バレンタイン直前!映画『女が眠る時』ティーチインイベントでシルクが宇都宮まきとともに大人の恋愛指南
ハリウッドで活躍するウェイン・ワン監督が、ビートたけしさん、西島秀俊さん、忽那汐里さんを主演に描くミステリー映画『女が眠る時』。若く美しい女性と男の異常な関係、覗きへの罪悪感と止まらない好奇心、そして隠された衝撃の過去...リゾートホテルを舞台に繰り広げられる背徳的で官能的な物語や豪華なキャストは、公開前から大きな話題となっています。そんな本作をいち早く楽しめるティーチイン付き試写会が、2月13日(土)、大阪・朝日生命ホールで開催されました。ゲストとして登壇したのは、よしもとの美容番長ことシルクと、吉本新喜劇の宇都宮まき。作品鑑賞後、興奮冷めやらぬ観客の皆さんに向け、作品の感想や見どころ、自身の恋愛観などを、女性ならではの視点で語り尽くしました。
シルクは本作を見て、「ルキノ・ビスコンティ監督の映画『ベニスに死す』を思い出した」そう。美少年に恋い焦がれた男性がやがて死に至るストーリーを紹介し、「執念みたいなものがバチッとハマりました。(美少年役の)ビヨルン・アンドレセンが汐里ちゃんですね」と解説します。さらに「深い映画で、背筋がゾッとするような場面も」と感想を。一方、宇都宮は「結末をどう解釈すればいいのかわからない」と述べると、「男性を10人集めてこの映画を見てもらい、同じ意見の人と結婚したい」と仰天提案!? ふたりで「妄想がふくらむよね」「続編が見たい!」と、さっそく大盛り上がりです。
司会者から「(男性からの)異常なまでの愛を感じたことは?」ときかれると、シルクは「24歳年下の彼と付き合っていた時、はじめは一日に何度も電話やメールが来た。当時は私のこと好きやからやと思ってたけど、いま考えれば束縛愛が強かったのかも」と過去の恋愛秘話を告白。また、20代のころに付き合ったという僧侶の男性との恋愛を例に挙げ、「すぐ実家に呼ぶ男はダメ。そういう男性は普段からお母さんに『彼女ができたら家に連れてきて』と言われている。ちょっとマザコンが入っている可能性が高い」という持論も展開します。
宇都宮は、相手ではなく自分自身のブレーキがきかなくなってしまった経験が。「相手のことが好きすぎて、彼が寝ている間に(彼の)携帯を見るのがクセになってしまった」ことがあり、「彼が急に起きてきてバレそうになった時、正座したヒザの裏に挟んで隠したら、焦るあまり汗をかきすぎ水没させてしまった」とか。そんな経験のせいか、「この映画は健二(西島さん)側の目線で見てしまった」と明かします。また、恋愛においては「ミステリアスなことが大事」と語り、「『あの人ふだん何してるんやろう』と思われるように、SNSはいっさいやってません」とも。シルクもこれには同意見で、「だから私も年齢を隠してます!」と笑わせていました。
明日に迫ったバレンタインについては、「既にたくさんあげましたよ。浅越ゴエ、ヤナギブソン、土肥ポン太...」と男性への心配りはバッチリのシルク。対する宇都宮は「面倒くさいから2月14日当日に会った人にだけチョコをあげることにしている」というぐうたら(?)タイプ。今年はたまたま休みなので、「明日は誰にも会わないよう、一歩も家から出ません」と宣言していました。ちなみにバレンタインに向けたシルクからのアドバイスは、「いきなり告白するのは相手に迷惑。まずはその人と友人になる方法を考えて。恋愛には段階がある。相思相愛は作っていくものです」。隣で聞いていた宇都宮は、「頭をガーンと打ったような衝撃」と感動、大先輩の"金言"を心に刻んでいました。
この後、観客の皆さんからも、恋愛にまつわる質問が続々と! 「束縛してくる彼氏への対処法は?」という質問には、「それが愛の場合もあるが、実は女性をコントロールしたい人も多い。そこをまず見極めて。本当に愛してくれているなら、一緒にいなくても、あなたが楽しそうにしているならいいと思ってくれるはず。どうしてもダメなら別れなさい!」とシルク。「前の彼氏と比べて、今の彼氏に多くを求めてしまう」という悩みには、「そういう時は『自分も完璧じゃない』と思わないと。別れた人は関係ない、いっさい比べたらダメです」とズバリ回答します。さらに「"だめんず"と言われる人たちは、男性の"毒"の部分が好きな人が多いけど、重要なのはその分量。尊敬できる人やけど、ちょっとダメなところもある、ぐらいでないと。例えて言うなら、栄養6、おやつ3、毒1。そういう人を選んでね」とも話し、その説得力あふれる語り口に、宇都宮から「美容イベントだけじゃなく、恋愛相談イベントもやってください!」とのリクエストも飛び出していました。
最後は再び映画の話に戻り、「画期的な映画です。恋人と見るのもいいし、親子で見るのもいいかもしれない」(シルク)、「何度も見たくなる。あと、自分が眠る姿も美しくありたいと思いました。頑張って自分を磨いていきたい」(宇都宮)とPR。短い時間ながら濃〜い内容のトークに、観客の皆さんは大満足の様子でした。
終演後の囲み会見では、恋愛話の延長から、小泉エリの結婚ニュースについてきかれたふたり。そろって全く知らなかったそうで、「チクショウ!」(宇都宮)、「よく黙ってたね!」(シルク)と驚きを隠せません。とくに宇都宮は、芸歴も年齢も同じの友達同士ゆえショックが大きく、「(お相手の安治川親方に)お姫さま抱っこをされているのがうらやましかった。誰でもいいから紹介してほしい」と切実な思いを語っていました。
映画『女が眠る時』は2月27日(土)から梅田ブルク7ほか全国で公開となります。
『女が眠る時』オフィシャルサイト http://www.onna-nemuru.jp
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