宮川大助・花子が結婚40周年記念公演『花咲村の妖精』を結婚記念日の4月9日に開催!
このたび、2016年4月9日をもって宮川大助・花子は結婚40周年を迎えることになりました! 夫婦として、そして漫才師として走り続けてきた40年。5年前に起きた東日本大震災では、"常に人々に笑顔を届けたい"という思いから「復興大使」として活動。被災された方々を、地元の人たちと一緒に元気づける活動も積極的に行ってきました。
そんな40周年を記念し、なんばグランド花月にて宮川大助・花子結婚40周年記念公演『花咲村の妖精』を公演する運びとなりました。
公演内容は、昨年大盛況に終わった同作の内容に一部追加・変更を行い、より表現力の高い舞台を実現、結婚40周年を大いに盛り上げます。また、宮川大助・花子による夫婦漫才もたっぷりお楽しみいただきます!
1月27日には、ふたり揃って会見を開き、公演にあたっての意気込みはもちろん、40年を振り返りつつ、これからの未来のことも語りました。
「まさか40周年を迎えられると思っていなかった」と開口一番に花子。この結婚記念イベントは10周年から始まりました。「なぜ結婚10周年というイベントをやったかというと、漫才を始めて7年目で。自分たちは漫才が10年もつとは思っていなかったので、周りが色んなイベントをしている中で、自分も何かしたいなと会社に言って、初めてやったんです」。それから10年、20年、25年の銀婚式、30年と経て、今回の40年周年記念。この間に起こったエピソードは、「ありすぎて語ったら40年かかる」(花子)。
仲むつまじい大助・花子ですが、夫婦の危機も訪れました。結婚22、3年の頃、花子が大助に離婚届を叩きつけたとか。
「夫婦が長続きする秘訣は?とよく聞かれますが、それは長続きしてみないと分かりません。"あの山を登ったらどんな景色が見えるかな"と思っても、登ったら分かるのと同じですね。今なら"あの時ああやったな、こうやったな"とすごく分かるし、夫婦の危機はあったけど、夫にすごく助けてもらいました。だから、夫からもらった一番の最高のプレゼントはあの時、離婚届を破ってくれたこと。これが自分にとって最高のプレゼントです。あの時、もしも、彼が判子を押していたら、今、40周年は迎えられませんでした」と花子、しみじみと振り返りました。
「病気もありましたし、結婚して25年くらいは漫才の中にも随分と格闘がありました。今はもう穏やかになりましたね」(大助)
「私は結婚して漫才を始めたので、漫才さえしなかったら健康でいただろう、漫才さえしなかったらもっと仲のええ夫婦でいられただろうとか、前半はずっとそういうふうに思っていました。でも今は、漫才をやらせていただいたおかげで色んな人と出会えたし、漫才やらせていただいたおかげで皆さんに喜んでもらえる夫婦であることができたし、漫才やらせてもらっているおかげで、いろんなことを夫婦で勉強できたと思います」(花子)
ふたりは漫才中、夫婦で観に来られたお客さんが「お父さん、花ちゃんの言うことよう聞いとき」と奥さんが旦那さんを肘でつつく姿を見ることが何よりも嬉しいとか。大助自身もサラリーマンでいえば定年を迎える年になりました。「定年を迎えた男性をご苦労さまでしたと迎え入れる奥さん、そんな暮らしを漫才の中でできたらと思います」と大助、また新たな夫婦漫才の形を見出していました。
40周年記念公演が行われるのは4月9日。ふたりの結婚記念日です。「"死ぬまで苦しむ"で4月9日」と笑う花子。ふたりにとって一番大切な日だけに、「この日だけは譲れない」と2年前から2016年4月9日になんばグランド花月で公演を行うと動いていたそうです。
そして気になるイベントの内容ですが、ミュージカル『花咲村の妖精』と漫才の二本立てで行います。ミュージカル『花咲村の妖精』の作者は大助。マザーテレサの言葉と出合った大助が「天使シリーズ」という天使をモチーフにした芝居を始め、そのうちに「自分たちが生きることに精一杯になって、本来持っている人間の美しさや尊厳というものが見えなくなっている、そういうものを俺らは失っているんじゃないかなと思って、大助・花子からプレゼントということで"妖精シリーズ"という芝居をやり出したんです」。
昨年、初演した『花咲村の妖精』。大助が手がける芝居の中で初めて、人間の怒りや嫉妬といった負の要素を取り除いたものとなりました。果たしてそれが今の時代に成り立つのかと心配になったそうですが、蓋を開けてみれば評判は上々。そこで、「これをもう一度リメイクして、40年間お世話になったお客さんにお返ししようじゃないかと思い」(大助)、ご年配の方からお子様まで老若男女に伝わるミュージカルに仕立て直しました。
とある山里の大きな咲かずの桜の木。その下で、若い男女が恋をしています。物語はこの若い男女を中心に展開、やがては地球上に"愛の花"を咲かせるというメルヘンチックな内容となっています。「観てくださった皆さんが"心が洗われた"とおっしゃるようなお芝居です」と大助、自信を覗かせます。そんな大助が語る一番の見どころは、妖精の踊りのシーン。「妖精の踊りがとてもじゃないが、美しい」と大絶賛していました。
なお、宣伝ポスターとは全く違う内容だそうで、「ポスターはやりたかったことをビジュアル化しました」と花子。花子は小さい頃から白雪姫になりたく、白雪姫のイメージを伝えたところ、今回の宣伝ポスターが仕上がってきたとか。ちなみに、会見で着ている衣装も白雪姫をイメージ。花子のお手製で、会見のために2週間かけて編み上げたそうです。そんな花子の姿を見て「メイドカフェちゃうの?」と大助。「お帰りなさいませ、ご主人様!」と即興のやり取りで会場を笑わせました。なお、大助の緑のタキシードも自前、花子曰く「王子さまの格好」だそうです。ほかにも、この40周年記念公演では、松下笑一のバルーンアートがロビーなどを飾るとかで、こちらも見逃せません。
前回、30周年公演を終えて間もなく、脳卒中で倒れた大助。一時は左半身が麻痺して全く動かず、このまま舞台から去ることも考えていたそうです。そんな中、懸命に大助を支えた花子。夫婦でありながら、漫才の相方でもあった30年は人には言えない苦労の連続でしたが、「その時、僕らは普通の夫婦に戻っていました。"あんたの介護ができて、私は感謝してる"って言ってね。僕たちも普通の夫婦の幸せを掴むのに長いことかかりました」と大助。
「今は、夫婦やからできる漫才をやらせていただいていると思っています。漫才に対して嫌いという思いもありません。漫才をやらせていただいたおかげで、復興大使として被災地に行かせていただける。漫才やらせてもらったおかげで、この40周年という記念日を皆さんに迎えてもらえることができて、ほんまになんて幸せなんやと思います。今は一番幸せです」と花子。漫才も「今が一番面白いです!」と笑顔で語りました。
そんなふたりが歩んできた40年。4月9日の記念公演でぜひご一緒に、お祝いしてください!
『宮川大助・花子 結婚40周年記念公演 花咲村の妖精』
日時2016年4月9日(土) 開場19:00 開演19:30
会場:なんばグランド花月
出演者:宮川大助・花子、ほか
料金:前売4000円 当日4500円
チケットよしもと先行発売日:1月28日(木)~1月31日(日)
チケット一般発売日:2月4日(木)
【宮川大助・花子】