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2016年3月10日 (木)

ココリコ・田中、明治神宮の森で生息する生き物たちに驚嘆!! いきもの図鑑冊子完成記念公開トークイベント

3月10日(木)、東京・SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERSにて、『いきもの図鑑冊子完成記念「明治神宮いのちの森を知る」公開トークイベント』が開催され、ココリコ・田中直樹がゲスト出演しました。
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昨年12月1日よりスタートした、東京・明治神宮の森の保護活動をすべく観察し、撮影するプロジェクト「明治神宮いのちの森 いきもの図鑑プロジェクト」。開始早々から2回のワークショップを開催して、参加者が撮影した明治神宮の森に生息する冬の生き物をまとめた冊子『みんなでつくる! 明治神宮いのちの森 いきもの図鑑』の完成を記念して行われた本イベントにて、田中はいのちの森・野中ともよ代表、カメラマンの阿部雄介さんとともに、生き物についてのトークを行いました。
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野中さん曰く、「今から95年前、日本全国から苗木を取り寄せて(しかも、国鉄の輸送費はタダだったそう!)、都会の真ん中に100年先も若者が集まったり、いにしえについて語り合ったりする場にできたらという思いを込めて、人工的につくられた」という明治神宮の森。「人工的につくられたものなんですか? 全く知らなかったです」と驚く田中に、野中さんは「2020年で100歳を迎える明治神宮の森を、私たちが次の100年、200年を考えようということで2009年からプロジェクトを立ち上げて活動しているんです」と続け、アースデイに開催したイベントの様子などを写真を用いて詳しく説明します。
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先のワークショップでは普段、立ち入り禁止の場所で特別な許可を得て入った参加者が、auのスマートフォン「isai vivid」を使ってさまざまな生き物を撮影。そこから冊子にまとめたそうで、スマートフォンで拡大した生き物を観た田中は「うわぁ! すごい!」と感嘆。阿部さんと野中さんによる説明に耳を傾けながら、画面を食い入るように見つめます。
阿部さんが撮影した大鷹を観ていた際、田中が「僕、大鷹に追われるという仕事をしたことがあるんですけど」と切り出すと、ドッと笑いが。「100~150メートルのハンデをもらって、僕はエサを持って用意ドンで逃げたんですけど、大鷹は遠くからでもエサを認識して最短距離で向かってきて。その時にバランス感覚に優れているし、視力も結構あるんやなと思いました」と体験を振り返ります。
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昨年8月、『ココリコ田中×長沼毅 presents 図解 生き物が見ている世界』(学習研究社・刊)を敢行した田中。生き物がすきで、愛犬と接する中から"犬から自分がどう見えているのか"という疑問が涌いたと説明すると、「素晴らしい本ですね」と絶賛する野中さん。「鳥や昆虫は、人間には見えない紫外線が見えるんです。例えば、モンシロチョウ。僕らはオスとメスの見分けはつきにくいですけど、メスからオスを見ると違う色に見えて、オスからメスを見るのも違う色に見えている。そういうところも面白かった」と、生き物好きらしく、身振り手振りを交えて嬉々として語ります。
野中さんから「いちばん好きな生き物は?」と訊かれた田中は「サメです」と即答。「この前、フィリピンでジンベイザメを撮影してきたんですよ」と言う阿部さんに、「僕は生まれ変わったらジンベイザメになりたい。幼少期さえうまく過ごせば、あんなに大きくなれる。安泰ですよねぇ」と話すと、会場からは笑いが起こりました。
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同プロジェクトでは今後、4月23日(土)、24日(日)の2日間、ワークショップを開催。その際、参加者に全国から集められたどんぐりの苗木を渡して大きく育ててもらい、1年後に再び返してもらうという試みも行う予定だそうで、「明治神宮から皇居まで、緑の街道をつくれたら素敵だと思いませんか?」と微笑む野中さんです。
「ぜひ(このプロジェクトに)参加してください!」とのお誘いを受けて、「はい、ぜひ!」とすぐさま返した田中。「明治神宮は子供が七五三のときにお世話になっていたりして神聖なイメージがあったんですけど、人工的につくられたとは知らなかった。まもなく100年。ここまでこんな豊かな森になって、いろんな生き物が根付いているなんて。そして、200年、300年と受け継いでいかれる思い......本当にすごいなと思いました」と感激しきりでした。
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囲み取材では、「声をかけていただいて嬉しかった。東京に来て24年、明治神宮のことはもちろん知ってますけど、ふたを開けてみると知らないことが多かったんだなと。100年前から、いのちをつないでいることを知って感動しました」とトークイベントを振り返った田中。自身の子供たちとも「これからはこのプロジェクトのように、細かいところを一緒に観ていきたい」と目を輝かせながら、「この活動が1人も多くの人に広まれば。微力ながらも応援していけたらいいなと思います」と展望しました。
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『みんなでつくる! 明治神宮いのちの森 いきもの図鑑』は、渋谷区内の小学校ほか、SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERSや渋谷区近辺のカフェ、auショップにて無料で配布予定。「明治神宮いのちの森 いきもの図鑑プロジェクト」の詳細は、公式サイト(http://ikimono-zukan.jp)をご覧ください。


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