"セゲ! ホ~!"コールで2016年の幕開け! 大阪・オリックス劇場で「同期ライブ&アキナ牛シュタイン」のカウントダウン!
12月31日に、大阪・オリックス劇場でかまいたち、天竺鼠、藤崎マーケットによる「同期ライブ」とアキナ、和牛、アインシュタインによる「アキナ牛シュタイン」がドッキングした「同期ライブ&アキナ牛シュタイン!!最初で最後のカウントダウンLIVE2015!!~絶対お餅ろいよ!!~」が開かれました。
オープニングはVTRで紹介された順に、メンバーが客席通路から登場。天竺鼠・瀬下&アインシュタイン・河井、藤崎マーケット・田崎&アキナ・秋山、かまいたち・濱家&和牛・川西、藤崎マーケット・トキ&和牛・水田、かまいたち・山内&アキナ・山名、そして天竺鼠・川原&アインシュタイン・稲田がそれぞれペアで現れ、手にはサイン入りカラーボール。それを投げてプレゼントすると、会場は早くも最高潮の熱気に包まれました。ステージに集結し、お客様でいっぱいの客席を見渡して「こんなうれしいカウントダウンはない!」と興奮気味の山名。大阪市内有数の大劇場だけに、その景観にメンバー全員、圧倒されている様子でした。そんな中、「本当に(お客様が)来てくれてるんですかね?」と疑い始める川原。「CGの可能性がある」と信じられないようでした。
カウントダウンに向けて、数々の企画を用意していますが、「1万秒前からカウントダウンします!」とトキ。そんなことをしていたら何もできないという理由で即却下され、まず最初のコーナー「○○でカウントダウンを迎えましょう!」を始めました。こちらは、年があけてすぐ何をするか決めるというもの。すでに企画を考えているメンバーたち、「せーの」でフリップをオープンしました。瀬下は「2015年おつかれさま瀬下ー!」。水田は「そのおつかれさま"せげ"って何ですか?」と瀬下(せした)を(せげ)と読んでいました。すると「(瀬下)豊は"ほ~"」と読めるとメンバーが口々に言い出し、「瀬下豊」で「セゲ!ホ~ォ!」とヒップホップの掛け声のようなノリに。満席の会場から返る"ホ~!"という一体感ある声に瀬下も大満足です。田崎は"ニョッキッキ"の年明けバージョンを提案。「ハッピニューイヤー!ハッピニューイヤー!ニョッキッキ!」という掛け声で全員でやりましょうとのこと。ですが、これには続きがあり、「みんなで1を出して、"あ゛~‼"と嘆く」までが田崎の提案です。実際、お客様と全員でやってみたところ、嘆きの"あ゛~‼"にもインパクトがありました。が、新年早々、下がるからという理由で却下に。トキはイラストですが、和菓子のメーカーのキャラクターが"五郎丸ポーズ"をしているもので、「あ!間違えた!」。そして「黒糖ドーナツ棒のアイナック神戸の選手のテンション」と藤崎マーケットのネタでもおなじみのショートコントを田崎と二人で実演しました。山内は「いつ年越したの? 今でしょ‼」と提案、濱家はすぐに「はい、ダメ」と却下。川西は「酒や酒、酒持ってこんかーい!」と威勢よく、秋山は「オー!っていう水田くんのギャグをやって、そんなことより足むっちむちと言う」、河井は「3!2!1!とカウントダウンして、すぐに1!2!ってカウントアップする」。これに対し、稲田が渾身の「なんでやねん‼」を出しました。そんな稲田は「新年明けましておめでとうございます、山瀬まみです」と山瀬まみさんの物まねをする、もしくは芦田愛菜さんの物まねを実演しながら提案ん、水田は「それぞれのひざにもたれて円になって、空気椅子状態で静止して"この6組は永遠に!"という」と提案、濱家から「ダサ‼」と一蹴されていました。山名は「年明けもお笑いで始めたいから、僭越ながら伝統をお借りして...」と長々と前置きして「みんなで"変なおじさん"をする」と提案、会場のリアクションを受けて「今のところ手ごたえは?」と濱家が尋ねると、「ないね」と山名、実現不可能な空気にあきらめを感じていました。そして「さあ、どうしましょう!」と進める濱家ですが、川原に聞くのを忘れるというアクシデントも。「マジ無期懲役~!」とご機嫌ななめの川原、やりたいことを尋ねるとフリップには「年が明けた瞬間にやりたいこと」とそのまま書いていました。そういう意味ではないと諭され、「じゃあ、ささっと書き直します!」と改めるも、フリップには「サッサッサッ」の文字がありました。それぞれの提案の中で最も盛り上がったのが、瀬下の「セゲ!ホ~ォ!」の掛け声。年明けすぐにやりたいことは、こちらに決定しました。
続いてはシャッフルネタを披露。コンビ4組、トリオ1組、ピンネタ1人という組み合わせで事前抽選、ここでしか見られないスペシャルネタでわかせました。まずはトキ&山名で、藤崎マーケットが『キングオブコント2015』決勝の1stステージで演じたネタを、田崎の役を山名に代えてお届け。秋山&水田もコントを。秋山の家に遊びに来た水田が傍若無人な振る舞いで非道っぷりを見せるのですが、秋山の自宅での"習慣"にやがておそれおののくというネタを披露しました。山内&稲田のコンビはショートコント集を。稲田の嘆きツッコミスタイルを山内も踏襲、二人交互に嘆いていました。
トリオは田崎、瀬下、河井というツッコミ三人衆で。大ボケ田崎、小ボケ瀬下、ツッコミ河井という構成でボブスレーを題材にしたコントを見せました。田崎は興奮すると"キャー‼"と甲高い声で笑う癖があるという設定、会場に響き渡る"キャー‼"に爆笑を起こしていました。続いて濱家と川西という仲良しコンビで漫才を。"イケてる男のデート方法"をテーマに、それぞれイケてる男を提案するも、ところどころに酒にまつわる何かが引っ付いてくるという、哀愁も漂うネタでわかせました。最後はピンの川原。舞台には高座が、川原も羽織と着物で落語を披露するのかと思いきや、舞台にじっと立ち尽くしたり、黒子が高座を動かして川原は舞台上を遊覧、最後はローラースケートで舞台上を徘徊するという、なんともシュールなネタで閉めました。
時刻は23時30分、カウントダウンまで間もなく!というところで「リクエスト紅白替え歌合戦‼」を。メンバーがリクエストしたお題に沿って替え歌を披露するというもの。同期ライブチームが紅組、アキナ牛シュタインチームが白組となり対決しました。まずは紅組、山名からのリクエストで「瀬下とトキにエクスプロージョンの『本能寺の変』の替え歌を」というリクエストが。それを受けてふたりが見せたのは、"山内の変"と題したNSC26期生の間で多く語り継がれた在学中の山内のある行動を替え歌にして笑わせました。続いて白組からはトキがアキナの二人にリクエスト、「西野カナさんの『トリセツ』」を替え歌で披露。ふたりは『キングオブコント2015』で演じたネタを替え歌にして、番組放送後に起こったエピソードも交えて披露しました。
2回戦は水田のリクエストから。田崎に「クリス・ハートさんで『糸』を」という要望です。それに対して田崎は、自身の食生活をネタにした替え歌で応えました。田崎も水田にリクエスト、曲目はX JAPAN「Rusty Nail」で「料理人としての水田くんを出してほしい」ということで、水田は替え歌というよりも曲に乗せて大根のかつらむきをするという技で魅せました。
続いて攻守交替、白組・山内から稲田にリクエスト、曲目はSEKAI NO OWARIで「DRAGON NIGHT」です。稲田は「KAO NO OWARI」と題し、アーティスト名もAGO NAGAIに変え、自身の顔を題材にした替え歌で笑わせました。そのクオリティとあまりの内容に会場は大爆笑、歌が終わってもしばらくどよめきが響いていました。稲田から山内へのリクエストは、水戸なつめさんの「前髪切りすぎた」。山内も自身の顔いじり、顔が丸すぎて太って見られるというネタでした。前髪ぱっつんのかつらをかぶって出てきた山内、実はこのカウントダウンイベントで最も制作費を費やしたのが、山内のかつらだったそうです。
続いて川原から川西と河井にリクエストが。「アナと雪の女王」の『とびらを開けて』を替え歌で披露、川西と河井は祭りで出会った男と女の"駆け引き"を歌にのせました。女役は河井、河井もかつらをかぶっていましたが、山内のかつら代に大部分を割かれ「そのおかげで粗末なものになった」とぼやく河井でした。歌合戦の最後は川西からのリクエストで、川原と濱家にJ Soul Brothersで「R.Y.U.S.E.I.」を。スーツにサングラスといういでたちで現れたふたり、ほとんどカラオケでしたが、特に間奏でのダンスで魅了していました。歌合戦と謳いつつ、勝敗はなくコーナー終了。間髪入れずにツイッター連動企画へ。
こちらはツイッターでリクエストを募ったVTRを放映。第1位となった濱家&川西による「ベロベロでの『101回目のプロポーズ』名シーン再現」で、二人が酒をあおり、徐々に泥酔していく様を映したVTRが流れました。
気が付けば時刻はカウントダウン5分をきり、ぎりぎりまで2015年にやり残したことをやろうと、トキの「全員でジャンプして女子高生みたいな写真を写す」からスタート。こちらはお客様による写真撮影もOKということで、一斉にスマホや携帯のカメラが向けられました。山名の「みんなで山名のポーズをする」もお客様全員で行い、ばっちり決めました。秋山は「アイ、トゥイマテーン」を披露し、MCをしたいという稲田はマイクを持って「どない~?」と仕切りました。そして「山内の逆立ちを手伝いたい」という川原のたっての願いをかなえるため、山内が逆立ちにチャレンジ川原は山内の体を受けとめたまま。時刻は10秒前直前、山内は逆立ちのままカウントダウンを迎えました。そして「ハッピニューイヤー!」の掛け声に続いて「セゲ!」「ホ~ゥ‼」とオープニングで決定したセゲホゥコールを大声でコール&レスポンス、ばっちり決まって幸先よい2016年の幕開けとなりました。
逆立ちしたままだった山内は「逆さで見る客席も新鮮だった」と頭に血を上らせながらもご満悦、稲田はここでも年明け初MCを行いました。「2016年の抱負はない?」と濱家が尋ねると、「はい!」と手を挙げたのは田崎。替え歌紅白歌合戦での出番を終え袖に戻る際、暗闇の中でスモークをたく機械に躓いたそうです。その衝撃たるはすさまじく、靴が破けるほど。「まだ靴を脱いでいませんが、どうやらけがをしているみたい」と田崎。よって「2016年はけがをしない」と抱負を語りました。
そして年明け一発目のコーナーへ。その名も「2016年最強‼ 福男決定戦‼」。全員参加のこのゲーム、2択のロシアンルーレットが5つ用意されており、それをすべてクリアした人が2016年の福男になるというもの。NGになるとゲーム終了に加えて、神主さんにふんした男から背中に喝を入れられるという罰ゲームも待ち受けています。先陣を切ったのはトキ、「行きますかー!」と気合も十分、舞台脇の花道から走って姿を現し、1つ目の二択、ロシアンタライにチャレンジ。AとB、どちらかの紐を選び、紐を切ってもタライが落ちなければOK、トキは「B!」と迷わず選んだものの、頭上にタライが。さっそく失格となりました。二番手は河井、ロシアンタライと中身が甘ければOKのロシアンおもちはクリアしたものの、ヘッドを押すと電気が走るびりびりペンでギャー!!と倒れ、失格に。次にチャレンジしたのは山内、第一関門のタライが落ちて失格。アポロン山崎の2016年占いで、この12人のメンバーの中で2番目に運勢がいいと言われた山名、皆の期待が集まります。タライOKはOK、第二関門のいい匂いとくさい匂いがするロシアン匂い瓶もOK、びりびりペンもクリアし、熱湯か常温の水が出るロシアンポットまでたどり着きましたが、ここで熱湯が出て失格。頭で熱湯を受けた山名はその熱さにしばし呆然としていました。
田崎の番では、第一関門が変更。ロシアンのれんで、一斗缶が下がっているのれんとそうじゃないのれんとを選択することに。舞台袖からのれんめがけて走ってきた田崎、一斗缶の方を選んで失格。濱家もMCを稲田に託して挑戦、ロシアンのれんでNGでした。ここで第一関門が再び変更。ロシアンパネルで、一方は板、一方は紙というもの、こぶし一突きで紙だとOKというものに。まず挑戦したのは川西、板を選んでしまってNGに。そこで水田がリベンジをと立ち上がりました。そして思いっきり殴り倒し、一瞬紙か?となったものの、勢い良すぎて板が破けただけという結果で失格。ここでまだ挑戦していない人を確認したところ、どさくさに紛れて「もうやりました」と川原。すぐに見破られてチャレンジすることに。第一関門がロシアンパネルからロシアンロッカーに変更。どちらかのロッカーにおネエの方が入っており、そちらを開けるとキスされるというもの。恐る恐るロッカーを選ぶ川原、開けるとそこにはおネエの方が。思いっきりキスされて失格に。稲田もロシアンロッカーにチャレンジ、NGの方を選んでしまった稲田ですが、そのインパクトにおネエの方がロッカーに引っ込んだため、「"稲ちゃんパワー"でOK!」と濱家判断でクリア。稲田は4番目のロシアンポットまでたどり着きましたが、そこで熱湯を選んでNGに。続いて瀬下が挑戦、「うぉ~!!!」と雄叫びを上げながら3番目のびりびりペンまで行くも、そこでNGに。第一関門のロシアンタライはOK、第二関門は新たにくすだまが用意され、割れる方と割れない方があったのですが、瀬下は勢いで割れない方を思いっきり引っ張って割り、クリアしたかのように見えただけだったというハプニングもありました。
最後はアポロン占いで今年の運勢第1位と出た秋山が挑戦。コンビで運勢1位、2位という秋山に再び期待が集まりましたが、1番目のロシアンタライで失格となりました。ここまで全く福男が出ず、もう一度だけ代表して一人が挑戦することに。そこでこの1月から東京進出を果たす天竺鼠・瀬下が、東京進出の気合もこめてチャレンジすることになりまいた。1回目同様、上半身裸で気合をみなぎらせて花道から登場した瀬下。第一関門のロシアンタライはOK、わさび入りチューブを鼻から吸うロシアンわさびでも入っていない方を選んでOK、1回目で失敗したびりびりペンもクリア、ロシアンポットもクリア! ついに前人未到の第五関門であるロシアン椅子までたどり着いて大歓声です。そして最後のロシアン椅子で壊れない方を選んで見事クリア! 今年の福男に輝きました。
エンディングでも"セゲ!ホ~!"コールで盛り上がり、瀬下の福をいっぱいに受けた客席。メンバーの私物が当たるプレゼントコーナーでは、当たった方に直接プレゼントを手渡しということで、1階席から3階席までメンバーが客席に姿を現し、大いに盛り上がりました。私物は、稲田が「3年間つけていた時計のベルト」、河井が「先週着ていたネルシャツと今日着てきたインナー、単独トークライブへのペア1組ご招待つきのオリジナル年賀状」、川西は「まつりのシャツと、父親が経営する作業着店のオリジナルポロシャツ」、水田は「2012年の『THE MANZAI』で最初に認定漫才師になったときの認定バッヂ」、こちらはコンビ名とエントリーナンバーが刻印されていました。山名は「『キングオブコント2015』ファイナリストのTシャツ」、秋山はニットキャップ、田崎はレザージャケット、トキは「8年くらい前に出た『24時間テレビ』でいただいた黄色のタンクトップを藤崎マーケット二人のサイン入りと、自転車を盗まれた時に着てた服」、濱家はオーダーメードのハット、山内は「『すべらない話』に出た時のサイコロ」、瀬下は「テレビ番組『雨上がりのやまとナゼ?しこ』に出たときのTシャツと、『M-1グランプリ2015』敗者復活戦で着ていたジャケットとエントリーナンバー」、川原は「ネタで使っていたカスタネットと、なすびのサングラス、オリジナルの鼻出しパネル(なすびの顔と、裏は秋山の顔)」でした。
そしていよいよ閉幕というところで、「何か忘れていませんか?」と濱家。事前に募ったアンケート「一番見たい罰ゲーム」で第1位に輝いたものを実行することに。それが川原と山内のキス。山内は「東京にいってらっしゃいのキス」と、「東京に行っても通用すると思う」と激励、同期としての誇りであると胸の内をとうとうと述べました。それを受けて「きも~」と川原。そして熱烈なキスを交わして、罰ゲームをクリアしました。最後に「今年、来年と、末永く、このメンバーをよろしくお願いします!」と濱家のあいさつで幕を下ろしました。
【かまいたち】【天竺鼠】【藤崎マーケット】【アキナ】【和牛】【アインシュタイン】