友近「京都は1人で歩き、五感で感じる町」――。『京あるきin東京 2016~恋する京都ウィークス~』オープニングイベント
2月13日(土)、東京・青山スパイラルホールにて『京あるきin東京 2016~恋する京都ウィークス~』オープニングイベントが開催され、友近が京都の広報大使に任命されました。
『京あるきin東京 2016~恋する京都ウィークス~』は、京都に息づく四季折々の自然景観や、寺社や京町家などの趣深い町並み、受け継がれ磨き上げられてきた伝統文化など、京都の魅力をしっかりと守り、大切に未来に引き継いでいくための「京都創生」の取り組みを理解・応援してもらうためのイベントで、2月13日(土)~3月13日(日)まで、東京都内各所で開催されます。
京都のイベントらしくまずは芸舞妓による舞が披露され、続いて主催者を代表して門川大作京都市長による挨拶が行われたあとは、京都館館長である小山薫堂氏と祇園の芸妓・真生(まお)さんによるトークショーが行われました。
小山さんが撮影された真生さんの写真がステージに飾られている中、真生さんがフィギュアスケート選手の浅田真央さんと共演したCMを流してその撮影秘話を語ったり、芸妓さんの1日の過ごし方を話されたりする中で、「いちばん楽しい時間は?」と尋ねられた真生さんが「お座敷どすなぁ」とはんなりとした笑顔で答えられていたのがとても印象的でした。
続いて、京都市長・門川氏が再び登壇、宇治市長・山本正氏とともに改めて挨拶をされ、京都市と宇治市の取り組みを紹介したあとは、友近の「京あるきin東京」広報大使任命式が行われました。
元々京都が大好きで、さらに現在放送中の朝の連続テレビ小説『あさが来た』(NHK)への出演という縁もあり、初の『京あるき in 東京 2016 広報大使』に任命されることとなった友近。「京都のファンだった私が任命されるのが嬉しいし、光栄です」と嬉しそうに語ります。
さらに、明日はバレンタインデーということにちなみ、舞妓さん、芸妓さんから友近に「友チョコ」として、チョコならぬ「お猪口(ちょこ)」がプレゼントされます。門川市長が「ホワイトデーにはこのお猪口で2人で乾杯しましょう」と誘うと、「バカ言ってる(笑)」と、友近のまるで水谷千重子のようなツッコミが入ります(笑)。
友近のファンだという市長。京都のファッションホテルの看板を「景観を損ねる」という理由で撤去したら、普通のお客さんが来るようになったというエピソードを披露し、友近に「ファッションホテルのお話......ありがとうございます(笑)」と言われ、会場からも笑いが起こっていました。
また、西陣織や京友禅などの着物産業の衰退の話題になったときは、市長に「若い人にはわかりにくいかな......」と言われた友近が「ちょっと若いです、ごめんなさい(笑)」と嬉しそうに謝る場面も見られました。本当はこの日、着物で出席したかったがスケジュールの都合で叶わず残念だったと話す友近に、「着物、お似合いになられますよね」とMCの男性が言うと、「ありがとうございます。着物、似合うんですよ(笑)」と自画自賛の友近。本人いわく、体型カバーもできるし、洋服より和服の方が似合うんです、との説明を聞き、市長が「洋服も素敵ですよ」とフォローします。
以前、「町家のコンビニを増やしましょう」と言っていたという友近。実際の町家を改造したというわけではないが、町家風のデザインのコンビニは増えてきているという話を聞き、「そういうのいいですね。あとは五感に訴える町づくりがいいと思います、例えば匂いがしたりだとか......」と言うと、市長も「今、京都駅の八条口が工事中なんで、そういう改装がなされてるか見ときます(笑)」とユーモアたっぷりに返していました。
イベント終了後の囲み取材では、改めて京都のどこが好きかと聞かれ、「駅を出たらすぐに『旅に来たな!』って感じられるところが好き」と語ります。『あさが来た』の撮影時も、時間が空いたら大阪からちょっと奮発して新幹線で20分くらいで京都に来ていたそうで、「月に4、5回ぐらい行ってると思います」と、かなりのハイペースで京都を訪ねていると話します。「特に何をするというわけでもなく、寺社仏閣を歩いたり、好きなラーメン屋さんに食べにいったり」と、旅を満喫しているそう。
過去には『史上空前!! 笑いの祭典 ザ・ドリームマッチ』(TBS系)でピース・綾部と「京都のお茶屋のおかみさんと番頭」という設定のコントを披露したこともある友近。京都には、愛媛に住んでいた20年以上前から好きでよく来ていたそう。デートでもよく行ったが、最近は1人が多いそうで、「1人でいろんなものを発見するのが好きですね。五感で感じてます。見たいところが多すぎるので、一緒に行く人に気を遣っていられないというか......。京都は1人で歩く町やと思います」と断言していました。
ちなみに、友近は故郷・愛媛の観光大使も務めているため、報道陣から「愛媛を裏切ったんですか?」という声も飛んだのですが、「裏切るつもりはまったくない。愛媛のいいところも京都に取り入れてもらって、京都のいいところも愛媛に取り入れてもらって、みたいな......スパイ的というか(笑)。いいところをパクるんじゃなくて、アイデアの1つにできればいいですよね」と、説明する一幕も。
「月に4~5回通っていても、常にドキドキワクワクさせてくれる町なので、ぜひみなさん、京都に住んでおられる方も、ゆっくりと歩いて魅力を発見してもらいたいなと思います」とラストは広報大使らしいコメントで締めていました。
●京あるき in 東京2016ホームページ http://www.kyoaruki.jp
【友近】