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2016年4月26日 (火)

デニス・植野行雄、パキスタン人役で華々しく銀幕デビュー! 映画『日本で一番悪い奴ら』完成披露舞台挨拶

4月25日(月)、東京・丸の内TOEIにて映画『日本で一番悪い奴ら』の完成披露試写会が行われ、上映前の舞台挨拶に、主演の綾野剛さんを始め、中村獅童さん、YOUNG DAISさん、デニス・植野行雄、ピエール瀧さん、白石和彌監督が登壇しました。
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「日本警察史上最大の不祥事」と呼ばれる実際の事件をモチーフにした本作は、"S"と呼ばれる裏社会のスパイを率い、あらゆる悪事に手を染めた北海道警察の刑事・諸星要一の壮絶な26年間を描いたエンターテイメント作品。

主人公・諸星要一を演じた綾野剛さんは、「この作品はひとりの男の一代記であり、人間賛歌が描かれています」とこれから本編を観る観客にアピール。また、「脚本には、諸星がいかに愛された存在だったかが表現されていました。人というものが、状況や環境でいかに変わるかということも描かれています。自分にとっても新しい挑戦だったし、共演者のみなさんに共犯者になっていただいてこの役を生きることができたと心から思っています」と感謝の気持ちを述べます。
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役を引き受けた理由を聞かれると、「白石和彌監督だったことが最大の理由です」と即答する綾野さん。続けて、「プロットを読んだら、拳銃200丁、覚醒剤130kg、大麻2トン、『日本で一番悪い奴ら』と書いてあって......これは参加するしかないとその場で思いました(笑)」と振り返っていました。

白石監督は「僕と綾野くんが車の両輪となって、意気投合しながら現場を推進していきました。彼は本作で99%ぐらい出ずっぱりなんですけど、ずっと見ていられるんです。飽きない。撮影中も、お腹いっぱいになったと思ったんだけど、翌日また空腹になっちゃうというか、そんな日の連続で。底が見えない役者さんですね。またぜひ一緒に仕事したい」とラブコールを送り、綾野さんも「来年撮りましょう!」と再タッグを誓います。
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暴力団幹部役の中村獅童さんは、「綾野くんは大好きな役者。共演できて楽しかったし勉強になりました」と話します。以前大河ドラマで共演した際、あるシーンが終わった後に「いや~、剛ちゃん最高だったわ。オレ、綾野くんが何かの作品に出るときに、もし呼んでくれたら二つ返事で出るから」と言っていたという中村さんは、今回本当に二つ返事で引き受けたんだとか。ただ、暴力団幹部という役柄については、誰が見ても完全にそうとしか見えないルックスで登場しておきながら「こんなコワモテの役、自分に務まるのか不安で......」と話し、観客は爆笑。植野から「自分のこと、どう見えてるんですか?」とツッコまれていました。
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盗難車のバイヤーのパキスタン人役を演じた植野は、本作のオファーを受けたとき、「『自分の顔が怪しくてよかった』と人生で初めて思った」そうですが、「僕、お母さんが日本人で、お父さんがブラジル人なんですね。お彼岸には墓参りに行くぐらい心は日本人ですし、パキスタンとは縁もゆかりもないんですけど、さっそくケータイで"パキスタン"で画像検索しまして、『......イケる』と思いました」と観客の笑いを誘います。
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実写での映画出演はこれが初めてという植野。「映画に出たことがなかったから、撮影中スイッチが入ってる剛くんを見て、マジでキレてるんちゃうか!?と思って本気で怖かったことがある」と撮影時のエピソードを語り、綾野さんに「なんで!? 台本に全部書いてあるじゃない(笑)」と笑われる始末。

監督の前作『凶悪』での怪演も記憶に新しいピエール瀧さんは、「綾野くんにいろいろ悪いことを教える係です!」と自分の役について説明したあと、「本当にあったことを題材にしていますが、エンターテイメント性の強い楽しい作品に仕上がっています。リアルな犯罪でもエンターテイメントにすれば大丈夫なんだ、ということを実証した作品でもあります」と冗談交じりに続けます。
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そんな瀧さんについて、「存在自体が悪いので、役作りする必要がない」と話す綾野さん。現場でも「撮影初日、監督に『今回は何人殺せばいいんですか?』と慣れたような口調で話されていて......。最高だなこの現場は、と思いました。普通、そんなこと聞かないですよね(笑)? 」と話します。それを受けて瀧さんも、「人をぶん殴るシーンがあって、まあまあマジで入っちゃったんですけど、そのあと監督がゲラゲラ笑いながら『最高でした、瀧さん』と言ってきて......。『あ、いい現場だな』と思いました(笑)」と同調していました。
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白石監督が「実際にあった犯罪を元にはしているんですけど、とはいえ、すべての犯罪者が楽しい人生を送っていなかったということにはならない。どんな人にも、面白おかしく、楽しく生きてきた部分はある。そんなことをこの作品に込めました」と作品への思いを明かすと、瀧さんも「犯罪者だって24時間365日ずっと凶悪なことを考えてるわけではなくて、合間合間に楽しかったり優しかったりする瞬間があるんですよね。白石監督はそういうところに着目して映画を作る人なので、この作品にもそういうシーンがてんこ盛りにある。だから見てるうちに、『あれ? この人ホントに悪い人なのかな?』って思うところがあったりして、そこが犯罪の怖いところでもあるんですけど。だから、こんなこと言うと語弊があるかもしれませんが、楽しい映画です。僕が演じる村井と綾野くん演じる諸星の関係なんて、部活の先輩後輩みたいですし」と本作の魅力について語ります。
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本作のタイトルにちなんで、「最近『悪いな~』と思ったことは?」という質問を振られると、綾野さんは「2つあるんですけど」と前置きしてから、映画の宣伝部のプランを「悪いな~」と思ったことを明かします。なんでも現職の警察官が映画を見る場合、"警察手帳を見せれば割引"というキャンペーンを考えていたそうで、「絶対ダメでしょ! そんなの(笑)」と一蹴。もうひとつは、初号の試写を見終わったとき、クスリを打つワンシーンを監督に「あれ、"アヤノ"だよ」と言われ、「アヤノってなんですか?」と聞くと、監督いわく「あの打ち方はG難度の打ち方だから、体操選手が新しい技を作ったらその選手の名前が技の名前になるように、あの打ち方は"アヤノ"って名づけるべきだ」と絶賛(?)されたことを挙げ、改めて監督を「悪いな~」と思ったと明かします。
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同じく監督を「悪いな~」と思ったのはYOUNG DAISさん。「ものすごい乱暴なシーンを撮ってるとき、監督がケラケラ笑ってるのを見て、『悪いな~』と思いました」と話すと、それを受けて綾野さんも「だって、そういうシーン撮ってるとき、カットがかかる前に監督の笑い声でNGになるときあるもん!」と暴露し、観客を笑わせます。
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中村さんは「寝ているとき奥さんのいびきがうるさかったので、ちょっと鼻をつまんでみたら無反応だったから、よっぽど深く寝てるんだな~と思ったんですけど、そのあと無呼吸になってたからあわてて起こしまして......ごめんなさい(笑)」と自身の"悪い"エピソードを披露し、「......殺しかけてるじゃないですか(笑)!」とツッコまれていました。
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植野は、近所に住む小学生たちがふだんから自分をイジってくることを告白し、「僕のマンションを『大使館』って呼んだり、家の前の道を『シルクロードだ~!』って言ったり、僕のことは『スーパーマリオ』とか......。前は相手してたんですけど、最近映画に出たことで役者気分になってたというか、ほぼ無視してたから悪かったなって思ってます」と明かし、「明日から『マリオだよ』って言ってあげようかなって」と優しさ(?)をアピール。
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いちばん驚いたのが瀧さんの発言で、「実はこの質問をされることを事前に知っていたので、それで思いついたことがあって、今も継続中なんですが......」と話し出し、この日が初対面だった植野を困らせるために、イタズラで「今日ずっと、植野を無視してました(笑)」と種明かし! これには植野も驚きを隠せず、「オレホンマにヤバい人やと思ってました......」と違和感があったことを認めます。イタズラだったことが判明してホッとしたようで、「よかった~! もう一回(舞台挨拶を)最初からやり直したい! やっとテンション高まってきました!」と笑顔の植野。本当に悪いのは、どうやら瀧さんのようでした(笑)。
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最後に、綾野さんの「この作品は、1人の男が1つの答えを導き出す"最狂最愛"の物語です。とにかく心地よく観てもらえたらうれしいです」とのメッセージで舞台挨拶は終了。その後は、「被災地の人にも届けたい」と、サプライズで観客によるフォトタイムが設けられたり、キャノン砲から(5億円相当の)映画オリジナルのお札と主人公の名刺が飛び出すといった仕掛けがあったりと、観客も大満足の舞台挨拶となりました。
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『日本で一番悪い奴ら』は6月25日(土) より全国ロードショー。


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