しずちゃん「たくましい二の腕も披露します」! ドラマ『恋の三陸 列車コンで行こう!』取材会レポート
1月12日(火)、神奈川・緑山スタジオで、2月27日(土)スタートのNHKドラマ『恋の三陸 列車コンで行こう!』の取材会が行われ、主演の松下奈緒さんを始め、安藤政信さん、南海キャンディーズ・しずちゃん(山崎静代)、村上弘明さん、松坂慶子さんが出席しました。
『恋の三陸 列車コンで行こう!』は、震災から5年目となる岩手県大船渡市を舞台に、恋に仕事に力強く生きる人々の姿を列車コン(=列車を使った合コン)などを通じて描いた、ハートフルでちょっとコミカルな物語。取材会は、そんなドラマのセットの居間のこたつに入りながら......というアットホームな雰囲気の中で行われました。
主演の松下さん演じる由香里は、西大船渡市役所の地域振興課に勤務する、恋には奥手だが責任感の強いしっかり者。松下さんは由香里について、「責任感があって、強がっている部分があるんですが、安藤さんが演じる達也に出会うことによって、恋をしたいと思い始めるんです」と話し、「由香里にはこんなかわいい部分もあったんだ、と思えるような瞬間を作りたいと思ってがんばってます」と、意気込みを見せます。
震災で行方不明になった由香里の姉・彩佳の夫役を演じる安藤さんは、「撮影の最初の頃は松下さんとリアルに距離が遠かったんですけど、段々本当にすごいステキだな、と思ってきちゃって......。東京に戻ってきてからも1話目の撮影があるのに、距離感がわからなくなってきて、今すごく大変なことになっています(笑)」と冗談まじりに話し、取材陣を笑わせていました。
地域振興課の由香里の先輩で、列車コンの発案者でもある君子を演じるのはしずちゃん。慣れない岩手弁での演技について聞かれると、「ちょっと関西弁に似てるところがあるんで、油断すると全部関西弁になってしまいそう(笑)」と話します。なので、合っているか不安なところは方言指導の先生に確認しながら演技しているんだそう。
自身の役柄については「列車コンを率先してやっているんですけど、毎回うまくいかない。なぜか私はそういう役が多いんですけど......(笑)。ただ、"伝説の大太鼓打ち"という役柄なので、太鼓を叩くシーンがあるんですね。そこではたくましい二の腕も披露していて――男性に腕枕できるぞ、みたいな(笑)。そこも見どころです」と話し、笑いを誘っていました。
また、「壇蜜さんも出演されてるんですけど、私、壇蜜さんに似てるってよく言われるんです。たまに見せる色気の部分も含めて......(笑)」と話し、「だから、きっとこのドラマのプロデューサーさんの好みの顔やったから似たような顔が2人もキャスティングされたんじゃないかなぁ」と謎の推理を繰り広げ、終始取材陣の笑いを誘うしずちゃん。
現地でのロケを行った際にはよく地元の屋台村に訪れていたそうで、「屋台村の人たちが優しくて、私が食事をしていたら、別のお店からも料理を持ってきてくれたりするんです」と、三陸の人々の優しさや温かさ、三陸の食べ物のおいしさに感動したと話し、「ドラマを通して、そんな大船渡の人たちの魅力も伝えられたらと思います」とも話します。
松下さんいわく「楽しい皆さんと楽しい芝居ができているなと。夢あふれるそんな作品になってくれると信じています」というこのドラマ。撮影中は「カットがかかってからのアドリブでいろんなことをやるのがなぜかテーマになっている(笑)ので、毎回ドキドキします」と、撮影現場の雰囲気のよさが伝わってくるような笑顔で話していたのが印象的でした。
●ドラマ情報
『恋の三陸 列車コンで行こう!』
2/27(土)スタート NHK 毎週土曜 午後10:00~10:44(全3回)
【南海キャンディーズ】【山崎静代】