ダイアンが結成16年目にして初のなんばグランド花月単独ライブ「なんばグランド花月のダイちゃん」開催!
5月6日(金)、ダイアンがなんばグランド花月で単独ライブ「なんばグランド花月のダイちゃん」を開催しました。今年4月結成16年目を迎えたダイアンが、単独ライブをなんばグランド花月で開催するのは初めてのこと。多くのファンがこの日を待ちかねていたこともあり、前売りチケットは即日完売、当日は立ち見のお客さんも詰めかけるほどの大盛況で幕を開けました。
オープニングはおよそ15分の長尺漫才。ダイアンがステージに姿を表すとお客さんは大盛り上がり! 感無量の表情で温かい拍手と大歓声を体いっぱいに浴びる西澤。そして津田は「来ていただいた皆さんに、スーを差し上げます!」とお客さんに記念すべき「スー」を差し上げ、お返しにお客さんからは大きな拍手が贈られました。ネタは、「本屋で小説を買って家に帰ってみたら、途中からページが破れていた」という津田が、西澤を相手に書店に文句を言いに行く練習をするというもの。津田が必死に抗議するも、店員役の西澤のボケが炸裂し、ライブは序盤から笑いの渦に!続いては「ダイちゃんトークコーナー」。まずふたりがお客さんに「遠くから来てくれた方」を尋ねてみると、なんと留学先のフィリピンから駆けつけてくれたお客さんが! 「ありがとうございます!」と改めて感謝の言葉を口にするダイアンでした。グッズ販売の売れ行きも好調で、100枚以上用意したTシャツも完売。ふたりの人気ぶりが伺えます。
トークでは、芸人になって15年、知り合ってから30年近くになるふたりが、これまでなかあか言えずにいた「感謝の言葉」を伝え合おうというコンビ愛を再確認する企画。西澤が「ガチのやつ?」と何度も確認すると、津田は「そう! こういうときじゃないとできひん」。西澤への感謝の想いをフリップボードにしたため、「ほんまにこんな時じゃないと言えへんやつを書きました!」と気合十分。ジャンケンで負けたほうから発表することに。
まずジャンケンで負けた西澤から、津田へ贈る感謝の言葉は...。
「いじりポイントをいっぱい作ってくれてありがとう」
津田が「どういうこと?」と尋ねると、「へんな服を着てきたり、『こんなにもなん?』っていうぐらいストレートのズボンをはいてきたり、それはワザと『イジってくれ』っていうことなんやろうなって...」と説明し終わる前に「違うねん!」と阻む津田。しかし西澤はさらに「高校に落ちたんとかも、これを見据えてたんやと思う」と話を続けますが、津田は「オレがやりたいのはこういうのんちゃうねん...」と泣きそうな声で訴えます。西澤は津田のファッションにとりわけ感謝しているようで、ギャル男のような服装や袖のないネルシャツ、変なネックレスを付けてきたことなどを挙げ、「正気であんなことできるやつはおらん。めちゃくちゃダサかったけど、俺は全部『イジってくれ』ということなんやと思ってる。ワザとやろ?」と確認。津田は困り顔で「オレ、一所懸命オシャレしてて〜ん...」と小声で訴えるやいなや、「お前が俺の着る服、着る服ずっとそんなん言うからオレ、オシャレ怖いねん! オシャレ怖いねん!」と心の叫びを! 津田は窮鼠猫を噛むという思いで「おまえこそブクブク太って!」と反撃を仕掛けますが、西澤は「エゲツないぐらいダサいもん!」とバッサリ。止まらない言い争いにお客さんはお腹を抱えて笑っていました。一方の津田が「オレの書いたやつ、見せようか?」とうわずった声でフリップボードをオープンすると...。
「オレを相方にしてくれてありがとう」という温かい感謝の言葉。
お客さんからは大きな拍手と、西澤とのギャップに爆笑が起きていました。
2本目の漫才は、芸歴16年目突入、昔なら弟子を取っていた師匠もいた芸歴ということで、西澤が弟子入りに挑戦するというネタ。弟子を取らないスタンスの師匠役の津田に、なんとか弟子入りを許してもらおうとアピールする西澤ですが...。
お次は「ダイちゃんとゲストのコーナー」。ゲストは、ダイアンが「いちばんお世話になっている兄さんと言っても過言ではない」という千鳥!
コーナーは、「なんばグランド花月」の9文字のパネルからお題を選び、それにちなんだことを4人でやっていこうというもの。ちなみになんばグランド花月の象徴ともいえる師匠方にも協力してもらった豪華なパネルとなっています。
はじめのテーマは、「千鳥とダイちゃんの思い出トーク」。baseよしもと時代から15年以上もの付き合いのある2組だけに、「いっぱいあるもんなぁ」と大悟はしみじみ。ノブも、「みなさん、ネクタイが靴下だった頃のダイアンを知らないでしょう?」と、ある番組に靴下をネクタイに見立てて出演したことを懐かしげにふり返り、西澤が「一回だけです!」と訴えましたが、大悟から「一回でもやったらあかん!」とたしなめられていました。
また、ガブンチョ時代の初めての出会いや千鳥、笑い飯、ダイアンの懐かしい思い出話に花が咲きます。千鳥が大阪を拠点にしていた頃、仕事以外では大悟と津田、ノブと西澤が共に行動することが多かったそう。大悟は飲みに行った先で絡んできた客と取っ組み合いになりかけた際、津田が体当たりして止めてくれたエピソードを披露。また津田からは、営業先の沖縄でライブ終わりに飲みに行った際、津田と同室だったNON STYLE・井上のどちらかが宿泊先の部屋の鍵を紛失。どちらがなくしたか揉めていたところ、大悟が「ケンカはやめい!」とベランダ伝いに8階の部屋の鍵を開けてくれたという男らしい思い出話も飛び出しました。しかし、津田が「あの時、鍵なくしたの、実は僕なんです...」と告白し...。
西澤はノブ、とろサーモン・村田と過去にちょこちょこコンパに行っていたそうで、コンパでモテまくる男前の村田にノブが「おもしろいことを言ってモテるのはいいけど、ノーマルモテがいちばんあかん!」と腹を立てていたそう。そんななか、その頃ノブが憧れていた女性と食事できるチャンスが。その際は、西澤と、とろサーモン・村田ではなくギャロップ・林を誘ったそうで...。西澤が「やらしい!」と訴えていました。
また、全国区での活躍がめざましい千鳥ですが、東京で大阪の芸人と飲むと「悪い酒になる」と吐露する一幕も。ノブが「あの頃のメンバーはみんな怖くなってる」、大悟も「身体の形とかが皆おかしくなってる」と明かします。中山功太は「もうギャロップ・林ぐらい禿げている」うえに、ネゴシックスに関しては「ヒマでジムに行きすぎて長谷川穂積みたいになってる」そうで、「東京は怖いよ」と東京の恐ろしさを語りました。とはいえ「ダイアンは、東京はどうなの?」と切り出すノブ。というのも、ノブがアシスタントを務めるAbemaSPECIALチャンネルのトークバラエティ『清春の木曜The NIGHT』で清春さんがダイアンのことを「ダイアンいいね! あの人たち、ネタもロックでしょ?」と話していたのだとか。「すげー!」と喜ぶふたりに、ノブは「おもしろいことだけをやっている奴は知らん間に呼ばれる」とも。「いちばんの兄さんやから、これからもよろしくお願いします!」と改めて挨拶するふたりでした。
盛りだくさんトークを楽しみ、続いてのテーマは「ダイちゃんのゲームワールド」。近頃、舞台でゲームコーナーをやっていない千鳥に対し、あの頃を思い出してもらうべく4人でできる簡単なゲームを楽しむ企画です。まず挑戦するのはひとりがシーソーでマシュマロを飛ばし、相方が口でキャッチするというゲーム。津田と西澤は「往年のやつですやん!」と盛り上げます。まずはダイアンからチャレンジし、見事成功! 続いて千鳥も成功し、お客さんは拍手喝采!
次のゲームは、4つの椅子のうち、ひとつだけ壊れるようになっていて、壊れた椅子に座った人がいちばん"持っている"というもの。どの椅子に座ろうか迷う4人ですが、ノブは「こんなんはだいたい津田が当たるようになってる」と予言。はたして結果は...?
西澤が当たりの椅子に! 喜ばしいはずですが、予想外に痛かったのか「これ、誰か試した?」と確認する一幕も。「懐かしいでしょ?」と千鳥を盛り上げる津田でしたが「こんなんやってない!」と訴える大悟でした。
お次は「ダイちゃんもしもシチュエーション」。提示されたあるシチュエーションに置かれた時、どんな行動を取るのかを再現する即興コントです。まずは「もしも舞台で相方がとんでもないミスをして、その出番終わりに楽屋で二人っきりになったら?」。裏側の顔が垣間見える、コンビ愛が試されるようなシチュエーション。まずがダイアンが挑戦!
とんでもないミスをした役の津田は、西澤にひたすら謝りつつも体調不良を訴えた末に逆ギレし始め...。お次は千鳥。「リアルな芸人、見せますわ!」と意気込むノブ。とんでもないミスをし、「許してくれー、練習はしたんじゃ」と謝るノブに対し、いきなりビンタし凄む大悟。取っ組み合いが始まり...。
続いてのシチュエーションは「もしも◯◯が楽屋泥棒しているのを目撃したら?」。くじ引きで楽屋泥棒役に津田が選ばれ、さっそく演じてみることに。津田が楽屋泥棒しているのを目撃した3人はどんなリアクションを取るのか? 津田の楽屋泥棒を知った千鳥は、「お前にも責任がある」と西澤を責め始め...。
ここで時間いっぱい。3つのテーマしかできなかったことから、ほかにどんなテーマがあったのかを師匠に協力していただいたパネルと共に確認することに。
ラストの漫才は、放置自転車が許せず日頃から思わず注意してしまうという西澤が、どういう風に注意するのかを、津田を相手に再現してみることに。「みんなやってるやないか! なんで俺だけ言われなあかんねん!」とキレる津田に対し、西澤は...?
幕間のブリッジVTRもお楽しみのひとつ。高校の卒業アルバムをなくしてしまった西澤が、「今日は卒業アルバムを改めて撮りたい」と西澤の同級生っぽいメンバーをオーディションで選び、新たに"西澤学園"の卒業アルバムを作るといいます。ヘッドライト、おいでやす小田、清水哲之、大木はんすけ、川畑泰史、帯谷孝史、ファミリーレストラン・下林、ギャロップ・林という、ダイアンを知るファンならお馴染みの顔ぶれが自身の卒業アルバムを持参してオーディションに挑み、出来上がった卒業アルバムの出来栄えは...。
16年目にして初のなんばグランド花月での単独ライブを行い、大成功を収めたダイアン。これからも舞台にテレビにラジオに、多方面で活躍するふたりを応援してくださいね!
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