『希望の色』で8.6秒バズーカが舞台初挑戦 「一発屋にならないよう新ネタ量産中です」
7月14日(木)、舞台『希望の色』の制作発表会見が行われ、原作・総指揮の倉科遼、主演のタンゴ歌手・冴木杏奈さん、共演の俳優・新藤栄作さん、脚本・演出の高梨由、日替わりゲストとして出演する8.6秒バズーカが出席しました。
『女帝』『夜王』などの原作で知られる倉科遼が、「東日本大震災を風化させたくないとの思いで作った作品」という、街の復興と夫婦の絆を描く物語。ボランティアで故郷を訪れた歌手を演じる冴木さんは「震災後にステージにたった時の思いを重ね合わせていきたい。約60名が出演する舞台なので、みんながひとつのなった時のすごいエネルギーが楽しみ」、ボランティアで安奈と再会する元夫を演じる新藤さんは「パンドラの箱も最後に希望が残った。希望の色は、お芝居を観終わったお客さんに想像していただきたい」と、それぞれ作品にかける思いを。
また、日替わりゲストとしてルー大柴さん、カラテカ・矢部太郎らに加え、芝居初挑戦となる8.6秒バズーカが出演。被災地にボランティアにきた芸人、8.6秒バズーカとして劇中でネタを披露します。「テーマが重いので、お客さんの箸休め的な意味でお笑いコーナーを設けた。一味違った雰囲気を作って欲しい」という倉科の期待を込めた言葉を聞いたはまやねんは、「ハードル高いですね」とプレッシャーを感じながらも「シミュレーションして、しっかり笑いを作っていきたいです」と意気込みを。田中シングルも「雰囲気を壊さないよう一生懸命頑張りたい」と。 昨年の大ブレイクからは一段落ならぬ「二段落した」という田中シングルは、「当時は何も楽しくなくて笑顔がなくなっていったけど、ようやく笑顔を取り戻しました」と振り返り、「(ブレイクは)ラッキーでいただいたと思っているので、今は一からネタ作りをしています。一発屋にならないよう、新ネタを量産中です」と現状を。間もなく開催の夏の単独ライブも、昨年は準備期間が1週間しかなかったことを反省し、今年は3月から準備を重ねてきたと、芸人としての攻めの姿勢を見せました。
倉科も8.6秒バズーカへの期待は大きく、「うちの高1の息子も、キャバクラのお姉ちゃんも"8.6秒バズーカの日に見に行く"と言っていた。若い子のファンが多い」と期待を。さらに、キャバ嬢とは8.6秒バズーカと楽屋で握手をさせてあげると約束したそうで「そのためのキャスティングだから(笑)」と笑わせながら、「夜の世界の方々は舞台を見る文化がないが、一度見に来るとみんなハマってくれる。ファン層を広げていきたい」と本音をのぞかせました。 冴木さんも8.6秒バズーカの出演を楽しみにしているそうで、「私の歌う歌も、芸人の方々のお笑いも、とってつけたようではなく自然な流れなんです。私も一緒の舞台の上にいながらも観客のように拝見させていただきたい」と。また新藤さんは、8.6秒バズーカは地元が同じだそうで「知り合う前に知り合ってたような、本能的に懐かしい。一発屋で終わらないよう、二発も三発も頑張って」とエールを送りました。8.6秒バズーカは、7月30日(土)夜の部に出演。
【8.6秒バズーカ】【倉科遼】【高梨由】
舞台『希望の色』
日時: 2016年7月28日(木)~31日(日) 全7回公演
場所: 日経ホール
料金: 全席指定(すべて税込)
S席 8,000円
A席 6,000円
B席 4,000円