女子高が新喜劇の舞台に!『新名徹郎の吉本新喜劇2026』
今年1月より始まった『吉本新喜劇2026』。10年後の吉本新喜劇の担い手を育成すべく、今年からは座長持ち回り制となってスタート。毎月2回のペースで若手座員が座長となってオリジナルの吉本新喜劇を上演します。1月は信濃岳夫と太田芳伸が座長に。そして2月の1回目は、今年で入団8年となる新名徹郎が女子高が舞台という珍しい設定での新喜劇を上演しました。
ぢゃいこ、まりこ(森田まりこ)、直子(岡田直子)、ひで子(服部ひで子)、藍(酒井藍)らが朝のホームルームで大騒ぎ。これまで女子高だった高校が共学に変更になり、この日初めての男子生徒が転校生でやってくるというのです。
それが、藍のいとこでもある徹郎(新名徹郎)。担任の真希先生(前田真希)が連れてくると、初めての男子ということで女生徒たちは大盛り上がりです。そこに女番長の早苗(金原早苗)が遅れてやってきますが、徹郎には興味を示しません。その一方では、まりこと直子が徹郎の取り合いで大揉め。徹郎の噂は瞬く間に学校中に知れ渡り、1年生の女子(今井成美、廉林優、葛原亜衣、松浦景子)も登場。
その騒ぎをさばきだしたのが藍。のぼりを取り出し「徹郎とツーショットタイム500円」と写真撮影の商売を始めました。「ツーショット!ツーショット!」と盛り上がる女生徒たち。まりこは奇妙な踊りを踊り始め、徹郎に「やめぇ!!」と一喝される始末。さすがに学校での商売は禁止ということで、ツーショットタイムは中止に。1年生は教室に戻り、2年の生徒達はしょんぼりです。そこへまたまた朗報が。もう一人、転校生の男子がやってくるというのです。
やってきたのは啓之(清水啓之)。当初、啓之にはあまり興味を示さなかった女生徒たちですが、このあと事件が! ホームルーム中に暴走族のブラックエンペラーが教室に乱入してきたのです。目的は早苗。ブラックエンペラーの総長・信濃(信濃岳夫)が早苗を気に入っており、手下の安井(安井まさじ)をひきつれてさらいに来たのでした。「早苗~」と言い寄る信濃。しかし、信濃が「早苗~」と言うとその声を掻き消すほどの声量で言葉をかぶせてくる安井。安井の声が邪魔になって全く何を言っているのか伝わりません。そのもどかしさにイライラする信濃の姿が笑いを誘いました。
転校生の徹郎、ここでいいところを見せようと信濃に歯向かうも一発でノックアウト。早苗を連れ去ろうとする信濃に立ち向かったのは啓之でした。信濃を一撃した啓之。まじめそうな風貌とのギャップに女生徒たちは一気にメロメロに。立場のない徹郎。その噂はすぐに学校中に広まりました。
休み時間、女子に囲まれる啓之。そこに再び、あの1年生の女性達もやってきて、またまた藍の小遣い稼ぎ、啓之とのツーショットタイムが始まりました。「ツーショット! ツーショット!」とまりこの怪しい踊りも健在です。そんな中、この学校を仕切る3年生の女番長・吉子(吉田裕)が登場。早苗を守ってくれたと啓之にお礼を言いに来たのです。ロングヘアが自慢の女番長・吉子ですが、啓之がショートカットの女性がタイプだと聞いて、「たまたま明日、美容院、予約してただけだからね!」と教室を駆け出していきました。
ここで事件発生。ひで子の筆箱がなくなったというのです。このところ次々と私物がなくなるとひで子。徹郎はいいところを見せようと、一緒に探すのですが、「それよりも警備員さんを呼びましょう!」と効率的な提案をする啓之。騒ぎを聞きつけてやってきたのが警備員の今別府ともりすけでした。
場面は変わって深夜の教室。直子が手がけている学校新聞で"学校の七不思議"を取材するため、直子に代わって徹郎が夜の教室に忍び込むことになったのです。その薄気味悪さに腰が引けている徹郎。急にロッカーがガタガタと音を立て...現れたのは藍! 徹郎を心配してロッカーに入って夜になるのを待っていたのです。
二人が教室で七不思議を探っていると、警備員の今別府がやってきました。一人で見回りに来た今別府。隠れる徹郎と藍。なんとひで子の机に体をこすりつけ「ひで子ちゃ~ん、ひで子ちゃ~ん!」と絶叫! 「あいつ、やばいヤツや!!」と徹郎、客席からもその異常な行動に演技とはいえ悲鳴が上がり、怪演で沸かせました。そしてひで子の体操服にまで手を伸ばす今別府。徹郎が体当たりで捕まえに行くも、今別府は逆に徹郎にひで子の体操服を盗んだという濡れ衣を着せたのでした。
翌朝、深夜の教室で起こったことは早くも学校中の噂に。女子達からは白い目で見られ、徹郎は針のむしろです。しかし、啓之だけは徹郎が犯人ではないと信じます。そんな中、再び信濃と安井が早苗を迎えに乱入してきました。そこにはチンピラの太田(太田芳伸)とギターを持った松浦(松浦真也)の姿もありました。騒ぎを聞きつけた吉子が登場。なんとショートカットに! 吉子は裏番長のもろ子(諸見里大介)も呼びつけました。ヨーヨーを持った巨大な裏女番長、もろ子が舞台に登場すると、その迫力にどよめきが。そして『三代目スケバン刑事』の決め台詞を語るも、カツゼツが悪く何を言っているのか分かりません。挙句の果てには自分の首にヨーヨーを巻きつけて倒れるなど、全く使い物になりませんでした。
そんなもろ子の姿を見て「これを出すしかないわね」と吉子が取り出したのはマキザッパ。一瞬にして太田に取り上げられ、太田×吉子の「乳首ドリル」に待ってましたの大歓声です。赤いブラジャー1枚、女言葉での「ドリルするのしないの」は衝撃的で、「乳首ドリル」の新たなる世界観を見せられました。
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結局、藍のお腹やもろ子たちのおならで総長やチンピラを撃退。ひで子の私物を盗んでいたのが今別府とも判明し、疑惑が晴れた徹郎の顔もすがすがしく。「男は外見じゃなくて、内面よ!」と女生徒たちは、勇敢な徹郎と啓之をたたえます。その直後、3人目のイケメン転校生(安藤成寛)が教室に。手のひらを一瞬にして翻す女生徒たちでした。
エンディング。今別府の変態役は新名からのリクエストだったとのこと。「初めてガッツリ変態の役をやって、燃え尽きました」と今別府。稽古のときから気合が入り、ひで子の机で一人で演じるシーンは10回以上、シチュエーションを考えて練習したそう。また、吉子役で太田を相手に「乳首ドリル」をした吉田ですが、「下着姿でドリルされるとは思ってなかったので恥ずかしかったです」と本音をこぼしていました。太田も「稽古中は白い下着やったのに、本番で赤になってて。びっくりした!」と話していました。
3月の『吉本新喜劇2026』は、3月9日(水)に『安井まさじの吉本新喜劇2026』、16日(水)『佐藤太一郎の吉本新喜劇2026』にが行われます。自由な発想で新しい新喜劇を楽しませてくれる、若手の活躍目覚しいこの舞台、ぜひ遊びに来てください!
絶賛発売中!
『安井まさじの吉本新喜劇2026』
■日時
2016年3月9日(水)19:00開演
■出演
安井まさじ、ほか若手新喜劇座員多数出演
■料金
前売・当日共 大人 1,500円:子供 1,000円 (全席指定)
◆チケットよしもと
・チケットよしもと予約問合せダイヤル ℡ 0570-550-100 (Yコード999-010)
・オペレーター対応予約専用ダイヤル ℡ 0570-041-356〈10:00~18:00〉
・WEB⇒ http://yoshimoto.funity.jp/calendar/ngk/
・よしもと各劇場窓口(祇園花月を除く)
◆チケットぴあ
・℡ 0570-02-9999(Pコード:449-546)
・チケットぴあのお店
・WEB⇒ http://t.pia.jp/
・サークルKサンクス
・セブンイレブン
◆ローソンチケット
・℡ 0570-084-005 (Lコード:51381)
・WEB⇒ http://l-tike.com/
佐藤太一郎の吉本新喜劇2026
■日時
2016年3月16日(水)19:00開演
■出演
佐藤太一郎、ほか若手新喜劇座員多数出演!
■ 料金
前売・当日共 大人 1,500円:子供 1,000円 (全席指定)
◆チケットよしもと
・チケットよしもと予約問合せダイヤル ℡ 0570-550-100 (Yコード999-010)
・オペレーター対応予約専用ダイヤル ℡ 0570-041-356〈10:00~18:00〉
・WEB⇒ http://yoshimoto.funity.jp/calendar/ngk/
・よしもと各劇場窓口(祇園花月を除く)
◆チケットぴあ
・℡ 0570-02-9999(Pコード:449-547)
・チケットぴあのお店
・WEB⇒ http://t.pia.jp/
・サークルKサンクス
・セブンイレブン
◆ローソンチケット
・℡ 0570-084-005 (Lコード:51876)
・WEB⇒ http://l-tike.com/
・子供料金は身長が110㎝以上、または5歳~小学生以下のお子様が対象。(膝上でのお子様の観劇は1名様のみ可能です。)
■お問合せ(10:00~19:00)
チケットよしもと予約問合せダイヤル℡ 0570-550-100
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