京都でいけばな♪ミライスカートと尼神インターがいけばなを体験
京都を地盤に活躍中のアイドルグループ・ミライスカート。今回はリーダーのまりちゃんとれいにゃんのいけばなサークル「いけばなスカート」の活動の一貫として、2人が京都嵯峨芸術大学の華道の授業に出席し、そのあといけばな発祥の地・大覚寺を散策しました。加えて人気上昇中の女芸人コンビ・尼神インターの誠子と渚も参加。女子4人でいけばなに触れ、体験した様子をレポートします。
華道の流派の一つ・いけばな発祥の地である大覚寺が母体の京都嵯峨芸術大学は、授業でいけばな嵯峨御流を学ぶことができる貴重な教育施設です。まりちゃん、れいにゃん、尼神インターの2人も、一流の講師からいけばな嵯峨御流の真髄を学ぶべくやってきました!
早速教室に入り同校の学生さんとともにいけばなを学びます。冒頭でまりちゃん、れいにゃん、誠子、渚がそれぞれ自己紹介を行うと、和やかな雰囲気の中で授業が始まりました。尼神インターの2人はいけばなは初めての体験とのことで、やや緊張気味でした。
講師はいけばな嵯峨御流の鷲尾先生です。実際に生ける前に、生け方や季節の花などの座学を学びます。先生によると体験当日の7月15日は日本の時候で中元の日にあたるとのことで、嵯峨御流ではこの日に生ける花がある、とお話されました。また生け方には「真(しん)」「行(ぎょう)」「草(そう)」の3つがあり、それぞれ生けるシチュエーションが異なる、といったお話に4人は真剣に耳を傾けていました。
続いて先生のデモンストレーションです。今回は朝鮮槇という小ぶりの枝ものが素材で、なんと花がありません。5本の朝鮮槇を使い、流派の理論通りに1本ずつ形を整えて生けていきます。授業後に先生が「ちょっとレベルが高かったかな」と仰っておられたように、4人にとってもハイレベルな実践になりそうな気配が教室に漂っていました。
そしていよいよ実践です。実はまりちゃん、れいにゃんのいけばな体験はこれで3回目。慣れた手つきでそれぞれの枝ぶりを品定めしながら、先生のお手本を見つつ着実に生けていきます。一方でいけばな初体験の尼神インターの2人はハサミを持つところからあたふた。"一体どうやっていいのやら..."と心の声が聞こえてきそうなほど戸惑っている様子でしたが、見かねた先生が「ハサミはね、こうやって持つのよ」と優しくレクチャー。
道具の使い方を教わり、ようやく枝を生け始めました。しかし素材の枝が太く、4人とも「枝がめっちゃ硬い!」「(剣山に素材が)刺さらない!」と大苦戦。それでも何とか先生のアシストで上手に生けることができました。
初めて生けた誠子は「いけばなのはずなのに花が1個もなくてびっくりした。いつもは突っ込まれたりブスとか言われるけど(笑)、今日はそういうタイミングもなくて、自分の世界に没頭できました。漫才よりも集中できたかも!」と新たな世界を体験できた様子。方や渚は「初めてにしては100点満点の出来やった。最初先生の言っていることが全然わからなかったけど、何とか形になったから嬉しい」と楽しめたようでした。
授業の後は鷲尾先生を囲んでトークタイム。「私の生け方をちゃんと見ていてくれたから、さすがですね、皆さん上手に生けていましたよ」と先生からお褒めの言葉をもらった4人。特に誠子は「すごく面白かった!」と大喜びで、ほかの3人も授業をしっかり楽しめたよう。「またこのような授業があったらぜひやってみたい」と前向きに語っていました。
授業を楽しんだ一行は嵯峨御流の聖地・大覚寺へ。まりちゃん、れいにゃんのエスコートで広大な敷地を散策しました。
敷地内では伴待で展示されたいけばなを鑑賞し、五大堂で茅の輪をくぐって健康を祈願。
そして大沢池のほとりでは、写経を納めた塔・心経宝塔の壮大な佇まいに圧倒された2人。
ふと宝塔の隣を見やった先には、8月に完成予定の蓮華殿の建設現場がありました。ここは法会やイベントに使用する施設となるそうです。この施設は平成30年に開催される式典のために造られる文化施設とのこと。というのも、この年は大覚寺といけばな嵯峨御流の始祖・嵯峨天皇様が、般若心経を書写した年から丁度1200年後にあたる大変重要な年なのだそう。
そこで大工経験のある渚がスコップ片手に工事をお手伝い(!?)なんて場面も。
一仕事した後は、壮大な竹林に囲まれて笹の葉の揺れる音に耳をすませたり、甲子園球場ほどの大きさの大沢池でほっこりしたりと、華道の聖地を堪能した4人。今回のサークル活動を通じて女性らしさ、日本人ならではの奥ゆかしさを身につけて輝きを放つミライスカートに要注目です!
今回のより詳細なレポートは大覚寺カフェホームページにて公開中。こちらも要チェックです!
【ミライスカート】【尼神インター】
●大覚寺カフェとは?
チュートリアルの二人が店長&シェフを務める架空のカフェ。
京都のお寺、旧嵯峨御所 大本山 大覚寺のことをたくさんの方々に知って頂くために、ここで開発されたスイーツが実際に販売されたりするほか、「みんなが集いたくなる場所」として「いけばな」と「写経」の新企画もスタート!
http://daikakujicafe.com/
●いけばなを始めてみませんか?~いけばな発祥の地で学ぶ~
日本古来の伝統のいけばなである「いけばな嵯峨御流」
いけばな嵯峨御流HPはコチラ→ http://www.sagagoryu.gr.jp/