ニューヨーク、ラフレクラン、横澤夏子、相席スタートら13組がヨシモト∞ホールの顔に!! 4月1日から新ランクシステムがスタート!
3月25日(金)、東京・ヨシモト∞ホールにてオープン10周年特別イベント『10周年だヨ! 全員集合』が開催され、4月よりスタートする新ランクシステムのトップである「ファーストクラス」に、相席スタート、おかずクラブ、鬼越トマホーク、田畑藤本、ダイタク、テゴネハンバーグ、デニス、西村ヒロチョ、ニューヨーク、ネルソンズ、ピスタチオ、横澤夏子、ラフレクランが選ばれました。
4月より「ヨシモト∞ホール ランクシステム」としてリニューアルされる、東京よしもとの若手芸人ランキングシステム。新たに<ファーストクラス><セカンドクラス><サードクラス><トライアルクラス>の4段階にランク分けされ、降格のない<ファーストクラス>に選ばれた芸人は劇場の顔として、ヨシモト∞ホールを盛り上げていくことになりました。
それにともなって、3月1日(火)から24日(木)まで行われた『彩~irodori~Final Battle』にはこれまでの10年未満の若手はもちろん、芸歴10年目以上、『NOROSHI』に出演した3組が参戦。より上のランクを目指して、熱いバトルを繰り広げてきました。
MCのゆったり感・中村は「1ヵ月間の長い戦いが終わります! ご陽気なタイトルですが、芸人の今後を左右する大切なものです」と高らかに宣言。早速、<トライアルクラス>20組を発表しました。
<トライアルクラス>
トルネードポップコーン、ランチ・タイム、ほんでぃ~の!、多摩川フルスイング、イダリアン、きしはやと、びんびんチャンス、シークエンスはやとも、ナイスてっぺー、空気階段、ネネモンキー、未来ホーガン、ワンデイズタワー、ますかた・たかみ、センターマイク、ボーイ、銀行員38号、近藤裕希、インパニ、ベンジャミン
「俺、イヤなんですけど! いちばん下、イヤです!」とダダをこねるますかた・たかみ ますかたに、「上のクラスを目指すだけ」(中村)「落ち込んでる場合じゃない」(江崎)と声をかけたゆったり感。「最悪です!」と吐き捨てる空気階段・水川を冷静に見つめる中村が「お前みたいなヤツが発狂するのがいちばん恐いよ」と呟くと、客席からは笑いが起こりました。
続いて、<サードクラス>60組が発表。
<サードクラス>
カラタチ、椎木ゆうた、まろんまろん、アジアントール、ザ・プレジデント、イタリアンカサマツ、ウメボシエンジン、ビアンコロナ、フルカウント、ロングヘアー、市川フー、グータン、ギガスラッシュ!!、ドラッパ リロイ太郎、苺くらぶ、ブラゴーリ、ブルーレディ、ミルキーウェイ、dボタン、らせん、ヨコハマホームラン、トレポルノ、カラン、まえうしろ、ありがとう、ウキウキ!! ゆうき!!、阿部直也、メルボルン、山田カントリー、クローバー、オープンスペース、大江すぐる、ぷりずん、おばたのお兄さん、サルエル、ひゃくおくまんえんず、とべま~し、マイルドシュート、レインボー、マドンナ、おもんぱか、いまさらジャンプ、ひらきっぱなし、ゲオルギー、ワラバランス、ローレント、カゲヤマ、市原、パイソンズ、ラビッツ、スカチャン、ペペ、アイディアフラッシュ、うるとらブギーズ、てっくとっく、黒蟻、プライドチキン、ジャム、光永、ガキダンディ
ラビッツ・神野が自意識過剰なキャラを活かして「てめぇら、これからも応援よろしくだよ!」と挨拶して笑わせれば、おばたのお兄さんは小栗旬さんのモノマネを披露。札幌よしもとから来た市原は「これだけ言わせてください。明日、北海道新幹線が開業します!」と告知し、光永はある視点からの絢香さんのモノマネを。たまらず、中村が「ひなちゃん! 何してんの」とツッコみます。
一人で登場したペペ・岡部が独特な世界観満載のギャグで爆笑を起こすと、カゲヤマ・益田は「30秒以内にプリン10個食べます!」と宣言し、無理矢理口に入れました。
<セカンドクラス>40組の発表では芸人はもちろん、お客様からもさまざまな反応が上がりました。
<セカンドクラス>
LOVE、猫塾、ペコリーノ、エレーン、マテンロウ、大谷健太、スーパームゥ、顔色よろしわろし、ブッダマリア、ダイス、ガリバートンネル、廣瀬優、ベイビーギャング、てのりタイガー、花金バーナード、鶏あえず、ななまがり、いぬ、フランクリン、キンボシ、エマ、サンシャイン、ランパンプス、バビロン、春夏秋冬、やさしいズ、スクールゾーン、ゆにばーす、しゃかりき、まっかちん、フレミング、ザ☆忍者、スパイク、シマッシュレコード、サルゴリラ、みなみのしま、ダンビラムーチョ、ボーイフレンド、ジェラードン、TEAM BANANA
「あたしたちは、よしもとのキキララよ!」と宣言したのは、猫塾。まさかのフリップ芸を披露した大谷は、「インパクトは残りましたけど、大谷くん、どうしたんだ?」と中村を困惑させます。
「予想通りのセカンドでした!」と言い切ったダイスが、「たまにでいいですから、ダイスって最後の『彩~irodori~Battle』で"~Member"に上がってたよね?って思い出して」と語りかけると、お客様は拍手喝采! てのりタイガーは「バラ10本をお持ち帰りください」と客席へ投げてオリジナルソングまで歌おうとした村に、プロレスラーとしても活躍する渡瀬がドロップキックをくらわすという彼ららしいパフォーマンスで盛り上げます。
鶏あえずは年始の『おもしろ荘』で話題となった斬鉄の構えをテーマとした漫才を長々とやろうとし、全員からツッコまれます。フランクリン・久保田がハムナプトラに扮して登場すると「似てる!」との声が多数。
そんな中、情熱的なコントを見せたのはサンシャイン。「お前がぶくぶく太って人気出ないから、ファーストクラスに入れなかっただろ!」と怒る坂田は、ナイフを取り出した信清に襲われて......。「大丈夫か?」と周囲が騒然となるも、坂田はすぐに立ち上がり「大丈夫です。ゆったり感さんのナマーシャ(の写真)が助けてくれました!」と笑顔。中村が「ぜひ写真買ってくださいね~」と呼びかけると、大きな笑いが会場を包みます。
ゆにばーすはおなじみの漫才の冒頭で「誰がファーストクラスだ」と返したはらに、川瀬が「セカンドやろ~~!」と悲壮な表情で絶叫。その気持ちを察した坂田が「川瀬! こっちへ来い!」と手を差し伸べると、すがるように抱きつきます。ザ☆忍者は山脇と大久保によりギャグの応酬が。最後は大久保がヒステリックに「一生やってろ!」とキレます。サルゴリラは"ブタ"というフレーズ押しで、児玉がオリジナリティ溢れるツッコミでオトすという、らしさ全開。みなみのしまは10周年を記念して「壽」と書いたふんどし姿を披露します。
軽快な漫才を見せたボーイフレンド。宮川が後ろにいる全員にツッコんでいくと、会場一体となって大盛り上がり。早くも団結力を見せました。
いよいよ<ファーストクラス>13組の発表に!
<ファーストクラス>
相席スタート、おかずクラブ、鬼越トマホーク、田畑藤本、ダイタク、テゴネハンバーグ、デニス、西村ヒロチョ、ニューヨーク、ネルソンズ、ピスタチオ、横澤夏子、ラフレクラン
最初に名前を呼ばれたのは、テゴネハンバーグ。「良かった」と安堵しながら、松村は古いゲーセンにあるジャンケンマシーンのモノマネでお客様の心をがっちりと掴みます。
ピスタチオは、おなじみのキャラクターを活かしたショートお遊戯を。伊地知は「劇場を盛り上げないとということで、テレビに出る時には顔に∞のマークを書こうと思います」と宣言。
ステキなサックスの音色で「蛍の光」を演奏した西村ヒロチョに、中村は「彼こそファーストクラスですね」と太鼓判を押します。ちなみに、自前のサックスは中学3年生のクリスマスに買ったもので、当時40万のところを30万に値切ったんだとか。
外国人ショートコントを見せたデニス。松下は「同期と一緒にライブをやりたいと思っていたから、ファーストクラスになれて嬉しいです」と喜びを露に。
鬼越トマホークはそれぞれの特技を。坂井は「北野映画に出る!」と意気込みます。
田畑藤本は、高学歴キャラを逆手に取った漫才をきっちりと披露。「いちばん上は特進クラスですか? きっとセンター試験の708点も加味されているはず」と冷静に言い切る藤本に、周囲は「708点!? すげぇ!」と驚きを隠せません。
相席スタート・山添は「ファーストクラスメンバーとして認められるように」と意気込みながら、色っぽい一発ギャグを息ピッタリに。山﨑は「お客さんの中には、なんで応援してる人がセカンドなんだと思っている人もいるはず」と大人の女性らしいファンの皆様への気遣いを見せながらも、最後は「ダイタクのことはキライでも、私のことはキライにならないで!」と笑いへきっちり転換させます。
大回転で盛り上げたネルソンズ。中村から「今いちばん勢いがある」と言われると、「前回のランキングも最初はいちばん上だったのに落ちてしまった。今回はそんなことがないようにしたい」と気を引き締めます。
ダイタクは、家族をテーマにした漫才を。タクは「1つ気が付いたんですけど、SALTY'S(註:∞ホールで活動する塩顔男子による5人組エアバンド)の割合が多い」と分析し、大は「ゆにばーす・川瀬と舞台上でケンカできないのが淋しい」と発します。
ラフレクランはツッコミ・西村の経歴を活かしてアナウンサーを題材にした漫才を。きょんは「応援してくれてる方も配信を見てくれてる方もそうじゃない方もいると思うんですけど、応援してない方も応援してください」と独特な言い回しで呼びかけました。
少年漫画をテーマとしたショートコントを見せた、おかずクラブ。「トップとしてやるのは初めて」と語るオカリナに、中村は「∞ホールを引っ張っていって!」とエールをおくります。
横澤夏子が身近な人モノマネをしながら「見え見えのウソをつく∞ホールのお客さん」を披露すると、会場は大笑い。「おかずクラブを踏み台にしてがんばりたい」と、お茶の間で話題の同期にライバル心を燃やします。
最後の1組、ニューヨークは演技力の高い、心の葛藤をテーマにした漫才を。屋敷は「今年は売れないと! みなさん、応援してください! 必死です!」と熱く訴えかけました。
ライブ終了後、囲み取材が行われました。
前回のシステムで1位となって1年間、TOPを務めていた横澤は「キラキラしたメンバーも上がってきたけど、セカンドにも面白い人がいるので負けないように頑張っていきたい」と気合い十分。おかずクラブ・ゆいPは「全然ネタをつくってなくて同じネタばかりやっているので、ネタ作りを頑張ってファーストクラスにふさわしい芸人になりたい」と控えめに意気込みを。伊地知は「毎公演、満席で立見が出るように。華のある芸人になりたい」と抱負を語ります。
今後の目標として多くの芸人が掲げたのは、賞レースでの結果。ネルソンズは『キングオブコント』での優勝を目標に掲げて、「コントはいちばん面白いので」(和田)とキッパリ。レスリングでの実績を持つ青山は「オリンピックも近いですし、∞ホールから日本を盛り上げたい」と話します。また、ヒロチョが「NSC東京15期として『アメトーーク!』に出たい」と夢を語ると、同期のオカリナが頷きながら「心の中で、みんな思ってることだよ」と同調しました。
<ファーストクラス>に選ばれて、まず安心したと語るのはダイタク。「絶対入らないといけないなと思っていた」(大)「これで入らなかったらなんか言ってやろうと思ってた」(拓)とらしさを覗かせながら、「今年は最低でも賞レースの決勝に行きたい」と意気込みます。テゴネハンバーグは安堵しつつも、「まだ何も成し遂げていない」(弓場)とキッパリ。松村の所属するSALTY'Sの人気ぶりも気になる弓場が「そっちに負けないように、R-1ぐらんぷりも出たりと個人と誌ても磨いていきたい」と言えば、松村は「SALTY'Sはもっとキャパを大きくして、今年中にCDも出せたら」と展望。も、やはりコンビとしての活動も大事にしているそうで、「芸人として生活できるようにがんばりたい」と気を引き締めます。
独自のスタンスを貫く鬼越トマホーク。「自由に、いい意味で自分勝手にやっていきたい」と飄々と語る坂井は「∞ホールは男性客が少ないので、もっと僕らが引っ張って来れるように。おっさん、おじいちゃん、少年、青年」と語り、金野に「まとめて男でいいだろ」とツッコまれます。現在『チェンジ3』へも出演中の2人ですが、「メディアにもどんどん出て行けるようにがんばりたい」(金野)と宣言します。
観客の悲喜こもごもの反応に、「チケットのノルマをなくしてもらえるということは(今後の活躍を)信じてもらってるということ。がんばれよというエールのようなものだと思うので、責任感を持ってこれからやらないといけないなと思ってます」と真摯に語ったのは相席スタート・山﨑。相方・山添も「芸風が変わったりすることもなく、我々が面白いと思うことをやっていきたい」と続けます。5月5日には東京・北沢タウンホールで単独ライブを開催しますが、「∞ホールに普段来ている人にはまた来たいと思ってもらえるように、来たことがない人には来たいと思えるような単独にしたい」(山﨑)と自信を見せます。ちなみに、今後としては観れば恋がしたくなるライブを開催したいんだとか!
「成績は微妙だったはず。選ばれて嬉しい」と冷静に分析するのは田畑藤本。「クラス替えがあることで自分を追い込んで勉強するというアカデミースーパーの気持ちを忘れないように、これからも頑張っていきたい」と気を引き締める藤本は「京王井の頭線が渋谷から駒場東大前まで通っているので、東大生6000人を取り込みたい」と意気込むと、「それより、今からお前が勉強して青山学院大学に入ったほうが学生は取り込みやすい」とアドバイスする田畑。「まぁ、受かる」と言い切るあたり、さすが藤本です。頭のいい2人が8年やってもまだわからないというお笑い。この春から新たに番組出演へも決まり、「今年は賞レースで優勝を狙いたい」と気合いを入れます。
前回のシステムに続いて、トップである<ファーストクラス>入りしたラフレクラン。きょんは「僕ら、ファーストクラスではいちばん若手で、ほかは知名度のあるお兄さんばかり。これからの課題は、自分の個性をどう出すか。知名度をもっと上げて、記者会見でも指名して質問をもらえるようにがんばりたい」と気合い十分。『彩~irodori~Final Battle』を楽しめたという西村は「この先どうしようということを考えている。テレビにももっと出られるようにしたいし、賞レースも頑張りたい」と冷静に語ります。4月2日にルミネでの単独も控えている彼ら。先のインタビューでも話していた通り、「ネタと向き合う時間が増えていくと思うので、意識的に改革して変化していきたい」と笑顔で語りました。
3年連続で同劇場の顔として選ばれたニューヨーク。ルミネでの単独は毎回チケットが完売するほどネタに定評のあるコンビですが、「今年は僕らを好きになってくれる人を1000人、2000人と増やしていきたい。深く広くに伝わるように。そして、僕ら目当てに∞ホールに来てくれる人が増えれば」と屋敷。嶋佐も「同期で観れば、おかずクラブとかブレイクしてますし、僕らもメディアとかに出て行って劇場に足を運んでくれる人を増やせれば」と、看板としての責任を露にします。
降格がないという状況についても、「むしろ(ほかの芸人たちと)協力する意味合いが強くなるのでいい」(嶋佐)「降格がないからと言って、ネタ作りをサボるような人はいないと思う」(屋敷)とキッパリ。また、「今まで来てくれているお客さんに、今後も来てもらえるようにもがんばっていきたい」と語りました。
新しいランクシステムは、4月よりスタート。出演者などの詳細は、ヨシモト∞ホール公式サイト(http://www.yoshimoto.co.jp/mugendai/)をご覧ください!