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2016年1月 3日 (日)

体をはって"サンキュー!!"やります?!「Radioパンサーin沖縄」

12月29日(火)、よしもと沖縄花月で「年末!パンサー&ジャングルポケットまつり」と題したイベントが行われました。 
この日はパンサーとジャングルポケットの競演によるコントや、それぞれのトークライブを5回連続で開催していくというプログラムで、4回目のステージで行われたトークライブ、「Radioパンサーin沖縄」には若い女性客が多く詰めかけ、客席は年末に似合う華やかな雰囲気に包まれていました。

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軽快に登場したパンサーの3人。若い女性が多いことに喜び、向井はそんな客席に「どこから来たの?」と声をかけます。最前列の女性が「埼玉から旅行で来ました」と答えると、管がぼそっと「中途半端~・・・」と毒舌を発揮。尾形と向井が慌てて「そんなことないよ」「お客さんに失礼だろ」と打ち消しにかかりますが、管は「まず俺たちが旬の芸人じゃないからね。旬どころか腐ってるし」と、さらに毒を吐き続けます。尾形は管の発言を打ち消そうと、客席に向かい渾身の「サンキュー!!」を放ち、客席全体からの拍手をもらいますが、「まだギリギリ旬でしょ?」と管に訴えると、「いーや、冷蔵庫の奥見たら『あれ、コレあった?』のレベルだよ」と冷たい一言。そのセリフに客席から苦笑が漏れ聞こえます。


そこで尾形が「じゃぁ、今日まだやってないサンキューネタあるから、今どれくらいみんなに笑ってもらえるか全部試してみよう」と提案。しかし向井が「でもさ、最近尾形はサンキューから逃げてるよね。ネタライブの時も、『今来るか?!』と思ってサンキュー待ちしてたら、まさかのスルーくらったり」と軽く反論。尾形は「いや、逃げてなんかない。自信を持ってサンキューしろって言われたら、全力でやるよ!」と力強く答えるのですが、管がそこに「いや、もうそんなに面白くもないのに『自信もってやってください』なんて言えないし」と爆弾を投下。しかし会場は大爆笑に包まれ、尾形は複雑な気持ちのままサンキューネタを開始します。

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ホワイトボードに貼られた"サンキュー"にまつわるお題をメンバーでクリアすれば、「会場の皆さんにサンキュー!!は受け入れてもらえている」という判定になる、というコンセプトなので、尾形は必死にチャレンジするのですが、「39回リフティング」では尾形が蹴ったボールを「俺はキーパーだから手を使う」と、管がひょいっと手で受け止め、向井が同調するように「俺もキーパーしかやったことないから手を使う」と、ほぼ手だけのパスになったうえに会場にボールが飛んでいくという始末。幸い客席の女性がボールをキャッチし、ステージへ投げ返してくれたのですが、尾形が「彼女もキーパーだから今のは手伝ってくれたってことでOK」と、わけのわからない理論でリフティングを継続しようとすると、さすがに管と向井からストップがかかり、リフティングは失敗に終わります。

その後も「39秒でくしゃみ」、「会場の皆さんと一緒に39ニョッキゲーム(『1ニョッキ!』『2ニョッキ!』の掛け声に合わせ、会場のお客さんにランダムで立ち上がってもらい、39人までだれもかぶらずに続けられたらクリア、という遊び)」、「39回グルグルバットでお立ち台の上に立ちサンキューを叫ぶ」、「サンキューを大声で叫び風船割り」・・・などと様々なお題に挑戦しますが、39ニョッキゲームではまさかの1かぶりが発生したり、グルグルバットではバットを回し終えた尾形が舞台上手にすっ飛んでいくという事態が発生したり・・・と、チャレンジはすべて失敗に終わります。

唯一「いつも同じ問題しか用意しないから大丈夫」だったはずの「サンキューゲーム(尾形がパントマイムをしている、語尾に"キュー"の付く動作を当てる)」も、向井の「俺、もう千利休とバーベキュー以外のパントマイム見たい」の発言により、尾形が「じゃぁよりハイレベルな問題を出そう。用意してある」と急遽変更。しかし、誰がどう見てもバーベキューのパントマイムが行われ、答えはまさかの「国産黒毛和牛」。向井が「それ、キューじゃないじゃん!」と抗議しますが、「だからハイレベルって言ったじゃん」と、尾形がさらっとかわします。

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結局「目指せサンキュー!!」は全て失敗。気を取り直すように、年末年始、尾形と向井が海外旅行に行く話を始めます。向井はピース又吉や我が家らとともにメキシコのカンクンに、尾形は彼女と井上虫歯二本の3人でセブ島へ行くことを話すのですが、尾形の彼女をさしおいた行動計画に向井が「イメージダウンやぞ」とツッコミ。「ひどい話だから内緒にしてたほうがいいわ」と締めくくろうとしますが、管が「俺つぶやくし」とツイッターで拡散しようとします。尾形はそれを見て「まぁ、今の話冗談なんだけどね」と真実をうやむやにします。その代わり、「セブ島でカジノ行くのが楽しみ。あと、ケツメイシさんがやってたフライボードやりたい!」と前向きなプランを出すと、今年は国内でひっそり過ごすと宣言していた管も「あ、俺もそれやりたい。神様の格好して浮かんでみたい」と発言。会場からは「似合う」の声が上がり、爆笑に包まれていました。

フリートークの後は、開場前にお客さんに提出してもらったアンケートとメッセージに答えるコーナー。
早速「サンキュー以外のことをしてほしい」とのメッセージに出会い、3人とも「じやぁ今日のライブ苦痛だったね・・・」とガッカリ。他に「沖縄で食べておいしかったものは?」のメッセージに、尾形が「沖縄そばがおいしかったけど、どこかおすすめある?」と客席に逆質問。最前列の男性が沖縄そばガイドブックを手渡すという、ライブ会場のほほえましい一面も垣間見られたのですが、それだけで終わらないのがパンサーの3人。ガイドブックに出ていた沖縄芸人に反応し、尾形が「ちょっと、この『つぶやきシルー(白ヤギの格好をしている沖縄芸人)』って大丈夫なの?」と、沖縄そばガイドブックが沖縄芸人へのツッコミ本に変わるというオチに大変身していました。

他にも「ドラマに出てほしい」とのメッセージに、実は尾形が沖縄を舞台にした「碧の海」というドラマに出演していたことや、管が最近「逃走中」で織田信長の役をしていたことを話したり、「心霊スポットに行って下さい」のメッセージに、向井が「心霊番組で僕らを知った、って人多いんだよね。子供とか特に。尾形が行くことが多いけど、そろそろこっち(向井と管)にも回ってきそう」と語り、管が「絶対行きません!」と宣言。尾形が「管、お化け屋敷でも大声出すと怒るもんな。驚いて『うわぁ』とか言ったら『大声出すなゴラー!!』って叫ぶし」と、メンバーの素顔が垣間見られるシーンもありました。

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また、「髪を切ってください」という、管に宛てたメッセージも。それに対し管は、「切らない。今までの人生で短かったことはないから、髪とか髭って俺にとってブラジャーと一緒。みなさんだって、『ブラ着けないでください』って言われたらはずす?」と反論。「高1から髭があるから、もし髭がなかったら真っ先に隠すし、女がすっぴんで知り合いがたくさんいる地元のコンビニ行くのと同じレベル」と、髭と髪の重要性について訴えます。

そんな管に向井が「髪をうざったく思ったことはないの?」と問いかけると、意外にも管は素直に髪をほどいてうざったさと対処法を説明。「寝るとき腕の下に髪を敷いちゃうことがあるから、まとめ髪を作ったりする」と、髪をくるくる巻き上げてお団子状にするのですが、沖縄芝居に出てくる昔の男性そっくりな風貌に。管も自覚があるのか、「でも沖縄にいそうだよね、こんな人」と話し、会場を笑いの渦に引き込みます。

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他にも「ボーイッシュな女子とTバック見せてるようなフェロモン女子、どっちが好み?」のメッセージには、Tバック派の尾形と、向井・管の「見えてたらズボン上げたくなるよね」というアンチTバック派に決裂。タトゥ―タイツもダメ、という向井に対し、「好きになった人なら整形も許せる」など、女性に対する許容範囲はどこまでか?!という話に花が咲きます。

ネタにトークに、と盛りだくさんの1時間はあっという間に過ぎ、エンディングでは「Radioパンサー」のすぐ後に行われるジャングルポケットのトークライブの告知をしつつ、最後のネタとして尾形にグルグルバット10回で『サンキュー!!』って叫んでもらおう、というチャレンジをするのですが、結果はあえなく失敗。尾形はまたもやバットを回し終わるや否やステージ上手へ吹っ飛んでいきました。
あわや向井と管のみでステージの締めを行うのか?と思われた次の瞬間、フラフラしながら尾形が登場。どうにか会場に向かい「サンキュー!!」と声をかけ、「Radioパンサーin沖縄」は無事に3人で幕を下ろしました。

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