「笑福度診断」で笑いを"視える化"!「スマート光お笑い劇場」なんばグランド花月にて2月3日スタート
きたる2月3日(水)〜3月28日(月)、吉本興業とNTT西日本がタッグを組んだ「スマート光お笑い劇場」が、なんばグランド花月にて開催されることになりました。なんばグランド花月に来場されたお客さまのバイタルデータを解析、笑顔レベルを"視える化"する「笑福度診断」で、まったく新しいお笑いの楽しみ方を提供するこのイベント。2月2日(火)にYES THEATERで行われた記者会見には、笑福亭仁鶴をはじめ芸人らも出席し、概要説明とともに「笑福度診断」の体験会も実施されました。
会見のMCは、月亭八光と宇都宮まきが担当。お客さんが舞台を楽しんでいる最中の笑顔や心臓のドキドキ度をカメラやセンサーで検知することで、どれぐらい楽しんでいるか診断するというこの機能について、八光は「まさかお笑いで結果の出る時代が来るとは...」とポツリ。「来年、たむら(けんじ)さんと僕はおらんようになってるかも」と笑わせます。
まずは、NTT西日本代表取締役社長・村尾和俊さんが挨拶を。情報通信技術を使って、さまざまなサービスを開発している同社では、既におばけ屋敷での「ビビり度」、フットサルでの「頑張り度」の数値化を実現。今回の「笑福度」が第3弾となり、「笑う門には福来たると言いますが、お笑いは身も心も健康にするもの。吉本さんとコラボレーションして、より楽しく豊かな生活をサポートしていきたい」と意気込みました。
続いて吉本興業からは、芸人を代表して笑福亭仁鶴がステージへ。「今回、吉本というお笑いの会社とNTT西日本という西日本を代表する会社さまとの間にご縁があり、新しいお笑いサービスを行うことは大変なチャンス」とし、「NTT西日本の村尾社長をはじめ、優秀な技術者、スタッフの皆さま、どうか今後とも末長く、吉本興業と一緒に大阪・関西から日本を盛り上げていただけたら幸いです」と語りました。
「スマート光 お笑い劇場」と「笑福度診断」についての説明は、NTT西日本ビジネス営業本部クラウドソリューション部担当部長・猪倉稔正さんから。どれだけ笑ったか、どれだけ幸せになったかを120点満点で点数化するこのシステム。スマートフォンに表示される結果を一緒に観覧した友達と比べたり、来られなかった友達や家族に伝えたりすることで、新しい「楽しみの文化」を作り出すべく開発されました。実際の診断は、座席前に設けられたカメラで撮影・分析する表情(笑顔)と、同じく座席前に設置したマイクロ波センサーで測定する心拍数&呼吸数によって行われます。点数のほか、その元となった「笑顔度」「バクワラ度」「リラッ笑(クス)度」の3点グラフや、一番笑った瞬間の顔写真なども表示。さらに、それらをSNSでシェアすることも可能です。
よしもとクリエイティブ・エージェンシー代表取締役副社長・戸田義人からは、今後の事業展開についても紹介されました。「これをきっかけに、ゆくゆくはNTT西日本さまと、さまざまなアライアンスの幅を広げていければ」とのことで、「吉本興業の3つの夢」を説明。「劇場を外国人観光客にとってメジャーな観光スポットとすることなどインバウンドの取り込み」「笑いと健康をテーマにしたお笑いによるヘルスケアの開発」「47住みますプロジェクトをはじめとする地域活性化への貢献」について、「今後も、NTT西日本さまとともに、さまざまな挑戦を行っていきたい」と述べました。
さあ、ここからは「笑福度診断」体験会です。この日はYES THEATERの後方、I列左右に計8席の体験シートを設け、よしもとIDプレミアムメンバーの皆さんに既に座っていただいています。村尾社長と戸田、さらに「私もやってみたい」と志願した宇都宮も参加。実際に、なんばグランド花月で使用するカメラとセンサーを設置し、同じ環境のもとで「笑福度診断」を体験することになりました。ちなみに、明日からスタートする「スマート光お笑い劇場」では、この「笑福度診断」が、なんばグランド花月2階席最前列に設けられた限定11席でのみ体験できます。公演を観覧された方がどれだけ笑ったかを、さまざまなバイタルデータをもとに診断するほか、各公演で「笑福度」が一番高かったお客さまには、よしもとグッズがプレゼントされますので、ぜひチャレンジしてみてください!
「笑福度診断」を受けて立つのは、ウーマンラッシュアワーです。ステージに登場するやいなや、持ち前のスピード感あふれるハイテンション漫才で、客席を沸かせたふたり。村本はネタの中に、しっかり村尾社長へのアピールも盛り込みます。
いよいよ診断、点数発表を...というところで、どこからか「待たんかい!」の声が!? 吉本新喜劇の清水けんじと松浦真也がステージへと現れ、「NGKのお笑いいうたらワシらやろが!」と因縁をつけ始めます。松浦は、得意のギターでウーマンラッシュアワーをビビらせる、はずがムーディなボサノバや陽気なラテン音楽を連発。業を煮やした清水が、こんどは「師匠!」と池乃めだかを呼び込みました。
登場するなり、小さ過ぎて見えないノリなど、おなじみのボケ連発でやりたい放題のめだか。
さらに、村本の「誰か助けて!」という声を聞きつけて、間寛平がフルスロットルで乱入してきました! 寛平は杖を片手にステージ狭しと大暴れし、気づけばめだかとタッグを組んでの「サルVS.ネコ」バトルへと発展。漫才、そして新喜劇の魅力をギュッと詰め込んだステージは、爆笑の連続となりました。
さあ、今度こそお待ちかねの「笑福度診断」結果発表です。いつもとは違う客席の雰囲気に、寛平は「めっちゃ恥ずかしかった」とひと言。一方、「笑福度診断」を体験した村尾社長は「やっぱり大阪は笑いの街。本当に面白かった」と笑顔で話し、寛平指導のもと「かいーの」のギャグに挑戦するひと幕もありました。
宇都宮の結果は「77点」。これは「福笑い」レベルで、「まずまず」という点数。「低いのでは」と周囲からツッコミを受けた宇都宮は、「爆笑しすぎてのけぞってしまった」「笑いながらも自分の将来を考えてしまった」と必死で言い訳します。続く村尾社長は「102点」、「大爆笑」レベルという結果に。予想通り、点数やグラフを見ながら、芸人たちのおしゃべりも大いに弾んでいました。
この後の質疑応答では、同システムの「芸人にとってプラスな面、そして怖い面は?」ときかれた村本が、「劇場の支配人が見ていたら、出番の数に影響しそう」と回答。同時に「嫌いな芸人の出番にはサクラを呼んで、笑わないようにする」という腹黒いアイデアも浮かんだとのことです。めだかは「カラオケと同じで、点数をつけられると緊張する」と本音も。初めての「笑福度診断」を、芸人たちもドキドキしながら楽しんだ様子でした。
会見終了後には、めだか、清水、ウーマンラッシュアワー、松浦が出席しての囲み会見も。『THE MANZAI 2013』チャンピオンであるウーマンラッシュアワーには、「今後の賞レースへの影響は?」との質問が。村本は、「賞レースでは低い点数をつける審査員の方もおられるが、いろんな方がいて誰を責めたらいいのかわからない。このシステムなら、村尾社長だけを責めればいいから楽かもしれませんね」と思わぬ利点(?)を挙げて笑わせます。また、この日の舞台の感想について清水は、「出る前はどんな感じの空気なのかなと思っていたが、ウーマンラッシュアワーがあたためてくれて、みんなのびのびやっていた。松浦くんだけが緊張してたどたどしかった」と後輩いじりのコメント。中川パラダイスも、「普段の会見はもっと重い雰囲気だが、今日はおじさんたちの高笑いが聞こえてきました」とリラックスしてできたようです。
「僕と寛平ちゃんの方が緊張していたかも。我々の時代の人間は点数つけられる、評価されるのがものすごい苦手やから。年いってきたら、機械が怖い(笑)」と言うのはめだか。これを受けて村本が「寛平師匠が杖で(舞台後方の社名ロゴ入りボードを)バンバン叩いているのを見ていたら、きれいにNTTだけ外して叩いていなかった」と笑わせると、めだかは「意外とやってるかもしれん...」と寛平の繊細な心遣い(?)の可能性も予想していました。
● イベント概要
スマート光お笑い劇場
開催期間:2月3日(水)〜3月28日(月)
実施場所:なんばグランド花月
※2階最前列中央11席が対象座席です。
利用料:なんばグランド花月の入場料に準ずる
※本イベント参加による追加料金はかかりません。
申し込み方法:チケットよしもと予約専用ダイヤル または なんばグランド花月1階チケット販売窓口より購入してください
☆ チケットよしもと予約問合せダイヤル
前売 0570−041−356
当日 0570−550−100
(いずれも10:00〜18:00)
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