よしもとニュースセンター : トレンディエンジェルがダミーヘッドマイクに挑戦!!　CD「耳で感じる斎藤さんだぞ～女は耳で恋に落ちる～」が6月17日に発売！　

6月17日（金）、トレンディエンジェルのダミーヘッドマイクCD「耳で感じる斎藤さんだぞ～女は耳で恋に落ちる～」が発売されます。

このCDは、全編ダミーヘッドマイク（通称ダミヘ）という人の頭の形をした特殊なマイクで収録されたもので、ヘッドホンで聞くと、自分の隣りや後ろ、はたまた耳元......と、いろんな場所から声が聞こえてくるという不思議な作品。今回のCDは、このダミーヘッドマイクを使い、"斎藤さんとの恋愛が体感できる3シチュエーション"の他、スペシャルトラックではたかしとの禁断の関係も収録されるという、盛りだくさんのシチュエーションCDとなっています。

アニメ声優による作品が多いダミヘCD。今回、芸人で初めてトレンディエンジェルがダミヘCDに挑戦するということで、レコーディング現場にお邪魔してきました。

最初にレコーディングしていたのは、3曲目に収録予定の"ライブ終わりの自宅デート"というシチュエーション。いくつかのパートに分けて、まずは最初のパートのテストから始めます。テスト後、思わず「ムズいなぁ......」とつぶやく斎藤。マイクからの距離や位置がそのままヘッドホンでの聞こえ方につながるため、移動の仕方や声の強弱などについて細かい指示があった後、再度テストを行います。

2度目のテスト前にキスの音を自主練する斎藤。スタジオのカーテンはほぼ閉まっていたため、レコーディング中はあまり姿が見えないのですが、ヘッドホン越しに「チュッ」という音だけが聞こえてきていました（笑）。その後、収録したものを自分でも聞いてみることになり、普通の大きさで話したつもりだったのに声がかなり大きく聞こえたことに驚きつつも、聞こえ方を確認したことでなにかを掴んだようで、次のテイクはスタッフから「すごくいい！」と絶賛されていました。

さらに次のパートに進んで、テスト＆本番が続きます。あるパートでは、台本にないアドリブを入れたテイクを録ったあと、自分から「もう1回やってもいいですか？　今1個思いついたんで」と、また新しいアドリブを入れたテイクを収録し、そのアドリブにスタッフからも笑いが起こっていました。

レコーディングの感想を斎藤に聞くと、「声だけなんで、デリケートだなと思いましたね。まだ慣れてないので、長尺のしゃべりのときに単調になってしまいがちなのがいちばん難しい」と、慣れないレコーディングにとまどいをみせますが、ここまでずっと相方のレコーディング風景を見てきたたかしは「でも後半慣れてきてましたね。掴んだ感じがあるというか」と冷静に分析。斎藤も「ちゃんとイメージしないとダメですね。自分が今、部屋のどこにいて、相手はどこにいるか。部屋は1DKで......、一人暮らしの女子大生ですかね」と、細かな設定まで考え、収録に臨んでいることを明かしていました。

さらに、「大学4年生で、まだ大人になりきれてなくて、こっちはスーパースターで。だからちょっと引け目を感じてる......という女子の家に遊びに来ている。そういった感じのドキドキ感を出したいと思ってます」と、細かな設定を話す斎藤に、「僕も聞いててドキドキしてました」とたかし。女子側の気持ちで聞いていたたかしに、さすがの斎藤も「それがホントなら明日から怖い」と若干引き気味のよう（笑）。

また、レコーディング中ちょっとした葛藤（？）もあったようで、「やっぱお笑い芸人の血もあるんで......っていうかそれがメインか（笑）。でも今回はイケメンの声優さんみたいなコンセプトのCDということで、そっちのスタンスでいきたいんですけど、そればっかだとやっぱ心の中のお笑いイズムがうずくというか。（レコーディング中）ちょっとカーテンが開いてるときがあったんですけど、そこから見えるスタッフがみんな、国会議員みたいな顔をしてて（笑）。そういうのを見たときに『あれ、これでいいのかな？』っていう葛藤が芽生えましたね。でもこういうCDなんだし、他にもトラックはあるので、まぁいろんな色があっていいのかな、と。これはこれで、真面目な斎藤も必要かなと思うところもあるんで」と、心境を吐露します。

ラブシーンはやっていて楽しかったという斎藤。「接近戦はプライベートでも楽しんでるところがあるんで、いちばん慣れてるし......。ふだんの斎藤はあんな感じで、緩急つけて攻めます」と、完全にプライベートが出たと話していました。

ただ、このCDをあまり彼女には聞いてほしくないそうで、「恥ずいじゃないですか。しかもウチの彼女が元々アニオタで、ダミヘも知っていて。で、実は家で軽く彼女と台本の読み合わせもしたんです。そしたらすごく演技指導されて......。やっぱダミヘCDを聞いてて、声優にも詳しいんで、『いや、そこ違うなぁ』とか『もっと（ちびまる子ちゃんの）花輪くんみたいに』とか言われて。もっとなりきらないとダメだっていうんですよね。だから、師匠的な意味合いで聞いてほしくない（笑）」と、彼女からのダメ出しをかなりおそれているよう。

レコーディング前に、参考として彼女が持っているダミヘCDもいくつか聞かせてもらったという斎藤。「でも聞かされたCDが全部ボーイズラブのものばっかで、正直マインドが狂ってます（笑）」と少々混乱気味のようですが、その後たかしとのボーイズラブものの台本が進んだこともあり、「たかしとのBL（のトラック）にも注目してほしい」と話します。「正直そのトラックに関しては何分になってもいいって言われてるんで、CDの容量とオレらのモチベーションとの戦いになると思います。（聞いて）ホントにゲロ吐く人とかいるかもしれない（笑）」と、かなり本気でBLに取り組む意欲をみせていました。

ちなみに、声を褒められたことは何度もあるそうで、「僕、『電話がいちばんいい』って結構言われます。『電話の斎藤さんスゴい』みたいな。母親からも、カゼひいて鼻声になったりすると『鼻声になるとあんた色気増すわね』って言われたり。なので、『オレ、いい声なのかな』って思ったことはあります。ケンコバさんとかもそうですけど、いい声の人って、やっぱりベース（低音）がいいじゃないですか。だからベース音をいかに出すか、気をつけてますね。耳元でしゃべるときは低音でじっとり攻めるというか。僕は鼓膜に話しかけてるんじゃなくて、子宮に話しかけてるんです」と、斎藤節が炸裂します。

この後のレコーディングでは、「ふだん、女性と2人きりの時にしか見せない自分ぽさをもっと出したい」と、さらなる意欲をみせる斎藤。実際にこのCDを聞くであろうファンについては、「僕のファンは（年代が）幅広いんですけど、なかでも主婦やお母さんの方が多いんです。いろんな経験をしてこられた深い女性というか。女子大生だとまだ僕のこの感じはビビっちゃうと思うんですけど、深い女性は僕を受け入れるキャパがあるんで、そのあたりの女性がメインかなって」と話し、今回のCDは「ダンナとの生活にマンネリを感じている、今にも浮気しそうな主婦に聞いてもらって、ストレスのはけ口になりたい」と、かなり具体的なターゲットに向けていることを明かしていました。

「このCDを聞いて満足してもらって、浮気心を抑えてもらいたい。最終的な目標は離婚率の低下です（笑）！」と、壮大な夢を語る斎藤。"斎藤さんと恋をしたいすべての女性に贈る"CD「耳で感じる斎藤さんだぞ～女は耳で恋に落ちる～」、必聴です！

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