一世を風靡するってすごい!ドッカーンを経験したい(?!)ジャングルポケットのフリートークライブ
2月12日(金)、沖縄よしもと花月にて『ジャングルトークポケットin沖縄』が開催されました。この日は、ジャングルポケット、8.6秒バズーカー、バンビーノのステージが繰り広げられる特別公演。その4公演目が、ジャングルポケットのトークライブです。
「なるほど。う~ん。いいお客さんですね」と、登場するやいなや客席を見渡した斉藤から独特のコメントが飛び出し、会場の笑いを誘います。ライブ後半にはゲストで8.6秒バズーカーとバンビーノをお呼びしていますと紹介。そして5公演目の『8.6秒バズーカーとバンビーノのトークライブ』には、ジャングルポケットがゲスト出演するという話になり、「一緒のライブじゃん」「2時間一気にやっちゃえばいいのに」「新手の詐欺みたい」と、言いたい放題の3人に会場は大爆笑です。
とにかくこの日は朝からず~っと出演しっぱなしということで、遊びがひとつもないことに、少し不満気な様子の3人。「沖縄ソバでも食べられればまだいいけど。食べたのはポーク玉子おにぎり」とつぶやく太田。
そこから沖縄の県民食"ポーク玉子"の話題へ。「自分たち(他県の人)はポーク玉子のことをスパム食べたいって言うけど、あれはスパムっていうブランド(商品名)なんですよね」と豆知識を披露。スパムを使ってない料理屋さんでポーク食べたくて「スパムください」って言うと「うちスパム使ってないのに。ってなるんだ」と太田が解説すると、会場からは共感の拍手が沸き起こります。「へぇ~、知らなかった」と感心した表情のおたけと斉藤。
続いて、この日寝坊をして飛行機に乗り遅れた太田の話に。マネージャーから、別の飛行機のチケットを自分でとって(沖縄へ)向かうように言われた太田は、チケットのとり方が分からず困惑したそう。「とにかくやってみよう」と、不安にかられながらもタクシーの中でトライ。すると「こんな簡単に飛行機のチケットがとれるんだ」と、iPhoneアプリの簡単な操作でチケットを購入した感動を喜びいっぱいに語ります。
ただ、痛いのがタクシー代に1万円、航空券代に4万6000円も費用がかかってしまったこと。「5万6000円あればいろんな物買えるね。夢が広がるよね」と斉藤から追い打ちをかけられた太田は、「1日働いてもそんなに稼げないのに」と、つらそうにコメントしていました。
そして、以前に飛行機に乗り遅れて長崎での仕事を飛ばした苦い経験のあるおたけからは、「早め早めに行動しないとね」と、ごもっともなアドバイスが飛び出し、自身は「遅刻するのが怖いので、空港の近くのホテルに泊った」と明かしていました。
話題は、アニメ『遊戯王』で初めて声優体験をした際の記者会見の話へ。みんなの前でアフレコをやって見せる場面で、ケンドーコバヤシがおたけの唯一のセリフを奪ってしまい、それがニュースになった。その時はセリフが言えなくて悔しかったが、おたけは自分がニュースになった喜びが大きかったそう。「コバさん。なんすか俺の唯一のセリフを」と、その場では怒りをケンコバにぶつけていたおたけだが、楽屋に戻ると「コバさん、ありがとうございました」と、会見場を笑いに包んでくれたケンコバへ感謝の気持ちを伝えたおたけの姿は、芸人独特の行動だと太田がその時の状況を振り返っていました。
それから、テレビなどの収録が終わる瞬間の芸人の行動が面白いという話題へ続きます。『ダウンタウンなう』へ出演した際に、どっきりで斉藤の彼女が登場。その時、「こんな気持ち悪い顔して、こんなかわいい彼女がいて。プロポーズしろ!」と、ダウンタウンや他の出演者にまくしたてられた斉藤は、「うるせぇコノヤロー」とキレてしまい、「なんやねんてめぇ。金稼いでるからってエライんか!」とダウンタウン浜田へ暴言を吐いてしまった。まるで暴走族の喧嘩のような言い合いとなり、ラストのオチとしてプロポーズをした斉藤。すると番組終了と同時に、「うん。面白かった」と出演者たちが拍手を送ったそう。「番組終わって、ふっとゼロになるあの瞬間が面白いね」と太田が語ります。
フルーツポンチ村上との関係では、3人三様の爆笑エピソードが語られると、観客の中の小さなお子さんからの笑い声に「すごいね。こんな複雑な縦社会の話でよく笑えたね」と太田のツッコミに会場は大爆笑でした。
ここで、8.6秒バズーカーとバンビーノの登場です。
「赤い衣装を脱いでもサングラスはしてるんだ」とさっそくつっこまれると「はずした時どこ見ていいかわかんない」と答える8.6秒バズーカーの2人。
「ニーブラ着てないね」とふられたバンビーノは「分かりやすさを求められる地方ローカルの仕事はやっぱり豹柄」「豹柄の力はすごい」と自分たちのダンソンネタの浸透具合のすごさを明かします。
「ところでダンソンとスンシーはどっから来てるの?」とおたけの素朴な質問に一同大爆笑です。
それから、バンビーノ石山が仕事でいろいろと怒られたエピソードを披露していきます。そのひとつに、目が悪すぎる石山は、ネタを終えてスタッフに「お疲れした」と軽い挨拶をしていたら、その中に西川のりお師匠がいたらしく、「なんや今の挨拶の仕方は」と、元旦から激ギレされたことを告白。
「若手ですぐに売れた人は、大げさ過ぎるくらいの挨拶が必要だね」と太田のコメントに一同納得した様子でした。
そこから、芸歴2年目の8.6秒バズーカーの話題へと移ります。
"ラッスンゴレライ"で一世を風靡。LINEスタンプや、着うた・着メロでよしもとが著作権をとったのも、8.6秒バズーカーが出た時からだそう。
8.6秒バズーカーと一緒に何かやってくれとよしもとから言われたバンビーノは、「会社は8.6を売ろうと決めていた」と話す。営業でも「イオンモールとかでは5000人が集まった」「とにかく人気がすごくて、赤い服のハチロクコスプレがいっぱいいた」と当時の様子を語る。当の本人たちも「1日に21本の仕事が入ってたり、もう訳が分からなかった」と話し、取材の際には時間がなさ過ぎて「移動のタクシーの中で、取材者が途中交代していた」と、あまりにも過密だったスケジュールを振り返った。これには「オリエンタルラジオさんでも、こうじゃなかったんじゃない?」と一同は興奮気味。
「次の一手は?」と太田の質問に、「3月から毎月、新ネタ限定ライブをやります」と話す8.6秒バズーカー。「漫才やコントの才能がなくて、変なネタしか作れないんです」とつぶやく8.6秒バズーカー田中に対し、「お前らネタの人だからな。リズムを作る才能があるやろ」と太田が分析すると、「ズバ抜けてます」と田中が即答。「世間を踊らしたもんな」と一同からのツッコミに観客は大受けでした。
バンビーノも「やっと新ネタを作る時間ができた」と話し、それぞれのこれからの活動に期待しつつライブは幕を閉じました。