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2016年7月20日 (水)

ひんやり涼しいネタと恐怖体験談の二本立て!「戦慄劇場〜笑いと恐怖で背筋が凍る真夏のホラーナイトSP〜」

7月16日(土)、よしもと漫才劇場にて、「戦慄劇場〜笑いと恐怖で背筋が凍る真夏のホラーナイトSP〜」が開催されました。若手芸人たちが集まり、暑い夏を一気に冷却してくれる恐怖ネタ・怪談トークを大放出するこのイベント。いつもと打って変わって薄暗い客席は、ぐるりに赤い提灯がともり雰囲気満点! 集まった観客も「なんか暗いね」「えー!もう怖い!」とこわごわ着席しています。

おどろおどろしいオープニングVTRに続いて登場したのは、MCを担当するアインシュタイン・河井とトット・多田。自身も霊感があるという河井ですが、「毎日、隣に恐怖がいますから。未だに慣れない。ホンマに怖いからね!」と相方の稲田を「幽霊よりも怖い」と感じている様子。ふたりで稲田にまつわる恐怖(?)エピソードを次々と語っていると、舞台の後ろを横切る何者か(どう見ても稲田)の影が! 怖いのか面白いのかよくわからないまま、まずは3組がネタを披露することに。

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1組目はラニーノーズ。怪談の定番「幽霊タクシー」をテーマにしたコントで、運転士と幽霊らしき女性、それぞれの勘違いに客席は大爆笑。ところが最後は、じわり怖さを感じさせる結末が待っていました。

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2組目はてんしとあくま。幽霊の声が携帯に入っていると言って、夜中に川口の家を訪ねてきたかんざき。恐る恐る再生してみると、謎の言葉と歌が流れてきて...。こちらも「笑いのち、ひんやり」というホラー感満載のオチで観客を震え上がらせました。

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3組目はダブルアート。心霊やホラーよりもっと怖いタグの奇人ぶりで、何度も大きな笑いを起こしていきます。

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ネタの後は、出演者たちが選りすぐりの恐怖体験を語り下ろす「戦慄トーク」前半戦。登場したのは、トット・桑原、ビーフケーキ、てんしとあくま、ツートライブ、シンクロック、ラニーノーズ。多田が司会進行を務め、順番に怖すぎる話を聞かせます。

トップバッターのシンクロック・木尾は、「修学旅行」と題し、枕投げの写真にまつわる話でさっそく出演者を恐怖のどん底に! 

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ある公園のトイレで、いるはずのない人物に覗かれるという体験をしたのは、てんしとあくま・川口。

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桑原は、NSC大阪時代に課題作成のため訪れた夜の神社で、多田とともに体験した不思議現象を紹介。途中まで怖かったものの、予想外のオチと「あれは何だったのか...」という桑原の言葉に、客席は爆笑に包まれました。

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ツートライブ・周平魂は、かつてバイトしていたバーで遭遇した恐怖体験で勝負。さらに怖い後日談まで明かした周平魂を前に、多田は「どう言うたらええねん...」と言葉を失ってしまいます。

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一方、ビーフケーキ・近藤は、霊にまつわる(かもしれない)内容ながら、ちょっぴり心温まる話を披露。近藤の窮地を救ってくれた「非通知着信」の主とは...!? 

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かつて住んでいたマンションで体験した話を聞かせたのは、てんしとあくま・かんざき。真夜中にドアスコープから感じる視線、そして翌日かんざきが見た驚くべきものが明かされると、客席だけでなく出演者からも悲鳴が! 

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そんななか、ビーフケーキ・松尾が語ったバイク川崎バイクのエピソードにはドッと笑いが起こり、観客もホッとした表情になっていました。

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と思ったのもつかの間、怪談に定評のあるツートライブ・たかのりが、突然「そこ(劇場脇)のドアから、さっき人が入ってきた」と言い出し、客席はパニックに! 止まらぬざわめきのなか、ラニーノーズ・洲崎は友人が体験したというバイト先のラーメン店での恐怖話を。

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さらに、たかのりが沖縄で遭遇した本気すぎる体験談で客席の気温を一気に引き下げます。「霊能者の方から(公開を)止められた」といういわくつきの写真も公開されると、またまた大きな悲鳴があちこちから上がっていました。

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ここで再び、場を和ませる怖〜い写真を見せてくれたのが、シンクロック・吉田。プレゼントのために焼いたというアンパンマン型のパンが、まさかの大失敗となったエピソードで笑わせます。最後はラニーノーズ・山田が友人から聞いたという「公園の女」にまつわる怪談で締めくくり。

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クライマックスで突然、人形の生首が落ちてくる仕掛けも発動され、椅子から落ちてへたりこむほど驚く出演者も。桑原は「もうちょい、おふざけのイベントやと思ってたわ...!」と、驚きと恐怖を隠せない様子でした。

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ライブは再びネタコーナーへ。ジソンシンは、トランシーバーを飲み込んだという謎の患者と医者のやりとりで笑いを誘います。ところが患者の正体が明らかになった瞬間、客席の空気は一変し...。

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セルライトスパのコントも、笑いと恐怖がないまぜになった展開。自らが轢いてしまった怪我人・肥後を病院へと運ぶ大須賀の行動が、徐々に狂気を帯び始めます。

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トリを飾ったのはビーフケーキ。映画館のスタッフ・松尾と、死人のためのチケットを買う男・近藤のやりとりは、冒頭からオチまで恐怖の連続!

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いよいよ「戦慄トーク」も後半戦へ。河井がMCを務め、稲田、タナからイケダ、ダブルアート、尼神インター、セルライトスパ、ジソンシンが舞台上に集まりました。ジソンシン・下村が子どもの頃、犬の散歩中に出会った少年にまつわる体験談で口火を切ると、

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こんどはダブルアート・タグが自身の小学校の卒業アルバムから秘蔵写真を公開。「足が写っていない!」という恐怖ネタの後で、実は同じ集合写真にアイロンヘッドの辻井が写っていることを明かし、最後は爆笑の渦に...。

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タナからイケダ・田邊は、先輩芸人から代々受け継がれてきた部屋に、モンスターエンジン・大林とともに暮らしていた時の話を。霊能者の方からも太鼓判(?)を押された物件だそうで、そこで田邊も恐ろしい体験をしたのですが、本当の恐怖はここから。その話を後輩芸人にしたところ、なんと「同じ話をプリマ旦那・野村(田邊の後に同じ部屋に住んでいた)から聞いた」と言われたそうです。

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「先祖が...」と題したトークを披露したのは稲田。どんな怖い話が飛び出すかと期待高まるなか、自身の先祖の名前にまつわる爆笑秘話を明かし、重くなった客席の空気を一気に突き破ります。河井は思わず「毛色が違いすぎる!」とダメ出し!?

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ジソンシン・酒井は、奈良の山へ夜景を見に行った際、駐車場のトイレで恐ろしい体験をしたそう。しかし酒井自身の生理反応にまつわるエピソードが混ざっているうえ、遭遇した霊のマナーが良すぎたことも手伝い、なんとなくほのぼのした怪談になっていました。

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初めて金縛りを体験した時の話を語ったタナからイケダ・池田も、怖さと同時に笑いが満載の内容で、大いに沸かせます。

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ところがセルライトスパ・大須賀の「ネコ」と題した話で、会場は再び恐怖一色に。ネコの鳴き声が響く夜、言葉を交わした隣室の男性が実は...? 衝撃の結末に、出演者も言葉がありません。

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尼神インター・誠子も、マンションのエレベーターに乗り合わせた女性にまつわる、ひんやり怖い話を紹介。

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さらに、怪談や心霊に詳しいダブルアート・真べぇが追い討ちを。かつてバイトしていたカラオケBOXで体験した恐怖の一夜、携帯に残されていた見知らぬ動画...客席のあちこちから、またしても悲鳴が上がります。

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尼神インター・渚は、先輩である稲田を食事に行った際のエピソードで、違う意味での"恐怖"を演出。

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最後はセルライトスパ・肥後が中学・高校の卒業アルバムを公開。いずれの写真にも"あるはずのない"モノが写っており...。このタイミングでまたしても生首人形が投下され、舞台上は大騒ぎとなっていました。

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エンディングで真べぇは「怖い話をした時は、どこかに寄り道してから帰ったほうがいいですよ」、木尾も「拍手はかしわ手と同じ。みんなで拍手しましょう!」とアドバイス。出演者、観客が一緒になって拍手をし、この日のイベントは幕となりました。

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