強引すぎるお題設定で爆笑ネタが続出!「一期一笑 vol.6」
2月21日(日) よしもと沖縄花月で岩田勇人、ウリズン桜、大屋あゆみ、ガジラー、けんたくん、ピーチキャッスルの定期公演「一期一笑」が開催されました。
6回目となる今回はピーチキャッスルのMCで軽快にスタート。この日初めて「一期一笑」の公演を見に来たという観客も多く会場はほぼ満席状態。ピーチキャッスルがお馴染みのフレーズ「もももも」で自己紹介すると、会場の薄い反応に座席2列目までしか浸透していないと自虐的にツッコミを入れたところでオープニングトークが始まります。
開始早々、大声でちょっかいを出していたけんたくんにピーチキャッスルが、「ホームレスがしゃべっている」と切り返して会場の笑いを誘います。さらにTシャツが黄ばんできていると指摘されたけんたくんが、これはデザインだと強引に言い張ると、メンバーも会場も大爆笑。和やかな雰囲気でトークが進行していきます。
毎回スペシャルゲストとして先輩芸人が登場する本公演。MCから今回はノーゲストだと衝撃の発表があると、メンバー達は、「これが本来の一期一笑のかたち!」「金が無いんだよー」など、若干開き直りともとれるヤジを飛ばして会場のテンションを上げます。
メンバーそれぞれの自己紹介が続くなか、岩田勇人の番になると、岩田の寝間着のようなラフな服装に「(衣装が)ヒドくない?」と他のメンバーからすかさずツッコミが。さらに昨年までコンビを組んでいたけんたくんが、コンビを解消した途端に"彼"と呼ばれるようになったと、岩田のよそよそしい態度を嘆くと観客からは笑いが巻き起こりました。
メンバー紹介が終わると、「一期一笑、スタート!」の掛け声を合図に6組のネタが始まります。
トップバッターにはけんたくんが登場。泳ぐと魚が寄ってくるという自慢の体毛を披露すると、会場の女性客からは悲鳴にも似た声が上がっていました。
続いて、体重が70キロ台になったとカミングアウトした大屋あゆみが"おデブちゃんでも得すること"をネタに会場を沸かせます。
次は岩田勇人が登場。子供番組の司会の"岩田おにいさん"に扮して、母親とその再婚相手に翻弄されるコントを披露しました。
ガジラーは"聞き上手"をテーマにした漫才を披露。寺崎から聞き上手になるコツを伝授してもらおうとする江藤がボケを連発し、話を迷走させて観客の笑いを誘っていました。
続くウリズン桜は、ヤースーのインパクトある見た目を生かした漫才で会場を盛り上げます。
ラストはピーチキャッスルが登場。お約束のフレーズ「もももも」を一緒にやってくれた観客に気を良くした二人は、「沖縄の方ですか?なんか沖縄市出身みたいなカンジしますけど...」と問い掛け、「宜野湾市です」と返されると、「ほぼ沖縄市ですね~」と強引にごまかす桃原。序盤の軽いトークで観客の心をつかんだ後は、桃原の忘れものがヒドイことを話題にした漫才を展開します。
ライブ後半からはメンバー全員が舞台に再登場し、コーナー企画「ネタ強化月間」がスタート。コーナーの内容はかなり特殊な方法で決めたネタを、それぞれのメンバーが披露するというもの。いったいどの様な方法でネタを決めたのか、その方法をまとめたVTRが会場に流されます。
VTRでは「上の句」「下の句」と書かれた二つの箱の前に不安げな表情で並ぶメンバー達。「何??」「めっちゃコワイ」という声も上がる中、企画の主旨が説明されます。その内容とは、上の句と下の句の箱からそれぞれお題が書かれた紙をひいて、その二つのお題をくっつけて作ったネタを二日後にせまるライブで披露するという無茶ぶりなミッション。メンバーそれぞれがひいたお題に一喜一憂する姿が画面に映し出されていきます。
VTRが終わると、決まったお題で作ったそれぞれのネタが披露されました。
トップのけんたくんのお題は「キレる老人」と「誕生日」。野球ボールで窓ガラスを割られてキレている老人が、子供たちにバースデーソングを歌われて急に態度を軟化させるというコントで会場を沸かせます。
次に登場した大屋あゆみは「ドモホルンリンクル」と「エピソード31」をお題に、ドモホルンリンクルのCMのパロディ風に仕上げたネタを披露。CMを彷彿とさせる男性の淡々とした声に合わせて31枚のフリップを次々とめくり、CMでは決して言わなさそうなナレーションを展開していきます。
続いては岩田勇人が登場。岩田のお題は「チンコが超でかい」「そして伝説へ...」。お題がお題なだけに下半身に特化したネタを某番組風に次々と連発していきます。下ネタにも関わらず会場の女性客からも思わず笑いが漏れていました。
ガジラーは「ブスに告白」と「○○を極めるとこうなると思う」のお題でネタを披露。寺崎がブサイクな女子"テラ子"に扮して、ちょっと気になる男子の江藤から告白を受けるというコントを繰り広げます。江藤がブス専という衝撃の事実を知ったテラ子が複雑な思いを抱きつつ、江藤に振り回される様子に観客も大爆笑。
続いて登場したウリズン桜のお題は「離婚当日」と「誕生日」。夫が妻の誕生日にプレゼントと離婚届を同時に渡すという内容のコントを披露。ヤースー扮する夫が誕生日を祝いながら離婚を迫るという鬼の所業で、妻の仲宗根を幸せの絶頂からドン底に突き落とします。
ラストを締めるのはピーチキャッスル。「お前の物は俺の物 俺の物は俺の物」と「最終回」のお題で作ったコントを展開します。国民的アニメを想像させるフレーズのお題だけに、アニメでおなじみのガキ大将とイジメられっ子に扮した二人。転校をきっかけに熱い友情で結ばれる様子を面白おかしく繰り広げ、予想だにしない衝撃のオチで会場を爆笑の渦に包みました。
ネタが全て終わりエンディングでは全員が舞台に登場。先ほどのピーチキャッスルのネタの話題になり、大屋が「私、し○かちゃんっぽくない?」と切り出すと、「それじゃドラ○もんはヤースーだ」と、ネタに登場しなかったキャラクターの配役でメンバーは大盛り上がり。最後は3月20日(日)に予定している「一期一笑」の告知で賑やかに公演の幕を閉じました。