千原せいじ&トータル・藤田、ピース・又吉に便乗を要求!?『小学館よしもと新書』創刊記念会見
6月10日(金)、東京・ヨシモト∞ホールにて『「小学館よしもと新書」創刊記念会見』が開催され、ピース・又吉直樹、トータルテンボス・藤田憲右、千原兄弟・千原せいじ、レイザーラモン・RG、バイク川崎バイク、相席スタート、田畑藤本が出演しました。
小学館とよしもとクリエイティブ・エージェンシーが共同で立ち上げた新書レーベル『小学館よしもと新書』。第1弾として、6月3日(金)に発売された又吉による文学論を説いた『夜を乗り越える』ほか、7月3日(日)に藤田による高校野球ファンブック『ハンパねぇ! 高校野球』、8月3日(水)にせいじによるコミュニケーション術を説く『がさつ力』が発売される予定となっています。
MCのタケトに呼び込まれて登場した3人。"又吉先生"と呼ぶ先輩2人に戸惑いながら「普通にそう言っていくんですね。抵抗があるんですけど......」とつぶやくも「しゃあないがな! なってもうたんやから!」(せいじ)「自分でなったんですよ?」(藤田)とキッパリ。勢いに圧倒されながらも、「自分で言うて欲しいと言うたわけではないです」と必死で抵抗する又吉です。
『夜を乗り越える』は、本の面白さを改めて伝える1冊。又吉が「今までいろいろと本を紹介してきたんですけど、近代文学や純文学は難しいことを書いてるだけじゃないかと思われている。今回は、その質問にちゃんと全力で答える内容となっています」と説明します。ちなみに、タイトルは「本を読んでると、しんどい夜を乗り越えられる瞬間があるっていうようなことですかね」と言いながら、「本はいいものです。この本に全部書いてあるんですけど、読むと楽しいことがありますよ」と話します。
タケトの「本を手に取ってみても、無理だ、読めないとなる人が多いと思う。読めるコツは?」という質問には、「最初は無理してでも読んだほうがいいと思います。チャリンコに乗るときも急に乗れる人はいないのと一緒で、しんどいなと思っても読んでいったほうが楽しめるようになりますよ」と返しました。
『ハンパねぇ! 高校野球』について、藤田は「プロ野球も面白いけど、いちばん面白いのは高校野球。高校生は技術はあるけど精神的にまだ未熟だからこそ、(試合に)いろんなドラマがある。本の中では全国49代表のことを喋っているので、自分の出身地のことが何かしら書いてあるので楽しめると思います」と説明しつつ、「1時間半くらいで読めるので、サラリーマンの方とか新幹線へ乗る前に買ってもらったら大阪に着くまでには読み終えられる。暇つぶしにいいと思いますよ」と読み方まで丁寧にレクチャーします。
「自分で自分のことを見直していたら、本になった」と、せいじが語る『がさつ力』。自身の性格を「周りが勝手に理解してくれて、(この性格が)コミュニケーションを取るのに有利なんじゃないだろうかと言ってもらえた」と説明。タケトが「せいじさんは得体の知れない友達がたくさんいる」と語れば、又吉も「僕らピースで取材を楽屋で受けていて、20分くらい経ったら"長ない? もう終わり!"って言い出した」と驚きのエピソードを。人の話をよく聞いているそうで、藤田は「ルミネの楽屋の、別の場所で喋ってていても"それ、ちゃうで!"とかツッコんでくれる」とも話していました。
『小学館よしもと新書』の創刊を記念して、お祝いに駆けつけてくれた方が! 又吉と同時に第153回芥川賞を受賞した羽田圭介さん......かと思いきや、RG。羽田さんが来たと思っていた客席はざわつきます。
「又吉先生も、うなるヤツを!」と言いながら『芥川賞あるある』を披露したRG。テレビアニメ『北斗の拳』のテーマソング『愛を取り戻せ』にのせて、「直木賞と違いを聞かれがち~♪」と熱唱するも、せいじに「芥川賞獲ったことある人が数人しかいないから、ほんまにあるあるなんかわからない」との指摘が。「もう1つあったんですけど、この曲やと無理で。(それを歌うには)『ボヘミアン・ラプソディ』しかなかった」と説明するRGも、同シリーズからの刊行が決定!
「この世の中を、あるあるで生きていく」という内容だそうで、「(内容が)薄いと思われがちなんですけど、結局、世の中の全てはあるある。藤田さんの本もあるあるを書いたものだし、せいじさんが話す"社長に必要な条件"もあるある」と持論を展開しました。
さらに、「私たちも『小学館よしもと新書』で本を出したい!!」と意気込むバイク川崎バイク、田畑藤本、相席スタートが登場し、自らが考案した企画をプレゼンします。
バイク川崎バイクは『ブック川崎ブック~毎日、心にBKBを~』を提案。ポジティブな言葉も、日常に使える言葉も"BKB"にできると、"BKB"の無限の可能性を伝えますが、せいじには「R-1ぐらんぷりでやれや!」と言われてしまいます。
田畑藤本は、東大卒の藤本の学歴を活かして『東大芸人が教える「子供を科学好きにさせる方法」』を。実際にうがい薬を使っての"人間浄水器"やアルミパイプを使っての実験を用いて、科学的な説明をするも、小学館の新書担当者からは「それはネタで見たい」とボツにされます。
相席スタートは、『男がグッとくる良いオンナの返し術』として、これまで『アメトーーク!』などでも披露して来た山﨑ケイのひねりの引いた大人の返しを披露。「彼氏はいるの?」と聞かれたときに、ただ「いない」と返すのではなく、「彼氏"は"いません」と言うことで"ほかに何かがいそう"と含ませるなど彼女ならではの視点が活かされた"返し術"に、せいじも「これ、マジでいいんじゃない?」と食いついていました。
エンディングでは、なんとか自分の本を買ってもらおうと、「4冊買うと、又吉先生からプレゼントとかして!」と言い出すせいじ。「やろうや! じゃないと、お前のだけ売れるやんけ!」と詰め寄られた又吉は「僕の負担がデカないですか?」と困惑しきり。
囲み取材でも、「又吉先生が関わってくれるかどうかで売れ行きが変わる」と力説します。「そんなに僕が背負わないとダメなんですか?」と言う又吉に、RGは「Jリーグが始まったときのカズ(三浦知良選手)くらい(背負ってほしい)」とニッコリ微笑みます。
藤田の本について、又吉が「僕はサッカーをやってたんで野球は詳しくないんですけど、藤田さんの話を聞くと面白い。やから、女の人も楽しめると思う」と話すと、藤田は「よっしゃ。又吉が言ってくれたら、女性も買ってくれると思う」と自信を覗かせました。
カバーを裏返すと、それぞれの顔が登場するという試みも楽しい『小学館よしもと新書』。又吉による『夜を乗り越える』は現在発売中ですので、ぜひともチェックしてください!
【又吉直樹】【ピース】【藤田憲右】【トータルテンボス】【千原せいじ】【千原兄弟】【バイク川崎バイク】【田畑藤本】【相席スタート】【タケト】
小学館よしもと新書
『夜を乗り越える』
著:又吉直樹(ピース)
価格:820円(税別)
絶賛発売中!!
『ハンパねぇ! 高校野球』
著:藤田憲右(トータルテンボス)
価格:780円(税別)
7月3日(日)発売!!
『がさつ力』
著:千原せいじ(千原兄弟)
価格:780円(税別)
8月3日(水)発売!!