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2016年2月15日 (月)

ジャルジャル、約10本の即興コント披露に限界寸前!? 次回ゲストにサンドウィッチマンも!『ジャルジャル・倉本美津留のコント会議 presents「超コントLIVE」』(1/29)レポート

1月29日(金)、東京・ユーロライブにて『ジャルジャル・倉本美津留のコント会議 presents「超コントLIVE」』が開催されました。

同ライブは、『開放! ジャルジャル・倉本美津留のコント会議』から生まれた『あっぷくライブ』のタイトルを変更しての記念すべき第1回目。事前に観客から<前に来る言葉>と<後ろに来る言葉>それぞれを書いてもらった2枚のカードをランダムに引いて、生まれた言葉をコントタイトルとして10秒後に、ジャルジャル2人が即興コントを披露するという、スタッフ一同が"笑いのスポーツ"と呼ぶほどの非常にパワフルなライブです。

オリジナルソングがVTRとして流れたのち、登場したジャルジャルと倉本さん。福徳が「このVTRには過程があるけど、何も知らずに観たらおかしい」と言えば、後藤も「シュールでしたね。暗闇の中でああいう映像は」と頷きます。
自分の歌声に自信があったという福徳は、後藤に「お前、下手やからなぁ」と言われると「お前こそ、味ないからな! 聞き応えがない!」と反論。「味なしで頑張ってるんです」と言い切る後藤です。
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観客から事前に集められた<前に来る言葉>と<後ろに来る言葉>をランダムに引いて決められたコントタイトルから、即興でジャルジャルがコントを披露するというこのライブ。「説明すると、みなさんのカードでコントが面白くなるかどうか決まるんです」(倉本さん)「4~6割くらいは、みなさんの責任」(後藤)と呼びかけます。
事前の打ち合わせが全く必要ないため、開演前の楽屋でストレッチをしているというジャルジャル。後藤は「このライブは力んでしまうから疲れるんです」と、その理由について説明しました。
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早速、即興コントを披露することに。1本目のタイトルは「バック・トゥ・ザ/漫才師」。福徳演じる85歳の漫才師が、後藤演じる90歳の漫才師と地元で出会い、再び一緒に舞台に立つというもの。ネタ後、「バック・トゥ・ザ~ってなんやろうと思った」(後藤)「ようわからんくて、漫才師に戻るしかなかった」と説明。「なんもせんと漫才師になっていたなぁ」と感嘆した倉本さんが「今のは小手調べ」と発すると、2人は「そういいますけど、大変ですよ?(笑)」(後藤)「このコントが基準にはなりますからね」(福徳)。即興でコントを披露することへの大変さを口にしました。
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2本目「イケてる/エイリアン」では、口笛を吹いて踊る2人。思わぬ展開から思わぬオチへと展開していったのですが、福徳は「後藤の口笛が小さ過ぎて笑いそうになった。スカスカやん」と発言。そう言われた後藤は笑いながら「何がいけてるんか、ようわからんかった」と感想を語ります。
が、この即興コントのオチが、今後に多大な影響を及ぼすことに。何かにつけては倒れた一方に対して、いずれかが「解剖しよう」と言い出すという流れが生まれたのでした。
3本目「天才/アイドルヲタ」は、非常によくできたコント。歌っているアイドルを応援していたはずにヲタが徐々に主導権を握り出し、最後には応援される立場だったはずのアイドルが応援する立場に変わってしまうというものです。後藤も「終わらせ方が気持ちよかったです」と満足げな表情を浮かべます。
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ジャルジャル2人が作り出す展開やオチに加えて、音響や照明を担当する倉本さんがどこで終わらせるのか。タイミングをどこで作るかも、この即興コントの面白さには不可欠。4本目の「懐かしいピーターパン」では、ジャルジャル2人と倉本さんのオチのタイミングが一致せず、コントは思わぬ展開に......。
5本目の「カワイ過ぎる/未亡人」は、葬式で泣く未亡人の元へ幽霊になった夫が現れるというもの。死んでしまった肉体に魂が入ったら生き返るかもしれないと試す夫ですが、なかなか生き返らず。そこへ、妻が自身の体を遺体に重ねると夫の体に妻が憑依して......。実はこの一連の流れは全て、妻が夫に仕掛けたサプライズだったというもので、倉本さんは「面白いやん!」と絶賛。「普段、コント書いて来たってこれを渡されたら焦る」(福徳)「普段なら出ない設定」(後藤)と、即興コントならではの発想だったと告白したジャルジャル。「ジャルジャルはコントの革命児になっている。今後もないパターンをいろいろやっていこう!」と激励する倉本さんです。
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6本目の「懐かしいコンタクトレンズ」は、ジャルジャルらしい展開に。コンタクトレンズを落として探している人の手助けをした人が、道端で次々に落ちたコンタクトレンズを発見。自分の目に入れながら「ちゃうわ!」と言いつつ、5年前になくした自身のコンタクトレンズを見つけてしまうというもの。倉本さんはこのコントも「お前ら、おもろいなぁ!」と大絶賛です。
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このあたりからジャルジャルに疲れの色が......。「はぁ......」などため息を漏らすことが多くなります。7本目は、倉本さんが「訳わからんすぎるのが気持ちいい」と選んだ「ひもじい/馬女」に。このコントが2本目の「イケてる/エイリアン」にも繋がっていったのですが、「訳わからん! 未知の世界!」と戸惑う福徳。
8本目の「膝がとてつもなく痒い/カーテン」も、不思議な展開に。引っ越し作業を終えた男の元に、隣人が訊ねてきて引っ越し祝いにとカーテンをくれるというもので、「いやぁ、ゴールが見えへんかった」とため息をつく後藤。「観ているほうも不安になったと思いますけど、やっているほうはその倍、不安です」と続けると、倉本さんは「これも、このライブの醍醐味ですよ」と笑います。
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9本目の「ぴょんぴょん跳ねる/嫁入り」は、題材通りのコントながらもジャルジャルらしい発想が光る展開に。結婚したい男女が、女性の両親の元を訊ねるという物語なのですが、結婚に厳しい両親。日本刀で襲いかかる父、ハンマーで殴りかかる母を避けながら、家の奥にある招き猫にタッチしたら許してもらえるものの、あと一歩というところで女性が襲われてしまい......。このコントも、再び「イケてる/エイリアン」に繋がってしまいます。
ずっと跳ね続けたのが体力的にかなり厳しかったらしく、ひざをついて息を切らす福徳。後藤は「映画みたいやった」と感想を漏らします。
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「いいの出ろ!」と2人が念じた結果、10本目のコントは「溺れかけた/子守唄」に。ニートで自宅に引きこもっている40歳の息子に、母親が子守唄を歌って家から追い出すという内容だったのですが、コント終了後「あと1個やろうや。ボーナスコント」と倉本さん。観客からは拍手が起こります。
トリの即興コントは「おいしい/ミニチュアダックス」。本日のラストにふさわしく(?)、「イケてる/エイリアン」の流れを汲んだコントで締めくくりました。
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最後には、次回3月28日(月)の『~超コントLIVE』に、ゲストとしてサンドウィッチマン出演決定の発表も!「やってくれようというのがすごい」(後藤)「特に作り込むコンビらしいのでね」(福徳)と参加を感謝するジャルジャル。倉本さんも「よく引き受けてくれたよね」と感心していました。
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【ジャルジャル】

ジャルジャル・倉本美津留のコント会議 presents「超コントLIVE」

日時:3月28日(月)19時開場/19時30分開演(21時終演予定)
場所:ユーロライブ
チケット:前売4000円