ハリウッドザコシショウが『Cygames R-1ぐらんぷり2016』初優勝!「ケンコバ、中川家、陣内......同期に早く自慢したい」と喜び爆発!!
3月6日(日)、関西テレビ・フジテレビ系にて生放送された『Cygames R-1ぐらんぷり2016』にて、ハリウッドザコシショウが初めて王者に輝きました!(以下、敬称略)
2002年より"ひとり芸"No.1決定戦として毎年開催されている『R-1ぐらんぷり』。今年は過去最多となる3786名がエントリーし、1月4日(月)に行われた1回戦から熱い戦いを繰り広げてきました。そして、2月25日(木)に東京・ラフォーレミュージアム六本木、大阪・なんばグランド花月での準決勝を経て、厚切りジェイソン、エハラマサヒロ、おいでやす小田、小島よしお、シャンプーハットこいで、とにかく明るい安村、ハリウッドザコシショウ、横澤夏子、ゆりやんレトリィバァといった9名が決勝進出。2月29日(月)に開催された『~決勝進出者発表会見』に出席し、優勝へ向けての意気込みを語りました。
決勝のファーストステージはAからCの3ブロックにストレートで決勝進出を決めた各3名、計9名に加えて、『復活ステージ』に参戦した33名から上位3名が下の順位から出番の早いブロックへ振り分けられるというルールです。
MCを務めるのは、本大会ではおなじみの雨上がり決死隊と加藤綾子アナウンサー(フジテレビ)。坂上忍、新川優愛、羽田圭介が応援に駆けつけます。それぞれの点数は関根勤、間寛平、清水ミチコ、ヒロミ、板尾創路が1人につき3票を持つ審査委員に加えて、今年もデータ放送による視聴者投票「お茶の間 d投票」は加点されました。
Aステージはエハラマサヒロ、小島よしお、シャンプーハットこいで、復活ステージから3位で勝ち上がったサンシャイン池崎という戦いに。「ネタを観終わって、接戦だねとみんなで話していた」(新川)と語ったようにそれぞれの個性がぶつかり合う中、小島よしおが勝ち抜けます。
続くBブロックはハリウッドザコシショウ、おいでやす小田、横澤夏子、復活ステージ2位のルシファー吉岡が登場。宮迫が「どうしたらええねん!」と困惑したほど、しょっぱなからかき回しまくったトップバッターのザコシショウがファイナルステージへ進出。審査員の清水は「よく今まで売れなかったなぁと思う」と感嘆します。
最後のCブロックは厚切りジェイソン、ゆりやんレトリィバァ、とにかく明るい安村、復活ステージ1位のマツモトクラブが激突。審査員の板尾が「このブロックがいちばん難しかった」と語ったように、突出したオリジナリティを見事に表現した戦いを制したのは、豊満(?)なボディを揺らしながらネタを披露したゆりやんレトリィバァ。「バリうれしい!」と、キャラになりきって喜びを表しました。
ファイナルステージは小島よしお、ハリウッドザコシショウ、ゆりやんレトリィバァによる対決に。小島はファーストステージ同様に人形を使ったコントでおなじみのギャグ「そんなの関係ねぇ!」を全力で、ハリウッドザコシショウはいろんな人がやっている著名人の真似を全く似ていないながらの独自の笑いに展開、トリのゆりやんレトリィバァはファーストステージで見せたキャラクターの別バージョンを披露しました。
いよいよ審査結果の発表!! まず、お茶の間dポタンで3ポイントを奪取したザコシショウ。勢いそのまま、審査員票でも圧倒し、初優勝を果たしました!
大きくガッツポーズしたザコシショウ。トロフィーを受け取って「どっかーん!」と喜びを爆発させると、宮迫は「この人が(副賞として贈られる)ニューカレドニアに行くの?」と笑いながら首を傾げました。
直後に行われた記者会見に、放送時と変わらない上半身裸で「どうも、どうも! ありがとうございます!」とバンザイしながら登壇したハリウッドザコシショウ。今の心境を訊かれて「めちゃくちゃうれしいですね。今年は3回戦が肝だと思っていて優勝できるとはこれっぽっちも思ってなかったので、めちゃくちゃ!! 超スーパーバカクソうれしい。こんなにうれしいことはないです。ケンドーコバヤシ、中川家、陣内(智則)......同期は全員売れちゃってるんで、早く自慢したいです」と満面の笑みを見せます。
勝因については「1人コントが苦手で、得意なものを伸ばそうと考えていたんです。よしもとにいた時代にケンドーコバヤシとモノマネライブをやっていて。その時のモノマネイズムというか、モノマネをやるとウケるので(スキルを)伸ばそうと思って3年前くらいからやり始めたら、昨年くらいからウケるようになった。けど、コンテストではウケることはなくて30秒くらいで笑いが萎む出オチだったんですけど、笑いが取れるようになりました。作戦がちでもありますね」と分析します。
YouTubeやTwitterにもさまざまなモノマネをアップしているザコシショウですが、「あれは作戦。R-1で勝ちたいがために、世間の目を向けたかった」と告白。「有吉(弘行)くんとか宮迫さんが面白がってリツイートすると、何千リツイートとかになっていた。だから、今年は予選に来る人で僕のことを知らない人があまりいなかったんじゃないかなと思います」と語ります。また、決勝発表記者会見から本日までエゴサーチをしまくったそうで、「いろんな意見を拾ったんですけど、"ザコシが決勝行ったから観よう"みたいなコメントがいっぱいあった。エゴサーチして良かったです」と笑わせました。
芸風とは裏腹に、質問一つひとつに対して真摯に丁寧に答えるハリウッドザコシショウ。
「以前はネタ時間3分の中にモノマネを3つくらいしか入れてなかった。甘く考えていたところもあったんでしょうけど、受かるだろうと思っても受からない。一方で、他の人は(時間内に)ボケをいっぱい入れている。コンテストは制限時間の中にボケをどれだけ入れるかが大事だからモノマネを一杯入れて、時事ネタも入れました。コアなものを入れ過ぎるとお客さんが離れていくので、分かりやすいものからチョイスして。今日は100%ウケるものも入れました」と説明しながら、「モノマネは、自分でやってみて誇張できるものをやっています。今日の1本目は8本、2本目は6本、すべてウケるモノマネを入れました。モノマネは一兆個あります!」と胸を張ります。
「20年以上、芸人を続けて来て辞めたくなったときはあったのか?」という質問には、「ありました」と即答。「G★MENSというコンビでやってたんですけど、相方に解散したいと言われて1人になってしまって。いざ1人になると、ブルブルと足が震えて台詞も出て来ない状況になって"即戦力ではない僕はダメなのかな"と思った時期もありました。で、漫画家になろうと思って、お笑い芸人だと伏せて持ち込みに行ったら、編集者に"こんなに4コマ漫画がつまらなかったことはない"と言われて。お笑いのことでダメ出しされて、(逆に)お笑いしかないんだと思ってインディーズのライブに出たりと訓練しました」と当時を振り返りました。
「R-1優勝を機に、アルバイトを辞めるのが長年の夢だった」とも発言。「水道検診のアルバイトをしてるんですけど、検診へ行った家のおじさんに『何してんだ、この野郎!』って怒られるのはもうイヤです(笑)。今のバイトは続けたい気持ちもあるんですけど、怒られたくないので辞めます」と宣言します。現在、奥様が双子を妊娠中。「今年は嬉しいことがいっぱい」と照れくさそうに話しながら、奥様へのメッセージを求められると「優勝したよぉ~! バイト辞められるよぉ~! 嬉しいよぉ~!」と歓喜しました。
副賞の冠番組については「YouTubeでアップしている動画は自己満足になっている部分もあるので、自己満足と見せられるギリギリの線を狙ってやりたいと思ってます。僕を笑ってくれるお客さんはそこを観ているので、お客さんにウケることを第一に考えたい」とキッパリ。賞金500万円の使い道を訊かれると、「この黒パンを2兆個買います!」と宣言。「昨年は白ブリーフで出て3回戦で落ちたので、メディア対応としてプロレスパンツに。勝因はこの黒パンだということもありますので、買いだめしたい。2兆個とは言わず、1兆個は」と語ります。
また、今後については「ご本人の前でモノマネをやりたい。怒られるのか、蹴られるのか、受け入れられるのか」とニヤリ。「どなたのところへ行きたいですか?」と訊かれて「うーん、誰だろうなぁ」と悩みながら「木村拓哉さん、森進一さん......長渕剛さん!」と微笑むと、ドッと笑いが起こりました。
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