クイズあり、カウントダウンあり!年越しを大笑いで締めくくったなんばグランド花月での吉本新喜劇
去る2015年の大晦日、なんばグランド花月にて「なんばグランド花月 大晦日だよ!新喜劇deカウントダウン!!」が開催されました。イベントでは吉本新喜劇の上演と年越しのカウントダウンコール、そして座員を含めたクイズ大会が催されました。会場は立ち見が出るほどの超満員。多くの来場者で大いに賑わいました。
まずは『大晦日だよ!ア ハッピー ビュー イヤー』と題した吉本新喜劇からスタート。ストーリーは旅館を営む支配人の烏川(烏川耕一)と、その妹・珠代(島田珠代)のもとへ、ケガを負った記憶喪失の男・キヨシ(西川忠志)が現れるところから始まります。
珠代との恋模様あり、銀行強盗の疑惑ありのドタバタコメディーが繰り広げられるなか、珠代のお約束「チーン」や、酒井藍「私人間ですねん」、今別府直之の「びゅ!」、そしてCMでも話題になった吉田裕の「乳首ドリル」など座員の持ちネタも次々に披露され、その度に会場内が笑いで湧き上がっていました。
そして舞台は、旅館花月のカウントダウンパーティーが開かれるというストーリー設定で、カウントダウンイベントへシフト。宇都宮まきと烏川耕一、そして清水けんじのMCで、座員と観客全員が参加して優勝を争う2択クイズが行われました。
クイズでは「2015年の新喜劇の座員数は?」「ボツになった東京オリンピックのエンブレムは?」といったイージーモードの問題から、「本年度のグッズの売り上げランク111位は誰?(答えは『清水けんじマグネット』)」や、「吉田裕がネタ・乳首ドリルで使っているソフトな棒・ドリルザッパと、以前使っていたハードな棒・マキザッパの違いを目隠しで見分けられる?(答えは『見分けられる』)」といった超難問まで用意されていました。
極めつけは「過去のイベントで幻となった競技の勝者は誰か」という最終問題。烏川耕一、安尾信乃助、西川忠志がいきなり上半身裸になりお互いの乳首に紐つきの洗濯バサミをつけ、誰が最後まで洗濯バサミをつけていられるかを競い合うと、三者はあまりの痛みに及び腰で悶絶、絶叫! 男三人がくねくねと悶える様子に、観客は手をたたいて大喜び。また最後までクイズに当たり続けた優勝者には、座員のサインの寄せ書きなど、豪華プレゼントが贈られました。
クイズの途中では、2016年まで残り5分になったところでカウントダウンがスタート。今年は今別府直之のギャグ「びゅ!」にあわせて年明けをしようと決定され、いざ「ハッピーニューイヤー!」のお祝いとともに会場全体でギャグを披露! パーンと盛大に金銀のテープが舞い散るなか、新喜劇らしい楽しい年明けとなりました。
続いてカウントダウンとクイズの終了後には、新喜劇が再開されました。隣町で発生した銀行強盗事件の犯人が逃走中、という知らせを受けていた烏川兄妹のもとに、今別府刑事(今別府直之)が犯人の顔写真を持参して登場します。それまでのストーリーではキヨシが犯人では? と疑っていた烏川でしたが、犯人の顔写真を見て真犯人が別にいることを知ります。その真犯人が珠代を人質にとりますが、珠代を取り戻すため、再び舞台上は座員たちのギャグの応酬に......。最後は強盗の疑いも晴れ、キヨシはめでたく珠代と結婚を約束します。しかし珠代が嬉しさのあまりにキヨシをどつき倒すと、失っていた記憶が元に戻り、珠代との結婚も白紙となったのでした。
新喜劇のお笑いに趣向を凝らしたクイズ、会場が一体となって祝ったカウントダウンと、盛りだくさんの内容だった2015年末のカウントダウンイベント。2016年も正月から、笑いで日本を盛り上げていきます!