ヒロチョ、尊敬するトレンディエンジェルとのコラボに興奮!!『西村ヒロチョのCapriccio!!』レポート
4月6日(水)、東京・ヨシモト∞ホールにて『西村ヒロチョのCapriccio!!』が開催されました。
こちらは、ピン芸人・西村ヒロチョが"思いついた好きなことをやる"というコンセプトのもと、開催されているイベント。第1回目は今年1月に開催され、ゲストとして彼が尊敬しているというエハラマサヒロが出演しました。
登場してすぐ、エハラとのコラボについて熱く語るヒロチョ。「エハラさん、もうすごかった! 本当にすごかった! 僕、こんなことは滅多に思わないんですけど、"来ない人は損したな"と思うくらい楽しかったですし、1つの夢が叶ったような素敵な時間になりました」と高揚しながら、「今日も素敵な時間になればいいなっ!」とはしゃぎます。
自分自身を「ロマンティックなことを言って叫んだり、ルールが多い。(ラーメン店の)一蘭みたいな芸人だと覚えてください」と説明しつつ、「テンション芸みたいなことが多いんですけど、僕みたいな普段からテンションの高い芸人が栄養ドリンクを飲んだらどうなるかを検証したんです」と発言。ライブで試したそうで、その音源を聞くことになったのですが、ほぼ何を言っているか聞き取れず。「すみませんねぇ、なんの時間なんだ?」とやった本人も首を傾げる始末です。
大宮ラクーン劇場で一緒になったレイザーラモン・RGからは「ヒロチョは曲とか作ったほうがいい」とアドバイスを受けたそうで、「このライブを機にいろんな曲をつくっていきたい」と宣言。さらに、「理系の題材こそロマンティックにできる」と言い出し、「公式を覚えるのは大変だけど、台形の面積はロマンティックに覚えられます。まぁ、恋愛は公式なんてないんだけどね。うぉ~~~!!!」と絶叫して、ネタ2本を披露しました。
「ガチ演奏」では、J.S.バッハの『無伴奏チェロ組曲第1番』より『プレリュード』と『ジーグ』をサックスで演奏します。吹き切って、静かに楽譜をめくるヒロチョ。お笑いライブとは思えない厳かな雰囲気に、お客さんから思わず笑いが起こります。
続いて、トレンディエンジェル・斉藤とのコラボレーション。おなじみの美声でAcid Black Cherryの「Black Cherry」を熱く歌い上げると、ヒロチョも呼応するように気持ちを込めてサックスを吹きます。トレンディエンジェル・たかしとのコラボでは、ヲタ芸を。全力でやりきると、客席は笑顔に包まれました。
その後はトレンディエンジェルとトーク。
斎藤のパフォーマンスに、「お客さんのように見入っちゃう。楽しいです」と気持ちを高ぶらせるヒロチョ。「正直笑わせどころがあんまりなかった」と反省する斎藤ですが、「人間力だけでやってます」と自信をのぞかせます。一方のヲタ芸は、2人で入念に練習したそう。アドリブを入れたたかしに、ヒロチョは「リハでやってないことやるんだもん」とクレームを入れながら、「腰がバッキバキです」とあの動きの大変さを痛感しているようです。
尊敬している理由として「営業で一緒になると、絶対にウケている。僕は斎藤さんの上をいきたいという気持ちから、"パオッ!"って叫んでるんです」と力説。「好き過ぎて、伊地知さんが(斎藤を)いじっているのが本当に嫌い!」と発するも、斎藤は「後輩にいじらせる斎藤の懐を観て欲しい」と言い切ります。
さらに、質問コーナーも。「ヒロチョに必要なものはなんだと思いますか?」という問いかけに、たかしは「誰と仲がいいの?」と質問。「えぇっと......良くしてもらってるのは(ピスタチオの)小澤さん」と返したヒロチョは「一匹狼に観られがちなんですけど、先輩に誘ってもらえるとすごく嬉しいんですよね」と心情を吐露します。すると、「俺は自分を追い越しそうな後輩は誘わない」と言い出す斎藤ですが、「ヒロチョは誘わんとなぁ」と優しさを見せます。
ネタについては、「本当はコンビで元気な漫才がやりたかったけど、声が小さくてできなかった。嘘もつけないので、僕はロマンティックネタでもボケてる意識はない。真面目にストーリーテラーをやってるんだけなんです」と真摯に語るも、斎藤には「本当に声がちっちゃい」と笑われてしまいました。
3回目の開催はまだ未定だというこのライブ。「芸人以外のアーティストも呼んで、コラボしていきたいと思っています」と語ったように、エンターテイメントを楽しめるライブとして新しい笑いがコラボを生み出し続けてほしいものです。
【西村ヒロチョ】【トレンディエンジェル】