よしもとニュースセンター : 履くと粉々になるスニーカーにも高額査定!? 『スニーカー同好会in渋谷∞ホール～スニーカーお宝鑑定とレイザーラモンがスニーカー漫才披露！～』

3月6日（日）、東京・ヨシモト∞ホールにて『スニーカー同好会in渋谷∞ホール～スニーカーお宝鑑定とレイザーラモンがスニーカー漫才披露！～』が開催され、レイザーラモン、パンサー・尾形、シソンヌ・長谷川、ネゴシックス、グッドウォーキン・上田、デルピエロ・石田さん、マテンロウ・アントニーが出演しました。

スニーカー同好会は、レイザーラモンRGの呼びかけにより集まった、スニーカーを愛してやまない芸人たちによる同好会。今回は"スニーカーお宝鑑定"と題し、それぞれ自慢のスニーカーを持ち寄り、他のメンバーはそのスニーカーにいくらの値段を付けるか＆現在の評価額はいくらなのかを紹介するコーナーと、レイザーラモンによるスニーカーをテーマとした漫才が披露されることに。

最初は恒例の「今日履いてきたスニーカー」の紹介からスタートするスニーカー同好会。RGが発売されたばかりのスニーカーを履いていたりと、皆が相変わらずのスニーカー自慢をする中、HGだけスニーカーよりも目立つ突飛な衣装が気になってスニーカーがまったく入ってきません（笑）。

また、長谷川は前回のこのコーナーで「オリラジ・藤森のジャスティン・ビーバー化」計画を実行中で、藤森にガンガンスニーカーを買わせてる、と発言していたのですが、その後どうなったかを聞かれると表情が一変。どうやら買わせすぎがたたった（？）のか、「あいつ、オレがずっと欲しくて買えなかったスニーカーガンガン買いやがって」といまいましそうにつぶやきます。

RGが「あいつ、ずっとスニーカー同好会入れてくれって言ってるよ？」と言うと、「オレが『いや、まだだ』って言ってるんです」となぜか上からの長谷川。RGはそんな長谷川に「おまえ、（藤森の）後輩やろ？」とツッコんでいました。

尾形が紹介する番になると口々に「ニセモノなんじゃないの？」と揶揄する同好会メンバー。RGがお客さんに「このイベントに初めて来たという人のために説明しておくと、尾形と言えばニセモノだから」と説明すると、すかさず尾形は「ホンモノですって！」と反論します。今回は全員による厳しい鑑定の末ホンモノということになり一安心の尾形でしたが、以前テレビ番組のドッキリで穴に落ちたとき、お気に入りのスニーカーが汚れて、その汚れが落ちないという話をした後、「だから、今後はドッキリのときはもうお気に入りを履かないようにしたい」と発言、全員から「どうやって？」とツッコミを受けていました（笑）。

するとアントニーも「僕もこの間、TBSの『（ニンゲン観察バラエティ）モニタリング』でUFOを呼ぶっていうドッキリ企画のために顔をシルバーに塗られて、ロケ後半にふと足元を見たら、顔に塗ったシルバーの塗料がスニーカーに落ちて、スニーカーがシルバーに染まってて......」と哀しい体験を告白し、最後は「オレ、ホントにTBSに拳銃持っていこうかと思いました」と安定のアメリカンジョークでお客さんを笑わせていました。

続いてはいよいよメインの「スニーカーお宝鑑定」コーナーへ。おのおの自慢のスニーカーを持ち寄り、他のメンバーは「このスニーカーを自分が買うとしたらいくらで買うか」をフリップに書きます。

石田が持ってきたナイキの「ZOOM FLIGHT'95」などは劣化していて、おそらく「履くとボロボロに崩れ落ちる」（石田）らしく、表面をさわった長谷川も「触ると蜜みたいなの（おそらく糊）が出る！」と驚いていました。付けられた値段は―500円から数万円とバラバラ。コレクターとして持っているだけでもいいから欲しいと思う人と、履けないと意味がないと思う人によってかなりバラつきの出る結果となりました。さらに、現在の市場価格を長谷川がものすごい姿勢で（ケータイで）調べ出します。それによりわかったのは「おそらく3万円」という価格。やはり履けなくても（？）価値はそれなりにあるようでした。

ここで、事前に募集をかけていたという「鑑定してもらいたいスニーカー」を持ってきてくれたお客さんのスニーカーも鑑定することに。最初のお客さんが持ってきたスニーカーを一目見るなり「'91年製ですね」という石田に一同驚愕です。さらに評価の際、さっきまでマイナスの値段を付けていたHGが急に33333円という高額査定をしたのを見て、マイナス査定された上田が「僕のハイネケン（←上田が持ってきたスニーカー）と何が違うんですか!?」と不満をぶつけていました。

続いて年代物のスニーカーを箱に入れて持ってきたお客さんの箱の中を見て「ミセスロイド入ってますね」と長谷川がポツリ。2000年に出た復刻版のスニーカーだそうで、「履けますか？」との問いに「履いたらたぶん粉々に......」と申しわけなさそうなお客さん。すると履けないスニーカーに厳しいHGが、「だいたい粉々になるんですね。それでいいんですか？　（メーカーを）訴えなくていいんですか？」と声を荒げます（笑）。

RGが「これはホンマに譲ります」と持ってきたのは「ファイブオリーブ」という、2005年あたりのジョーダンのライフスタイルシリーズのスニーカー。昨年まで履いていたというスニーカーらしいのですが、サイズは30cmとかなり大きめなせいか、「あげるでもいいや。欲しい人います？」との呼びかけに誰も反応しません。市場価格を調べてみると、新品未使用の同モデルで、サイズが28.5cmだと39900円だということが判明、拍手が起こります。改めて「欲しい人いますか？」と呼びかけるとなんと希望者が！　石田に「あげていいんですか？」と聞かれ、「ダメです」と即答するRGでしたが、希望したお客さんに「これ、もらえるんですか？」とキラキラした目で聞かれ、「......いいですよ」と小さい声で答えていました（笑）。

ここで、恒例の「箱の中身はなんでしょう？」のコーナーへ。箱に入っているスニーカーを触っただけで当てるという人気コーナーですが、今回はメイン企画ではないので、1問だけの出題となりました。今回挑戦したのは尾形、長谷川、上田の3人。目隠しをしている間にスニーカーがセットされ、まずは尾形が挑戦します。

スニーカーは「コンバース　ウェポン　赤」。いつものように、ラウンドガールならぬラウンドボーイ役のHGが正解の書かれたフリップを客席に掲げ、アピールします。

そんなにこのコーナーが得意ではない尾形に、「メーカー名だけでいいよ」と優しく言う他メンバーでしたが、それもわからない様子の尾形に業を煮やしたRGが、「じゃあローカットかハイカットかでいいよ！」と吐き捨てます。ここまで来ると誰でも分かると思うのですが、尾形は自慢げに「ハイカット！」と発言、笑いを誘っていました。

続いて交代した長谷川が「コンバースですか？　ウェポン？」と大正解！　残るは色だけなのですが、長谷川は触りながら「う～ん......。赤はわかりやすいんですけどね～。赤はあったかいんです。ただ、これはあったかくないんですよ」と発言し、「あったかい？」とRGにツッコまれます。ギブアップした長谷川に代わった上田は、触りもせずに「赤」と即答。RGに「すげえ。神の領域や」と言われた上田は「2007年に赤が出てるんですよ」と、推理で正解を導き出したことを告白します。

最後はレイザーラモンの漫才ですが、その前に上田がスニーカー漫談を披露。他の芸人は客席に座り、上田が普通の人とスニーカー好きとの金銭感覚の違いをネタにした漫談を繰り広げ、笑わせます。

そしていよいよレイザーラモンの漫才へ。ナイキが流行りすぎて、いろんなCMソングなどの曲に使われていると主張するRGが、いろんな曲に強引に「ナイキ」というフレーズを入れ込む、という歌主体の漫才を披露しました。

終わって、「いや～、ここでしかウケへんヤツ！」とやや自虐気味（？）のRGでしたが、お客さんからは好評だったようす。最後にネゴシックスと上田が展示会を開くという告知もありつつ、今回も大盛況の中イベントは幕を閉じたのでした。

●イベント情報

ネゴシックス＆グッドウォーキン上田の「原宿を地元で想像してた2人展」