大物トリオが人気コントイベントに降臨! なんばグランド花月であの必殺ギャグが!?
個性派メンバーが集う人気ユニット、ザ・プラン9。メンバーの一人、お〜い久馬が責任編集する恒例のイベントが「月刊コント」です。これまでも好評を博してきたこのイベント。1月に行われた「新春号」に続き、2/12(金)になんばグランド花月で、久馬歩責任編集「月刊コント別冊グランド号」が開催されました。
バラバラに思えるオープニングからエンディングまでのコントが1つのストーリーになっているというこの舞台。今回も多くの芸人と豪華ゲストが参加するということで、客席は開演を今や遅しと待ち構えています。
まずはオープニングコント。椅子に座っている女の子・直子(岡田直子)を、いきなりもう一人の女の子・安世(井上安世)がどつくところからコントが始まります。舞台はどうやらカフェ。二人はバイトの友達のようです。彼氏の話などを続けるうちに、恒例となっているダジャレでの出演者紹介が。シルエットで登場する出演者に、会場からは歓声が起こります。
そのカフェに現れた男・ヤナギブソン。注文にひっかけてダジャレ出演者紹介を続けていると、彼女の愛菜(福本愛菜)が登場。いっしょに出演者紹介を続行です。どうやら二人はこれから愛菜の父親に挨拶にいくよう。吉本芸人のホットな話題などもはさみつつ、コントが進行していきます。
場所を移し、二人が挨拶の練習をしていると、父親・寛平が登場。いきなりひとしきり暴れたあと「アメマ!」と絶叫します。意味がわからないギブソンですが、それを愛菜が通訳。それからもいろいろな「アメマ」を連発する寛平。ギブソンはわからないまま、自分も「アメマ」で挨拶をさせられることに。案の定、全く伝わらず、寛平が激怒し、杖でそこら中を叩きまくります。混乱するギブソンの後ろに、なぜか電気屋さん・お〜い久馬が登場。実は久馬は愛菜の元彼氏。久馬と愛菜は「アメマ」のやりとりで愛が復活し、どこかに消えていきます。残されたギブソンは...。
続いての舞台は先ほどのカフェ。復活した久馬と愛菜のカップルがやってきました。そこに刑事のミサイルマン・西代が登場。刑事の姿を見て、いきなり持っていたコーヒーカップが震え始める久馬。西代は店にいる全員に誰かの写真を見せますが、皆知らないとのこと。落ち着きのない久馬...。
場面が転換し、次はアインシュタインが登場。「出張おばけサービス」は、河井演じる男が、おばけの出張サービスを電話でオーダーするところからスタートしました。出張おばけサービスの担当者・稲田が、おばけは落武者など複数のキャラから選べるなど、いろいろなコース、サービスがあると説明。全てのコースとサービスを選んだあと、最後に河井が聞かされた衝撃の事実とは...!?
続いては、ステージの真ん中に置かれた机に学生服姿の佐藤が座っています。どうやら勉強がわからない様子。そこにチャラい家庭教師、レイチェルが登場。ボイスパーカッションで自己紹介するも、まったく名前が伝わりません。そのあともハイテンションなレイチェルの独壇場。早稲田を目指す受験生、佐藤の運命はいかに...。
再びステージには、アインシュタインの河井。風呂に入って寝ようとしたところ、部屋のチャイムが鳴り、さっきオーダーした落武者、ミサイルマン・岩部がやってきました。早速、客席に拍手を強要する落武者・岩部。そこに浴衣姿の男・浅越ゴエも登場。とんでもない時代に来た、と落ち武者に伝えますが...。
続いての場面は、ステージ中央にドア、そこから部屋を間違えた男・バイク川崎バイクが登場します。ドアにまつわるいろいろな物語を披露しますが、その短いながらもインパクトのあるストーリーは秀逸。たたみかけるようにさらに短いストーリーを連発し、客席は笑いに包まれました。
モンスターエンジンは「テリトリー」というコントで登場。金髪、左手がフック、真っ赤な衣装の男・西森。その男から妹を取り返しに来た男・大林の戦いが描かれます。勝負の方法は、人生ゲーム。西森は999回人生ゲームをやって1度も負けたことがないと豪語します。しかし、大林はルールさえあまり知らない様子。業を煮やした西脇がとった行動は!?
再び、受験生・佐藤と家庭教師・レイチェルの場面。登場した母親・アキがボケ倒します。レイチェルをクビにしてくれと訴える佐藤。しかしアキは相手にせず、さらにボケていきます。続いてダンスを始めるアキ。そんななか、レイチェルはコンパの誘いがあったと帰ろうとして...。
アキナのコントは「バイトの休憩」。バイトの先輩・山名と後輩・秋山のストーリー。相談すると何も言わずに出て行く、知らない人の携帯に勝手に出る、恐ろしいなぞなぞを出す、いきなりロッカーから出てくるなど、とにかく変わっている先輩・山名。そのエピソードが一つ終わるたび、客席は笑いに包まれます。とうとう秋山は「先輩が怖いんです」と告白。最後に山名が問いかけた質問とは...。
続いての場面は街中。チャラい格好をしたシソンヌ・長谷川が、女性に声をかけているところに、電話片手の女・じろうが現れます。長谷川の手の動きになぜか導かれる女。「う〜ん、導かないで〜」の連発に客席は爆笑です。ほかにも「見透かさないで〜」「説き伏せないで〜」などのバリエーションも炸裂。そうこうするうち、長谷川の話に乗せられていく女は、店で働くことを了解し...。
次の舞台はカラオケボックスのよう。どうやら、家庭教師・レイチェルと母親・アキがいっしょにコンパへやってきたようです。コンパの相手はカフェの店員、直子と安世。家庭教師、母親、女子二人という不思議なメンバーになっています。そこに部屋を間違えたギブソンが登場。驚くレイチェル。どうやら二人は高校の知り合いだったようです。一緒にコンパしようと誘われ、いやいやながらソファに座るギブソン。ここでいきなりキューティーハニーのテーマが流れます。登場したのはキラキラ輝く衣装に身を包んだ森三中・黒沢演じる和子。そこに、このカラオケボックスのバイトである山名と秋山がやってきます。さらにシェフ・寺門ジモンも登場しますが、呼んでないと言われる始末。しかし、負けずに肉を勧めるジモン。肉のうんちくを話し始め、その熱さにみんなが圧倒されていると、部屋を間違えた客・上島竜兵と、それを止めにスタッフ・肥後克広がやってきます。登場するや「クルリンパ」、「ヤー!」の定番ギャグを連発。会場は爆笑に包まれます。さらに鉄板ネタのケンカからキスのくだりで客席は大盛り上がりです。
続いてカラオケボックスでは、レイチェルが気持ちよさそうに「硝子の少年」を歌っているところに、どこからか二番を歌う声が...。歌っていたのはトレンディエンジェル・斎藤。気持ちよさ気に歌う二人に、会場からは自然と拍手が起こります。そこからも「斎藤さんだぞ」や、たかしのオタ芸、和子の客席練り歩きなど、目まぐるしくコントが展開。客席も巻き込んで、盛り上がっていきます。
さらにさっきの客・上島が酔っ払ってやってきたあと、今度はシェフ・ジモンがグラグラに煮えた鍋を持って現れます。どうやら中はおでん、ということは...。お約束の「どうぞどうぞ」、そこからの熱いおでんを口に入れる、斎藤の頭にしらたきをのせるなど、ダチョウ倶楽部のやりたい放題に客席は爆笑に包まれます。
舞台上は再びモンスターエンジンの場面に。なんと二人はまだ人生ゲームを続けていました。そこにシソンヌの演じる導かれた女と導いた男が乱入。さらに久馬と愛菜もやってきます。実は、ボスの命令でかわいい子をさらってアイドルグループを作る計画がある、と西森が悪だくみを発表。そこにバイク川崎バイク演じる、まったく似ていないつんく=ボスが登場。いろいろなネタを披露するも、すべりまくります。さらに落武者とゴエが乱入し、二人は戦国寸劇を行うと宣言。人のネタをパクリまくり、さらに乳首ドリルをパクっている途中、ゴエが痛恨のセリフ噛み! 客席は爆笑です。しかし、再チャンレンジは成功。最後は紙吹雪の中、大満足の表情を浮かべる二人に、西代は思わず「なんやコレ!」とつっこみます。そこに現れたステテコ姿の父親・寛平。実は警部だった寛平が、なぜか全員を殴り倒し、最後にアメマ(ありがとう、めちゃくちゃたのしかったです、また来月!)と叫びます。
エンディングかと思いきや、ステージはまだまだ進行。受験生・佐藤の勉強を見ている、新しい家庭教師・アインシュタイン河井。そこにチャイムが鳴り、「うらめしや〜」と入ってきたのは、白装束の...!?
最後には出演者全員がステージに登場。客席から大きな拍手が送られます。各メンバーが告知、挨拶をするなか、シソンヌの導かれる女性キャラの名前が「みちびかなえ」だったことが明かされました。さらにバイク川崎バイクがつんくを演じるのは久馬の舞台だけということ、アキナの山名がダチョウ倶楽部とのキスシーンを心から楽しみにしていたこと、モンスターエンジンの西森のキャラは、バッドマンのジョーカーをモチーフにしていたことなど、裏話がどんどん飛び出します。さらに森三中・黒沢のとんでもない告知があるなど、舞台上は爆笑の連続。最後はダチョウ倶楽部が登場し、再びトレンディエンジェル・斎藤とのキスネタを披露。それを見たアキナ・山名がジェラシーを燃やし、なぜか最終的には山名と斎藤がキスをすることになるなど、最後まで会場中が爆笑に包まれたまま、今回の舞台は幕を下ろしました。
次回は3/12(土)、よしもと漫才劇場での開催。バッファロー吾郎・竹若、へびいちごなどの出演が予定されています。毎月、必ず爆笑を約束してくれる「月刊コント」。来月も見逃せません。
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