぶりに、文枝から「あんまりそんなこと言うと、ますます飛ばされた感が…」とストップがかかるほどでした。もちろん仕事においても全幅の信頼を置いているそうで、「この七人衆は経験を生かしてくれると思います。各地でちょっと腰を落ち着けて、地元の方と親しくなっていただいて、そこからまた吉本をもうひとつ盛り上げていただく。ほんとに重要なポストやと思いますよ」(いくよ)「最近、余興もちょっと少なくなったしね。頼むえ〜」(くるよ)とエールを。話を聞く7人の表情も思わず引き締まります。

この後、新しい名刺を文枝、いくよ・くるよが各人に授与。手渡しながら、「頑張ってください」と声をかけられ、それぞれが決意を新たにした様子でした。

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最後は集まった記者の皆さんとの質疑応答です。

Q 「笑得大使」の名前を贈られたが、それを受けての思いは?

竹中 「笑ってもらうこと、人を笑わせること、そんなエネルギーを東北から作っていきたい。僕たちが大阪や東京の笑いを持っていくだけではなく、向こうの笑いのエネルギーみたいなものも表へ出すようなことを、どんどんしていきたいなと思いました」

木山 「子供の頃から吉本に親しんでいる人たちではないと思うので、吉本に触れることの楽しさ、笑うことの幸せをひとりでも多くの人に感じていただきたい」

吉田 「自分自身がまず楽しむことが一番いいのかなと思う。いっぱい話をしながら、地域の方と楽しくできたらいいな、と。その先に得があるということを、吉本はずっとやってきたと思います」

中井 「北陸東海は、東西のお笑いの分水嶺みたいなところ。やや西寄りのところもあれば、愛知など若干東京の方を向いているところもある。笑得大使として、ぜひとも大阪の笑いを全国へ、全世界へ持っていけるように頑張りたいと思います」

上野 「近畿といっても日本海側から淡路島の南端、和歌山の南端までかなり広いので、各地くまなくお邪魔して、地域の皆さんに笑っていただき、得をしてもらえるような活動をしていきたい」

谷 「吉本興業が得をするだけではなく、地域の方にも得をしてもらえるように、お互いが得をするような感じに持っていけたらと思っています」

黍原 「聖徳太子のように7県の皆さんの声を同時に聞くのは無理だと思いますので、1県につきひとりずつ親しい方を作っていこうかなと思っております」

Q 東北ブロックでは、震災からの復興ということも兼ねて考えておられることがあるのか?

竹中 「(よしもと)あおぞら花月の活動は今もずっとやっていて、これは終わりなく続けていこうと思っている。それに加え劇場を作ることで、タレントはもちろんですが地元発の才能ある人に出会うことも乗せていきたい。そんなことを目標にできたら」

Q 現職が専務の人は兼任となるが、その肩書きをどう生かしていこうと考えているのか?

竹中 「肩書きがメリットとは思っていない。名刺の肩書きがとれた自分の存在を、しっかりコミュニケーションしていくのが今回の住みます専務。住んでしまうことで聞こえること、見えることが肝心だと思っているので、専務だから扉が開くというよりは、吉本の者がここにいるんだ、ということを生かしたい。個人がしっかりと主張していけるようにしたい」

吉田 「僕もあんまりメリットがあるとは思っていません。言ったことをちゃんと実行しないとダメなんだなという気はしています。いい加減なことはあんまり言いにくいなという(笑)。楽しくやっていきたいというのは半分冗談な部分もあるんですが、そういったことも肩書きがあると言いにくいというか。まあ、楽しくはやっていきますよ、それでも」

中井 「専務という肩書きは、僕らが使うというよりは、先方さんに使っていただきたい。社内報告の際も、専務と会ったと書いたほうがいいのではないか、とか(笑)。先方さんに上手に肩書きを利用していただいて、それで円滑に進めばいいと思います。基本的には竹中くんの言ったように、それぞれの個性豊かな人間力の勝負だと思っていますので」

谷 「エリアマネージャーやエリア社員と一緒に仕事をやっていくわけですが、何か失敗があって謝りに行く時、専務がいると非常に受けがよく許してくれはります(笑)。そういう時にどんどん使ってもらいたい」

この後の写真撮影では、文枝の「頑張るぞ!」という掛け声に合わせ、「オー!」と拳を突き上げた7人。これからの新たな取り組みに、注目が集まります。

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千原ジュニアがWOWOWの無料放送イベント『TOUCH! WOWOW2013』の総合司会に決定!

10月7日(月)、都内にて『「TOUCH!  WOWOW2013」イベント記者会見』が行なわれ、総合司会を務める千原ジュニアと平井理央さんが出席しました。

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昨年よりスタートした年に一度の無料放送イベント『TOUCH!  WOWOW2013』が、11月9日(土)・10日(日)の26時間に渡って開催されることになりました。今年は「ひらけ! 9Doors(ナインドアーズ)」を名付けられた9つのチャレンジを軸としてテレビとウェブの連動企画、渋谷でのリアルイベントなど、加入・未加入を問わずに誰でも楽しめる構成となっています。

「千原さんでーす。よろしくお願いします!」と挨拶したジュニア。

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「千原ジュニアさんと司会できることを楽しみにしています」という平井さんのリップサービスをニヤリと聞きながら「26時間メインMCをやらせていただくときは、平井さんと一緒じゃないと、と思っていました」と返答。も、厳かな雰囲気が漂う会見は笑いが起こらず、「ちょっと(空気が)固いですねぇ」と言いながらほぐしてます。
平井さんには「私も非常に運命を感じています。以前、お仕事をご一緒したときに、幸せを求めている方なんだなと思いました。今回は26時間かけて、ジュニアさんの幸せを見つけていきたいですね」とイタいところ(?)を突かれ、「ほっといでください!」とツッコんでいました。

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同会見では、参加者全員、受付で貸し出したiPad miniを使いながらのデモンストレーションを敢行。映画の新しい楽しみ方として、不朽の名作『タイタニック』を観ながらタブレット端末などでクイズに参加すると、視聴者への豪華プレゼントが当たる試みなどがあるそうなのですが、今回のデモンストレーションでも来場者3名にiPadがプレゼントされるという太っ腹ぶり。
MCの中島そよかWOWOWアナウンサーから「千原さんにもチャンスはありますよ!」と声をかけられたジュニアは「俄然やる気が出て来ました!」と意気揚々と臨んだものの、残念ながらハズレ。羨ましそうに、当選者を眺めていました。

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同イベントでは、WBC世界バンダム級チャンピオンの山中慎介線種の5度目となる防衛戦、フェザー級及びS・フェザー級の元チャンピオンであるホルヘ・リナレス選手の対戦を「エキサイトマッチスペシャル 山中慎介&リナレス ダブル世界タイトルマッチ」として、11月10日(日)15時30分より生中継する予定。
チャンピオンベルトを肩にかけて登場した山中慎介選手は、「一戦ごとに(ベルトの)重みが増していきます。(対戦相手のゲバラ選手は)攻撃力はそんなに感じないけれど、常に明日を動かしているのでパンチを当てづらいという印象があります」とコメント。ボクシングが大好きなジュニアは、「今回は何ラウンドくらいで勝ちますか? この前みたいに決着が早いとねぇ? もうちょっと我々に観させていただきたい。なんせ今回は26時間ありますからね!」とエールをおくっていました。

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WOWOWメンバーズオンデマンドでは、このたび「マルチアングル」システムを開発。同対戦を好きなアングルから楽しむことができます。こちらも、iPadを使ってデモンストレーションを実施。「真上からとかあっても面白そうですよね。あと、レフリーの耳に(カメラを)付けたら面白そう!」と、発想が止まらないジュニアでした。

また、同イベントでは東急電鉄とタッグを組んでのリアルイベントも開催。11月1日(金)から10日(日)までは、渋谷の移り行く街の過去・現在・未来をスマートフォンで体感できるアプリ「渋谷フォトクロニクル」を楽しむことも。カメラを使って自分の姿を合成できる機能を試したジュニアと平井さんですが、高いビルの建っていない現在のスクランブル交差点の昔の姿に興味津々。「あっちがタワーレコード?」などと、真剣に見入っていました。

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イベント終了後、渋谷109のイベントスペースへ移動した2人は、通行人へと「ハイタッチ会」を開催。誰でも参加できるとあって、2人の姿を見かけた通行人が次々に整列。約15分ほどで、150人強の方々と触れ合いました。

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ハイタッチを終えたジュニアは「ボーリングでストライク出しても、こんなにハイタッチしないですよ!」と言い、笑いを誘っていました。

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「TOUCH!  WOWOW2013」は、11月9日(土)・10日(日)の2日間開催。布袋寅泰さんのロンドンでのライブが放送されるほか、ドラマや映画など内容もりだくさん。スタジオ特番『9KINGS(ナインキングス)』では、ピースMCの『怖い話王決定戦』(9日深夜1時33分頃)なども放送されます。ぜひともチェックしてみてください!


●TOUCH!  WOWOW2013
http://9.wowow.co.jp/

●WOWOW
http://www.wowow.co.jp/

●YNN
千原ジュニアの動画はコチラ⇒http://ynn.jp/m/1007270

【千原ジュニア】

フルポン村上、貯金額でランクアップ「うれT!」 TSUTAYAランクアップサービス「ツタランク」イベント

10月7日(月)、都内にあるベルサール渋谷ガーデンにて、TSUTAYAランクアップサービス「ツタランク」スタート記念PRイベントが行われ、ウーマンラッシュアワー、フルーツポンチ、ジャングルポケットらが登壇しました。

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※写真前列左より、テッド、フルーツポンチ(亘健太郎、村上健志)、TSUTAYAプリンセス(久宥茜、那月結衣、出水茜)
後列左より、あべこうじ、ウーマンラッシュアワー(村本大輔、中川パラダイス)、ジャングルポケット(武山浩三、太田博久、斉藤慎二)

「ツタランク」は、前月1ヶ月間のTSUTAYAの利用日数に応じて、Tポイントがより多く貯まるようになる新サービスで、例えば5日以上の利用で「ゴールドランク」となり、翌月のTポイントが3倍となります。
また、10月5日~10月31日までに『テッド』をレンタルすると、「ツタランク」が1つアップするというキャンペーンを開始し、この日はテッドもかけつけました。

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あべこうじのMCのもと、ウーマンラッシュアワー、フルーツポンチ、ジャングルポケット、さらにはTSUTAYAプリンセスの3人、そしてテッドが登壇。
この賑やかなイベントは、普段、ダメなイメージのついている芸人をランクアップさせようとのテーマもあり、そのダメ芸人とは、村本大輔(ウーマンラッシュアワー)、村上健志(フルーツポンチ)、斉藤慎二(ジャングルポケット)の3名です。

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その「ランクアップしたい芸人」が、まずは相方からダメエピソードが暴露されます。
村本は出待ちしていたファンともめた、村上はお祭りの営業で小学生からボコボコにされた、斉藤は5人と同時に付き合い、5人にバッグをあげた……といったダメダメな逸話が続出。
しかし、他のメンバーに矛先が向けられると、「(ジャングルポケット)武山という男は、TSUTAYAプリンセスに向かって、“あのくらいのラインが一番いい”と言ってたじゃないか!」(村本)といった反撃を喰らう一幕も。

続いて「ランクアップエピソード」として、村本がストーカーをする女性を捕まえたら可愛かったので、電話番号を聞き出したという“秘技ストーカー返し”といった話をするも、誰からも評価されません。
次に村上が2600万円の貯金があると明かし、子持ちの亘が「子供を大学まで出せますよ」と言えば、那月結衣さんからはなぜか「かわいい」との感想も。

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3人目の斉藤は、母親と頻繁に電話で話すだけでなく、競馬で得た当選金をプレゼントしていたとか。

続いて「ランクアップ一発ギャグ」として、ラケットやフライパン、ピコピコハンマーといったグッズが運ばれ、モノボケを開始。
銃で撃たれたはずの村本が、「入ってて良かった」と胸からTカードを取り出したのを皮切りに、村上がサングラスをかけ「ポイズン」と反町隆史さんになりきるなどで一同をわかせます。

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その後、MCのあべにせかされた3人は、グダグダになりつつも、ゴールドメダルを一番多く集めた村上が優勝となり、ゴールドジャケットが授与。
ド派手なジャケットに袖を通した村上は、「うれT!」と喜びを表現しました。

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最後に村本は、「TSUTAYAさんでお笑いのDVDを借りたいです」と敗者の弁を語るも、すぐに「クズに仕事をもらってる気分はどうだ?」と芸人仲間に憎まれ口をたたきました。

フォトセッション中は、「パ~ラダイス」という中川のギャグ(?)で和やかなムードで行われ、その後、囲み取材も行われました。
イベントの感想を訊かれた村上は、「あいつ金持ってるなと思われるでしょうね」と語れば、「2600万円ですから、今後、彼のボケでは笑いにくいでしょうね」と村本。
その村本は、「これからの1年は、『ツタランク』に対して仕上げていく1年になりそうですね」と言えば、斉藤も「今日は無残な姿しか見せれなかったので、TSUTAYAさんと一緒に成長していきたいなと思ってますね」と同調します。

そんな斉藤は、リポーターの一人から「うちの息子、斉藤さんがテレビに出てると消しちゃうんですよ」と突然のカミングアウトをされ、「なんでここで言ったんですか。嫌いのままでいてくださいとしか言いようがないですね」と苦笑い。
一方、中川は「(村本の)圧がすごいんですよ」と愚痴ると、それを受けて村本は「我々ダメ人間で呼ばれてるわけじゃないですか。ダメ人間でお前も来てるってことは、ダメ人間から仕事がもらえる、どうやね、ダメ人間からもらった金で飯を食う気持ちは?」と、彼らの漫才がごとく、早口で中川に詰め寄り、爆笑!

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続いて「ランクアップしたいことは?」との質問には、「サーフィンの腕前。ほんこんさんよりも上手くなりたい」(亘)、「執筆活動を形にしたい」(村上)、「身長をランクアップしたいですね。178cmくらいに」(中川)、「初めて触ったマックのノートパソコン」(村本)、「スポーツリーダーという資格を取ったので、東京オリンピックに向けて、もっと難しい資格を取りたい」(太田)、「実家のもんじゃ屋“竹の子”を食べログでランクアップさせたい」(武山)…とそれぞれ具体的な目標が挙げます。
しかし、斉藤だけは先ほどの「テレビに出てたら消しちゃう」発言を引きずり、「ガチで落ち込んじゃって、何も思いつきません」と何も出ませんでした。

最後に、頻繁にTSUTAYAを利用し、月に10本はレンタルしているという村本は、「代官山のTSUTAYAがあるのは、僕のおかげやと思います」とうそぶき、会見は終了しました。

ツタランクの詳細は、公式サイト(http://www.tsutaya.co.jp/store_service/trank.html)でご確認ください。


ウーマンラッシュアワーの動画はこちら ⇒ http://ynn.jp/u/996/

フルーツポンチの動画はこちら ⇒ http://ynn.jp/u/585/

ジャングルポケットの動画はこちら ⇒ http://ynn.jp/u/837/

【ウーマンラッシュアワー】【フルーツポンチ】【ジャングルポケット】

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アイロンヘッドに秋の単独ライブ&「大阪コント倶楽部」について直撃!

5upよしもと「煌~kirameki~」メンバー、アイロンヘッドの単独ライブが11月14日に開催決定。そして、10月9日には「大阪コント倶楽部」なるイベントにも出演。年明けからテレビにライブにと突っ走ってきた彼らに、これまでを振り返ってもらいながら話を聞きました!

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――今年はテレビ番組のレギュラー出演や単独ライブも定期的に開催されて、今までにない活動ぶりですね。

辻井 まだまだなんですけど、確かに今年は今までで一番いろんなことをさせてもらった年ですね。賞レースの決勝まで残れたり、煌~kirameki~メンバーに入れたりっていうのは大きかったです。いろいろ経験させてもらいました。

毛利 ほんまいろんなことがありました。大家さんが急に来て「立ち退いてくれ」って言われたりしましたし。

辻井 え?なに? 家のことゆうの?

毛利 最近は趣味で水泳を始めたので、すごく充実してます。

辻井 趣味の話か!

――今年は単独ライブをすでに3回されて、次は11月にも開催されます。

辻井 まだ決まったカタチとかないんで、毎回手探り状態なんですけど、面白いと思うものはどんどん取り入れていきたいですね。賞レースのネタを意識したり、好きなものだけをやる回もあったりしながら。

毛利 一番こだわってるのは、客入れの時のBGMと転換の時のBGMです。

辻井 それ全部僕が決めてて打ち合わせとかしてないし!

毛利 お客様を楽しませるためには劇場に入った時のBGMも大切ですから。

辻井 僕の好きな曲を流してるだけですから!

――ネタづくりはどんな感じで進められてるんですか?

辻井 二人がそれぞれ考えてきて、おもろいと思ったほうをやろかみたいな感じですね。テーマとかはあまり意識せずに作ってます。

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――11月のライブは「ヘヴィーブルドーザー」というタイトルがついてます。

辻井 まったく意味はないんですよ。ただ、ブルドーザーの上に乗った写真が撮りたいなと思っただけなんで(笑)。いま撮影できるブルドーザーを探してるんです。

毛利 響きが面白いとかそういうのだけで決めてますからね。

辻井 夏の単独は「ビクトリーゴング」ってタイトルやったんですけど、あれは先輩のビーフケーキさんが付けてくれました。なんかアイロンヘッドっぽいからあげるわって(笑)。

――中身はどんな感じになるんでしょう?

辻井 まだちゃんと決まってないんですけど、もちろん新ネタはやるつもりです。

毛利 いつもポスターとタイトルと内容が一致してないので、今回はタイトルのブルドーザーを舞台に入れたいですね。ま、舞台監督さんと相談ですけど。

辻井 めちゃくちゃ怒られるって! でも、好きな映像を撮って流すのは単独でしかなかなか出来ないので、それはやっておきたいですね。あとはコーナーとか… ちょっと早めのクリスマスとかやる?

毛利 ちょっと遅めのハロウィンでもいいかも。

辻井 中途半端やなぁ。でも、できるだけギュっといろんな事を詰め込んだものにはしたいです。

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――10月9日には「大阪コント倶楽部」にも出演されます。

辻井 このイベントはもう2回やってるんですけど、中張又張、ななまがり、カバと爆ノ介、セルライトスパが集まってユニットコントをするイベントなんです。僕らも素でめっちゃ楽しんでるライブなんですよ。全員でやるコントもあるし、もちろん各コンビのネタも1本ずつあって。

――コントばかりするメンバーが集まるのは刺激的ですね。

辻井 ほんまに刺激は受けてます。こいつ、こんなこと考えてるんやとか驚くこととかもあって。他のライブだったら却下されるようなことが、このライブでは実現できるんですよね。お客さんもすごくいいお客さんが集まってくれるんです。

――毛利さんもこのライブはかなり楽しみにされてるんですか?

毛利 はい。もうワクワクしてるしドキドキしてるしハラハラもしてて、カタカナ2文字続きが全部入ってるライブになります。相方が言った通りです。

辻井 おいおい! でも「大阪コント倶楽部」はほんまに特別なものなんですよね。このメンバーで作ったコントを持って日本全国まわりたいんですよ。どこのお客さんにも笑ってもらえる自信があるくらい面白いんです、ほんまに。ただ、みんな人気ないんですけど(笑)。面白さの塊みたいなライブです。だから僕らもライブ後はめっちゃ気持ちいい気分になれるんですよ。

毛利 「大阪コント倶楽部」は、ほぼデブとハゲで構成されてますから。まともな人間が数人なので(笑)。

――では、間もなく開催される第3弾はどんな感じになるんでしょう?

辻井 各コンビのネタは必ずあります。あとは、その合間合間にユニットコントがあるんですけど、そっちの方がメインにはなりますね。こんなん今まで見たことないってゆうようなネタばっかりです。なので、コント好きな方はもちろん、思いっきり笑いたい人にはぜひ見に来てほしいです!

毛利 ほんまに、ぜひ見にきてください!

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 「大阪コント倶楽部」

日時:10月9日(水)開場18:15/開演18:30

会場:5upよしもと

出演:中張又張/アイロンヘッド/セルライトスパ/ななまがり/カバと爆ノ介

料金:前売1200円 当日1500円

 

5upよしもと秋の単独祭り アイロンヘッド単独ライブ「へヴィーブルドーザー」

日時:11月14日(木)開場:20:15/開演20:30

会場:5upよしもと

料金:前売1300円 当日1500円

【チケット好評発売中】

◆チケットよしもと  0570-550-100 (※お問合せは10:00~19:00)

チケットよしもと:http://ticket.yoshimoto.co.jp

アイロンヘッドの動画はこちら⇒http://ynn.jp/m/1007148

【アイロンヘッド】

アルバム『from shoegaze to nowhere』をリリース! 音速ライ ンインタビュー

1年8ヶ月ぶりのフルアルバム『from shoegaze to nowhere』(フロム・シューゲイズ・トゥ・ノーウェア)を10月9日(水)にリリースする音速ライン。
福島県在中の藤井敬之(ボーカル、ギター)と東京都在中の大久保剛(ベース)という遠距離バンドの2人から、アルバムの聞きどころ、フル参加している『風とロック』、さらには2人の関係性やお笑いの趣向まで訊ねました。

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※左:藤井敬之、右:大久保剛



――『from shoegaze to nowhere』は、どんなテーマを持ってアルバム作りにのぞみましたか?
藤井 漠然となんですけど、聞いた後にスカッとするようなアルバムにしたくて。いろんなことを言ってるんですけど、前向きになれるようなところを目指しました。僕、福島県に住んでまして、原発事故のこともあったり、前を向きづらい状況もありますが、それを突き破って、「よし、がんばれる」「まだまだいける」と思って欲しいという想いですね。やっぱり、原発のニュースは気になって、汚染水の問題はいつになったら片付くのかな、俺らが生きてるうちに片付くのかなとか思いながら日々暮らしてるわけで、そんな時に聞いて暗くなるようなアルバムにはしたくなかったです。疾走感のある曲が揃ってると思いますよ。
――それは2人の共通認識ですか?
藤井 そんな2人で話し合ったわけじゃないですけど、自然とそこは同じことを思ってるんだろうな……と俺は思ってたんだよね。
大久保 そういうことは、基本的に「こうしようね」っていう話し合いはなくです。
藤井 2人で飲んでる時とかに、こういう方向性だろうみたいな話はしますけど。
大久保 作っていく上で、なんとなく感じ取ったりだとかですね。
――それから『from shoegaze to nowhere』(フロム・シューゲイズ・トゥ・ノーウェア)というタイトルに込められた意味をお聞かせください。
藤井 学生時代、マイブラ(My Bloody Valentine)やあの辺のシューゲイザーっていうジャンルが好きだったんですね。ノイズの中に綺麗なメロディが何となく聞こえるっていうくらいの。ボーカルも楽器の一部として、塊で聞いてもらうっていうジャンルが好きだったんで、自分の音源もボーカルを埋めたかったんですよ。昔はライブも嫌いだったし、宅録してればいいっていう人だったんですけど、そこから僕の音楽人生が始まったとして、今は全然違うところに来てるんです。出たがりだし、ライブ好きだし、MC大好きで長くて怒られるっていうくらいまで来てるので(笑)、“人生、何があるかわかんねえぞ”っていう意味を込めてこのタイトルにしました。
――藤井さんの音楽歴のような意味があるんですね。では、1曲ずつお気に入りの曲をピックアップしていただき、解説もお願いします。
大久保 10曲目の『Bye Bye Blackbird』ですね。これは、今年の5、6月にアコースティックツアーをやったんですけど、そのゲネプロをやってる時に、急に(藤井さんが)今の原型を弾き始めたんですよ。その瞬間から気に入って、アコースティックツアーでもやってたし、絶対アルバムに入れたいなって思ってましたね。そういう思い入れと、単純にメロディが好きです。
藤井 食いつき方がハンパなかったね。
――演奏してて、快感のようなものがあるんですか?
大久保 快感ですか!?(笑)
藤井 あるんじゃない? 昨日聞いてて、この曲ベースいいなって思ったもん。
大久保 マジっすか。何となくですけど、今回は自分らの聞いてきた音楽をちょっとずつ出していこうっていうのがあって、90年代後期の渋谷系って言われる音楽をちょっと出してみようということで、僕はこのへんにどっぷり浸かってたこともありますね。
藤井 俺は全曲好きなんですけど、11曲目の『Beer can』。音速ラインが10年の活動をしてきて、今までだったら「アルバムに入れるの?」って思ってたような曲ですが、今回のツアーで一番盛り上がるであろう曲ですしね。もうライブでやってるんですけど、みんな1回聞くと全員歌ってるっていうね。
大久保 すごい覚えやすいんですよ。
藤井 うん。即効性があって、ツアーを引っ張ってってくれる曲になりそう。このくらいツアーを楽しんで、いろんなモヤモヤを吹き飛ばして欲しいです。
――ビールへの想いを込めた渾身の一曲ですね。そして、箭内道彦さんが手がけたジャケットですが、藤井さんの飼われている……。
藤井 ウサギのちゃーこですね。僕がツイッターにアップした写真を箭内さんが使ってくれたんで、もとはiPhoneで撮った写真(笑)。箭内さん的には、俗にいう名盤って言われるジャケットにしたかったということで、裏面も気に入ってます。
――箭内さんは、今回のアルバムにも収録されているシングル曲『ありがとね』の作詞を担当したり、発起人である『風とロック』での関わりも深いですが、最初の出会いは?

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藤井 『風とロック』1回目、開成山の時(2009年10月開催の『207万人の天才。風とロックFES 福島』)に呼んでいただいて……というか、自分らが熱烈コールしてね。
大久保 出たいって言って。
藤井 それで出しもらって、そこからですね。
――他の方に作詞をお願いしたことはあるんですか?
藤井 初めてですね。なんで頼んだかっていうと、前作の『Alternative』の時に、震災直後だったこともあり、福島への感情を爆発させちゃって。それはやった意味があるんですけど、ファンの方から「藤井さんの気持ちが強すぎて、受け止めるのが大変でした」っていう意見があったんですね。なので僕が書くより第三者の人が書いた方が、もっと受け取りやすいのかなと思って、『風とロック LIVE福島 CARAVAN日本』で全国まわってる間に箭内さんにお願いしました。「福島の気持ちを書いてくれませんか」って。そしたら「ああ、いいよ。でも、福島の気持ちっていっぱいあるから、とりあえず藤井くんのことを書くわ」って答えてくれまして、出来上がった歌詞には、僕が箭内さんに語った言葉しか使ってなかったんです。全部覚えてくれてて。
――ビックリしますよね。
藤井 こんなに聞いてくれてたんだ。気持ち、わかってるなあって。
――『風とロック』への参加も積極的ですね。
藤井 うちらは『風とロック LIVE福島 CARAVAN日本』(昨年12月~今年9月開催)に全箇所参加したから、出演者やスタッフとの家族感がハンパなかったですね。俺、家に帰って“寂しいよ”って泣いてたらしいよ。
大久保 マジで?(笑)
藤井 奥さんの前で“寂しい”って泣いてたらしい。酔っぱらってたのもあるんですけど、全国1年近くかけてまわって、寂しいなという気持ちが強まったと思うんです。いろんな人と知り合えたしね。広島でダルシマーっていう楽器をやってるHouribe LOU(ホウリベ ルウ)君と知り合って、“この音、絶対アルバムに入れたい”と思い、広島から来てもらって、6曲目の『under the sun』に参加してもらったり。『風とロック』とのつながりで、いろんな人との出会いがありましたね。



――遠距離バンドならではのことってあると思うんですが、現状はどうですか?
藤井 早く、(大久保に)パソコンを持って欲しいなっていうくらいですかね。10年間、一瞬だけネットが開通したんですけど、俺がデータで送ったらそれがイヤだったみたいで、いまだにパソコンを持ってないって言い張ってるんです。だけど、この間のラジオでは、「持ってます」って言ってたよね?
大久保 2台持ってます。
藤井 持ってんじゃねえかよ!(笑)
――(笑)てっきりデータのやりとりかと思ってました。
藤井 それだとイヤみたいで、CD-Rに焼いて渡してます。
大久保 データだと寂しいですね。CD-Rなら、ジャケットも作って付けてくれるですよ。
藤井 凝り性だから、そのままCD-Rを渡すのがイヤなので、ジャケット付けてますね。プラス思考に捉えるなら、その時にジャケットのデザインも考えられるますね。方向性とか。でも、面倒くさいよね。
大久保 アハハハハ!(笑)
――遠距離だからこそ、バンドが長続きしてるんですかね?
藤井 う~ん、長続きの秘訣は“TDB”ですね。適度にバカ(笑)。その部分で共通してるんで、あんまり考え込まないというか、“どうにかなんじゃね”みたいな。それが一番、長続きしてる理由ですかね。あと、僕が6つ歳上で、歳が離れてるのもいいのかな。
大久保 それが一番大きいと思うよ。
藤井 同い年だったらぶつかってるかも。昔は、「ははあ」って感じだったんですよ。
大久保 「殿!」って感じで。
藤井 今は逆ですね。「お前」って言いますからね。
大久保 (笑)、実際歳が近かったら、冷静な意見を言えるはずでも、頑固になっちゃうんですよね。
藤井 聞き入れにくいところがあるかもね。
大久保 いろいろ発案しあったりするところで、6個も離れてると、お互い引くところは引いて、出すところは出してっていうそういう関係が出来てますね。



――よしもとアール・アンド・シーのレーベルになったことで、何か得したことなどはありましたか?
藤井 やっぱり、お笑い芸人さんと絡めるっていうのはアール・アンド・シーならではですよね。椿鬼奴さんや平成ノブシコブシさんにPVに出てもらったり、椿鬼奴さんとは一緒にライブもやってますからね。
――お笑いはお好きなんですか?
藤井 好きですよ。
大久保 大好きです。
――特に好きな方とか?
藤井 野性爆弾さんとか。くうちゃん(川島邦裕)の食レポなんて、すげー面白いですよね(笑)。
大久保 一番好きって難しいけど……。
藤井 ほら、この前、COWCOWさんのDVDもらったじゃん。
大久保 あ、COWCOWさんは好きですね。(COWCOWの持ちネタの)アイアンメイシンとか。
藤井 うちら、アイアン・メイデンが大好きなんですよ。
大久保 来日する度、ライブに行ってるくらい。COWCOWさんのDVDは、まだ見てないんですけどね。
――ぜひ、ミュージシャンから観たアイアンメイシンの感想をお聞かせください(笑)。最後に、よしもとニュースセンターの読者へメッセージをお願いします。
藤井 アルバムを聞くとわかると思うんですけど、ライブが見えるアルバムになってます。迷ってるんだったら、ライブに来てください。
大久保 『ありがとね』のPVも見てもらってね。笑いどころもありますので。
――10月から始まるツアー(TOUR K-ROCK 2013)も楽しみですね。
藤井 ライブは激しいですよ。見たことないっていう人にこそ、今回のツアーは来て欲しいですね。

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『frm shoegaze to nowhere』
YRCN-95219 / 2,800yen (tax in)
10月9日(水)リリース
1.G.B.V.
2.ありがとね(album edit)
3.Paint[]
4.変身の術
5.Lost
6.under the sun
7.傘になってよ
8.東京
9.ゆうれい
10.Bye Bye Blackbird
11.Beer can
12.彼女といえば


『TOUR K-ROCK 2013』
大阪公演:10月19日(土)umeda AKASO
名古屋公演:10月24日(木)名古屋CLUB QUATTRO
福島公演:10月26日(土)郡山Hip Shot Japan
東京公演:11月2日(土)新木場STUDIO COAST

●音速ラインオフィシャルサイト
http://onso9line.com/

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松本人志監督 最新作品「R100」「どS」な女王様・渡辺直美 釜山で「どM」状態に!

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アジア最大級の映画祭である第18回釜山国際映画祭 「アジア映画の窓」部門(英語表記:A Window on Asian Cinema)に出品された松本人志監督最新作「R100」(10月5日公開)が、10月6日19時よりMEGABOX ヘウンデにて上映され、主人公(大森南朋)を追い詰める女王様役の渡辺直美が、舞台あいさつと観客からの質疑応答に答えました。

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初の映画祭参加ということもあり、舞台挨拶前には「一人ぼっちでさびしいです。」と不安気味でしたが「松本監督、そしてR100の皆さんの想いを一つにして私が釜山の皆様に伝えてきます」と意気込みました。

会場であるMEGABOXヘウンデの約200席の客席は満席で、上映中も終始笑いが起こっており終演後には拍手が起こっていました。上映後、渡辺直美の登場を今か今かと待っている観客の前に 渡辺が「人前で見せるにはめっちゃ恥ずかしい!」という劇中の露出度が高い衣装のボンデージ姿で登場すると「ナオミちゃ~ん」など声援。大喝采の中、迎え入れられました。

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司会より挨拶を促された渡辺は、10月5日の初日舞台挨拶では松本監督から「(劇中でやったように)司会につばをはかないようにお願いしますよ。」と釘をさされていた渡辺は、
「カムサハムニダ(ありがたとうございます)。アニョアセヨ。(こんにちわ)本日はお越しいただいてありがとうございます。今日は監督が来れませんでしたが、よろしくお願いします。」と丁寧な挨拶。
その後観客の質問に移り司会より「質問あるかたは手を上げてください」とのかけ声とともに質疑応答が始まるや否や、20名あまりの観客が挙手!
「お一人で釜山に来た感想は?」という質問には
「本当にビクビクしながら不安で不安で仕方がなかったのですが、こんなに歓迎されるとは思っていなかったので、かなり感動してます!監督もさびしがると思います!」と興奮気味に答えました。

「今回の出演はどこが大変だったですか?」という質問には
「2階から落ちるシーンがあるのですが、ワイヤーを使って落ちるはずが、スタッフさんが間に合わず本当に2階から落ちたんですよ。でもそれが逆にリアリティがでていましたね」と撮影秘話を披露。

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「ビヨンセダンスを踊ってもらっていいですか?」という予期せぬ観客の「どS」なお願いには、一瞬戸惑いながらも、音楽なしの状態で踊ると会場から拍手喝さいを浴び、韓国の観客にもビヨンセの面白さが伝わったことに渡辺も感動していました。

「松本監督作品が全作品好きですがかなり独創的です。そのような監督作品をどんな気持ちでオファーを受けましたか?」という質問には
「憧れの先輩ですので、また吉本の後輩ですので喜んで出演させていただきました。映画は私も1回観ましたが何度も観て理解を含めたいと思います。」と答えました。

「R100のタイトルの意味は監督から聞いていますか?」という質問には
「全然聞いてません!意味も分かりません!監督に聞いてみます!」と率直の答え。
「韓国の男性はマッチョですがどんな男性がタイプですか?」とい映画とは一切関係ない!?質問には
「私は筋肉が大好きで、韓国の男性は肌がつるつるで白くて大好きです!逆にこんな太った体型の私はいかがですか?」という渡辺の逆質問には会場から拍手が起こり渡辺もご満悦に。

最後の挨拶として渡辺直美は「温かく迎え入れてありがとうございます!この映画を友達5人以上に是非薦めてくださいね!」という挨拶でしめました。


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その後終了し会場を後にしようとすると、観客からのサイン責めに身動きがとれない状態になり、急遽サイン会になりました。明日10月7日に東京で生放送がある為、本日中にソウルに戻らないといけないという強行スケジュールでしたが、韓国の観客に一人一人サインや握手をしました。
サイン終了後、渡辺直美は「貴重な体験できて感動しています。監督にはDJ風に『やりましたっ!』と言おうと思います」と興奮気味に答えました。
劇中では主人公を追い詰める「どS」の女王様が、釜山では沢山の観客にサインを責められるという「どM」状態のうちに終了しました。

なお、渡辺直美は「R100」連動企画で全国の様々な特技をもった女王様(一般女性)を決定する「第一回ご当地女王様決定戦」のプレゼンテーターとして参加しており、見事初代女王様に輝いた女王様を表彰するために10月9日広島に参ります。
釜山での舞台挨拶前は「ボンデージ姿になるのは、恥ずかしいのでこれで人生で最後かもしれません」と明言していましたたが、釜山国際映画祭で想像以上の歓迎ぶりに広島でもボンデージ姿で再登場するか期待!?されます。

また、全ての上映が即完売した注目作品である「R100」に対して明日10月7日から始まる世界のバイヤーが集まる「アジアン・フィルムマーケット」の前にすでに各国からの問い合わせが多数あり、開催前にも関わらず香港での公開も決定しました!

すでに2014年全米公開も決定しており世界から注目されている松本人志監督の今後も見逃せません。




「R100」情報
出演:大森南朋/大地真央、寺島しのぶ、片桐はいり、冨永愛、佐藤江梨子、渡辺直美/前田吟、YOU、西本晴紀、松本人志 /松尾スズキ/渡部篤郎
監督・脚本:松本人志  
製作:吉本興業株式会社 
配給:ワーナー・ブラザース映画 
(C)吉本興業株式会社
公式HP: http://www.r-100.com/ 



全国大ヒット上映中



【ダウンダウン】【松本人志】【渡辺直美】


2013年10月 6日 (日)

祝20周年!シンクタンクが記念ライブ「20歳」開演前の会見で意気込みを披露

おデブのタンクと、ふるさと・滋賀県東近江市への愛から芸名を改名した近江のこかじろうによるコンビ、シンクタンクが、このたび20周年を迎えました。これを記念して、10月6日(日)、成人式の意味も込めての単独ライブ「20歳」を、なんばグランド花月にて開催。開演前には囲み会見を行い、ライブに向けて、そしてさらなる未来へ向けての意気込みを語りました。

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まずは、20周年という節目を迎えた心境について。こかじろうは「上もなく下もなく、そんなに変化のない20年でしたけども、漫才師としてはそれがよかったのか悪かったのか…とにかく続けてこれました」、タンクは「今日、答えが出るとかの重圧もなく(笑)。まだ過程ですからね。上を見れば諸先輩方がたくさんおられますし、我々は20年そこら。ひよこですよ」と、それぞれコメントしました。「横山ホットブラザース師匠に『僕らの20年で(ライブを)やらせてもらいます』と言ったら、『僕、60年やってんねん』と。もうね、おこがましいです。僕らも、いつまでも板の上で元気でしゃべれるようにしとかないとダメやな、と思いました」(こかじろう)、「(西川)きよし師匠は『そうか、やすし・きよしは20年やられへんかったからなあ。もう、やすし・きよしを超えたな』って。いやいや何をおっしゃる!と(笑)。年数だけで、実力はまだまだ。それでも今日は20年やってきたという証を見ていただいて、楽しんで帰っていただければ」(タンク)と、大先輩とのエピソードを交えつつ舞台への思いも明かしていました。

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ライブでは、本領発揮の漫才を2本と、師匠である里見まさと、兄弟子のティーアップを迎えての一門トークコーナー、さらに最近なんばグランド花月で好評を博している坂田利夫とのユニットコントも披露。河内家菊水丸からは、シンクタンクの20周年を祝う河内音頭がプレゼントされました。「菊水丸師匠とは、お仕事でご一緒させていただくことが多く、かわいがっていただいてて。こういったイベントをやるにあたり、ぜひ菊水丸師匠に賑やかに、お祭りっぽく20年を振り返っていただきたいと思ったんです」と、オファーの理由を語ったタンク。もちろん快諾してもらったそうで、この後の本番、懐かしい秘蔵写真とともに歌い上げられた「シンクタンク物語」は、ふたりにとってもお客さんにとっても、20周年の素晴らしい記念になったようです。

質疑応答では、「これまでにコンビの危機はなかったのか?」といった質問も。タンクによると「20年で1回大ゲンカしただけ」とのことで、楽屋内でも「仲がいい」と評判のコンビなのだとか。ちなみにその大ゲンカは、「10年ぐらい前、うめだ花月で」(タンク)。それまで互いに積もり積もった不満がひょんなタイミングで爆発し、楽屋でケンカになったそうですが、それを止めてくれたのが村上ショージ。タンクは「和まそうと思ったのか『やめたげて〜』とか『ドゥーン!』とか笑わせようとしてくれはって(笑)。最後に『仲ようやれ! お客さんは関係ないねんから。やることはきっちりやってこい!』って言われたのがすごく印象に残ってます」と、しみじみ。こかじろうも、「その後の漫才が、またウケましてね。舞台袖では『もう解散しよう』って言ってたのに、近年まれに見るぐらいウケた」と言い、それを見ていた後輩たちが「『この人らすごいな』って言ってくれてたみたいです」と、懐かしそうに振り返っていました。

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また、先輩はもちろん「りあるキッズなんかは、今日、なんばグランド花月での1回目出番が終わって戻ったら、楽屋の鏡台の前にお花をぽんと置いてくれてた」(タンク)というほど、後輩にも慕われているふたり。タンクは「気さくになんでも言うてくれる後輩が多いんです。我々としても、けむたがられる先輩より、なんでも言うてもらえる先輩でいたいなと思いますね」と、うれしそうに話していました。

そして、20周年を経た「これから」への思いも。「20周年のイベントでは集大成を見てもらいます、と言ってますが、次やるときはまた次のことをやらないといけないのかな」(こかじろう)、「20周年で一度リセットして、また新たなもんを作り出して、年数重ねていったほうがいいのかなとは、自分らなりに思っています」(タンク)と、決意を新たにしている様子です。もちろん、「変わらず漫才をちゃんとやっていきたい」(こかじろう)という気持ちは変わりません。タンクの「その上で『味が出てきたな』なんて言っていただけたらうれしいですね」という言葉に、こかじろうも大きくうなずいていました。

これまで同様、そしてこれまで以上に熱い思いで漫才に取り組む“20歳”のシンクタンク。これからも、ますますの応援をよろしくお願いします!


【シンクタンク】

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2013年10月 5日 (土)

『R100』公開初日、松本人志監督&大森南朋さんが大阪でも舞台挨拶・ティーチイン

『R100』公開初日となった10月5日(土)、東京・新宿バルト9に続き、大阪・梅田ブルク7においても舞台挨拶&ティーチインが行われ、松本人志監督と主演の大森南朋さんが登壇しました。今作は、謎のクラブ「ボンデージ」に入会してしまった主人公が、信じがたい出来事の数々に巻き込まれていくという刺激的なリアル・ファンタジー・エンターテインメント。謎が謎を呼ぶ問題作が、ついにそのベールを脱ぎました。

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上映終了後、興奮冷めやらぬ場内に松本監督と大森さんが登場すると、観客から割れんばかりの拍手が送られます。司会進行は、こちらも東京会場同様、今作に企画協力として参加した倉本美津留さん。さっそくふたりによる挨拶からスタートです。

松本監督は、「コメディ映画ではないのですが、人それぞれ、笑いがこぼれるところもあるのかなと思っています。皆さんのリアクションは見れていませんが、わりとよかったんじゃないかな」とコメント。さらに「…っていうふうに、なんかよくわからない通行人の人が言ってました」と続け、倉本さんから「それはスタッフの方ですね」とツッコミを入れられます。大森さんは、「お客さんがいっぱい入ってくれたらうれしいです…いや、うれしいのかな? あの姿をみんなに見られて」と笑わせつつ、「とにかく今日は大阪に来れてよかったです」と話しました。

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ここからは、さっそくお待ちかねのティーチインに突入。3人も舞台上に用意された椅子に腰掛け、リラックスした雰囲気で話が進められていきます。質問する人は、それぞれ職業と自身がSかMかを表明しなければならないという『R100』らしい特別ルールも設けられ、大いに盛り上がりました。

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ひとつ目の質問は、「(相方の)浜田さんは映画に使わないのですか?」。松本監督は「毎回、聞かれるんですけど…」と前置きしてから、「ありえない、ありえないと言い続けてきましたが、最近、一周回って出てもいいんちゃうかなと思っています」。ただし懸案はギャラだそうで、「高いので事務所と調整しないと…事務所が厳しいですから」とのこと。大森さんは「見てみたいですけどね」と興味津々で、最後は「浜田を緑に塗って、実写版シュレックをやらせてみたらいいんじゃないですか」(松本監督)と仰天企画(?)まで飛び出していました。

続いては、「松本さんは常々(自分は)Mだと公言されていますが、今回の映画は自分の願望も手伝ってのものなのでしょうか?」という質問が。これには「(劇中で描かれたようなことを)『されたい』とまではいかないが、『別にされてもいいかなあ』と」とポツリ。大森さんからは「演じながら『監督はこういうことをやられたいのかな?』と思っていました。もしかして、自分がやりたいことを僕にやらせて、それを見ているプレイかな、と」との声も。これを受けて松本監督は過去の爆笑体験なども交えつつ、「今からやるぞ!という感じではなく、この映画に出てくるように、日常の中で繰り広げられるのが好きなんでしょうね…って、何の質問でしたっけ?(笑)」とさりげなく明かしていました。

「キャッチコピーに『父はM。』とありますが、おふたりのお父さんはどうでしたか?」との質問には、「あんまり考えたことがないですが…両方持っているのではないでしょうか」と大森さん。一方の松本監督は、「小学校の高学年ぐらいのとき、親父のタンスからSMの本を見つけたことがある」と告白。「(掲載されている写真が)縛られてる女の人ばっかりでしたので、完全に親父はSだったと思います。ある時、母親から『お父さんはすごく噛んでくるんやで』って言われたこともありました。その時は意味がわからなかったんですが、『そのうちわかるわ』って」と語り、笑いを誘っていました。

4つ目の質問は、「自分がSかMか気付いたのはいつですか?」。大森さんは「役者は受けでいる方が多いので、そういう部分ではMなのかも。仕事をしていて気付かされたこともありますね。夜に関しては…今ここで言うことでもないかな、と(笑)」だそう。松本監督は「コンビを組んでお笑いというものをやっていくと、どんどんボケはM化していく。職業なのか何なのか、気がつけば浜田はどんどんSになり、僕はどんどんMになっていったというのがありますね」と、こちらも芸人という職業にからめて回答。しかし、その傾向は仕事によっても変化すると感じているそうで、「映画を撮ってると、やっぱりSな部分があって。そうじゃないと、役者さんにこうしてと言うのは難しい。監督はSじゃないとダメなのかなって。で、編集するときはMになってるというか。悩んで苦しんで…そういう仕事かなと思います」と、映画監督という仕事を分析していました。

最後の質問は、今作の映像世界、そして音楽について。「映画に登場する主人公の家などが、昭和テイストな感じがした。僕自身が『バロムワン』とか『愛の戦士レインボーマン』とかが好きなので、女王様がドルゲ魔人に見えたりもしたんですが、そういった影響はあったのでしょうか?」「劇中でダウンタウンブギウギバンドの『サクセス』を使ったのは何故ですか?」というふたつでした。映像については、「監督をやるときは、自分の内面みたいなものをどんどん出していかないとダメなんじゃないか。だから自分の好きなもの、経験や考えを出していくと、どうしても子供の頃の体験などが知らず知らずのうちに出いるだろうし、それを隠すつもりもない」と松本監督。また、「懐かしい感じがしたっていうのは、そもそも僕の好きなテイストでもあるし、この映画はパロディじゃない、むしろシリアスで怖いものなので、緊張感を出すために、ちょっと昔のイメージを出してみた」とも。車の追跡シーンで流れる曲は、当初もう1曲の候補があったそうですが、いずれもダウンタウンブギウギバンドの曲で、「だから自分のコンビ名をダウンタウンにしたというわけじゃないんですけど、どこか魅かれるものがあるんでしょうね」と語っていました。

ティーチイン終了後には、倉本さんから大森さんに、「監督松本人志は他の監督と比べてどうですか?」との質問も。大森さんは「すごくいい空気があった。巨匠の空気がありました」と答え、松本監督を照れさせていました。

この後のフォトセッション中にも、客席からは「面白かった!」など声援が次々に。「パート2は作らないんですか?」という声には、松本監督がすかさず「『R100 2』って、ややこしない?」と答え、またまた笑いが起こっていました。締めくくりには、「今日、見た人は、お友達に紹介してください。あいつがあんなひどいことになってたって言ってください」(大森さん)、「『どうだった?』と聞かれたら、『嵐が頑張っていた』と言ってください。そう言えば、だまされて見に来るかも。でも嘘じゃないですから」(松本監督)と、それぞれ改めてPRを。「これからも機会があれば、新しいことに挑戦していきたい。ひとりぐらい、こんなおかしな監督がいてもいいのかなと思います」との松本監督の言葉には、ひときわ大きな拍手が沸き起こっていました。



作品情報

『R100』

監督・脚本:松本人志

出演:大森南朋/大地真央、寺島しのぶ、片桐はいり、冨永愛、佐藤江梨子、渡辺直美/前田吟、YOU、西本晴紀/松尾スズキ/渡部篤郎

配給:ワーナー・ブラザース映画

http://www.r-100.com/

10月5日(土)より全国ロードショー!



【松本人志】

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「こんなめちゃくちゃな監督が一人いてもいいと思う」松本人志監督最新作『R100』初日舞台挨拶

10月5日(土)、東京・新宿バルト9にて『「R100」初日舞台挨拶』が行なわれ、松本人志監督、大森南朋さん、大地真央さん、寺島しのぶさん、佐藤江梨子さん、渡辺直美、渡部篤郎さんが登壇しました。

Bv1p0487i 本作は、大森さん演じる主人公の片山が謎のクラブ「ボンテージ」に入会したことをきっかけに、さまざまな信じられない出来事へ次々と巻き込まれていくという未体験のリアル・ファンタジー・エンターテイメント作です。

司会進行を務めるのは、本作の企画協力である放送作家の倉本美津留さん。「松本監督と地方を回って来まして、いろんなお客さんと触れ合いながら感想もさまざまで面白かった。今日は見終わってから(の舞台挨拶)ということで、感想をお持ちだと思いますから手を挙げて質問いただければと思います」と挨拶しました。

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監督を始めとした出演者陣が登壇すると、客席からは声援が。松本がその声が聞こえた方向を見て会釈すると、観客は手をぶんぶん振りながら大喜び! あまりの盛り上がりっぷりに、寺島さんや佐藤さんから思わず笑みがこぼれます。

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主演を務めた大森さんは「やっと初日を迎えられて、ホッとしています。初日から足を運んでいただいて、ありがとうございます。今日は観られた方ばかりということで、皆さんがどんな目で僕を見ているのかなと不安になります」と笑わせます。

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「皆さんがどんなふうに感じてくださったのか、興味津々です」と挨拶したのは、大地さん。「独特で個性的な、世の中にない作品に出させていただいて、私にとっては挑戦だったんですけど、いい経験をさせていただきました。いまは皆さんのお声を聞きたいと思っています」と客席に語りかけます。
「上映後なので、ドキドキします」と語った寺島さん。「本当に短い時間でしたけど、監督とご一緒させていただいて楽しませていただきました。皆さんの意見を聞けるのを楽しみにしております」と、独特な映画ということもあって、やはり出演者の方々は観客の反応が気になる様子です。
倉本から“ある場所に登場する女王”と紹介された佐藤さん。「今後、その場所へ行くのがすごく怖くなりました。皆さんにそういう目で観られるのかな……と思うと緊張しますけど、現場は楽しかったです」と語りました。

直美は「私は基本ドMなんで、城王様が演じられるかどうか不安でした」と本音を吐露。「初日に、大森さんにあんなことをするシーンで……。でも、やればやるほど気持ち良くなってきて、楽しめました」と、かなり作品を楽しんだようです。

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謎の男・岸谷を演じた渡部さんは「僕は2回観てるんですけど、表面的にSだとか、大森の醜い体とかが出てますけど(笑)、とっても知的な映画だなと感じましたね。改めて、松本さんはすごい方だと思いました」と静かに語りました。

「撮影はトントン進みまして、女王様誰とも恋に落ちることもなく、無事クランクアップを迎えられてよかったですね」と飄々と語り、笑いを誘った松本監督は、「やっとここまでこぎ着けたというか、自分の撮りたい部分を相当表現できたんじゃないかなと思います」とアピール。「この映画が当たるかどうかはわからないんですけど、(現在ヒット中の映画である)『そして父になる』を観てから、“そして父Mになる”を観ていただければ。ワンパックになって便乗できるのかなと」と、ウィットな言葉をかけると、会場からは笑い声が起こりました。

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挨拶後は、お客さんとの質疑応答へ。倉本さんが「職業と、SかMかを答えてください」と告げると、最初の方は「Mです」と返答。「Mだということ、これくらい大勢の前で言うと、ぞわっとするでしょう?」と話しかける松本監督です。
「監督の作品の魅力は、ラストにあるというか。毎回どんだけビックリさせられるのかなと楽しみにしていて、今回もコントラストがすごくてビックリしました。毎回、ラストのつくり方はどうされているんですか?」という質問に対して、松本監督は「毎回、ビックリさせたいという思いはあります」と返答。「会議で聞いたとき、なんちゅう発想やと思いましたよ」と倉本が補足すると、「そうですね。非常にウケがよかった海外でもあのシーンだけは、ぽかーんとしてた。でも、僕としては“やった!”という感じもありました」と語ります。

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「撮影中に、自分の中に二面性を見つけた瞬間を教えていただきたい」と言われたのは、女性陣。最初に指名されたのは直美だったのですが、「二面性? 二面性の意味が理解できない」とパニック気味。「そんな難しい言葉じゃないけど……でも、わからないんやったらしょうがないよね」(松本監督)「直美、最後な!」(倉本さん)とたしなめられます。
寺島さんが「MとMだと楽しくなるから、Sにならざるを得ないときがあるのかなっていう。だから、相手によるんじゃないかなと思いましたね」と言えば、佐藤さんは「Sのほうが頭とか体を使うような気がします。叩くほうも痛いんだというか。だから、集中するとSになれるのかもしれないですね」と語ります。
まず大森さんに劇中でしたある仕打ちについて謝ったのは、大地さん。
「笑いながらやるっていうことだったんですけど、(演じている最中に)もしかしたらマー子(注:(2009年、日本テレビで大晦日に放送された『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!! 絶対に笑ってはいけないホテルマン24時』で演じた林家パー子さんのパロディ)になるんじゃないかっていうくらいテンションが上がって来て、異常に興奮した自分がいたんです。監督がいたから、懐かしさとともに(そういう一面が)出て来たのかもしれないですね」と静かに分析します。
これを聞いていた松本監督は「大地さんの演技がすごくて。カットをかけたのは、大森さんがかわいそうやったから(笑)」と語ると、「寺島さんもすごかったですよね」と倉本さん。大女優のお2人は、女王様をも見事に体現しているようです。

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倉本さんから「もう大丈夫やな?」と振られた直美は、「二面性の意味わかりました!」と笑顔で答え始めます。
「私は最初、Sの気持ちがわからなくて入り込めなかったんです。けど、監督はもうちょっとSっぽさを出してほしかったみたいで、ダンスシーンでかなり踊らされたんです。その追い込み方で、無理矢理Sになれたというか……末もとさんに観られているから興奮しちゃったんですかね?」とコメント。その結果、松本監督が“そこまでやらなくても……”と躊躇うほど思い切りのいいシーンが撮れたようでした。

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松本監督の大ファンだという男性が、涙で声を詰まらせながら「松本監督のような、革命を起こし続ける人と一緒に仕事をして、何か得たことはありましたか?」と熱を帯びながら質問したのは、男性キャスト2人へ。
「まさか松本さんが仕事をくださるなんてという感じで、やっぱり嬉しかったですよ。こういう役もいただけるものではないので、経験としても役者としても刺激的な時間を過ごしました」と大森さん。渡部さんも「大森と同じなんですけど、最初にも言ったように知的な映画だなと思いました」と語ります。
倉本さんが「大森さんと渡部さんのやりとりが最高なんですよね」と絶賛すると、松本監督も「僕と浜田が語るとコントになってしまうようなシーンも、俳優さんがやると絶妙なバランスになるんだなぁと勉強になったし、感動しました」と感謝を述べました。

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今作は『第18回釜山国際映画祭』の「アジア映画の窓」部門に出品。6日(日)夜の公式上映に向けて、直美はこのあと一人で釜山に向かいます。
「劇中の格好で舞台挨拶に出るんですけど……石とか投げられないですかね?」と不安げな直美に、「劇中でやったことはやらないように! よろしくお願いします!」と託す松本監督でした。

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最後にメッセージを求められると「どうだったと訊かれたら、嵐がすごかったよ、と。嵐がパンツ一丁で走ってたとか言うといてください。そうしたら、見に来る人もいるかもしれないので」とポツリ。「ウソはついてないですからね」と倉本さんも念を押すと、会場からはクスクスと笑いが起こります。
そして、松本監督は「この先どうなるかわからないですけど、一人くらい、こういうめちゃくちゃな監督がいてもいいのかなと思っていますんで、次回も頑張ります。どうぞよろしくお願いします」と映画に懸ける熱い思いを吹くんだコメントを残しました。

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●作品情報
R100
監督・脚本:松本人志
出演:大森南朋/大地真央、寺島しのぶ、片桐はいり、冨永愛、佐藤江梨子、渡辺直美/前田吟、YOU、西本晴紀/松尾スズキ/渡部篤郎
配給:ワーナー・ブラザース映画
http://www.r-100.com/
©吉本興業

10月5日(土)全国ロードショー!

【松本人志】