「1年間で1万人動員」の目標を見事達成!ハリウッドザコシショウをゲストに迎え「ノンストップコメディ 出発進行!言うこと機関者」がラスト公演
3月23日(水)、なんばグランド花月にて、「ノンストップコメディ 出発進行!言うこと機関者」の3月公演が行われました。たむらけんじを中心にコメディ復活を願う芸人たちが集まり、昨年4月から「1年間で1万人動員」を目標に掲げ上演されてきた同シリーズ。達成できなければたむらが「間たむら」に改名するということで、ひときわ注目を集めたラスト公演は、立ち見も出る大入り満員に! ゲストには『R−1ぐらんぷり2016』で見事チャンピオンに輝いたハリウッドザコシショウさんを迎え、フィナーレを飾るにふさわしいハイテンションな爆笑ストーリーを繰り広げました。
今日は何だか人気のない花月駅前。たむら以外の駅員はおらず、呼んでも返事がありません。すると、月亭八光が運転する電車が到着、なんとテンダラー・浜本、すっちー、シャンプーハット・こいでと全駅員が乗車していたとのこと。
「暇だから」という理由で観光に出かけていたという3人は、浜本の肩パット、すっちーの飴まき、こいでの替え歌などなど、すっかりおなじみとなったネタを繰り出していきます。八光は相も変わらず身長をいじられたうえ、なぜか池乃めだかのギャグ「♪見下げてごらん〜」に挑戦させられるハメに...。
そんな時、駅前のそば屋から娘の愛菜(福本愛菜)が飛び出してきました。父のシャンプーハット・てつじ、母の礼子(中川家・礼二)も追いかけてきて、3人で大げんか! 高校卒業を機に東京へ行くと言い張る愛菜を止めるはずが、「お前の育て方が悪い!」「あんたはそば屋やのに家にも帰ってこず、つけ麺、つけ麺て! 新しい店出したらしいな!」と夫婦の争いに発展していきます。
さらに、そば屋の常連客であるミサイルマン・西代と酒井藍も「東京に行って漫才師になる」と宣言。腕試しを、とネタを披露しますが、体が重過ぎてセンターマイクまでたどり着けないというとんでもない状況で、周囲を不安にさせてしまいます。
しかも、こんどは駅長の桂三度と飼い犬の剛(中川家・剛)が、「駅がつぶれる」という衝撃のニュースを伝えに来たからさあ大変! どうする、どうなる、花月駅!
途方に暮れる駅員たちのもとに、役所から職員の西川忠志がやってきました。同シリーズ初出演となる忠志は、父・きよしの「小さなことからコツコツと〜」を繰り返し唱えたり、ツッコミを入れる出演者たちに「父に言いますよ!」と激昂したりとボケまくり。
曰く、「利用客が少ないから廃線にする」とのこと。「あと1カ月で1000人の人が駅を利用する」という条件をクリアできなければ、花月駅に未来はありません。「あと1カ月の命とはな...」というてつじのつぶやきを聞いた鉄道オタクの藤井隆が、「たむらさんの命があと1カ月!?」と誤解して挙動不審になるという爆笑エピソードも交えつつ、集客の決め手をそれぞれが探しまくることに...。
たまたまやってきた有名人・なかやまきんに君にPRを頼もうというアイデアは、同シリーズ名物となったポン太の謎キャラ集大成(?)・音響の小久保さんのせいで不発に。
ネタの効果音をことごとく間違えまくって全員を脱力させる一方、「帰って!」と言っても帰らないきんに君に、すっちーが「乳首ドリル」をお見舞いするひと幕もありました。
駅長・三度は公園でよく会うという"モノマネ名人"を、集客の起爆剤として推薦。その人こそ今夜のゲスト、ハリウッドザコシショウさんです! さっそく得意のモノマネを披露...するはずが、NSC大阪で同期だったたむらや中川家からの茶々入れが止まず、舞台上は大混乱。
ようやく落ち着いたところで、キンタロー。さんやオリエンタルラジオ、近藤真彦さんのモノマネを次々と見せ、観客を喜ばせました。
そんな中、警官の白川から、駅に爆弾を仕掛けたという電話があったと報告が。しかも、ザコシショウさんが警察署長だという衝撃の事実も発覚!? 「しっかり聞いてくれよ」という白川の言葉に、ザコシショウさんのネタであるあの元議員のモノマネを全員でやるなど、息ぴったりのボケ合戦がまだまだ続きます。
必死の捜索の末、爆弾とおぼしきジェラルミンのケースが見つかりますが、めったに出勤しない駅員・出不精様(ミサイルマン・岩部)にも斬れない頑丈さ。
警視庁から呼ばれた警部だという自称・古畑任三郎(再びザコシショウさん)が満を持して登場するも、「ハンマーカンマー」を繰り返すばかりで役に立ちません。危機一髪!というところで、実はこれが音響の小久保さんの目覚まし時計であることが判明。では本物の爆弾はどこに!?
結局、爆弾は花月駅取り壊しを阻止しようと考えた愛菜の嘘で、肝心の廃線も忠志の勘違いだったことがわかり、めでたしめでたし! ただひとり真相に気づいていない藤井が、たむらの遺影を持って喪服で現れるというオチに、大爆笑で幕となりました。
エンディングで再び舞台へ呼び込まれたザコシショウさんは、またしてもたむらや中川家からいじられて大騒ぎ。たむらによると、『R−1ぐらんぷり2016』優勝で忙しいなか、たまたま声をかけたらスケジュールが合い、奇跡のゲスト出演が叶ったとのこと。ザコシショウさんはたむら、中川家、さらには藤井と同期に囲まれての舞台を大いに楽しんだ様子で、「R-1おめでとう!」の拍手も送られていました。
そして、気になる年間動員数は...? 出てきたボードに書かれた数字は、10121人! 舞台上も客席も「おー!」という声とともに大きな拍手に包まれます。たむらは「危ない! 今日もしお客さんが入ってなかったら...」とホッとした表情。改めて観客に感謝を述べるとともに、「これであとはテレビ化ができれば...ぜひともこのコメディをテレビで復活させてください!」と呼びかけていました。
終演後に行われたレギュラー出演者が一堂に会する囲み会見も、終始、和気あいあいとした雰囲気。たむらは「今のところテレビはまだオファーが来ていないが、1万人の方は達成できたのでよかった。出演者の皆さん、スタッフの皆さん、お客さんの皆さんに助けていただきました」と挨拶を。シリーズを通して使われた花月駅前の舞台セットは、向こう半年間ほど保管してもらえることになったため、「テレビのオファーを待ちながら、このメンバーで営業を回りたい」と新たな目標も語ります。
「改名を回避できた今の心境は?」との質問には、「(改名案の)"間たむら"というのもあんまりしっくりもきてないし、ほんまにイヤやなと思ってたんで...」と苦笑い。"間"の主である間寛平からは上演前に「待ってるぞ」と改名を歓迎する旨の連絡を受けていたそうですが、「そうならないように頑張りますということをお伝えしました」と笑っていました。
新たな野望である同シリーズでの"営業活動"については、中川家が「漫才はマイク1本で稼働できるけど、これで行くとセットとかにお金を取られるから...」とギャラの面で難色!? とはいえたむらは動じず、「じゃあ、これ(コメディ)やって、その後、漫才もやってくれたら。トリでやってもらいます!」とダメ押し(?)のオファーを出していました。
最後は「ポンちゃん、ちょっと言うて」と促されたポン太が、たむらの座長ぶりについて「彼自身、声からしてやってたから。僕は評価してます。お疲れ!」と上から目線で語り、一同大爆笑。舞台のストーリー以上の仲の良さを感じさせる会見となりました。
皆さん、1年間「ノンストップコメディ 出発進行!言うこと機関者」を応援していただき、ありがとうございました!
●ライブ情報
たむらけんじを発起人に超豪華若手ライブがスタート!
「よしもとゴールデンアワー」
【第2回公演】
日時:4月4日(月) 19:10開場 19:30開演
MC:フットボールアワー
ナビゲーター:ロバート
若手メンバー:ガリットチュウ、レギュラー、ネゴシックス、イシバシハザマ、みなみのしま、GAG少年楽団、横澤夏子、おいでやす小田、タナからイケダ、ラフ次元、コマンダンテ、小森園ひろし、アイロンヘッド、カバと爆ノ介、イブンカ
「よしもとゴールデンアワー」公式サイト www.yoshimoto.co.jp/goldenhour/
☆チケット好評発売中!
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※ 都合により出演者が変更なる場合がございます。
※ 未就学児入場不可
【たむらけんじ】【桂三度】【藤井隆】【中川家】【テンダラー】【シャンプーハット】【こいで】【てつじ】【ミサイルマン】【西代洋】【岩部彰】【月亭八光】【酒井藍】【福本愛菜】【土肥ポン太】【すっちー】【なかやまきんに君】【西川忠志】