客席を巻き込んでの一体感!3組のバラエティ公演「ジャングルテンボにゃin沖縄」
7月3日(日)、よしもと沖縄花月でジャングルポケット、トータルテンボス、はんにゃの3組によるバラエティ公演「ジャングルテンボにゃin沖縄」が行われました。
「ジャングルテンボにゃ」が行われるのは福岡公演に続き2回目で、司会はトータルテンボス大村が務めました。
オープニングトークもそこそこに、早速3組のネタライブがスタート。1組目のジャングルポケットは自己紹介からそのまま流れ込むように「拗ねた斉藤を太田が慰めそれにおたけがつっこむ」というコントを披露し、会場の笑いをさらっていました。
2組目ははんにゃ。「地方ロケでテレビに映り込みたがる子供の雰囲気」、「新橋で喧嘩してる酔っ払いおやじの雰囲気」、「コンビニでバイトしてる時起きるきまずい雰囲気」の3本のショートコントをテンポよく披露し、会場からは「あるある!」と賛同の笑い声が上がっていました。
ネタライブのトリを務めたのはトータルテンボス。藤田を主人公、大村が妖精という設定で「心の中の天使と悪魔の対立」というネタを行ったのですが、童話「金の斧、銀の斧」をモチーフに話しを組み立てたのに、湖の中に落とした意外なモノに会場は爆笑。3組とも会場の笑いのツボをしっかりと掴んでいました。
ネタライブの後行われた3組のフリートークでは、メンバーの近況にからめたノリツッコミが炸裂。また、そのノリは客席にも飛び火し、大村が「県外から来てる人~!」と声をかけ、手を挙げてくれたお客さんに直接インタビュー。
神戸から来たという前列の女性は、「誰のファン?」という質問に「はんにゃ川島」と答え、ステージ上をどよめかせました。
さらに、小倉から来たという女性は同じ問いかけに「ジャンポケおたけ」と回答。大村は呆然としたように「この会場の人はセンスずれてんの?!普通はんにゃといったら金田、ジャンポケは斉藤か大田でしょ?」とツッコミ。その意外なセリフに客席からは笑いが起きていました。
フリートーク後には「沖縄・方言・シッタカ―(知ったかぶりの意)」というコーナーを開催。
お題の「ふらー(バカ、アホの意)」「めーごーさー(中指を少し突き出してのげんこつ)」を文章の中に組み入れながら意味を当てる、というゲームだったのですが、珍解答がたくさん飛び出し、会場にはその度に笑いが起こっていました。
続いてのコーナーは「チャレンジ6」。
大村以外の6人が協力して行うテーマが出されるコーナーなのですが、最初に行われたのは「みんなでそろえましょう」。
その名の通り「〇〇といえば?」というお題に対して6人の回答がそろっていればクリア、というルールなのですが、「沖縄出身の芸能人は?」「沖縄ならではの食べ物は?」という質問にあっさり撃沈。客席に声をかけ、新しいお題を募ります。
しかし、「沖縄の観光スポットといえば?」のお題にも撃沈。他にも客席から「沖縄の果物といえば?」「AKBのメンバーといえば?」等たくさんの案が出ますが、なかなかうまくまとまりません。そしてついに、「沖縄の離島といえば?」で全員一致。会場は拍手で包まれました。
続いてのテーマは「テンションエスカレーター」。
くじ引きで順番を決め、一つのギャグを、前の人のテンションを上回るように行うというものなのですが、これがかなりの難関らしく、くじ引きの時点で真剣そのもの。福岡公演で後半を引いた太田が、3番のくじを引いただけで「よっしゃぁぁ!」とガッツポーズを行うほどでした。
そして川島、藤田、太田、斉藤、おたけ、金田と順序も決まり、出されたお題はピン芸人・永野さんの「ピカソより普通にラッセンが好き」。1番手であっても「本家・永野さんのテンションを超えなかったら即失格」という厳しいルールが引かれましたが、3番手の太田まで順調にクリアが続きました。しかし4番手の斉藤からは、観客がじだんだを踏みながら爆笑するレベルまでに達していたため、おたけと金田は斉藤を超えるために舞台裏に仕込みに入り、シャンプーをしながら入場したり、殺し屋に見えない殺し屋を演じることで会場の笑いを取り、辛うじてクリアを勝ち取りました。
そしてエンディング。大村が「トータルテンボスが8月20日(土)、新ネタを組みこんだ沖縄ライブをやるんですよ」と告知したのに続き、藤田が「自分、本出したばかりなんですよ!」と「ハンパねぇ!高校野球」をPR。そしてステージの全員が、「またみんなで(ジャングルテンボにゃを)やってもいいですか?」と会場に問いかけると、拍手がわっと湧き上がりました。和やかな雰囲気に包まれながら、「ジャングルテンボにゃin沖縄」は幕を閉じました。