よしもとニュースセンター

7月30日（土）、東京・新宿にて「2016新宿エイサーまつり」が開催され、オープニングセレモニーとおきなわ新喜劇PRステージが行われました。

沖縄で旧盆に先祖の霊を送り出す儀式として行われている「エイサー」。その、全国的にも有名な沖縄の伝統行事を東京でも始めたのが「新宿エイサー祭り」です。今年で15年目となり、昨年は参加者1,100名以上、観客数も100万を超え、エネルギッシュな"エイサー"のかけ声とともに、色とりどりの沖縄の伝統衣装に身をつつんだ踊り手たちが新宿の街を踊り歩く姿は、今や新宿の夏の風物詩ともなっています。

スタジオアルタ前特設ステージにて行われた「2016新宿エイサーまつり」のオープニングセレモニーには古謝美佐子さん、夏川りみさん、スリムクラブ、宮川たま子らが登壇。

まずは「2016新宿エイサー祭り」大会委員長の高野吉太郎氏より挨拶が行われます。

続いて新宿区長の吉住健一氏、沖縄県知事の翁長雄志氏（副知事・安慶田光男氏代読）の挨拶が行われた後、副知事より「新宿エイサー祭り」へ、これまで15年間毎年「新宿エイサーまつり」を開催したことが沖縄県の観光事業に貢献したとして沖縄県観光功労者賞を受賞し、安慶田氏より高野氏に感謝状が贈られました。

沖縄コンベンションビューロー会長・平良朝敬氏より挨拶が行われた後、突然司会の女性より「もう一方、スペシャルなゲストの方が来ていらっしゃいます。アルタビジョンをご覧ください！」との言葉が。するとビジョンには、現在公開中の映画『シン・ゴジラ』の予告編が流れます。

予告編が流れたあとに登場したのは、なんとゴジラ！ ゴジラも新宿エイサー祭りを盛り上げるべくやってきてくれたようで、これには子どもたちだけでなく、大人も大興奮です。


続いて『島ぜんぶでおーきな祭 沖縄国際映画祭』の映像が流れ、スリムクラブと宮川たま子が登場。真栄田が内間に「ゴジラの鳴き声のモノマネして？」と言うと、内間は「オンギャー！」とまるで赤ちゃんのような声を出します。真栄田に「赤ちゃんやないか（笑）！」とツッコまれても、本人は「（ゴジラに）近くないですか？」と涼しげな顔。

よしもとが毎年沖縄で開催している『島ぜんぶでおーきな祭 沖縄国際映画祭』をPRするべく登場したスリムクラブですが、内間が「毎年毎年大盛り上がりなので、来てください！」と、かなり漠然としたPRをしたため、真栄田に「なんかわかりにくいなぁ（笑）」とツッコまれます。

さらに、今晩ルミネtheよしもとで行われる「第3回おきなわ新喜劇ツアー『世界のヤッケ―ムン大会』」についても「すぐ近くでやりますんで、ぜひ来てください！」とPRするスリムクラブと宮川たま子。

真栄田が「ちなみに今日は、内間の娘の誕生日なんです！」というと、観客から拍手が起こります。「名前、なんていうんだっけ？」と聞かれ、「世界の世に那覇の那で、世那（せな）です」と答える内間。真栄田に「なんか意味あるの？」と聞かれると、「世界から那覇へ」と答える内間に「ちっちゃくなってるやん（笑）！」とツッコむ真栄田。確かに、「那覇から世界へ」ならわかるのですが、その逆は意味がよくわかりません（笑）。

そんなやりとりで観客を笑いに誘ったあとは、古謝美佐子さん、夏川りみさん、琉神らが登場し、歌と踊りを披露。新宿が一瞬にして沖縄になったかのような空気に包まれたひとときでした。

しばらく間をおいて、道路を挟んだ反対側のステーションスクエアで行われた「おきなわ新喜劇PRステージ」では、ガレッジセール、ありんくりんが登壇。この日の19時半からルミネtheよしもとにて開催される「第3回おきなわ新喜劇ツアー『世界のヤッケ―ムン大会』」東京公演のPRを出演者自らが務めます。

「おきなわ新喜劇ツアー」は、過去に1万5千人を動員した人気公演。沖縄ならではの笑い・音楽・文化が楽しめる"沖縄オリジナル"の吉本新喜劇が楽しめます。当日、会場ではオリオンビールの特別販売も行われ、お客さんにも沖縄気分で楽しんでもらえる公演となっています。

炎天下の中、ガレッジセールが登場すると、会場は大盛り上がり！ 川田が「みなさん、新宿にめんそ～れ！」と挨拶すると、ゴリは「いや～、暑いですね～！ 沖縄は暑いっていうけど、最近は東京の方が暑い！ もうこれはある意味、沖縄が避暑地になりつつある！」と言い、笑わせます。

会場が新宿アルタの向かいにあるということで、『笑っていいとも！』で長年レギュラーを務めていたゴリは「懐かしい～。久しぶりに来ました」と感慨深そうに話し、「思い出すね～、川田が本番に遅刻してきたときのこと（笑）」と、当時のエピソードを話し出します。

まだレギュラーに決まったばかりの頃、川田が遅刻してしまい、遅れて到着した川田はSMAPの中居正広さんに「芸人さんっていうのは、遅刻してきたときは笑いをとれば大丈夫だよ！」とアドバイスされ、それを真に受けて、急いで顔にホクロを100個くらい描いて、面白い顔になったそう。そこに川田を探していたプロデューサーが来たため、川田がその顔で「遅くなってすみません！」と言ったら、その顔を見てめちゃめちゃ怒り、「おまえ、殺すぞーー!!」と怒鳴られたんだそう（笑）。それを見て、中居さんや久本雅美さんは後ろでクスクス笑っていたそうで、「中居くんもイタズラっ子だからさぁ（笑）」とゴリ。そのあと30分ぐらいずっと怒られて、川田は怒られながら描いたホクロをひとつひとつ消していったんだとか（笑）。「そのとき、絶対降ろされると思ったのに降ろされず、結局7年半もやらせてもらったんだよなぁ」と懐かしそうに話すゴリでした。


この後19時半からある「第3回おきなわ新喜劇ツアー『世界のヤッケ―ムン大会』」は当日券も出るそうで、「エイサー祭りの後は、夜も沖縄を感じてください」とゴリ。ゲストにかりゆし58の前川真悟さんが出演されると発表し、「思いっきりコントに参加して、名曲『アンマー』を歌ってくれます！」とのこと。ただし、曲はコント用にだいぶ崩したものになっているそうで、「『アンマー』が好きな人は、新喜劇を見たあとオレのこと嫌いになるかも......（笑）」と、若干不安げに話します。

続いて、『おきなわ新喜劇』にも出演している沖縄のコンビ、ありんくりんが登場し、ネタを披露。

いきなり挨拶が100％沖縄弁のありんくりん。さっぱり意味がちんぷんかんぷんすぎてかえって笑いが起こります。自己紹介で「僕、外国人に間違われるんですけど、違うんですよ〜。濃いめのハーフなんです」とクリス。父親がアメリカ人で、母親がアメリカと日本のハーフだそうで、つまり「3/4ハーフ」だと説明します。「ちょっとわかりにくいと思うので、ポッキーで説明すると、チョコの部分がアメリカ人です」と、ものすごく想像がしやすい例えをしたため、お客さんは大爆笑。

ショートコントを披露しようとするのですが、すぐそばでエイサーを踊っているため、ずっと音楽やら太鼓の音が聞こえてくるのを突然気にしだし、「うるさいね〜、さっきから！」と、なぜか怒る比嘉（笑）。ネタを始める前に、「笑いどころがわからなかった場合、笑ってほしいときにはこちらからシーサーのマネをしますので、そしたら笑ってくださいね」と親切（？）に指導します。

ショートコント「砂遊び」では、笑いどころがわからなかったお客さんのためにシーサーのモノマネをし、それで笑わせるありんくりん。純粋にネタで笑わせたこともありましたが、残念ながらスベったネタも......。すると「エイサー、うるさいよ！」と自分たちがスベったのをエイサーのせいにしようとする比嘉に笑いが起こっていました。

今回のおきなわ新喜劇のタイトル『世界のヤッケームン大会』について、「5年に1度沖縄で行われる『世界のウチナーンチュ大会』というイベントが今年沖縄で開催されることにちなんで、このタイトルにしました」とゴリ。続けて、「"ヤッケームン"とは沖縄の方言で"厄介者"という意味。世界中から集まった"ヤッケームン"たちが大暴れするお話です。沖縄のチャンプルーの、笑って学べる新喜劇ですので、ぜひ足をお運びください！」と、熱くアピールをしてイベントは終了しました。


本日（30日）と明日（31日）の2日間にわたってルミネtheよしもとで開催されている「第3回おきなわ新喜劇ツアー『世界のヤッケ―ムン大会』」。さらに沖縄を感じられる楽しい新喜劇になること間違いなし！　みなさん、ぜひ足をお運びください。


【ガレッジセール】【スリムクラブ】【宮川たま子】【ありんくりん】