「先輩!大好きです!」沖縄芸人が東京先輩芸人への愛を競う
5月22日(日)、沖縄・よしもと沖縄花月にて、「俺が1番にーにのこと好きやっさ!東京先輩&沖縄後輩タッグマッチ」が開催されました。
これは沖縄吉本の若手芸人達が、可愛がってもらっている東京の先輩芸人をどれだけ慕い大好きなのかを競い合い、先輩・後輩の絆が1番強いペアを決定しようというもの。
2700ツネとウリズン桜ヤースー、チョコレートプラネット長田とピーチキャッスル桃原(とうばる)、チョコレートプラネット松尾とけんたくん、バンビーノ藤田とヤンバルナゴン玉城がそれぞれ仲良し先輩後輩でペアとなりました。
まず最初の質問は「お互いのどこが好き?」。チョコレートプラネット長田は桃原の事を、まるで害がなく道端に咲いたオオバコのようだと言います。いつも2人でサウナに行くことが多く、普通3分でヘトヘトのところ桃原は8分も粘るとの事。「だからこんなにガリガリ、減量やん、もう力石やんけ」と鋭いツッコミ。
バンビーノ藤田は玉城の事を、「玉ちゃんは僕を褒めてくれる、僕みたいになりたいと言ってくれる」、玉城は「藤田さんが好きすぎて最近似てきた」と言い、藤田も「だんだんお互いに寄ってきた」と自分も後輩に似てきたと話します。
2700ツネの可愛がっている後輩のヤースーは、他の色々な先輩芸人からも慕われているらしく、その中からペアが組めて嬉しそうなツネ。「ヤースーはすべてを受け入れてくれる、お父さんみたいな」と表現すると周りの先輩芸人も大きくうなずきます。
チョコレートプラネット松尾とペアになったけんたくんは、「しゅんにーにーは~」と親戚のお兄ちゃん的な呼び方で仲良しをアピールするも、あまりにぎこちない呼び方でアピールに失敗。フォローのために松尾を褒めようと試みますが、言葉に詰まり「しゅんにーにーは...時計がカッコいい!」と容姿を褒めるという反則技に一同からはブーイングが。しかし、松尾が東京に来たけんたくんと食事をしたり一緒に時間を過ごしたと言うと、全員が驚きの声をあげました。「こっちはちょっと違う、みんなのように沖縄に来た時だけの都合のいい関係なんかじゃない」とひと味違う仲良しアピールを展開しました。
それぞれの沖縄での遊び方について、桃原は長田とサウナかクラブに踊りに行き「長田さんはノンアルコール、3時間ノンストップでクラブで外国人とダンスバトルが基本」と話し、オリジナルの長田ダンスを二人で再現し、会場をザワつかせました。
松尾とけんたくんもクラブへ行ったりが多く、ツネとヤースーは昼間にドライブして沖縄の自然と触れ合ったりと健康的に遊んでいるとの事。
そんな中、藤田は玉城を連れ、一緒に沖縄に来ていた彼女と共に玉城の地元の市役所で婚姻届を提出したとの裏話を告白。観客も驚きの歓声をあげました。「僕はね、玉ちゃんに立ち会って欲しかったの」との言葉に、司会を担当している相方のバンビーノ石山も感心しきり。思わぬ感動的な展開に「もう優勝やんけ~!」と他のペアから本音が飛び出しました。
藤田・玉城ペア優勢の空気を変えるため、桃原がお腹を空かせた自分のリュックに長田が内緒で1万円を忍ばせてくれていたことを話します。おぉ~と会場がどよめく中、石山が「長田さんは大阪の芸人みんながカッコエエ~!って言ってる。ライブ終り帰り際、後輩にパッと5千円置いて帰っていく」と去り際を真似すると、照れる長田をよそに一同からはかっこいい~~!の声が。
続いては、ペアで上の句と下の句を組み合わせてつくる「ペア大喜利」。
順調にそれぞれの大喜利を披露するペアの中で、長田と桃原は苦戦。「長田さんが俺が何か書くたびに小さく舌打ちする。こわくて何も書けない」と悲痛な訴え。
次はペアの相手が考えたモノボケを相方が披露する「代理モノボケ」。
独創的なモノボケを次々に披露するペアの中、またも長田・桃原ペアが険悪な雰囲気に。長田から冷たい表情で睨まれている桃原は「コワい、ずっと長田さんが俺にコイツ何も思いつかんって。コワくて思いついても言えなかった、みんな楽しそうにやってるのに」とさらに悲痛な声で訴えると観客からは同情ともつかぬ抑えた笑いが起こります。
最後は、ポッキーを両端からペアでくわえて残った短さを競う「ラブラブポッキーゲーム」。
潔癖症の桃原にわざと手でベタベタと触ってポッキーを渡す長田。オエッと涙目でゲームに挑む長田・桃原ペア以外は、互いの肩をそっと抱き目をつむり、まるで恋人同士の接吻のようにポッキーを短くしていきます。
ポッキーゲームは互いをいたわるように食べ進めていった藤田・玉城ペアが優勝し、総合的にも1番絆が強い先輩後輩ペアということとなり、最後まで険悪だった長田・桃原ペアに会場から笑いが起こる中、イベントは終了しました。