明日のスターがこの中に!? 沖縄の"原石芸人"26組が怒涛のネタ披露
7月18日(月・祝)、よしもと沖縄花月で「沖縄芸人サミット ミガケバヒカル~ウチナー原石芸人発掘ライブ~」が開催されました。
この日は「沖縄芸人サミット」と銘打ち、県内の3つの芸能事務所(FECオフィス、オリジン・コーポレーション、よしもと沖縄)がコラボレーション。各事務所の所属芸人が競演し、合同で4公演を行うスペシャルデーとなっています。
3つめの公演は「ミガケバヒカル~ウチナー原石芸人発掘ライブ~」。まずは司会進行のパーラナイサーラナイ・大田享さん(FECオフィス)、リップサービス・榎森耕助さん(オリジン・コーポレーション)、空馬良樹、大屋あゆみの4人が登場。
この日早朝に、榎森さんが突然痛風になってしまったというオープニングトークで盛り上がった後は、いよいよ沖縄の"原石芸人"たちによるネタ披露へ。司会陣が舞台下手で見守るなか、「原石芸人、見~つけた!」のコールで、総勢26組による怒涛のステージが幕を開けます。
トップバッターのAブロックには、軽快な漫才で笑いをつかんだグッドモーニング(オリジン・コーポレーション)、若手らしい元気さが光るキンピラゴボウ(FECオフィス)、ショートコント5本を披露したぼんじょるの(よしもと沖縄)、お母さん大好きネタで会場をザワつかせたメガネロック大屋(FECオフィス)の4組が登場しました。
Bブロックは、水槽に顔をつけた状態で絵を描くマルキヨビル(よしもと沖縄)、テンポのよい掛け合いを見せた大平スタイル(FECオフィス)、2人合わせて体重290kgという巨漢コンビのノルウェースウェーデン(FECオフィス)、フィットネスネタを次々繰り出すココリッチ TOMOKI(オリジン・コーポレーション)がそれぞれ渾身のネタを披露。会場を大いに沸かせます。
ここでパーラナイサーラナイ・大田さんの相方、知念臣悟さんが遅れて合流。司会進行が5人になったところでCブロックがスタートです。
キレぎみの猿回しネタを見せた前田夏希(FECオフィス)、マイクから離れた場所でネタを披露して先輩の榎森さんからツッこまれたローリーポーリー 寿パンチ(オリジン・コーポレーション)、インパクト大の体毛で会場から悲鳴が上がったけんたくん(よしもと沖縄)、シュールな紙芝居が独特なゆうじ(オリジン・コーポレーション)が登場。Cブロックは全員ピンでのネタ披露となりました。
続くDブロックは、BEGINの比嘉栄昇さんに激似のわさび具志堅(FECオフィス)、ちょっぴりホラーな親子ネタの漫才を展開した猫ノカケラ(よしもと沖縄)、ブタのキャラクターに扮してトークした島袋忍(よしもと沖縄)、盛り上がり過ぎの左肩に笑いが起こったすっとこどっこい そばしょう(オリジン・コーポレーション)、イラスト付きでサッカー日本代表の発表ネタを見せたぴろんぴろん下里(オリジン・コーポレーション)の5組が登場しました。
全員がFECオフィス所属の芸人となったのがEブロック。もしもシリーズで畳み掛けるかでけん、バズーカ砲の名前を絶叫して話を破壊するばんす、見た目から想像もつかない美声を披露したすいんちゅまーまー、身の回りの2つ重なっているものを半人半獣の"ケンタウロス"にたとえるみっちーといった面々が登場。空馬が思わず「FECすごい・・・濃すぎる!」と漏らすなど、独特の芸風が異彩を放つブロックとなりました。
「今までで一番原石チックな人たちを集めた」という前フリで紹介されたのが、ラストとなるFブロック。「ウォーリーをさがせ!」風の衣装でネタを披露した初恋クロマニヨン・松田(よしもと沖縄)、沖縄の名物を絶叫して嵐のように去っていく笑っしょい松岡(よしもと沖縄)、今回の参加者で最年長、かつ現役高校教員という異色の経歴を持つわに先生(オリジン・コーポレーション)、怪しげな風貌で正義のヒーローを演じたアカバナー青年会(FECオフィス)、最後は33ゆうや(FECオフィス)が抜群のテンポでリズムネタを見せ、ライブは大団円を迎えました。
圧巻のネタ披露が終わったところで、榎森さんから開口一番「なぜか分からないんですけど、全組通して見たらより脚が痛くなってるんですよ」と症状の報告が。あまりに濃すぎるネタの数々に、知念さんからも「プリン体が余計に入っちゃったねー」と榎森さんの脚を案じる声が上がり、会場からは大きな笑いが起こります。
そしてここで、ネタを披露した26組全員がステージに登場。すいんちゅまーまーが着ている革ジャンの表面が劣化してボロボロなことに司会陣からツッこみが入ったり、"おじさん枠"だというFブロックの中で、年齢を聞かれた笑っしょい松岡が「福山雅治さんと同い年」と話し、客席から悲鳴と爆笑が渦巻く展開になるなど、原石芸人たちの個性が炸裂。ネタ終了後の立ちトークも大きな盛り上がりを見せるなか、1時間半に及ぶ白熱のステージは幕を下ろしました。